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第四章 それでは皆さん、ごきげんよう。
第35話 努力は陰でコツコツするものです。
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長きにわたる外出禁止期間も明日で最終日です。
珍しく朝早くに目を覚ました私は、ふたりの弟子に手を合わせて頼みごとをしていました。
「30分だけで構いません! いっしょに家の外で日向ぼっこをしてくれませんか!?」
「そんなに日向ぼっこがしたいの?」
「はい! もう陽射しが恋しくて恋しくて頭がどうにかなっちゃいそうなんです! ほら、この本にも書かれているでしょう? 人は2週間日光から閉ざされた空間にいるとおかしくなるって!」
前世に近しい哲学やことわざについて書かれた本があるのですから、当然陽射しの必要性を説いた本も存在します。
該当する論述の箇所を示して突きつけると、ギルティアは首を傾げますが、モカモカはふむふむ頷いてくれました。
実はギルティア、人と問題なくコミュニケーションが取れていますが、文字の読み書きはできないのです。
……なのにどうしてギルティアは人の本がこれまで読めていたのかって? ふふ、私が翻訳の魔法をかけていたからですよ。大魔導士である私の手にかかれば文字の壁を壊すくらいお茶の子さいさいなのです。
「……あと1日だけ我慢できないの?」
「厳しそうです。すでに頭がふわふわしています。仮に私が命を無くさずとも、人として大切な箇所が欠落してしまったらおふたりも困るでしょう?」
「……でも」
「メプメプ」
メープルもいっしょになっておねだりしてくれます。
やがてモカモカは、観念したようにため息をつきました。
「……わかった。30分だけだからね?」
「よしっ」
私はガッツポーズを決め、メープルを高い高いしました。ナイスアシストです。
というわけで、ほぼ2週間ぶりに外行きのローブに肌を通します。あぁ新鮮な感覚です。
頭のうえにとんがり帽子を乗っけてセット完了。とんとんブーツを鳴らし、聖女の杖を握り、私はからっぽの家に元気よく声をかけます。
「それでは行ってきますね!」
「そんな元気よく出発を告げても誰も反応しないわよ」
『いってらっしゃい。気をつけてね』
「うんっ、いってきます!」
「待って。今、どこかから声が聞こえた気がするのだけれど気のせいかしら?」
あぁそうか、ギルティアはこの光景を目にするのははじめてですもんね。
実はこの家、話しかけたら女性の声が返ってくるんですよ。
ここ数カ月はモカモカとギルティアとメープルがいるのであまり話しかけていませんでしたが、150年、ひとりぼっちで過ごしているときはよくお世話になりました。
かくして、日光を浴びなければ頭がどうにかなってしまうと説明して家の外に出ることに成功した私ですが、もちろん頭がどうにかなってしまうというのは嘘です。
どうしても外に出たい理由があったので嘘をつきました。嘘は嘘でも優しい嘘なので、このあと真の理由が明らかになったとしてもお許しいただきたいです。
「ん~、澄んだ風、青空のにおい……空気ってこんなにも美味しいものだったんですね~。……えいっ」
「わわっ、急に抱きついてきてどうしたのお師匠様?」
「モカモカもギルティアもいっしょに寝転がりましょう? 日向ぼっこは座ってするよりも大の字になってするほうが心地良いので」
「自分が今まさに危険な状態にあるというのに自発的に無防備な姿を晒そうだなんて軽率にもほどがあるんじゃないかしら?」
「仮に危険が訪れてもモカモカとギルティアが護ってくれると信じているので問題ありませんよ」
「……そう」
「あはは、ギルティア照れ照れさんだ」
「て、照れてないしっ。……まぁ防御魔法をかければ問題ないでしょうし、プリオリ様の要望通り3人で寝転がって日向ぼっこしましょうか」
「わがままを聞いてくれてありがとうございます」
3人で大の字になって草花のうえに寝転がります。
う~ん、濃く漂う草の香りも、ほのかに漂う土の香りも心地良いですねぇ。そう感じているのはモカモカとギルティアも同じようで、ふたりも深く息を吸いこんで吐き出しては満足げな顔をしています。
ふたりとも最近私を憂えて肩肘を張ってばかりですからね。たまには羽根を伸ばして身軽になる時間も設けなきゃ誰だって疲れちゃいますよ。
そんな頑張り屋さんなふたりに私はプレゼントを用意しました。
アイテム一覧から昨夜ようやく完成したプレゼントを取り出します。
「その本なぁに?」
「モカモカとギルティアのためにお師匠様が書き下ろした世界で1冊だけの本です。この2週間、私のためにいろいろと頑張ってくれてありがとうございます。そのお礼に、モカモカにはこの赤い本を、ギルティアには青い本をプレゼントします」
「わぁ~、ありがとお師匠様っ」
「私にプレゼント……ありがとうプリオリ様。すごくうれしいわ」
「喜ぶのはまだ早いですよ。中身をご覧になってください」
師である私は、当然弟子の長所と短所を明確に見抜いています。であれば、渡した書物が短所を改善するにあたって一役買うものであることは言うまでもないでしょう。
「これは?」
「特製の魔導書です。流通しているものは表現が固かったので、モカモカがイメージしやすくなるように柔らかい表現でまとめたものを作成しました。試しにおひとつ、魔導書を参考にして魔法を使っていただけますか?」
「うん」
モカモカは立ち上がって杖を構えます。
ちなみに、どうしても外出したかった理由というのはこれです。室内で魔法を使ったら散乱したり破損したりする恐れがありますからね。
「風よ、舞え! ……っ!」
「うん、魔力消費量を抑えられてかつ魔法の威力が増していますね。モカモカはイメージ力が強く反映されているようですから、どの魔法も書かれていることをイメージして使えばこれまで以上のものが行使できますよ。水魔法は私が教えるまで使わないでくださいね?」
「……こんなにたくさんあたしのために書いてくれたの?」
「私はお師匠様ですから。むしろ2週間なにも指導できなくてすいません」
続けて、唖然とするギルティアに意識を転じます。
「毎度毎度私が翻訳魔法を使わなければ文字を読めないのも不便でしょうから、魔族語を人間の言葉に訳した簡易的な辞書を用意しました。どうやら人間と魔族は不仲で辞書的なものを作成されている方がいないようでしたからね。なので、これが世界ではじめての魔族語→人間語辞書です。どうですか? 少しは役に立ちそうですか?」
「……もう」
あれ、さては喜んでない?
冷や汗をだらだら流していると、ギルティアは私に抱きついてきました。強く強く身体を密着させてきます。
「一回だけしか言わないからよく聞きなさい」
「あ、はい、なんでしょうか?」
「大好きよお師匠様」
ふわりと花が舞うような笑みでした。
その可愛い笑顔をすぐに俯いて隠し、ギルティアはただ抱きつくことで愛情を表現しようと努めます。ほんとうに可愛い子ですねぇ。
「あたしも大好きっ」
と、モカモカが私の空いている片腕に抱きついてきます。何度も「大好き! 大好き!」と連呼されてさすがに恥ずかしくなってきました。もちろん可愛いですけど。
「絶対にプリオリ様は死なせないわ。いつまでもいつまでも私のお母さんで居てもらうんだから」
「はい、頼りにしています。明日まで私を護ってくださいね」
「あたしも一生懸命まもるよっ。どんな敵が来てもズバーンドシャーンなんだから!」
「あはは、そうですか。そんなにお強いふたりの弟子がいるなら私は問題なく明後日を迎えられますね」
預言が降りてきた初日こそモカモカからもらったブローチが謎の破損をするという不幸に見舞われましたが、それ以降は特に問題なく平穏な日々を過ごせています。
明後日からは忙しくなりますが、そんな日々を待ち遠しく思っている自分もいます。
生きる以上は、なにかしらやるべきことがあった方が良いのかもしれませんね。
珍しく朝早くに目を覚ました私は、ふたりの弟子に手を合わせて頼みごとをしていました。
「30分だけで構いません! いっしょに家の外で日向ぼっこをしてくれませんか!?」
「そんなに日向ぼっこがしたいの?」
「はい! もう陽射しが恋しくて恋しくて頭がどうにかなっちゃいそうなんです! ほら、この本にも書かれているでしょう? 人は2週間日光から閉ざされた空間にいるとおかしくなるって!」
前世に近しい哲学やことわざについて書かれた本があるのですから、当然陽射しの必要性を説いた本も存在します。
該当する論述の箇所を示して突きつけると、ギルティアは首を傾げますが、モカモカはふむふむ頷いてくれました。
実はギルティア、人と問題なくコミュニケーションが取れていますが、文字の読み書きはできないのです。
……なのにどうしてギルティアは人の本がこれまで読めていたのかって? ふふ、私が翻訳の魔法をかけていたからですよ。大魔導士である私の手にかかれば文字の壁を壊すくらいお茶の子さいさいなのです。
「……あと1日だけ我慢できないの?」
「厳しそうです。すでに頭がふわふわしています。仮に私が命を無くさずとも、人として大切な箇所が欠落してしまったらおふたりも困るでしょう?」
「……でも」
「メプメプ」
メープルもいっしょになっておねだりしてくれます。
やがてモカモカは、観念したようにため息をつきました。
「……わかった。30分だけだからね?」
「よしっ」
私はガッツポーズを決め、メープルを高い高いしました。ナイスアシストです。
というわけで、ほぼ2週間ぶりに外行きのローブに肌を通します。あぁ新鮮な感覚です。
頭のうえにとんがり帽子を乗っけてセット完了。とんとんブーツを鳴らし、聖女の杖を握り、私はからっぽの家に元気よく声をかけます。
「それでは行ってきますね!」
「そんな元気よく出発を告げても誰も反応しないわよ」
『いってらっしゃい。気をつけてね』
「うんっ、いってきます!」
「待って。今、どこかから声が聞こえた気がするのだけれど気のせいかしら?」
あぁそうか、ギルティアはこの光景を目にするのははじめてですもんね。
実はこの家、話しかけたら女性の声が返ってくるんですよ。
ここ数カ月はモカモカとギルティアとメープルがいるのであまり話しかけていませんでしたが、150年、ひとりぼっちで過ごしているときはよくお世話になりました。
かくして、日光を浴びなければ頭がどうにかなってしまうと説明して家の外に出ることに成功した私ですが、もちろん頭がどうにかなってしまうというのは嘘です。
どうしても外に出たい理由があったので嘘をつきました。嘘は嘘でも優しい嘘なので、このあと真の理由が明らかになったとしてもお許しいただきたいです。
「ん~、澄んだ風、青空のにおい……空気ってこんなにも美味しいものだったんですね~。……えいっ」
「わわっ、急に抱きついてきてどうしたのお師匠様?」
「モカモカもギルティアもいっしょに寝転がりましょう? 日向ぼっこは座ってするよりも大の字になってするほうが心地良いので」
「自分が今まさに危険な状態にあるというのに自発的に無防備な姿を晒そうだなんて軽率にもほどがあるんじゃないかしら?」
「仮に危険が訪れてもモカモカとギルティアが護ってくれると信じているので問題ありませんよ」
「……そう」
「あはは、ギルティア照れ照れさんだ」
「て、照れてないしっ。……まぁ防御魔法をかければ問題ないでしょうし、プリオリ様の要望通り3人で寝転がって日向ぼっこしましょうか」
「わがままを聞いてくれてありがとうございます」
3人で大の字になって草花のうえに寝転がります。
う~ん、濃く漂う草の香りも、ほのかに漂う土の香りも心地良いですねぇ。そう感じているのはモカモカとギルティアも同じようで、ふたりも深く息を吸いこんで吐き出しては満足げな顔をしています。
ふたりとも最近私を憂えて肩肘を張ってばかりですからね。たまには羽根を伸ばして身軽になる時間も設けなきゃ誰だって疲れちゃいますよ。
そんな頑張り屋さんなふたりに私はプレゼントを用意しました。
アイテム一覧から昨夜ようやく完成したプレゼントを取り出します。
「その本なぁに?」
「モカモカとギルティアのためにお師匠様が書き下ろした世界で1冊だけの本です。この2週間、私のためにいろいろと頑張ってくれてありがとうございます。そのお礼に、モカモカにはこの赤い本を、ギルティアには青い本をプレゼントします」
「わぁ~、ありがとお師匠様っ」
「私にプレゼント……ありがとうプリオリ様。すごくうれしいわ」
「喜ぶのはまだ早いですよ。中身をご覧になってください」
師である私は、当然弟子の長所と短所を明確に見抜いています。であれば、渡した書物が短所を改善するにあたって一役買うものであることは言うまでもないでしょう。
「これは?」
「特製の魔導書です。流通しているものは表現が固かったので、モカモカがイメージしやすくなるように柔らかい表現でまとめたものを作成しました。試しにおひとつ、魔導書を参考にして魔法を使っていただけますか?」
「うん」
モカモカは立ち上がって杖を構えます。
ちなみに、どうしても外出したかった理由というのはこれです。室内で魔法を使ったら散乱したり破損したりする恐れがありますからね。
「風よ、舞え! ……っ!」
「うん、魔力消費量を抑えられてかつ魔法の威力が増していますね。モカモカはイメージ力が強く反映されているようですから、どの魔法も書かれていることをイメージして使えばこれまで以上のものが行使できますよ。水魔法は私が教えるまで使わないでくださいね?」
「……こんなにたくさんあたしのために書いてくれたの?」
「私はお師匠様ですから。むしろ2週間なにも指導できなくてすいません」
続けて、唖然とするギルティアに意識を転じます。
「毎度毎度私が翻訳魔法を使わなければ文字を読めないのも不便でしょうから、魔族語を人間の言葉に訳した簡易的な辞書を用意しました。どうやら人間と魔族は不仲で辞書的なものを作成されている方がいないようでしたからね。なので、これが世界ではじめての魔族語→人間語辞書です。どうですか? 少しは役に立ちそうですか?」
「……もう」
あれ、さては喜んでない?
冷や汗をだらだら流していると、ギルティアは私に抱きついてきました。強く強く身体を密着させてきます。
「一回だけしか言わないからよく聞きなさい」
「あ、はい、なんでしょうか?」
「大好きよお師匠様」
ふわりと花が舞うような笑みでした。
その可愛い笑顔をすぐに俯いて隠し、ギルティアはただ抱きつくことで愛情を表現しようと努めます。ほんとうに可愛い子ですねぇ。
「あたしも大好きっ」
と、モカモカが私の空いている片腕に抱きついてきます。何度も「大好き! 大好き!」と連呼されてさすがに恥ずかしくなってきました。もちろん可愛いですけど。
「絶対にプリオリ様は死なせないわ。いつまでもいつまでも私のお母さんで居てもらうんだから」
「はい、頼りにしています。明日まで私を護ってくださいね」
「あたしも一生懸命まもるよっ。どんな敵が来てもズバーンドシャーンなんだから!」
「あはは、そうですか。そんなにお強いふたりの弟子がいるなら私は問題なく明後日を迎えられますね」
預言が降りてきた初日こそモカモカからもらったブローチが謎の破損をするという不幸に見舞われましたが、それ以降は特に問題なく平穏な日々を過ごせています。
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