キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。

たかなしポン太

文字の大きさ
10 / 54

No.10:煩悩退散、煩悩退散……

 シャワーの音が聞こえる。
 すみかさんのボリューミーな体を想像する。
 決して細身スリムといわけではない。
 というか、かなりの巨乳の持ち主だ。
 それでもウエストがキュッと締まっていて、その下に丸みを帯びたヒップ。
 本人は足が太いって気にしているが、全然そんなことはない。
 むしろ色白で健康的な足だ。

 そんな女体が、いま全裸でシャワーを浴びている。

 だめだ。
 これはいろいろと、だめだ。

 僕は急いでテレビをつけて、ボリュームを少し上げた。
 それから勉強机に置いてあるPCのスイッチを入れる。
 Chromaで、意味もなくサイトを巡回する。
 Hなサイトを見たくなったが、それは全力で回避した。

 明日の天気をチェックした。
 よかった、明日は晴れマークだ。
 雨だったら、結構大変だっただろうな。

 カチャリとドアが開く音がした。
 それからドライヤーをかける音が続いた。
 蒸気を出すために、ドアを開けたんだろう。
 僕もいつも、そうやっている。

 しばらくすると、すみかさんが出てきた。

「お先に。ありがとね」

 そういうすみかさんの姿を見て、僕は息をのむ。

 きれいなダークブラウンの髪。
 顔はすっぴんだが、やはり地顔がいいのだろう。
 あどけなさが全面に出ていて、めちゃくちゃ可愛い。

 それからパジャマかと思ってたけど、着ているのは白の膝上ロングTシャツ一枚だ。

 もう、これがよくない。

 ややタイトめのTシャツなのか、胸の部分がパッツンパッツンなのだ。
 豊満な胸の形がはっきり現れ、ピンク色のブラのレースまでくっきり透けて見える。

 それにお尻の部分も張りがあるので、履いている下着が透けている。
 ピンク色の生地が、うっすらと上から見えてしまう。

「翔君、お水もらっていい?」

「あ、はい。冷蔵庫に浄水ポットが入っているので、自由にやって下さい」

 ありがと、と言ってすみかさんは冷蔵庫からポットを出した。
 コップに水を注ぎ、コクコクと飲む。

 僕からの視線を感じたのか、僕の方を向いて首を少しかしげる。

「あ、いや、なんと言うか、目のやり場に困るというか、目の保養になると言うか……」

 その言葉に、すみかさんは自分の体に視線をやる。
 そして少し顔を赤くして、膝上のTシャツの裾を下に引っ張った。

「もー、恥ずかしいから足は見ないで……」

 すいません、足は見てませんでした。
 全く見てません。

 僕は自分のシャワーの用意をした。
 それからクローゼットから自分の薄手のパーカーを出した。

「すみかさん、よかったらこれ着て下さい。なんというか、その、いろいろと目に毒なので……」
 そう言って、僕はパーカーを手渡した。

「そうなの? う、うん、ありがとね。私は大丈夫なんだけど、でも……足は見ちゃヤダ……」

 そういうすみかさんの胸とおしりを、僕はガン見していた。
 すみかさん、ごめんなさい。

 僕は急いでシャワーを浴びる。
 煩悩退散、煩悩退散……
 何の修行だ、これ?

 ドライヤーをかけおえて、部屋に戻る。
 すみかさんはテレビを見ていた。
 バラエティーが終わって、ニュースになっていた。
 僕はすみかさんの隣に座った。

「すみかさん、明日は何時に起きますか」

「うん、何時にしよっか?」

「8時ぐらいに起きて、朝ごはんとかどうですか?」

「……」

 すみかさんが、僕の顔を見てぼーっとしている。

「すみかさん?」

「え? あ、ご、ごめん。えーと、なんだっけ?」

「どうしたんですか?」

「い、いや、なんでもないよ」

「ぼーっとしてましたけど」

「えっ? う、うん。なんか……同じシャンプーのにおいがして、不思議だなーって……」

 今度は僕が赤面する番だった。

「そ、そりゃあ同じシャンプーですからね」

「う、うん、そうだよね」

「とりあえず8時起床で、朝ごはん。それでどうですか?」

「うん、わかった。そうしよう」

 僕たちは一人ずつ順番に歯を磨いた。
 横に並んで、一緒に磨くようなことはしなかった。
 当たり前だけど。

 僕たちはお互いのベッドに入った。
「おやすみなさい」「おやすみ、翔君」
 すみかさんは、すぐに眠ってしまったようだ。
 時折寝返りをうつ音と、「ん……」という吐息が聞こえる。
 僕はなかなか寝付けなかった。
感想 6

あなたにおすすめの小説

学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。

たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】 『み、見えるの?』 「見えるかと言われると……ギリ見えない……」 『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』  ◆◆◆  仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。  劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。  ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。  後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。  尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。    また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。  尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……    霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。  3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。  愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー! ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?

宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。 栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。 その彼女に脅された。 「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」 今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。 でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる! しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ?? 訳が分からない……。それ、俺困るの?

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる

釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。 他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。 そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。 三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。 新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。   この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。

【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません

竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

うちの幼馴染がデレすぎてて俺の理性はもう限界。でも毎日が最高に甘いからもうどうでもいいや

静内燕
恋愛
相沢悠太の日常は、規格外の美少女である幼馴染、白石葵によって完全に支配されている。 朝のモーニングコール(ベッドへのダイブ付き)から始まり、登校中の腕組み、そして「あーん」が義務付けられた手作り弁当。誰もが羨むラブラブっぷりだが、悠太はこれを「家族愛」だと頑なに誤解(無視)している。 「ゆーたは私の運命の相手なんだもん!」と、葵のデレデレは今日も過剰の一途。周囲の冷やかしや、葵を狙う男子生徒のプレッシャーが高まる中、悠太の**「幼馴染フィルター」**はついに限界を迎える。 この溺愛っぷり、いつまで「家族」で通せるのか? 甘すぎる日常が、悠太の鈍感な理性を溶かし尽くす――最初からクライマックスの、超高濃度イチャイチャ・ラブコメ、開幕!

静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について

おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。 なんと、彼女は学園のマドンナだった……! こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。 彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。 そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。 そして助けられた少女もまた……。 二人の青春、そして成長物語をご覧ください。 ※中盤から甘々にご注意を。 ※性描写ありは保険です。 他サイトにも掲載しております。