98 / 200
98、閑話 -序章5-
しおりを挟む
グリムヒルトの軍師は会談に当たり会食を辞退したので、夕食を終え、その後に会う事になっている。
今日の昼間は嵐に備えての総指揮が必要だった為時間が取れず、明日の朝では既に嵐が来るとの予想だったので夕食後の会談となった。
マグダラスはグリムヒルトとは国交が無いとはいえ、賓客としての待遇を決めた。
故にグリムヒルトの軍師との会談には王太子と第一王女を同席させる事にした。
アリスティド王の前にグリムヒルトの軍師が跪く。
「よくぞマグダラスに参られた、軍師殿」
その場には王妃エレオノーラ、王太子テオフィル、第一王女レイティアも控える。
恭しく頭を下げた軍師は口上を述べる。
「此度はご拝謁下さり、恐悦至極に存じます。我が軍の停留をお認め下さった事もまた感謝申し上げます」
「何、グリムヒルトの軍船が耐えきれぬ程の嵐が来るのであれば難儀しておろう。嵐の去るまで、ゆるりとしていかれよ」
「ありがとう存じます……が、それはマグダラスの本意でしょうか?」
ゆっくりと頭を上げて、軍師はアリスティド王を見つめた。
その眼光には厳しさが含まれている。
「……それはどういう意味であるか」
軍師は軽く息を吐くと、レイティア姫の方を見る。
「マグダラス第一王女殿下、昼間我が国の至宝、『炎のセイレーン』とお逢いになられましたね?」
レイティア姫は突然、自分に話が振られて面喰らい、瞬く。
「わ、私ですか? え、あの、剣士の方を神殿までご案内しました……」
「我が国最高峰、至宝の剣士である『炎のセイレーン』に強いのかと、お尋ねになられたと」
「剣を持っておられたので、剣士だとわかっただけで、そんな凄い方だとは知りませんでした」
「そう、しかも王女とは告げずに近づかれたという。マグダラスでは王族が間諜の真似事をなさるのか」
「私は……ただ、一般の方だと仰ったのでご案内しただけです。他意は一切ありません!」
軍師はレイティア姫を見据える。
「一般人? 彼女は我が国の至宝。それを只人と同列に扱われたと、そう仰るのか? それは実に不敬です」
王妃が静かに軍師に訊ねる。
「子供のした事にこの様に目くじらを立てるのはグリムヒルトの流儀ですか?」
「子供? あと一年もすれば成人される、しかも第一王女とのお立場であらせられる方に責任を問う事を目くじら程度の事だとお思いか?」
軍師は涼しい顔で王妃を見た。
そしてまた、アリスティド王に向き直る。
「マグダラスはグリムヒルトに叛意有りと我が陛下にお伝えすべきでしょうか?
第一王女が身分を隠して間諜の真似事をし、我が国の至宝たる『炎のセイレーン』に無礼を働いたのであれば、充分でしょう」
「叛意などある訳がなかろう!」
アリスティド王が激昂し、声を上げる。
玉座から立ち上がり、軍師に言った。
「我が国にはグリムヒルトはもちろん、モトキスにも叛意を持ってはおらん! 我が国は永世中立を貫く」
「そう。マグダラス王国はいつもそう宣言され、我ら隣国とは付き合おうとなさらない。故に疑いある事自体、私としても心苦しいのです。しかし私では判断致しかねます故、疑いある行動をされた王女自身に、我が国に出向き、我が陛下に申し開きを。その後はどうぞ、我が国にご滞在頂きたい。叛意無き証明として」
「……王女に人質になれと、申すか?」
「我が国にお輿入れ頂きましょう。我が陛下の妾妃として」
その場にいる皆が凍りつく。
アリスティド王が震える声を絞り出した。
「…………仮にも一国の王女に、側女になれと……?」
それはマグダラス王家に対する侮辱と言ってもいい。
グリムヒルト王国の王、ベネディクト王には正妃はいない。一国の王女であるレイティア姫は正妃としての輿入れを打診されて然るべきだ。
皆が絶句する中、凛とした声が上がった。
「私、グリムヒルト王国に参ります!」
「何を言う! レイティア!」
アリスティド王がすぐさま声を上げて留める。
「いいえ、陛下。これは私が蒔いた種です。キチンとグリムヒルトのベネディクト王にお会いして、叛意のない事をわかって戴きます」
「ならん! レイティア!お前は黙っておれ!」
レイティア姫はアリスティド王の方へ向き直る。
「いいえ、黙りません。グリムヒルトの軍師様が私にお疑い有りと見做したのですから、私が参ればきっとわかって頂けます。軍師様? それで宜しいですか?」
軍師はレイティア姫に微笑む。
「ええ、こちらからご提案した事です。問題ない」
「待て!」「陛下」
王妃がアリスティド王の肩にそっと手を置く。そして首を横に降った。
「……レイティアは言い出したらもう聞きません……」
「しかし……っ!」
軍師はレイティア姫に恭しく頭を下げる。
「嵐が過ぎ次第、出立致します。王女におかれましてはどうぞご準備を」
更にアリスティド王にも頭を下げた。
「では、私はこれにて失礼致します」
颯爽と玉座の間を後にした。
「レイティア!」
アリスティド王はそれを見送ると王女を怒鳴る。
「何を勝手な事を申したのだ!」
レイティア姫はにっこりと笑った。
「だって、私が悪いんだもの。お父様の言いつけ通りに誰にも近づかないでいれば、こんな事にはならなかった。自業自得よ。だから、その責任はちゃんと取るわ」
「あんなものは言いがかりだ! 幾らでも突っぱねられた!」
「突っぱねて、もしもグリムヒルトがそこからもっともっと無茶な要求をしてきたら? それこそ、また次の船を停留させろと言ってきたら? それに乗じて軍備を配置させろなんて言ってきたら? ……泥沼に嵌ってしまうだけよ」
レイティア姫はいつもと変わらぬ様子で人差し指を立てる。
「お父様? 可愛い子には旅をさせろと言うし、それに私の嫁ぎ先が決まって良かったではありませんか」
「愚か者! 良い訳がないだろう! ……なんという事を言ってしまったのだ……。側女になどと……そんなものお前とて望んではおらんだろう!」
「側女とは言ってもグリムヒルトの王様の妾妃でしょう? もしかしたらマグダラスで誰かに嫁ぐよりも裕福に暮らせるかもしれないし、……何より、マグダラスの為になる婚姻が決まって良かった。……マグダラスに叛意が無い事は私がグリムヒルトでちゃんと訴え続けます」
「……レイティア……」
レイティア姫はふわりと微笑む。
「ですから、お父様? 私の事はどうか、死んだものとして下さい」
「……‼︎」
アリスティド王は絶句する。
「私に人質としての価値を残さないで下さい。どうぞ不都合が起きた時は、私は捨て置いて下さいね?」
レイティア姫はいつもと変わらぬ笑みで父親に笑いかけた。
その笑顔に父親であるアリスティド王は俯き、小さく呟いた。
「……レイティア……。…………済まん……」
「どうしてお父様が謝るの?私が言いつけを守らなかったのだから、お父様はいつもみたいに私を叱らなきゃ」
「……力無き父を許してくれ……済まん……」
テオフィル王子がポロポロと涙を流しながら言う。
「僕、嫌だよ! 姉上が居なくなるなんて! しかもグリムヒルトなんかに行ったら……もう会えないじゃないか!」
レイティア姫は弟の方を向いてやはりいつもと変わらぬ笑みで答える。
「仕方ないでしょ? もう決まっちゃったもの」
「まだ間に合うよ! 船に乗らなければいいだけでしょ? 理由なんて幾らでも後から付けられるよ!」
「それがグリムヒルトの軍師の狙いなのかもしれないわ。こちらが拒否すればもっと大きな要求を言ってくる。それを飲めば今度はモトキスが黙ってないわ」
「……そうだけど……でもっ!」
「モトキスとグリムヒルトの戦は、必ずマグダラスを挟んだものになる。この両者を争わせる訳にはいかないの。マグダラスの為に。……わかるでしょ?」
「……姉上……」
「さ、話はこれで終わり。私は国を出る準備をしなくちゃ。嵐が去ったら出航だもの。明日か、明後日ね」
レイティア姫は家族に晴れやかに笑って見せた。
今日の昼間は嵐に備えての総指揮が必要だった為時間が取れず、明日の朝では既に嵐が来るとの予想だったので夕食後の会談となった。
マグダラスはグリムヒルトとは国交が無いとはいえ、賓客としての待遇を決めた。
故にグリムヒルトの軍師との会談には王太子と第一王女を同席させる事にした。
アリスティド王の前にグリムヒルトの軍師が跪く。
「よくぞマグダラスに参られた、軍師殿」
その場には王妃エレオノーラ、王太子テオフィル、第一王女レイティアも控える。
恭しく頭を下げた軍師は口上を述べる。
「此度はご拝謁下さり、恐悦至極に存じます。我が軍の停留をお認め下さった事もまた感謝申し上げます」
「何、グリムヒルトの軍船が耐えきれぬ程の嵐が来るのであれば難儀しておろう。嵐の去るまで、ゆるりとしていかれよ」
「ありがとう存じます……が、それはマグダラスの本意でしょうか?」
ゆっくりと頭を上げて、軍師はアリスティド王を見つめた。
その眼光には厳しさが含まれている。
「……それはどういう意味であるか」
軍師は軽く息を吐くと、レイティア姫の方を見る。
「マグダラス第一王女殿下、昼間我が国の至宝、『炎のセイレーン』とお逢いになられましたね?」
レイティア姫は突然、自分に話が振られて面喰らい、瞬く。
「わ、私ですか? え、あの、剣士の方を神殿までご案内しました……」
「我が国最高峰、至宝の剣士である『炎のセイレーン』に強いのかと、お尋ねになられたと」
「剣を持っておられたので、剣士だとわかっただけで、そんな凄い方だとは知りませんでした」
「そう、しかも王女とは告げずに近づかれたという。マグダラスでは王族が間諜の真似事をなさるのか」
「私は……ただ、一般の方だと仰ったのでご案内しただけです。他意は一切ありません!」
軍師はレイティア姫を見据える。
「一般人? 彼女は我が国の至宝。それを只人と同列に扱われたと、そう仰るのか? それは実に不敬です」
王妃が静かに軍師に訊ねる。
「子供のした事にこの様に目くじらを立てるのはグリムヒルトの流儀ですか?」
「子供? あと一年もすれば成人される、しかも第一王女とのお立場であらせられる方に責任を問う事を目くじら程度の事だとお思いか?」
軍師は涼しい顔で王妃を見た。
そしてまた、アリスティド王に向き直る。
「マグダラスはグリムヒルトに叛意有りと我が陛下にお伝えすべきでしょうか?
第一王女が身分を隠して間諜の真似事をし、我が国の至宝たる『炎のセイレーン』に無礼を働いたのであれば、充分でしょう」
「叛意などある訳がなかろう!」
アリスティド王が激昂し、声を上げる。
玉座から立ち上がり、軍師に言った。
「我が国にはグリムヒルトはもちろん、モトキスにも叛意を持ってはおらん! 我が国は永世中立を貫く」
「そう。マグダラス王国はいつもそう宣言され、我ら隣国とは付き合おうとなさらない。故に疑いある事自体、私としても心苦しいのです。しかし私では判断致しかねます故、疑いある行動をされた王女自身に、我が国に出向き、我が陛下に申し開きを。その後はどうぞ、我が国にご滞在頂きたい。叛意無き証明として」
「……王女に人質になれと、申すか?」
「我が国にお輿入れ頂きましょう。我が陛下の妾妃として」
その場にいる皆が凍りつく。
アリスティド王が震える声を絞り出した。
「…………仮にも一国の王女に、側女になれと……?」
それはマグダラス王家に対する侮辱と言ってもいい。
グリムヒルト王国の王、ベネディクト王には正妃はいない。一国の王女であるレイティア姫は正妃としての輿入れを打診されて然るべきだ。
皆が絶句する中、凛とした声が上がった。
「私、グリムヒルト王国に参ります!」
「何を言う! レイティア!」
アリスティド王がすぐさま声を上げて留める。
「いいえ、陛下。これは私が蒔いた種です。キチンとグリムヒルトのベネディクト王にお会いして、叛意のない事をわかって戴きます」
「ならん! レイティア!お前は黙っておれ!」
レイティア姫はアリスティド王の方へ向き直る。
「いいえ、黙りません。グリムヒルトの軍師様が私にお疑い有りと見做したのですから、私が参ればきっとわかって頂けます。軍師様? それで宜しいですか?」
軍師はレイティア姫に微笑む。
「ええ、こちらからご提案した事です。問題ない」
「待て!」「陛下」
王妃がアリスティド王の肩にそっと手を置く。そして首を横に降った。
「……レイティアは言い出したらもう聞きません……」
「しかし……っ!」
軍師はレイティア姫に恭しく頭を下げる。
「嵐が過ぎ次第、出立致します。王女におかれましてはどうぞご準備を」
更にアリスティド王にも頭を下げた。
「では、私はこれにて失礼致します」
颯爽と玉座の間を後にした。
「レイティア!」
アリスティド王はそれを見送ると王女を怒鳴る。
「何を勝手な事を申したのだ!」
レイティア姫はにっこりと笑った。
「だって、私が悪いんだもの。お父様の言いつけ通りに誰にも近づかないでいれば、こんな事にはならなかった。自業自得よ。だから、その責任はちゃんと取るわ」
「あんなものは言いがかりだ! 幾らでも突っぱねられた!」
「突っぱねて、もしもグリムヒルトがそこからもっともっと無茶な要求をしてきたら? それこそ、また次の船を停留させろと言ってきたら? それに乗じて軍備を配置させろなんて言ってきたら? ……泥沼に嵌ってしまうだけよ」
レイティア姫はいつもと変わらぬ様子で人差し指を立てる。
「お父様? 可愛い子には旅をさせろと言うし、それに私の嫁ぎ先が決まって良かったではありませんか」
「愚か者! 良い訳がないだろう! ……なんという事を言ってしまったのだ……。側女になどと……そんなものお前とて望んではおらんだろう!」
「側女とは言ってもグリムヒルトの王様の妾妃でしょう? もしかしたらマグダラスで誰かに嫁ぐよりも裕福に暮らせるかもしれないし、……何より、マグダラスの為になる婚姻が決まって良かった。……マグダラスに叛意が無い事は私がグリムヒルトでちゃんと訴え続けます」
「……レイティア……」
レイティア姫はふわりと微笑む。
「ですから、お父様? 私の事はどうか、死んだものとして下さい」
「……‼︎」
アリスティド王は絶句する。
「私に人質としての価値を残さないで下さい。どうぞ不都合が起きた時は、私は捨て置いて下さいね?」
レイティア姫はいつもと変わらぬ笑みで父親に笑いかけた。
その笑顔に父親であるアリスティド王は俯き、小さく呟いた。
「……レイティア……。…………済まん……」
「どうしてお父様が謝るの?私が言いつけを守らなかったのだから、お父様はいつもみたいに私を叱らなきゃ」
「……力無き父を許してくれ……済まん……」
テオフィル王子がポロポロと涙を流しながら言う。
「僕、嫌だよ! 姉上が居なくなるなんて! しかもグリムヒルトなんかに行ったら……もう会えないじゃないか!」
レイティア姫は弟の方を向いてやはりいつもと変わらぬ笑みで答える。
「仕方ないでしょ? もう決まっちゃったもの」
「まだ間に合うよ! 船に乗らなければいいだけでしょ? 理由なんて幾らでも後から付けられるよ!」
「それがグリムヒルトの軍師の狙いなのかもしれないわ。こちらが拒否すればもっと大きな要求を言ってくる。それを飲めば今度はモトキスが黙ってないわ」
「……そうだけど……でもっ!」
「モトキスとグリムヒルトの戦は、必ずマグダラスを挟んだものになる。この両者を争わせる訳にはいかないの。マグダラスの為に。……わかるでしょ?」
「……姉上……」
「さ、話はこれで終わり。私は国を出る準備をしなくちゃ。嵐が去ったら出航だもの。明日か、明後日ね」
レイティア姫は家族に晴れやかに笑って見せた。
10
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
イケメンとテンネン
流月るる
恋愛
ある事情から、イケメンと天然女子を毛嫌いする咲希。彼らを避けて生活していた、ある日のこと。ずっと思い続けてきた男友達が、天然女子と結婚することに! しかもその直後、彼氏に別れを告げられてしまった。思わぬダブルショックに落ち込む咲希。そんな彼女に、犬猿の仲である同僚の朝陽が声をかけてきた。イケメンは嫌い! と思いつつ、気晴らしのため飲みに行くと、なぜかホテルに連れ込まれてしまい――!? 天邪鬼なOLとイケメン同僚の、恋の攻防戦勃発!
ざまぁに失敗したけど辺境伯に溺愛されています
木漏れ日
恋愛
天才魔術師セディが自分の番である『異界渡りの姫』を召喚したとき、16歳の少女奈緒はそれに巻き込まれて、壁外という身分を持たない人々が住む場所に落ちました。
少女は自分を異世界トリップに巻き込んだ『異界渡り姫』に復讐しようとして失敗。なぜかロビン辺境伯は少女も『異界渡りの姫』だと言って溺愛するのですが……
陰陽の姫シリーズ『図書館の幽霊って私のことですか?』と連動しています。
どちらからお読み頂いても話は通じます。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
第3皇子は妃よりも騎士団長の妹の私を溺愛している 【完結】
日下奈緒
恋愛
王家に仕える騎士の妹・リリアーナは、冷徹と噂される第3皇子アシュレイに密かに想いを寄せていた。戦の前夜、命を懸けた一戦を前に、彼のもとを訪ね純潔を捧げる。勝利の凱旋後も、皇子は毎夜彼女を呼び続け、やがてリリアーナは身籠る。正妃に拒まれていた皇子は離縁を決意し、すべてを捨ててリリアーナを正式な妃として迎える——これは、禁じられた愛が真実の絆へと変わる、激甘ロマンス。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる