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アリスの過去編
アリスの初めて
しおりを挟むお兄が大好きです……それは私の心の中に
埋まる程に、とても美しく 鮮明に私の心の
中に永遠に映像として残っている
「お兄とアクジアに…… 」
夢は見るものではない、語るものだ
語って互いを深め合い、現実に近づける
為のものだ
だが……アリスの人生と言える大切なものは
ここで終了を告げる
そして、アリスは買い物に行く、陽はアリス
を照らし、暑さが少し残る
アリスはまだ幼く料理も少し偏りがある
「ほんと 今日 暑いな 」
陽は照らし、暑さはジリジリと残り
額からは汗が流れ落ちる
「今日は何にしようかな…… 」
自分の中で必死に模索しつつ、なにを
考え、何を作るか考える
ただ小さいことだけど……それでも僅かな
可能性でもお兄の役に立ちたい
だから…… 私頑張るよ
「シチューにしようかな…… お兄大好物
だし…… 」
そして、場所は変わり
「ラゼル!! おそいぞ!! 」
「す、すみません 」
仕事に遅れが生じたみたい
急に手が止まった
「ラゼル…… お前…… 」
真剣にラゼルの顔を見つめる 上司
「ど…… どうしましたか? 」
焦りを隠し切れないラゼル
「やっぱり寝た方がいいんじゃないか? 」
その言葉を聞いて、安心したのか……
ラゼルは少し笑ってしまう
安堵の至福と言うべきなのかはわからないが
ラゼルは思った
「やっぱり…… いいひとだな…… 」
ーーーーーー初めてだったーーーーーーーー
「どうした?ラゼル? 」
「いえ なんでも ありません 」
初めて人に必要とされた、こんなクソみた
いな俺を初めて普通の人として心配して……
貰えた。
「僕はさ……表現者だよ…… この世界を
描く…… 実に素晴らしい表現者なんだ 」
「だから君達は…… 僕を褒め称え……
崇め…… 奉れ……それがこの僕にふさわしい
待遇 待遇 待遇 待遇 待遇 なんだ!!!! 」
実に世界は恐ろしく、表の世界もあれば
当然だが 裏の世界もまた存在している
「この僕こそが 原点して頂点となるべき
生まれ……愛の 愛の 愛の 結晶 なんだよ……
さあ~ シモベたちよ この僕を表現者と
呼ぶがいいさ …… あはははははは 」
狂気と言える者もまた……この時代がまた
作り出した 兵器なのだろうか……
「さあ 始めよう 僕の神罰を……そして
僕のアートになって貰おう 」
「で?誰を殺すんですか? 」
「あの…… 能力崩れのラゼルの妹を
殺す……それはすでに決まっている……
では準備を始めようではないか……時間は
夕刻を刻む前に…… 」
狙いは最も避けるべきものに矢は容赦なく
貫き……心臓までに突き刺さる程に……
黒炎となる……。
「具を買わないと 」
者は者を殺すのを許して良いのだろうか
絶対に報いなどを受けてはいけない
「場所は フーミ スーパー ここに
ラゼルの妹 名は !! 名は !! アリス
美しい名前だ ますます 殺したくて 殺したくて…… アリス貴方の全てを手に入れたい 」
そして、悪は世に放たれた
「あ、玉ねぎ 買うの忘れてた…… 」
ふと、後ろを振り向き 野菜のコーナーに
戻ろうとした瞬間
いきなり……銃声が聞こえる
「え!? 」
静かにアリスの後ろを抑える
「誰!? 」
「我々は 闇の魔赫 だ 貴様を殺しにきた 」
突然の報告、命を奪われるとか、そんな
話…… 昔話かと思っていた
まるで無縁の世界かと思っていた
だってそんな話 現実の世界に無いと思って
たからさ……
「怯えを隠し切れてないな アリス 」
怖くて 怖くて 怖くて 早く誰か助けに来て
お願い……どうか…… いち早く……
「声も出せない程に 哀れに等しいな 」
煽る…… 私は何かに抑えつけられている
「そうだ!!シモベたちよ!! アリスを
人質にして、この街からギルを貰い……
そして アリスを殺し 去る 」
楽をし、この異世界を生きる 盗賊は
くさるほどいる
「アリスよ 君のその瞳はまだ……諦めを
捨ててはいない…… 絶望を僕はみたい 」
アリスの前には 狂ったような 自分に酔いしれている奴が目の前に現れ
「君はここで……その美しく 純粋と言うに
はまだ若々しいその命を君はここで……
終えるのだよ 」
初めて…… 怖いと思った……
やだ …… やだ ……
死にたくないよ…… お兄と一緒に生きたい
「何? 逃げようと してんの? 」
その瞬間…… アリスのふくらはぎを銃で
撃つ
「あああああああああああああああ 」
血は床に流れ……余りの至近距離の為
銃弾が血肉と共に アリスの身体を襲う
「いたあああああああああああああ 」
アリスの悲痛な叫び 店の中に響き渡る
「これが僕の表現となるんだ 」
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