2人のオタクが異世界へ!?

木乃実

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しりとりの世界?!

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しりとりの世界?!


ーーーーここは一体…

そう思った直後、かなり広い部屋の俺が寝てるベッドの正面のよく城とかで見る洒落てるドアがゆっくりと開いた。

「おはようございます!!久也さん!!!」
明るく高い声が聞こえた。

「こ、声がでかい…」
朦朧もうろうとした意識を取り戻しながらベッドから起き上がる。

「さあ!!起きてください!!早く着替えて!!」
メイド服姿の女は俺を無理やり起こしなんだかコスプレ衣装のような白いタキシードともいえない、おかしな服を俺の胸に向かって投げた。

「は、はぁ…」
返事とともにため息のようなものが出る。仕方なく着替える。
どこだかわからないところで、誰だかわからない人の、命令を聞いてる俺もどうなんだ……。

「さあ!!!早く!!!!!!」
俺はその子に腕を引かれながらドアを飛び出した。



長い廊下を駆け抜けながら俺はメイド服姿の女の長い金髪の髪を眺めていた。

「なんて綺麗なんだ…」
つい声に出てしまった。ゲームでしかこんな子は見たことがなかったため驚きを隠せなかった。

「これ、一応地毛ですよ!」
走りながら答える。その姿は本当に恋愛ゲームのようだった。

「へぇ~、てかこれから何するんだ?」
少し大きな声を出し、前にいるメイド服に伝わるように言う。

「しりとりですよ!!」

俺は耳を疑った。
こんな知らないところに来て、いきなり?!

「ちょ、冗談はやめろよ。とりあえずここどこなんだよ?!」
焦ってるのが誰でもわかる声で言っていた。

メイド服が急に立ち止まって1つ1つ丁寧に言葉を言い出した。

「遅れましたが、初めまして!わたしは久也さんの手伝いをするメイドの『アイ』です♪」
一礼をし、可愛い笑顔を見せる。ふわりとスカートが、なびく。

「ここは、しりとりの世界!!!久也さんは今、現実世界では残念ながら“死亡”したことになっています。」
俺を掴んでいた手を離し、両手を広げて言った後に悲しげな顔を見せる。

「いや、まあそんな気はしたけどさ。現実世界って言い方なんだよ?まさかここが違う世界とでも言うつもり?」
死ぬなどは何度ゲームで聞いたことか。何故かそんなに驚きはしなかった。
俺は嘲笑うあざわらうように言う。

「ゲームと現実世界の区別は俺でもできるよ~!」
腕を組み頷きながら自慢げに話す。

「違いますぅ!ここは、シリノトリ空間です!」
頬を膨らませながらアイが言う。

「シリノトリって…尻…………」
また口に出てしまった。

「つまらないですよっ!」

「うるせえ!!」

「うふふっ♪ところで、しりとりのルールですが1つ目は、同じことを2回繰り返してはいけない!」
微笑むと説明をしだした。

「いや、だからそんなの知ってるって。」

「違うんです。ここからが…」
アイの表情が変わった。

「このしりとりに勝っていかないと、永遠にこの世界で暮らすことになります。勝ったら、生まれ変わることができます。」
真剣な顔でそう言うアイ。

「お、おう。とりあえずしりとりしろってこと………か……………????」
俺は少し考えてからキリッとした顔でこう放った。

「つまり、勝てばいいんだな…?」
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