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赤髪の少女
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赤髪の少女
「つまり、勝てばいいんだな…?」
「はい!その通りです♪まあとりあえず早く会場に向かいましょう!」
今度はスキップしながら歩き出す。時間に余裕でもできたのか?
バンッ!
重そうな扉を強く開くアイ。
そこに広がっていた光景は……
たくさんの人が溢れかえっていた。誰1人話はしていない。それはそうだ、いきなりこんなことになるなんて誰も思っていなかったのだろう。
皆俺の方を一瞬見たがすぐに目を伏せる。
「さあ!!!これから2対2でしりとりをしていきます!!!」
その広い部屋のちょっとした舞台でスポットライトを浴びながらアイがスタンドマイクを使いながら言う。
って、お前が司会者かよ!
「では、ふたりペアを組んでください!!ここは自由ですよ~♪」
また変わった不気味な笑い方だ。アイのことはよく知らないがとても不思議な子だな。
とりあえず組むって…いきなり無理だろ。しかし皆ちゃくちゃくと近くの人に話しかけペアを組んでいく。会場がざわつき始める。
バシッッ!!
殴られたかと思うほど背中に痛みが走る。
俺は振り返り声を荒らげた。
「おい!!いってぇー……よ?」
そこに立っていたのは150cmくらいのとても可愛い赤髪の少女が立っていた。
こんな子も死んだのか…。胸が痛くなる。
ゲームならすぐに攻略しているほどの可愛い少女だ。少女は白い上品なドレスを身をまといとても綺麗だった。
その子は俺を指さしながら少し照れたように答える。
「一緒にペアを組んでくれない…?」
「Yes!!!Yes!Yes!Yes!」
俺は背中の痛みを忘れ、こう答える他に正解はないと思った。
あ~俺は幸せだ。こんな少女とペアを組めるなんて。
さっきは自由に決めるペアをディスっていたが今ではそれが喜びに変わっている。
「ねぇ、あなた名前は?」
その子は近くにあった2人がけの上品な黒のソファに座った。
「俺は、浅賀 久也だ。」
俺もその子と少し距離を置いてその椅子に座った。
「なら、久也って呼ぶね!私は…谷崎 真優!真優って呼んで!よろしくね!!」
さっきとは違いテンションが高い。俺の両手を掴み微笑む。
「おう!真優!よろしくな!」
か、かわいい~!!!
超絶かわいい!!
キキッ
マイクのノイズが響き渡る。
「みなさん決まりましたね!では今日はこれにておしまいです!ぜひ町や村を見ていってくださいね!」
アイがペコッと早々とお辞儀をすると俺がさっき入ってきた扉が開く。
「真優!よかったら町とか見に行かね?」
ソファから立ち、そう問いかける。
「いいよ!いろいろ見に行こう!」
そうすると舞台でアイが慌ててマイクに駆け寄り
「ああああ、忘れてました!!みなさんにシリノトリ空間で使えるお金を配布しました!日本と同じ感じに払えば大丈夫です!」
と言い舞台を降り、人混みに紛れた。
「早く行こ?」
扉を指さし首を傾げる真優。
「おう!!」
ここから始めるんだ。
俺のめちゃくちゃな人生。
またやり直そう。
俺は扉にゆっくりと足を運んだ。
「つまり、勝てばいいんだな…?」
「はい!その通りです♪まあとりあえず早く会場に向かいましょう!」
今度はスキップしながら歩き出す。時間に余裕でもできたのか?
バンッ!
重そうな扉を強く開くアイ。
そこに広がっていた光景は……
たくさんの人が溢れかえっていた。誰1人話はしていない。それはそうだ、いきなりこんなことになるなんて誰も思っていなかったのだろう。
皆俺の方を一瞬見たがすぐに目を伏せる。
「さあ!!!これから2対2でしりとりをしていきます!!!」
その広い部屋のちょっとした舞台でスポットライトを浴びながらアイがスタンドマイクを使いながら言う。
って、お前が司会者かよ!
「では、ふたりペアを組んでください!!ここは自由ですよ~♪」
また変わった不気味な笑い方だ。アイのことはよく知らないがとても不思議な子だな。
とりあえず組むって…いきなり無理だろ。しかし皆ちゃくちゃくと近くの人に話しかけペアを組んでいく。会場がざわつき始める。
バシッッ!!
殴られたかと思うほど背中に痛みが走る。
俺は振り返り声を荒らげた。
「おい!!いってぇー……よ?」
そこに立っていたのは150cmくらいのとても可愛い赤髪の少女が立っていた。
こんな子も死んだのか…。胸が痛くなる。
ゲームならすぐに攻略しているほどの可愛い少女だ。少女は白い上品なドレスを身をまといとても綺麗だった。
その子は俺を指さしながら少し照れたように答える。
「一緒にペアを組んでくれない…?」
「Yes!!!Yes!Yes!Yes!」
俺は背中の痛みを忘れ、こう答える他に正解はないと思った。
あ~俺は幸せだ。こんな少女とペアを組めるなんて。
さっきは自由に決めるペアをディスっていたが今ではそれが喜びに変わっている。
「ねぇ、あなた名前は?」
その子は近くにあった2人がけの上品な黒のソファに座った。
「俺は、浅賀 久也だ。」
俺もその子と少し距離を置いてその椅子に座った。
「なら、久也って呼ぶね!私は…谷崎 真優!真優って呼んで!よろしくね!!」
さっきとは違いテンションが高い。俺の両手を掴み微笑む。
「おう!真優!よろしくな!」
か、かわいい~!!!
超絶かわいい!!
キキッ
マイクのノイズが響き渡る。
「みなさん決まりましたね!では今日はこれにておしまいです!ぜひ町や村を見ていってくださいね!」
アイがペコッと早々とお辞儀をすると俺がさっき入ってきた扉が開く。
「真優!よかったら町とか見に行かね?」
ソファから立ち、そう問いかける。
「いいよ!いろいろ見に行こう!」
そうすると舞台でアイが慌ててマイクに駆け寄り
「ああああ、忘れてました!!みなさんにシリノトリ空間で使えるお金を配布しました!日本と同じ感じに払えば大丈夫です!」
と言い舞台を降り、人混みに紛れた。
「早く行こ?」
扉を指さし首を傾げる真優。
「おう!!」
ここから始めるんだ。
俺のめちゃくちゃな人生。
またやり直そう。
俺は扉にゆっくりと足を運んだ。
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