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【23】偽り聖女と罪★
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「ふっ、あんっ! や、もっ……」
「リエーベル――、きみっ!」
「ふぁっ、アロイス様っ……」
アロイスは容赦なく腰を打ち付けた。やはりリエーベルの願いは届いていなかったのだ。
引き抜かれると息つく暇もなく打ち付けられ、その度に胎内が震えてしまう。抱えられた足はまるで自分のものではないように力なく揺れていた。
「やっ、私っ、あ、すみませ、んっ……あ、ごめんなさっ」
「――んっ、きみはなにも悪くないだろ。強いて挙げるなら、魅力的過ぎることが悪い、……とか?」
「あ、やっそんな、うそ、私っ!」
「んっ、はっ……っん!」
あの夜と同じだ。また壁際に追い詰められてどこへも行けない。アロイスの腕に抱え込まれて、隙間のないほど密着して揺すられる。快楽ばかりを与えられ、逃す方法を知らない身体では熱が高まる一歩だ。自我を保とうにも力が入らず、繋がった場所から甘い痺れが脳内まで支配する。
せめて何かを掴みたいと乱れたシーツを探り当てたのだが、握りしめるとまるで咎めるように手を包まれた。
「ふ、えっ……?」
強張っていた指先を解され、気付けば丁寧に繋がれている。
「掴むのならこっちだろ」
ような、ではなく本当に咎められていた。アロイスはシーツに縋りついた事が気に入らないらしく、お仕置きとでもいうように穿つ角度を変えられる。
「ひああぁ!? んっ、あ、やっ……ひぃああっ!?」
この行為が始まってから、アロイスから与えられていたのは突き上げるような刺激ばかりだった。串刺しにされたリエーベルは背をしならせて快楽に耐えていたのだが、突然円を描くような腰使いで胎内を暴れられてはたまらない。これまで教えられたことのなかった動きに胎内は、そしてリエーベルの脳内も混乱している。もう一度最初から、この行為について教え込まれているようだった。
「ひっ、あんっ、あ、あっ! んんっ……! やぁ、こんなっ、知らなっ……あうっ!」
こんな刺激は知らない。こんなに激しい動きは知らない。けれどそう叫んでいるはずのリエーベル本人は、もう何が言いたいのか自分でもよくわからなくなっていた。
「リエーベル」
労るように、慈しむように、その名が紡がれる。
中への刺激で身体が揺れているのか、アロイスに抱き起されて身体が揺れているのか、次第に境界があいまいになっていく。愛しい人の姿を探すと、いつのまにか目の前にあったはずの顔を見上げていた。
「ねえ、リエーベル」
「あ……」
はい、アロイス様――
しかしリエーベルは躊躇いを覚えた。どうしても素直に答えることができなかった。名前を呼ばれたいと望んでおきながら、行為の最中に呼ばれてしまうと自分ではない別の誰かに抵抗が芽生えてしまう。
あなたに愛されているのは『私』なのです。
決して伝えることの許されない心が溢れそうになる。だからこの行為は危険なのだ。
「俺に声を聞かせるのはそんなに嫌?」
「いや、ではありませんが……」
アロイスにされて嫌なことなどありはしない。どんなに恥ずかしい行為でも、どんなに痛くたって、彼が望むのなら叶えたいと思っている。それも『私』が抱える本当だ。
「ねえ――」
「ひぃあ!?」
まだ終っていないのだと思い知らされる。再び腰を振るアロイスにリエーベルは信じられない思いで縋りついた。もういっぱいで溢れてしまう。結合部からは収まりきらない体液が吹き出し、開きっぱなしの口からはみっともない声が溢れているというのに、アロイスは止まらない。
「……っ! きみ、随分と熱烈だねっ」
「あっ、う……や、そこっ……っ!」
またアロイスを締め付けてしまった。でも決して望んで行っているのではないと信じてほしい。自分にはそんな器用な真似はできないのだから。
「うっ、あ……待って、アロイス様っ!」
アロイスは理性を剥ぎ取ろうとしている。けれどリエーベルは渡したくはないのだ。深い場所で繋がっておきながら、二人の望みが重なることはない。
「いやっ、声は……っ、いや、です!」
「どうして? 俺しか聞いていないのに」
「だめ……こんなの、私……っ」
どんなに奥を許しても、本当の『私』だけは閉じ込めておかなければ。この真実だけは守り抜くことを誓ってリエーベルはアロイスに縋りついた。
「ははっ、可愛いことをしてくれるね」
優雅な微笑みに騙されてはいけないと、リエーベルはまたしても身体に教え込まれた。無害そうなアロイスの表情に油断してしまったのだ。
一呼吸に距離を詰められ、空気を押し潰したような、みっともなくつぶれたような音がする。
「ひきゃうっ! あっ、あん!」
「……っ、たくさん締め付けて、逃がしたくない?」
気品に満ちたアロイスが、自分のせいで卑猥な言葉を並べ立てるのだ。信じられないと同時に興奮してしまうのだから浅ましい。
「はっ……キス、いい?」
リエーベルは自らアロイスを引き寄せていた。乱れた髪を指でかき混ぜ、愛おしく撫でる。ぴったりと重なる唇に、上も下もこれ以上隙間はなかった。
「んんっ――」
「は、んっ――」
キスをしている最中、アロイスの欲が肥大化したように感じた。
「ふうっ、……っん!? んんんっ――!?」
「んっ、っあ――!」
ぼやけてしまうほどに近いせいでアロイスの表情はよくわからない。ただ苦し気な呻きがお互いの口内に消えていった。
「んっ、んんっ――!」
勢いよく胎内に射精された衝撃にリエーベルの身体はびくりと弛緩する。しかしアロイスの腕に抱き込まれわずかな隙間も許されない。吐き出された精液が零れてしまわないように入り口をぴったりと塞がれたままにアロイスから欲望を擦りつけられた。
「んっ……! んっ、んん!」
「はあっ、……ごめん。苦しかった? でもこれで、中も俺に染まったね」
「はっ……あ、んっ……」
疲労によってくらくらとする頭だけれど、アロイスに髪をなでられている事だけはわかった。よくできたと褒められていることが嬉しくて、わけもわからないままに締まりのない笑みを浮かべていた。
「もう少し、このままでいい?」
「ふえっ……? あ……」
股の間に居座るアロイスは脚を絡めてくる。平時であれば大変な出来事ではあるが、それよりも疲れが勝るらしく瞼が重かった。そこに居座るアロイスはまだ芯をもっている気がするのだが……。
「もうしないよ。せっかくの街だ。明日きみが動けなくなったら困るからね」
「すみ、ま、せん……」
「いいよ。これで終わりじゃないだろ」
またアロイスは会ってくれるという。この逞しい腕に抱いてくれるという。愛してくれると、いうのだ。
「大丈夫。ここにいるよ。朝までちゃんと、きみをだいているから。安心して眠るといい」
「は、い……」
これから彼の優しさを裏切ろうとしている自分が再びこの腕に抱かれることはあるのだろうか?
リエーベルは幸せに包まれながら悲しい眠りに落ちていった。
「リエーベル――、きみっ!」
「ふぁっ、アロイス様っ……」
アロイスは容赦なく腰を打ち付けた。やはりリエーベルの願いは届いていなかったのだ。
引き抜かれると息つく暇もなく打ち付けられ、その度に胎内が震えてしまう。抱えられた足はまるで自分のものではないように力なく揺れていた。
「やっ、私っ、あ、すみませ、んっ……あ、ごめんなさっ」
「――んっ、きみはなにも悪くないだろ。強いて挙げるなら、魅力的過ぎることが悪い、……とか?」
「あ、やっそんな、うそ、私っ!」
「んっ、はっ……っん!」
あの夜と同じだ。また壁際に追い詰められてどこへも行けない。アロイスの腕に抱え込まれて、隙間のないほど密着して揺すられる。快楽ばかりを与えられ、逃す方法を知らない身体では熱が高まる一歩だ。自我を保とうにも力が入らず、繋がった場所から甘い痺れが脳内まで支配する。
せめて何かを掴みたいと乱れたシーツを探り当てたのだが、握りしめるとまるで咎めるように手を包まれた。
「ふ、えっ……?」
強張っていた指先を解され、気付けば丁寧に繋がれている。
「掴むのならこっちだろ」
ような、ではなく本当に咎められていた。アロイスはシーツに縋りついた事が気に入らないらしく、お仕置きとでもいうように穿つ角度を変えられる。
「ひああぁ!? んっ、あ、やっ……ひぃああっ!?」
この行為が始まってから、アロイスから与えられていたのは突き上げるような刺激ばかりだった。串刺しにされたリエーベルは背をしならせて快楽に耐えていたのだが、突然円を描くような腰使いで胎内を暴れられてはたまらない。これまで教えられたことのなかった動きに胎内は、そしてリエーベルの脳内も混乱している。もう一度最初から、この行為について教え込まれているようだった。
「ひっ、あんっ、あ、あっ! んんっ……! やぁ、こんなっ、知らなっ……あうっ!」
こんな刺激は知らない。こんなに激しい動きは知らない。けれどそう叫んでいるはずのリエーベル本人は、もう何が言いたいのか自分でもよくわからなくなっていた。
「リエーベル」
労るように、慈しむように、その名が紡がれる。
中への刺激で身体が揺れているのか、アロイスに抱き起されて身体が揺れているのか、次第に境界があいまいになっていく。愛しい人の姿を探すと、いつのまにか目の前にあったはずの顔を見上げていた。
「ねえ、リエーベル」
「あ……」
はい、アロイス様――
しかしリエーベルは躊躇いを覚えた。どうしても素直に答えることができなかった。名前を呼ばれたいと望んでおきながら、行為の最中に呼ばれてしまうと自分ではない別の誰かに抵抗が芽生えてしまう。
あなたに愛されているのは『私』なのです。
決して伝えることの許されない心が溢れそうになる。だからこの行為は危険なのだ。
「俺に声を聞かせるのはそんなに嫌?」
「いや、ではありませんが……」
アロイスにされて嫌なことなどありはしない。どんなに恥ずかしい行為でも、どんなに痛くたって、彼が望むのなら叶えたいと思っている。それも『私』が抱える本当だ。
「ねえ――」
「ひぃあ!?」
まだ終っていないのだと思い知らされる。再び腰を振るアロイスにリエーベルは信じられない思いで縋りついた。もういっぱいで溢れてしまう。結合部からは収まりきらない体液が吹き出し、開きっぱなしの口からはみっともない声が溢れているというのに、アロイスは止まらない。
「……っ! きみ、随分と熱烈だねっ」
「あっ、う……や、そこっ……っ!」
またアロイスを締め付けてしまった。でも決して望んで行っているのではないと信じてほしい。自分にはそんな器用な真似はできないのだから。
「うっ、あ……待って、アロイス様っ!」
アロイスは理性を剥ぎ取ろうとしている。けれどリエーベルは渡したくはないのだ。深い場所で繋がっておきながら、二人の望みが重なることはない。
「いやっ、声は……っ、いや、です!」
「どうして? 俺しか聞いていないのに」
「だめ……こんなの、私……っ」
どんなに奥を許しても、本当の『私』だけは閉じ込めておかなければ。この真実だけは守り抜くことを誓ってリエーベルはアロイスに縋りついた。
「ははっ、可愛いことをしてくれるね」
優雅な微笑みに騙されてはいけないと、リエーベルはまたしても身体に教え込まれた。無害そうなアロイスの表情に油断してしまったのだ。
一呼吸に距離を詰められ、空気を押し潰したような、みっともなくつぶれたような音がする。
「ひきゃうっ! あっ、あん!」
「……っ、たくさん締め付けて、逃がしたくない?」
気品に満ちたアロイスが、自分のせいで卑猥な言葉を並べ立てるのだ。信じられないと同時に興奮してしまうのだから浅ましい。
「はっ……キス、いい?」
リエーベルは自らアロイスを引き寄せていた。乱れた髪を指でかき混ぜ、愛おしく撫でる。ぴったりと重なる唇に、上も下もこれ以上隙間はなかった。
「んんっ――」
「は、んっ――」
キスをしている最中、アロイスの欲が肥大化したように感じた。
「ふうっ、……っん!? んんんっ――!?」
「んっ、っあ――!」
ぼやけてしまうほどに近いせいでアロイスの表情はよくわからない。ただ苦し気な呻きがお互いの口内に消えていった。
「んっ、んんっ――!」
勢いよく胎内に射精された衝撃にリエーベルの身体はびくりと弛緩する。しかしアロイスの腕に抱き込まれわずかな隙間も許されない。吐き出された精液が零れてしまわないように入り口をぴったりと塞がれたままにアロイスから欲望を擦りつけられた。
「んっ……! んっ、んん!」
「はあっ、……ごめん。苦しかった? でもこれで、中も俺に染まったね」
「はっ……あ、んっ……」
疲労によってくらくらとする頭だけれど、アロイスに髪をなでられている事だけはわかった。よくできたと褒められていることが嬉しくて、わけもわからないままに締まりのない笑みを浮かべていた。
「もう少し、このままでいい?」
「ふえっ……? あ……」
股の間に居座るアロイスは脚を絡めてくる。平時であれば大変な出来事ではあるが、それよりも疲れが勝るらしく瞼が重かった。そこに居座るアロイスはまだ芯をもっている気がするのだが……。
「もうしないよ。せっかくの街だ。明日きみが動けなくなったら困るからね」
「すみ、ま、せん……」
「いいよ。これで終わりじゃないだろ」
またアロイスは会ってくれるという。この逞しい腕に抱いてくれるという。愛してくれると、いうのだ。
「大丈夫。ここにいるよ。朝までちゃんと、きみをだいているから。安心して眠るといい」
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