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番外編 アナベルと出会うまでのエリック(エリック視点)
番外編1話 まさかの異世界転生?(エリック視点)
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「オギャア!オギャア!」
俺が前世の記憶を思い出したのは、産声を上げた瞬間だった。
「オギャ……。………」
「ほら!あんたの子を抱いてやんな!元気な坊やだ……あれ?急に黙った?」
「ああ……なんて可愛いの……私と旦那様の赤ちゃ……え?な、なぜ固まってるの?」
「……」
突然スン……と、黙り込んだ赤子に周りは慌てたが、俺はそれどころじゃなかった。
混乱していた。
今、俺は俺を産んだ母親らしき女性に抱かれている。母親は汗だくで疲れ果てた様子だけど、俺を抱いた時にこの上なく幸せそうな顔になった。
産婆らしき人もいるし、視界にうつる自分の手脚は二人よりはるかに小さくてプクプクしている。
間違いなく、俺は生まれたばかりの赤ん坊だ。
なのに、別の人間として生きた記憶がある。
人生の最後の方は思い出せないが、アラフォーの体育教師として生きて死んだはずだ。
まさか生まれ変わりって奴か?本当にそんなラノベみたいなことがあるのか?夢なんじゃないか?
「さ、産婆さん。大丈夫かしら?」
混乱する俺を抱きしめる腕が強くなった。俺を産んだ母親が、ひどく心配そうな顔で見つめていると気づく。今にも泣きそうだ。
「急に静かになるなんて病気か何かじゃないかしら?どうすれば……!」
「落ち着きな。顔色は悪くないし、ちゃんと息をしている。眠くなったのか腹が減ったんだろう」
そういう産婆さんも心配そうだ。俺は二人の様子にかえって冷静になった。そして決心した。
この人たちは、俺が産まれたことを喜んでくれた。心配させたくない。
今が夢か現実か考えるのは後だ。とりあえず今は周りにあわせよう。
我ながらすぐ冷静になれてよかった。
教師だった頃はトラブル対応が多く、常に冷静で臨機応変に対応していた。その意識が生きてたお陰だな。
とりあえず赤ん坊らしくしよう。しかし、中身はアラフォーなのに赤ん坊の真似か。恥ずかしいけど我慢だ。そして勇気だ!
「オッギャアア!!!オーギャアアアー!!!」
「こ、今度は無表情のまま大声を出したわ!?私の赤ちゃんどうしちゃったの!?」
「ま、まあ、元気なのはいいことだ。きっと大丈夫さ」
せっかく勇気を出したけど、母さんと産婆さんの反応は微妙だった。
ともかく俺は「ちょっと表情が死んでるけど元気な男の子」として受け入れられ、『エリック』と名付けられて育ったのだった。
◆◆◆◆◆
7歳になる頃には、この世界は元いた世界とは違うことと、異世界転生したことを確信していた。
というのも、身の回りがファンタジーなせいだ。
俺が生まれたのは、森と山と畑に囲まれた村だ。どことなく昔のヨーロッパっぽい雰囲気だし、森と山には魔獣が普通に居る。
魔獣とは、文字通り魔法が使える獣だ。様々な種類がいて、食料や素材になる。そして、非常に危険な生き物だ。
中には人間を好んで襲ったり畑を荒らす奴らもいる。また、放置しているとどんどん強力な魔獣が増えてしまう。
しかも魔獣が増えすぎると、瘴気と呼ばれる毒の霧が発生して人里を飲み込んでしまうそうだ。
「瘴気は聖人聖女様に浄化して頂くしかない。そうなる前に、自分たちで魔獣を狩るんだ」
青空の下、近所に住むジョンおじちゃんが説明してくれる。ジョンおじちゃんは、村一番の猟師であり土魔法使いだ。
面倒見のいい人で、この日も俺と他の子供に狩りのことを教えてくれた。
俺たちは幼すぎて、実際の狩りにはついていけない。魔獣も討伐後の死体しか見たことがないし、魔法が使える人は限られている。
ジョンおじちゃんは、魔法を俺たちに見せてくれた。
まず、木で出来た的に向かって手をかかげる。
「魔法は魔力が無いと使えない。そして魔力には属性があって、その属性の魔法しか使えない。俺の魔力は土魔法属性だから土魔法が使える。
石よ!矢となり獲物を射抜け!【石矢(ストーンアロー!)】」
詠唱が終わってからは一瞬だった。
ジョンおじちゃんの周りの石と土が浮かび、融合して鏃のような形になる。大きさは大人の親指くらいだろうか?
パァン!
鏃が飛び、小気味いい音と共に的が射抜かれた。
「ジョンおじちゃんすごい!」
「カッコいい!天才!」
「きゃー!素敵ー!」
「へへっ。照れるぜ。だけど俺は魔法使いとしては未熟だ。魔力は弱いし、技術も高くない」
「ええ!?そうなの?」
「ああ、この村で一番魔法が上手いのは、教会の神官様だ。その次はトム爺とアナ嬢ちゃんだ。
その三人も、俺が昔見た聖女様御一行には敵わねえがな」
ジョンおじちゃんは、昔は別の地域に住んでいたそうだ。そこで魔獣の大発生があって、聖女様が退治と浄化の為に来てくれたという。
「聖騎士様たちは、山のような魔獣の群をあっという間に倒した。俺はこんな小さな鏃しか出せないが、聖騎士様は違う。土魔法使いの聖騎士様は、丸太みてえにデカい土の槍を何本も出して魔獣を貫いたり、地割れを起こして魔獣を飲み込んだもんだ。火魔法の聖騎士様もすごかったな。あの時は森を焼き尽くすかと思ったぜ。
まあ、一番凄いのは聖人様と聖女様だけどな」
興味深い話だ。俺は更に質問した。
「聖人様や聖女様も魔獣を倒すのか?」
「いいや。聖人様も聖女様も御自ら戦うことは無い。
聖人様と聖女様の魔法属性は【神聖魔法】だ。とても貴重な魔法を使える。
国を守る結界を張ったり、瘴気を浄化したり、ありとあらゆる傷と病を治したり、他人の能力を底上げたりな。他にも、聖人様と聖女様だけが使える特別な魔法があるらしいぜ」
「特別な魔法って?」
「さあな。神に与えられた特別な魔法って話だ。聖人聖女様によって違うってこと以外は内緒にされている。噂だと戦えない聖人聖女様を守るためのものらしいがな」
「ふうん。そうなのか」
いざという時の切り札のようなものか。だから隠されているのかと納得しつつ、別のことに気づく。
「ん?さっき、聖人聖女様は他人の能力を底上げ出来るって言ったな。ひょっとして、聖騎士様の能力は底上げされているってことか?」
「エリック、お前は賢いなあ。そうだ。聖騎士様は元から高い魔力や剣の腕を持ってるが、聖女様がたの魔法【神聖祝福】によって底上げされているんだ」
なるほど。聖人聖女の能力は、護りや癒しに特化している。聖人聖女を護り、戦うために聖騎士はあるんだろう。
「ただ、この【神聖祝福】に耐えられる身体を持つ者は限られている。誰でもこの魔法を受けれる訳じゃない。
聖騎士様になれるのは、一定以上の魔力を持ち、【神聖祝福】に耐えれる身体を持つと【鑑定】された者だけだ。もちろん、聖人聖女様の証である【神聖魔法属性】があるかも、【鑑定】で調べられる」
【鑑定】は、文字通り魔力の有無や量、身体状態を確認する検査だ。この国の子供は、全員受けることになっているが……。子供の1人がたずねた。
「ジョンおじちゃん。俺たちは、いつ【鑑定】されるんだ?」
ジョンおじちゃんの顔が曇る。
「本当なら司教様が毎年いらして【鑑定】して下さるはずだが、田舎は放置されがちだからなあ……。
まあ、神官様が何度も申請をしているから、いずれは受けれるはずだ」
「ふうん。そうなの。仕方ないねえ」
「はやく【鑑定】されたいー!」
は?それって教会と司教の怠慢じゃないか?
俺は一度も鑑定を受けてない。つまり司教様とやらは、7年はこの村に来ていないということだ。
イラっとして吐き捨てかけたが、我慢した。
誰もが信仰心が強く教会を絶対視している。おまけに教会と国は密接に繋がっているので、下手なことを言うと村八分だ。
やっぱりこの世界は、都合の良い楽園ではないらしい。とにかく生きるために何でもしないとな。
◆◆◆◆◆
俺が前世の記憶を思い出したのは、産声を上げた瞬間だった。
「オギャ……。………」
「ほら!あんたの子を抱いてやんな!元気な坊やだ……あれ?急に黙った?」
「ああ……なんて可愛いの……私と旦那様の赤ちゃ……え?な、なぜ固まってるの?」
「……」
突然スン……と、黙り込んだ赤子に周りは慌てたが、俺はそれどころじゃなかった。
混乱していた。
今、俺は俺を産んだ母親らしき女性に抱かれている。母親は汗だくで疲れ果てた様子だけど、俺を抱いた時にこの上なく幸せそうな顔になった。
産婆らしき人もいるし、視界にうつる自分の手脚は二人よりはるかに小さくてプクプクしている。
間違いなく、俺は生まれたばかりの赤ん坊だ。
なのに、別の人間として生きた記憶がある。
人生の最後の方は思い出せないが、アラフォーの体育教師として生きて死んだはずだ。
まさか生まれ変わりって奴か?本当にそんなラノベみたいなことがあるのか?夢なんじゃないか?
「さ、産婆さん。大丈夫かしら?」
混乱する俺を抱きしめる腕が強くなった。俺を産んだ母親が、ひどく心配そうな顔で見つめていると気づく。今にも泣きそうだ。
「急に静かになるなんて病気か何かじゃないかしら?どうすれば……!」
「落ち着きな。顔色は悪くないし、ちゃんと息をしている。眠くなったのか腹が減ったんだろう」
そういう産婆さんも心配そうだ。俺は二人の様子にかえって冷静になった。そして決心した。
この人たちは、俺が産まれたことを喜んでくれた。心配させたくない。
今が夢か現実か考えるのは後だ。とりあえず今は周りにあわせよう。
我ながらすぐ冷静になれてよかった。
教師だった頃はトラブル対応が多く、常に冷静で臨機応変に対応していた。その意識が生きてたお陰だな。
とりあえず赤ん坊らしくしよう。しかし、中身はアラフォーなのに赤ん坊の真似か。恥ずかしいけど我慢だ。そして勇気だ!
「オッギャアア!!!オーギャアアアー!!!」
「こ、今度は無表情のまま大声を出したわ!?私の赤ちゃんどうしちゃったの!?」
「ま、まあ、元気なのはいいことだ。きっと大丈夫さ」
せっかく勇気を出したけど、母さんと産婆さんの反応は微妙だった。
ともかく俺は「ちょっと表情が死んでるけど元気な男の子」として受け入れられ、『エリック』と名付けられて育ったのだった。
◆◆◆◆◆
7歳になる頃には、この世界は元いた世界とは違うことと、異世界転生したことを確信していた。
というのも、身の回りがファンタジーなせいだ。
俺が生まれたのは、森と山と畑に囲まれた村だ。どことなく昔のヨーロッパっぽい雰囲気だし、森と山には魔獣が普通に居る。
魔獣とは、文字通り魔法が使える獣だ。様々な種類がいて、食料や素材になる。そして、非常に危険な生き物だ。
中には人間を好んで襲ったり畑を荒らす奴らもいる。また、放置しているとどんどん強力な魔獣が増えてしまう。
しかも魔獣が増えすぎると、瘴気と呼ばれる毒の霧が発生して人里を飲み込んでしまうそうだ。
「瘴気は聖人聖女様に浄化して頂くしかない。そうなる前に、自分たちで魔獣を狩るんだ」
青空の下、近所に住むジョンおじちゃんが説明してくれる。ジョンおじちゃんは、村一番の猟師であり土魔法使いだ。
面倒見のいい人で、この日も俺と他の子供に狩りのことを教えてくれた。
俺たちは幼すぎて、実際の狩りにはついていけない。魔獣も討伐後の死体しか見たことがないし、魔法が使える人は限られている。
ジョンおじちゃんは、魔法を俺たちに見せてくれた。
まず、木で出来た的に向かって手をかかげる。
「魔法は魔力が無いと使えない。そして魔力には属性があって、その属性の魔法しか使えない。俺の魔力は土魔法属性だから土魔法が使える。
石よ!矢となり獲物を射抜け!【石矢(ストーンアロー!)】」
詠唱が終わってからは一瞬だった。
ジョンおじちゃんの周りの石と土が浮かび、融合して鏃のような形になる。大きさは大人の親指くらいだろうか?
パァン!
鏃が飛び、小気味いい音と共に的が射抜かれた。
「ジョンおじちゃんすごい!」
「カッコいい!天才!」
「きゃー!素敵ー!」
「へへっ。照れるぜ。だけど俺は魔法使いとしては未熟だ。魔力は弱いし、技術も高くない」
「ええ!?そうなの?」
「ああ、この村で一番魔法が上手いのは、教会の神官様だ。その次はトム爺とアナ嬢ちゃんだ。
その三人も、俺が昔見た聖女様御一行には敵わねえがな」
ジョンおじちゃんは、昔は別の地域に住んでいたそうだ。そこで魔獣の大発生があって、聖女様が退治と浄化の為に来てくれたという。
「聖騎士様たちは、山のような魔獣の群をあっという間に倒した。俺はこんな小さな鏃しか出せないが、聖騎士様は違う。土魔法使いの聖騎士様は、丸太みてえにデカい土の槍を何本も出して魔獣を貫いたり、地割れを起こして魔獣を飲み込んだもんだ。火魔法の聖騎士様もすごかったな。あの時は森を焼き尽くすかと思ったぜ。
まあ、一番凄いのは聖人様と聖女様だけどな」
興味深い話だ。俺は更に質問した。
「聖人様や聖女様も魔獣を倒すのか?」
「いいや。聖人様も聖女様も御自ら戦うことは無い。
聖人様と聖女様の魔法属性は【神聖魔法】だ。とても貴重な魔法を使える。
国を守る結界を張ったり、瘴気を浄化したり、ありとあらゆる傷と病を治したり、他人の能力を底上げたりな。他にも、聖人様と聖女様だけが使える特別な魔法があるらしいぜ」
「特別な魔法って?」
「さあな。神に与えられた特別な魔法って話だ。聖人聖女様によって違うってこと以外は内緒にされている。噂だと戦えない聖人聖女様を守るためのものらしいがな」
「ふうん。そうなのか」
いざという時の切り札のようなものか。だから隠されているのかと納得しつつ、別のことに気づく。
「ん?さっき、聖人聖女様は他人の能力を底上げ出来るって言ったな。ひょっとして、聖騎士様の能力は底上げされているってことか?」
「エリック、お前は賢いなあ。そうだ。聖騎士様は元から高い魔力や剣の腕を持ってるが、聖女様がたの魔法【神聖祝福】によって底上げされているんだ」
なるほど。聖人聖女の能力は、護りや癒しに特化している。聖人聖女を護り、戦うために聖騎士はあるんだろう。
「ただ、この【神聖祝福】に耐えられる身体を持つ者は限られている。誰でもこの魔法を受けれる訳じゃない。
聖騎士様になれるのは、一定以上の魔力を持ち、【神聖祝福】に耐えれる身体を持つと【鑑定】された者だけだ。もちろん、聖人聖女様の証である【神聖魔法属性】があるかも、【鑑定】で調べられる」
【鑑定】は、文字通り魔力の有無や量、身体状態を確認する検査だ。この国の子供は、全員受けることになっているが……。子供の1人がたずねた。
「ジョンおじちゃん。俺たちは、いつ【鑑定】されるんだ?」
ジョンおじちゃんの顔が曇る。
「本当なら司教様が毎年いらして【鑑定】して下さるはずだが、田舎は放置されがちだからなあ……。
まあ、神官様が何度も申請をしているから、いずれは受けれるはずだ」
「ふうん。そうなの。仕方ないねえ」
「はやく【鑑定】されたいー!」
は?それって教会と司教の怠慢じゃないか?
俺は一度も鑑定を受けてない。つまり司教様とやらは、7年はこの村に来ていないということだ。
イラっとして吐き捨てかけたが、我慢した。
誰もが信仰心が強く教会を絶対視している。おまけに教会と国は密接に繋がっているので、下手なことを言うと村八分だ。
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