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第五章 3
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横井たちが去って暫くすると、夫が娘の手を引いて帰って来た。
翔馬は、娘を妻に預けると、煙草を吸う真似をしてみせた。
「ちょっとそこまで出掛けて来る」
「気をつけて……」
「ありがとう」
翔馬は笑顔で返した。
煙草を吸うため、もう一度外出する夫の背中を美鈴は見送った。
(ごめんなさい……翔馬君。私はあなたを何度も裏切ってしまったの……もうあなたの妻でいる資格はないの……)
涙ぐむ母親の顏を、和葉は怪訝そうに見詰める。
「ママ、ただいま」
「……お帰りなさい和葉ちゃん」
と愛娘を迎え入れる美鈴であったが、幼い我が子の顏を直視出来ない。
顔を俯せ、和葉をギュッと抱き締める。
「……和葉ちゃん、ごめん。ママを許してぇぇ……」
「ママ、痛いよ」
「あっ、ごめん」
美鈴は娘をきつく締め上げていたいた腕を緩めると、幼い我が子の頭を撫でた。
「ママ、どうして泣いてるの?」
キョトンとした顔で和葉が尋ねる。
「うん、ちょっとね、悲しいことがあったの……」
いいながら美鈴は、先程横井たちと交わした激しい劣情を思い出す。
子宮には今も、悍ましく穢れた精液が残ったままだ。時間がなく膣を洗浄することが出来なかったのだ。そればかりか、三人の中で一番下品な矢野は、『戦利品だ』といって、美鈴の穿いていたパンティーとブラジャーを持ち帰ってしまった。ノーブラであることがバレるといけないので、衣装箪笥の中から新しいブラジャーとショーツを取り出し身に着けた。
夫が戻って来た。
「なあ、美鈴。水道の方はどうだった?」
「……えっ!?」
「どうしたんだ、そんなおっかない顔して」
翔馬は訝し気に眉根を寄せる。
「な、治ったみたい。もう大丈夫、水漏れの心配はいらないわ」
そう答えた次の瞬間、美鈴の膣内に注がれた穢れた三人分の精液が逆流して来たのだ。
(あっ嫌だわ、こんな時に……)
美鈴は娘を夫に預けると、トイレに入った。内側から鍵を掛け、ショーツを下ろし、便座に腰掛ける。クロッチには人妻女教師の愛液と男どもの精液が混ざった粘液で染みが出来ていた。匂いも、生臭く醜悪で淫靡な香りだった。
「早く掻き出さなくっちゃ」
美鈴は膣内に右手の指を突っ込み、男どもの欲望の塊である精液を掻き出した。指の腹で膣天井の突起物を擦りつける。
「あぁぁ……あっ……あぁあん」
知らず知らずのうちに自然と喘ぎ声が漏れてしまう。
(駄目っ、こんなことしていちゃ駄目ぇっ)
便座に寄り掛かるように腰掛けながら、美鈴は恥ずかし気もなく大股を開き、自慰行為に耽っている。
(いっ、逝くっ、いっ逝っちゃうぅぅぅぅぅぅーっ!!)
アクメを覚えた美鈴は、嬌声を噛み殺しながら腰を浮かせ、潮を吹き出した。
ハッと我に返った人妻は、背徳感と罪悪感を覚え、虚しくかぶりを振る。そしてトイレットペーパーを捲き取って、たった今、自分が撒き散らした淫水を丁寧に拭き取った。
レバーを押し倒して水を流すと、美鈴は何事もなかったように澄ました顔でトイレを離れた。リビングで寛ぐ夫と娘の許へ向かう。
「随分と長かったな、便秘なのか……?」
「もうっ、翔馬君たら」
愛する夫に揶揄われ、人妻はその美貌を朱に染めた。
「どうだろう、今日は久し振りに外で食事しないか?」
「外食か……」
「いやなのかい? 和葉がお子様セットを食べたいってさ」
「お子様セットか……いいけど」
美鈴は和葉を一瞥すると、自宅から一番近いファミレスの幼児向けのメニューを頭の中で思いきながら答えた。
「それじゃ出掛けるか……」
「えっ、今から!?」
「だってもう四時前じゃないか……少し早めの夕飯ってことで」
翔馬は腕時計で時刻を足し掛けながら告げた。
「分かったわ。その前に私シャワー浴びて来る」
「シャワーぐらい食事のあとでいいじゃん」
「だって汗掻いちゃったし」
甘え声でいうが、本当のところ美鈴としては、一刻も早く横井たちに穢された身体を洗い流したかったのだ。
「分かった。じゃあ浴びて来いよ、外で待ってるから、早くしろよ」
「うん」
美鈴は申し訳なく思いつつ頷く。
クローゼットから、無地のTシャツと淡いピンクのサマーカーディガンとジーンズを取り出した。
脱衣場でマキシワンピースを脱ぐ。下着姿になった時、全身が映る等身大の鏡の中の自分を見て、美鈴は言葉を失ってしまった。
首筋や両乳房、臍の周りなど全身の至る所にキスマークがあったのだ。同時に激しい劣情を思い出し、カッと身体が熱くなった。女の部分が再び燃え始めた。
「おーい、まだか」
脱衣場のドアの前で待つ、夫の声が聞こえた。翔馬はせっかちな性格だった。
「はぁーい、今浴びますから、もう少し待って」
モタモタしていると、夫に返って怪しまれるので、美鈴は背中に腕を回しブラジャーのホックを外した。ショーツを脱ぎ全裸になるとバスルームに入った。
ボディソープで入念に穢された身体を洗う。特に生殖器は丹念に洗った。小陰唇の襞を指先で拡げ、膣前庭や膣口も隅々まで洗い、穢れを落とした。ただの独り善がりに過ぎないのかも知れないが、禊ぎという行為をすることで、明日から再び夫と一緒に暮らして行ける気がするのだ。
ファミレスで少し早めの晩餐を家族三人で楽しんだあと、眠ってしまった和葉を抱きながら美鈴は家路に就いた。夫婦の寝室にある子供用ベッドに娘を寝かせる。
翔馬はまだ飲み足りないらしく、冷蔵庫から缶ビールを取り出し、自分勝手に酒盛りを始めていた。
「どうだ美鈴。キミも付き合えよ」
「そうね、一杯頂こうかしら」
「じゃあ、グラスを取って来いよ。僕が注いでやるからさ」
「ありがとう」
美鈴は微笑み返すと、食器棚からグラスを取り出した。翔馬がそれにビールを注いだ。
「どうだ、今夜辺り……?」
「えっ!?」
一瞬、夫に何を問い掛けられたのか理解出来ず、人妻は困惑する。
「……この前さ、もう一人子供が欲しいっていってたじゃない」
「そ、そうね……で、でも……」
「何だ浮かない顔して」
翔馬は、妻の顔を凝視しながら、訝し気に顔を顰める。
最悪のタイミングだった。本当は美鈴としても最愛の夫に抱かれ、穢された聖なる穴に、膣内射精(なかだし)の上書をして欲しかったのだ。しかし今夜はそうも行くまい。人妻の身体には淫獣たちによる刻印(キスマーク)が捺されているのだ。
「今夜は止めておくわ……」
「えぇぇーっ、乗り気だったのになぁぁ……残念、たっぷりサービスしてやろうと思ってたのに」
「……ご、ごめんね翔馬君」
美鈴は淋しそうにいうと、夫が注いでくれたビールを飲み干した。
幸いなことに、あの日横井たちが自宅に押し寄せて以来、彼らとは遭うこともなく無事に過ごせていた。更にキスマークが消えたあと、数回夫とは愛し合うことも叶った。ただ、横井の極太ペニスを知ってしまった今となっては、決して夫とのセックスは美鈴にとって満足出来るものではなかった。
七月に入ると、直ぐに期末試験が始まる。国語の教科担当である美鈴は、一年生から三生まで分を、同じく国語教科担当の教師と一緒に製作することになった。
週明けの月曜日、期末試験初日の監視を務めた美鈴は、自分が教科担当を受け持つクラスの答案用紙を鞄に詰め込み、帰宅の途に就いた。試験期間中は夏の大会が近い運動部以外の部活動も中止だった。当然、美鈴が顧問を受け持つ茶道部の指導もする必要もない。
いつもの通り人妻女教師は、階段を下り地下鉄の改札を潜った。夕方のラッシュアワーにはまだ早い時間帯ではあるが、ホームは既に乗車待ちをする人たちで溢れていた。美鈴はふぅっと溜め息を吐きその列に加わった。
案内放送が流れ、列車がホームに入って来た。ドアが開き、客たちが押し出されるようにホームに降り立った。やがて乗車を促すチャイムが鳴り、人妻女教師は吸い込まれるように列車に乗った。ドアが閉まり、ゆっくりと列車が動き出した。
翔馬は、娘を妻に預けると、煙草を吸う真似をしてみせた。
「ちょっとそこまで出掛けて来る」
「気をつけて……」
「ありがとう」
翔馬は笑顔で返した。
煙草を吸うため、もう一度外出する夫の背中を美鈴は見送った。
(ごめんなさい……翔馬君。私はあなたを何度も裏切ってしまったの……もうあなたの妻でいる資格はないの……)
涙ぐむ母親の顏を、和葉は怪訝そうに見詰める。
「ママ、ただいま」
「……お帰りなさい和葉ちゃん」
と愛娘を迎え入れる美鈴であったが、幼い我が子の顏を直視出来ない。
顔を俯せ、和葉をギュッと抱き締める。
「……和葉ちゃん、ごめん。ママを許してぇぇ……」
「ママ、痛いよ」
「あっ、ごめん」
美鈴は娘をきつく締め上げていたいた腕を緩めると、幼い我が子の頭を撫でた。
「ママ、どうして泣いてるの?」
キョトンとした顔で和葉が尋ねる。
「うん、ちょっとね、悲しいことがあったの……」
いいながら美鈴は、先程横井たちと交わした激しい劣情を思い出す。
子宮には今も、悍ましく穢れた精液が残ったままだ。時間がなく膣を洗浄することが出来なかったのだ。そればかりか、三人の中で一番下品な矢野は、『戦利品だ』といって、美鈴の穿いていたパンティーとブラジャーを持ち帰ってしまった。ノーブラであることがバレるといけないので、衣装箪笥の中から新しいブラジャーとショーツを取り出し身に着けた。
夫が戻って来た。
「なあ、美鈴。水道の方はどうだった?」
「……えっ!?」
「どうしたんだ、そんなおっかない顔して」
翔馬は訝し気に眉根を寄せる。
「な、治ったみたい。もう大丈夫、水漏れの心配はいらないわ」
そう答えた次の瞬間、美鈴の膣内に注がれた穢れた三人分の精液が逆流して来たのだ。
(あっ嫌だわ、こんな時に……)
美鈴は娘を夫に預けると、トイレに入った。内側から鍵を掛け、ショーツを下ろし、便座に腰掛ける。クロッチには人妻女教師の愛液と男どもの精液が混ざった粘液で染みが出来ていた。匂いも、生臭く醜悪で淫靡な香りだった。
「早く掻き出さなくっちゃ」
美鈴は膣内に右手の指を突っ込み、男どもの欲望の塊である精液を掻き出した。指の腹で膣天井の突起物を擦りつける。
「あぁぁ……あっ……あぁあん」
知らず知らずのうちに自然と喘ぎ声が漏れてしまう。
(駄目っ、こんなことしていちゃ駄目ぇっ)
便座に寄り掛かるように腰掛けながら、美鈴は恥ずかし気もなく大股を開き、自慰行為に耽っている。
(いっ、逝くっ、いっ逝っちゃうぅぅぅぅぅぅーっ!!)
アクメを覚えた美鈴は、嬌声を噛み殺しながら腰を浮かせ、潮を吹き出した。
ハッと我に返った人妻は、背徳感と罪悪感を覚え、虚しくかぶりを振る。そしてトイレットペーパーを捲き取って、たった今、自分が撒き散らした淫水を丁寧に拭き取った。
レバーを押し倒して水を流すと、美鈴は何事もなかったように澄ました顔でトイレを離れた。リビングで寛ぐ夫と娘の許へ向かう。
「随分と長かったな、便秘なのか……?」
「もうっ、翔馬君たら」
愛する夫に揶揄われ、人妻はその美貌を朱に染めた。
「どうだろう、今日は久し振りに外で食事しないか?」
「外食か……」
「いやなのかい? 和葉がお子様セットを食べたいってさ」
「お子様セットか……いいけど」
美鈴は和葉を一瞥すると、自宅から一番近いファミレスの幼児向けのメニューを頭の中で思いきながら答えた。
「それじゃ出掛けるか……」
「えっ、今から!?」
「だってもう四時前じゃないか……少し早めの夕飯ってことで」
翔馬は腕時計で時刻を足し掛けながら告げた。
「分かったわ。その前に私シャワー浴びて来る」
「シャワーぐらい食事のあとでいいじゃん」
「だって汗掻いちゃったし」
甘え声でいうが、本当のところ美鈴としては、一刻も早く横井たちに穢された身体を洗い流したかったのだ。
「分かった。じゃあ浴びて来いよ、外で待ってるから、早くしろよ」
「うん」
美鈴は申し訳なく思いつつ頷く。
クローゼットから、無地のTシャツと淡いピンクのサマーカーディガンとジーンズを取り出した。
脱衣場でマキシワンピースを脱ぐ。下着姿になった時、全身が映る等身大の鏡の中の自分を見て、美鈴は言葉を失ってしまった。
首筋や両乳房、臍の周りなど全身の至る所にキスマークがあったのだ。同時に激しい劣情を思い出し、カッと身体が熱くなった。女の部分が再び燃え始めた。
「おーい、まだか」
脱衣場のドアの前で待つ、夫の声が聞こえた。翔馬はせっかちな性格だった。
「はぁーい、今浴びますから、もう少し待って」
モタモタしていると、夫に返って怪しまれるので、美鈴は背中に腕を回しブラジャーのホックを外した。ショーツを脱ぎ全裸になるとバスルームに入った。
ボディソープで入念に穢された身体を洗う。特に生殖器は丹念に洗った。小陰唇の襞を指先で拡げ、膣前庭や膣口も隅々まで洗い、穢れを落とした。ただの独り善がりに過ぎないのかも知れないが、禊ぎという行為をすることで、明日から再び夫と一緒に暮らして行ける気がするのだ。
ファミレスで少し早めの晩餐を家族三人で楽しんだあと、眠ってしまった和葉を抱きながら美鈴は家路に就いた。夫婦の寝室にある子供用ベッドに娘を寝かせる。
翔馬はまだ飲み足りないらしく、冷蔵庫から缶ビールを取り出し、自分勝手に酒盛りを始めていた。
「どうだ美鈴。キミも付き合えよ」
「そうね、一杯頂こうかしら」
「じゃあ、グラスを取って来いよ。僕が注いでやるからさ」
「ありがとう」
美鈴は微笑み返すと、食器棚からグラスを取り出した。翔馬がそれにビールを注いだ。
「どうだ、今夜辺り……?」
「えっ!?」
一瞬、夫に何を問い掛けられたのか理解出来ず、人妻は困惑する。
「……この前さ、もう一人子供が欲しいっていってたじゃない」
「そ、そうね……で、でも……」
「何だ浮かない顔して」
翔馬は、妻の顔を凝視しながら、訝し気に顔を顰める。
最悪のタイミングだった。本当は美鈴としても最愛の夫に抱かれ、穢された聖なる穴に、膣内射精(なかだし)の上書をして欲しかったのだ。しかし今夜はそうも行くまい。人妻の身体には淫獣たちによる刻印(キスマーク)が捺されているのだ。
「今夜は止めておくわ……」
「えぇぇーっ、乗り気だったのになぁぁ……残念、たっぷりサービスしてやろうと思ってたのに」
「……ご、ごめんね翔馬君」
美鈴は淋しそうにいうと、夫が注いでくれたビールを飲み干した。
幸いなことに、あの日横井たちが自宅に押し寄せて以来、彼らとは遭うこともなく無事に過ごせていた。更にキスマークが消えたあと、数回夫とは愛し合うことも叶った。ただ、横井の極太ペニスを知ってしまった今となっては、決して夫とのセックスは美鈴にとって満足出来るものではなかった。
七月に入ると、直ぐに期末試験が始まる。国語の教科担当である美鈴は、一年生から三生まで分を、同じく国語教科担当の教師と一緒に製作することになった。
週明けの月曜日、期末試験初日の監視を務めた美鈴は、自分が教科担当を受け持つクラスの答案用紙を鞄に詰め込み、帰宅の途に就いた。試験期間中は夏の大会が近い運動部以外の部活動も中止だった。当然、美鈴が顧問を受け持つ茶道部の指導もする必要もない。
いつもの通り人妻女教師は、階段を下り地下鉄の改札を潜った。夕方のラッシュアワーにはまだ早い時間帯ではあるが、ホームは既に乗車待ちをする人たちで溢れていた。美鈴はふぅっと溜め息を吐きその列に加わった。
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