『帰還勇者のRe:スクール(学園無双)』~リエナIf~異世界を救って帰還したら聖女がついてきたのでイチャコラ同棲して面倒をみようと思います。
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第4章 決戦!皇竜姫ドラグレリア!
第79話 『絶対不敗の最強勇者』
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「リエナ! おい大丈夫か、リエナ!」
俺の腕の中でぐったりとしているリエナに俺は必死に呼びかける。
「ゆ、勇者様……こほっ! かはっ!」
リエナがせき込むとともに鮮血を吐き出した。
「おい、リエナ!? 血を吐いてるじゃないか!? どうしたんだよ!? リエナが聖剣『ストレルカ』を召喚してくれたんだよな? そこで何があった? いや何をしたんだ!」
「えへへ、すみません……召喚するには少し女神アテナイの力が足りなかったので、私の生命エネルギーを代わりに使って……それでもう立っているのも難しくて……」
「リエナの生命エネルギーを使っただと? そんなことして大丈夫なのかよ!?」
「大丈夫です、勇者様が勝利を手にするその瞬間までは、何が何でも絶対に術式を維持してみせますから……」
「俺はそんなこと聞いてるんじゃない! リエナが大丈夫かって聞いたんだ!」
「……」
俺の問いかけにリエナは無言を返してきた。
答えるのがしんどかったんじゃない。
肯定できなくて黙ってしまったんだ。
「まさか自分の命をかけて聖剣『ストレルカ』を召喚したっていうのかよ!?」
「……はい」
「なんでそんなことしたんだ! なんで命を捨てるような真似をしたんだ! 約束しただろ、2人で生きて勝つんだって! なのに――!」
「勇者様を死なせるわけには……いきませんから……こほっ!」
「それでリエナが死んだら元も子もないだろうが!」
この大馬鹿野郎!
勝手にムチャしやがって……!!
「そんなことより勇者様……これはあくまで一時的な召還です……そう長くはもちません……私の命が尽きれば聖剣『ストレルカ』は『オーフェルマウス』へと帰ってしまいます……私の頑張りが無駄にならないためにも、早く倒しちゃってください……そして私に勇者様がまた勝つところを見せてください……」
「リエナ……」
「お願いです……最期に『絶対不敗の最強勇者』がこの世界でも『絶対不敗の最強勇者』であることを、私の心に刻みつけて下さい……どうか、どうか……」
「リエナ……分かった、任せとけ」
これ以上問答をしても時間を無駄にするだけだ。
命をかけてまで召喚してくれた聖剣『ストレルカ』を無駄になんてしたら、俺は俺を許せなくなる――!
「…………」
ぐったりとしたリエナを地面に優しく寝かせると、俺はその唇に軽くキスをした。
死ぬなよリエナ、絶対に死ぬな。
心の中でそう語りかけてから、俺は立ち上がるとドラグレリアへと向き直った。
リエナをこんな目にあわせやがったドラグレリアに対して強烈な怒りが湧き上がってくるとともに、激しい闘志と戦意が俺の中を駆け巡っていく!
ほとんど枯れかけていた女神アテナイの加護が、リエナの美しく尊い願いによって!
そしてそれを受け取った俺の闘志に反応して!
再び激しく燃え上がり始める――!
「リエナ、待っていろ。ドラグレリアを最短で片づけて勝利を届けてやるからな。だからしばらくそこで静かに身体を休めていてくれ」
俺は聖剣『ストレルカ』に、勇者の力を怒涛の勢いで注ぎ始めた――!
リエナの命と俺の勇者の力、そして2人分の想いが注がれた聖剣『ストレルカ』が、まばゆいばかりの白銀の光を放ち始める――!!
俺の腕の中でぐったりとしているリエナに俺は必死に呼びかける。
「ゆ、勇者様……こほっ! かはっ!」
リエナがせき込むとともに鮮血を吐き出した。
「おい、リエナ!? 血を吐いてるじゃないか!? どうしたんだよ!? リエナが聖剣『ストレルカ』を召喚してくれたんだよな? そこで何があった? いや何をしたんだ!」
「えへへ、すみません……召喚するには少し女神アテナイの力が足りなかったので、私の生命エネルギーを代わりに使って……それでもう立っているのも難しくて……」
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俺の問いかけにリエナは無言を返してきた。
答えるのがしんどかったんじゃない。
肯定できなくて黙ってしまったんだ。
「まさか自分の命をかけて聖剣『ストレルカ』を召喚したっていうのかよ!?」
「……はい」
「なんでそんなことしたんだ! なんで命を捨てるような真似をしたんだ! 約束しただろ、2人で生きて勝つんだって! なのに――!」
「勇者様を死なせるわけには……いきませんから……こほっ!」
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この大馬鹿野郎!
勝手にムチャしやがって……!!
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「リエナ……」
「お願いです……最期に『絶対不敗の最強勇者』がこの世界でも『絶対不敗の最強勇者』であることを、私の心に刻みつけて下さい……どうか、どうか……」
「リエナ……分かった、任せとけ」
これ以上問答をしても時間を無駄にするだけだ。
命をかけてまで召喚してくれた聖剣『ストレルカ』を無駄になんてしたら、俺は俺を許せなくなる――!
「…………」
ぐったりとしたリエナを地面に優しく寝かせると、俺はその唇に軽くキスをした。
死ぬなよリエナ、絶対に死ぬな。
心の中でそう語りかけてから、俺は立ち上がるとドラグレリアへと向き直った。
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ほとんど枯れかけていた女神アテナイの加護が、リエナの美しく尊い願いによって!
そしてそれを受け取った俺の闘志に反応して!
再び激しく燃え上がり始める――!
「リエナ、待っていろ。ドラグレリアを最短で片づけて勝利を届けてやるからな。だからしばらくそこで静かに身体を休めていてくれ」
俺は聖剣『ストレルカ』に、勇者の力を怒涛の勢いで注ぎ始めた――!
リエナの命と俺の勇者の力、そして2人分の想いが注がれた聖剣『ストレルカ』が、まばゆいばかりの白銀の光を放ち始める――!!
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