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エピローグ
第82話 マナカ襲来
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激戦の翌日。
俺は起きるや否や、
「か、身体が動かん……」
朝から猛烈な筋肉痛に襲われていた。
ベッドから起き上がることすらままならず、どころか指を動かすことすら難しい。
もちろん連絡できないので、学校は無断欠席だ。
「昨日マナカを家まで送り届けて、帰って風呂に入ったくらいから猛烈な眠気が襲ってきたんだよな」
睡魔に抗えずそのままベッドに倒れ込んだ俺は、気絶するかのように一瞬で眠りに落ちたのだった。
そうして今に至る。
「くっ、寝る前は眠いだけで身体の方は何ともなかったのに――」
もちろん心当たりは、なくはなかった。
クロの完全開放&剣部の《真なる心剣》を使ったことと、さらには瀕死の状態から生き返ったことの代償だ。
世界の法則すら捻じ曲げたクロという《想念》の代償に加えて、瀕死の状態から蘇生したのだ。
奇跡と読んで差し支えないほどのあれだけの力を行使しながら、
「全く代償がないなんて、おかしいとは思っていたんだ――」
けどまさか――、
「後からまとめて全部くるタイプだったとは……」
窓からのぞく陽光の色と角度から、時刻はそろそろ夕刻。
しかし全細胞が疲労しつくしたかのような強烈な全身筋肉痛は、いまだまったく引く気配が感じられなかった。
いい加減お腹はペコペコたし、のどもカラカラだ。
クロを呼び出そうとしたもののまったく反応がなくて、あいつも同じように力を使いすぎた&死にかけから生き返ったことに思い至った。
「俺が動けないように、今はクロもへばってんだろうな……」
そんな動けないほどに疲弊しきっていたところにやってきたのが、
「ユウトくーん、いるー? いるよねー? 学校のプリント持ってきたんだけど」
愛園さんちのマナカちゃんだった。
なんでマナカが俺の住所を知っている……?
個人情報だから高校は簡単には漏らさないだろう――となると、さてはカーネリアン博士が教えたな?
マナカを研究所に連れて行ったときにえらく気に入って、連作先の交換までしていたもんな。
あのルートで俺の住所を聞きだしたな?
というか間違いなく博士の方からぺらぺら進んで喋っただろ。
マナカに頼まれて即オーケーする博士の姿が目に浮かぶぞ……。
そんなマナカときたらピンポンを押しても反応がないとみるや、
ピンポン・ピンポン・ピンポン・ピンポン・ピピピピピピピンポーン!!
激しく連打を始めた。
それでもまだ無反応と見るや、しまいには、
「なんか気配がするよ……? これは明らかに居留守だよね。正義の味方のやることじゃないよ!」
とかなんとか言って、空き巣のごとく入念に玄関回りを調べ始めると、合鍵の在りかを探り当てて勝手に入ってきやがったのだ。
進入するまでわずか数分という見事な手際だった。
《心剣》は心と心が繋がることで生まれるもの。
だからマナカには俺がいることも、鍵のありかもすぐに分かったのだろう。
うん、そういう風に自分を納得させておかないと、なんか色々と怖いから……マナカに隠し事をするのはなるべくやめようと心に誓った俺だった。
でも今回は助かった。
このままだと文字通り生命の危機だったからな。
とまぁそんなこんながあって――俺は今ベッドの上で、マナカに後ろから抱っこされていた。
俺は起きるや否や、
「か、身体が動かん……」
朝から猛烈な筋肉痛に襲われていた。
ベッドから起き上がることすらままならず、どころか指を動かすことすら難しい。
もちろん連絡できないので、学校は無断欠席だ。
「昨日マナカを家まで送り届けて、帰って風呂に入ったくらいから猛烈な眠気が襲ってきたんだよな」
睡魔に抗えずそのままベッドに倒れ込んだ俺は、気絶するかのように一瞬で眠りに落ちたのだった。
そうして今に至る。
「くっ、寝る前は眠いだけで身体の方は何ともなかったのに――」
もちろん心当たりは、なくはなかった。
クロの完全開放&剣部の《真なる心剣》を使ったことと、さらには瀕死の状態から生き返ったことの代償だ。
世界の法則すら捻じ曲げたクロという《想念》の代償に加えて、瀕死の状態から蘇生したのだ。
奇跡と読んで差し支えないほどのあれだけの力を行使しながら、
「全く代償がないなんて、おかしいとは思っていたんだ――」
けどまさか――、
「後からまとめて全部くるタイプだったとは……」
窓からのぞく陽光の色と角度から、時刻はそろそろ夕刻。
しかし全細胞が疲労しつくしたかのような強烈な全身筋肉痛は、いまだまったく引く気配が感じられなかった。
いい加減お腹はペコペコたし、のどもカラカラだ。
クロを呼び出そうとしたもののまったく反応がなくて、あいつも同じように力を使いすぎた&死にかけから生き返ったことに思い至った。
「俺が動けないように、今はクロもへばってんだろうな……」
そんな動けないほどに疲弊しきっていたところにやってきたのが、
「ユウトくーん、いるー? いるよねー? 学校のプリント持ってきたんだけど」
愛園さんちのマナカちゃんだった。
なんでマナカが俺の住所を知っている……?
個人情報だから高校は簡単には漏らさないだろう――となると、さてはカーネリアン博士が教えたな?
マナカを研究所に連れて行ったときにえらく気に入って、連作先の交換までしていたもんな。
あのルートで俺の住所を聞きだしたな?
というか間違いなく博士の方からぺらぺら進んで喋っただろ。
マナカに頼まれて即オーケーする博士の姿が目に浮かぶぞ……。
そんなマナカときたらピンポンを押しても反応がないとみるや、
ピンポン・ピンポン・ピンポン・ピンポン・ピピピピピピピンポーン!!
激しく連打を始めた。
それでもまだ無反応と見るや、しまいには、
「なんか気配がするよ……? これは明らかに居留守だよね。正義の味方のやることじゃないよ!」
とかなんとか言って、空き巣のごとく入念に玄関回りを調べ始めると、合鍵の在りかを探り当てて勝手に入ってきやがったのだ。
進入するまでわずか数分という見事な手際だった。
《心剣》は心と心が繋がることで生まれるもの。
だからマナカには俺がいることも、鍵のありかもすぐに分かったのだろう。
うん、そういう風に自分を納得させておかないと、なんか色々と怖いから……マナカに隠し事をするのはなるべくやめようと心に誓った俺だった。
でも今回は助かった。
このままだと文字通り生命の危機だったからな。
とまぁそんなこんながあって――俺は今ベッドの上で、マナカに後ろから抱っこされていた。
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