一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
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第7章 優香のお泊まり大作戦
第125話 優香のお泊まり大作戦(朝食付き)
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優香がキッチンで手際よく朝ご飯を作るのを、居間からのんびりと眺めながら待つこと20分。
(今回も俺が手伝わない方が明らかに効率的っぽいので、敢えて手伝わなかった)
フレンチトースト、スープ、カニカマサラダ、目玉焼き。
そして紅茶――オシャレに言うとブレックファスト・ティー。
食卓に綺麗に並べられた朝食を挟んで優香と向かい合わせに座った俺は、
「「いただきます」」
両手を合わせて食事の挨拶をしてから、朝ご飯を食べ始めた。
まずはホカホカと湯気を立てている熱々のスープを一口飲む。
すると空きっ腹に、優しい温もりがじんわりと染み渡っていった。
「ああ、美味しい……」
「良かった~」
「でも事前に聞いていたから分かるけど、そうじゃなかったらとても昨日のロールキャベツの残りスープから味変したものとは思えないよ。すごいもんだなぁ」
「ふふふーん。そうじゃないと、味変させた意味がないからね」
「それもそうか」
俺は優香の説明に大いに納得すると、次はこんがりときつね色に焼けたフレンチトーストに取り掛かる。
フォークを一番上の一切れに突き差すと、まずはストレートに何もつけずに一口ほおばる。
「優しい甘さですごく食べやすい。これもすごく美味しいよ」
「甘すぎるのが苦手って人もいるから、お菓子系の食事は甘さ控えめで作ることが多いの」
「考えてあるなぁ」
「そういうわけで甘さは控えめにしてあるから、苺ジャムやハチミツも付けて食べてみてね」
「了解」
俺は優香に勧められた通りに苺ジャムフレンチトースト、ハチミツフレンチトーストとトッピングを変えて食べ進めていった。
むぐむぐ、もぐもぐ、ごくん。
トッピングを変えるごとに新たな美味しさが提供される、まさに美味しさのバラエティパックだよ。
たくさん食べてもちっとも飽きが来ない。
食べるのが本当に楽しい。
大きめのお皿に山盛りに作ってくれたフレンチトーストは、最後まで飽きることなく綺麗さっぱり俺の胃袋へと収まったのだった。
「ふぅ、満腹満腹。ごちそうさま優香」
「お粗末様でした」
「すごく美味しかった。つい食べ過ぎちゃってお腹がパンパンだ」
食後の日本茶をすすりながら、俺は優香に感謝の気持ちを伝えた。
「こちらこそ全部食べてくれてありがとうございました。すごい食べっぷりだったよね。朝からこんなに食べられるなんて、さすが男の子だなって思っちゃった。クジラさんみたい」
「マジで美味しすぎて止まらなかったんだよな。ここで食べるのを止めたら一生損するぞって、本能が訴えかけてきたからさ」
「もぅ、蒼太くんってば口が上手いんだから」
「いやほんと、マジマジ。本能には逆らえなかったよ」
「ふふっ、ありがとう♪」
湯呑みを両手で包むように持ちながら、ちょっと恥ずかしそうに笑う優香。
その可愛いらしい姿を見ていると、俺の心に言いようのない幸福感が押し寄せてくる。
内緒のお泊まりをした女の子に、朝食のフレンチトーストを作ってもらって、一緒に食べる。
なんて素敵なイベントなんだろうか。
ああ、でも?
内緒のお泊まりってのが、なんともハレンチだよな。
これもうフレンチトーストじゃなくてハレンチトーストだろ、なんちゃって。
はははは。
これは親父ギャグ過ぎて、間違っても優香には言えないな。
しかも微妙に下ネタ。
女子が最も嫌がるジャンルだ。
とまぁ、そんなポワポワな思考になってしまうくらいに、
「幸せだなぁ」
多幸感で胸がいっぱいになっていた俺は、満腹の身体を背もたれに預けながら、ほわほわした気持ちで、素直な心の内を口に出した。
(今回も俺が手伝わない方が明らかに効率的っぽいので、敢えて手伝わなかった)
フレンチトースト、スープ、カニカマサラダ、目玉焼き。
そして紅茶――オシャレに言うとブレックファスト・ティー。
食卓に綺麗に並べられた朝食を挟んで優香と向かい合わせに座った俺は、
「「いただきます」」
両手を合わせて食事の挨拶をしてから、朝ご飯を食べ始めた。
まずはホカホカと湯気を立てている熱々のスープを一口飲む。
すると空きっ腹に、優しい温もりがじんわりと染み渡っていった。
「ああ、美味しい……」
「良かった~」
「でも事前に聞いていたから分かるけど、そうじゃなかったらとても昨日のロールキャベツの残りスープから味変したものとは思えないよ。すごいもんだなぁ」
「ふふふーん。そうじゃないと、味変させた意味がないからね」
「それもそうか」
俺は優香の説明に大いに納得すると、次はこんがりときつね色に焼けたフレンチトーストに取り掛かる。
フォークを一番上の一切れに突き差すと、まずはストレートに何もつけずに一口ほおばる。
「優しい甘さですごく食べやすい。これもすごく美味しいよ」
「甘すぎるのが苦手って人もいるから、お菓子系の食事は甘さ控えめで作ることが多いの」
「考えてあるなぁ」
「そういうわけで甘さは控えめにしてあるから、苺ジャムやハチミツも付けて食べてみてね」
「了解」
俺は優香に勧められた通りに苺ジャムフレンチトースト、ハチミツフレンチトーストとトッピングを変えて食べ進めていった。
むぐむぐ、もぐもぐ、ごくん。
トッピングを変えるごとに新たな美味しさが提供される、まさに美味しさのバラエティパックだよ。
たくさん食べてもちっとも飽きが来ない。
食べるのが本当に楽しい。
大きめのお皿に山盛りに作ってくれたフレンチトーストは、最後まで飽きることなく綺麗さっぱり俺の胃袋へと収まったのだった。
「ふぅ、満腹満腹。ごちそうさま優香」
「お粗末様でした」
「すごく美味しかった。つい食べ過ぎちゃってお腹がパンパンだ」
食後の日本茶をすすりながら、俺は優香に感謝の気持ちを伝えた。
「こちらこそ全部食べてくれてありがとうございました。すごい食べっぷりだったよね。朝からこんなに食べられるなんて、さすが男の子だなって思っちゃった。クジラさんみたい」
「マジで美味しすぎて止まらなかったんだよな。ここで食べるのを止めたら一生損するぞって、本能が訴えかけてきたからさ」
「もぅ、蒼太くんってば口が上手いんだから」
「いやほんと、マジマジ。本能には逆らえなかったよ」
「ふふっ、ありがとう♪」
湯呑みを両手で包むように持ちながら、ちょっと恥ずかしそうに笑う優香。
その可愛いらしい姿を見ていると、俺の心に言いようのない幸福感が押し寄せてくる。
内緒のお泊まりをした女の子に、朝食のフレンチトーストを作ってもらって、一緒に食べる。
なんて素敵なイベントなんだろうか。
ああ、でも?
内緒のお泊まりってのが、なんともハレンチだよな。
これもうフレンチトーストじゃなくてハレンチトーストだろ、なんちゃって。
はははは。
これは親父ギャグ過ぎて、間違っても優香には言えないな。
しかも微妙に下ネタ。
女子が最も嫌がるジャンルだ。
とまぁ、そんなポワポワな思考になってしまうくらいに、
「幸せだなぁ」
多幸感で胸がいっぱいになっていた俺は、満腹の身体を背もたれに預けながら、ほわほわした気持ちで、素直な心の内を口に出した。
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