一年付き合ってた彼女が医大生とラブホから出てきた(NTR……涙)帰り道、川で幼女が溺れていたので助けて家まで送ったら学園のアイドルの家だった
マナシロカナタ✨ねこたま✨GCN文庫
文字の大きさ
大中小
151 / 175
第8章 深まりゆく関係
第149話 vs優香
しおりを挟む
「それではいきますね。先攻は蒼太おにーちゃんです。まずは右手を緑にお願いします」
スピナー美月ちゃんの言葉とともに、俺と優香のツイスターが始まった。
またしても序盤はゆったりと進んでいく――かと思われたのだが。
ここまでの対戦とは打って変わって、俺と優香のツイスターは序盤から際どい接近戦の様相を呈していた。
まるでテトリスを上手くハメていくみたいに、俺と優香の身体が触れ合いながら、絡み合っていく。
「おねーちゃん、左足を緑です」
「ええっと、左足を緑ね……えいっ」
優香が中腰の俺の足の間に、同じく中腰になりながら自分の足を割り入れてきた。
お互いの太ももの間に、自分の片足を突っ込みあっているような体位だ。
優香の左太ももが、俺の下腹部あたりで、もぞもぞっと動きながらこすりつけるように押し付けられる。
「――っ」
その柔らかくも張りのある感触と、なんとも言えない刺激感のある圧力に、俺は一瞬ピクリと身体を震わせてしまう。
「えっと、当たっちゃって、ごめんね」
「おう。気にすんな」
俺よ、平常心を保つんだぞ。
今のは別にえっちな意図がある訳でもなんでもなく、たまたま優香の太ももが俺の下腹部に当たって、すりすりと擦れてしまっただけなのだから。
これは単なる接触プレイ。
ことさらに問題視する必要はないのだ。
ないのだ!
ないんだからな!!
だからさっさと消え去ってくれ俺のイケナイえっちな煩悩!!
でないと――どことは言わないが――とてもマズいことになってしまう!
あと「気にすんな」とか、素っ気なさを装うとして、普段と口調が変わってしまって、なんかもう超絶意識してしまっているのが優香にバレていそうで、めちゃくちゃ恥ずかしかった。
もちろん俺がそんなことを思っている間にも、ゲームはどんどんとテンポよく、かつ際どく進行していく。
「蒼太おにーちゃん、次は左手を、青です」
「左手を青か……うーん、ちょっと無理かなぁ」
左手を青のサークルに置こうと考えを巡らせて――しかし俺は簡単に白旗をあげた。
「ええっ、頑張れば届きそうですよ? やってみましょうよ~~」
挑戦もせずに諦めた俺に、悲しそうな声を上げる美月ちゃん。
まぁそうなんだけどな?
美月ちゃんの言うとおりで、多分届くんだけどな?
最短ラインで身体と手を伸ばせば、ギリギリ届くと思う。
だけど『最短ライン』を使うには、優香が中腰で少し突き出したお尻の辺りに、俺は覆いかぶさるようにしながら、アゴの下あたりを密着させないといけないのだ。
俺と優香は年頃の男女ということもあって、さすがにこの体位にはチャレンジできなかった。
女子のお尻に顔の近辺をくっ付けるプレイが、遊びでも超えちゃいけないラインなのは明白だ。
楽しく遊んでいる優香に、不快な思いはさせたくない。
「そんなに気にしないでいいよ? 私、蒼太くんになら全然平気だし」
すると俺にだけ聞こえるように、俺の耳元で優香がそっと小さくささやいた。
どうやら俺が挑戦すらしない理由に、優香も思い至ったようだ。
ちょっと頬が赤いのは、ゲームで身体を動かしているからだけではないだろう。
「うーん、でもなぁ」
「ここでトライせずに負けちゃったら、美月ががっかりすると思うし。私もせっかくゲームをするんなら、全力で楽しみたいし。だから遠慮しないで、ね?」
「そうまで言ってくれるなら、ちょっとだけごめんな」
「だから全然、ごめんとか言わなくていいってば。これはゲームなんだから全力で遊ぼうよ?」
優香の声に不快感のような負の感情が全くないことを感じ取った俺は、改めて次の体位にトライすることにした。
スピナー美月ちゃんの言葉とともに、俺と優香のツイスターが始まった。
またしても序盤はゆったりと進んでいく――かと思われたのだが。
ここまでの対戦とは打って変わって、俺と優香のツイスターは序盤から際どい接近戦の様相を呈していた。
まるでテトリスを上手くハメていくみたいに、俺と優香の身体が触れ合いながら、絡み合っていく。
「おねーちゃん、左足を緑です」
「ええっと、左足を緑ね……えいっ」
優香が中腰の俺の足の間に、同じく中腰になりながら自分の足を割り入れてきた。
お互いの太ももの間に、自分の片足を突っ込みあっているような体位だ。
優香の左太ももが、俺の下腹部あたりで、もぞもぞっと動きながらこすりつけるように押し付けられる。
「――っ」
その柔らかくも張りのある感触と、なんとも言えない刺激感のある圧力に、俺は一瞬ピクリと身体を震わせてしまう。
「えっと、当たっちゃって、ごめんね」
「おう。気にすんな」
俺よ、平常心を保つんだぞ。
今のは別にえっちな意図がある訳でもなんでもなく、たまたま優香の太ももが俺の下腹部に当たって、すりすりと擦れてしまっただけなのだから。
これは単なる接触プレイ。
ことさらに問題視する必要はないのだ。
ないのだ!
ないんだからな!!
だからさっさと消え去ってくれ俺のイケナイえっちな煩悩!!
でないと――どことは言わないが――とてもマズいことになってしまう!
あと「気にすんな」とか、素っ気なさを装うとして、普段と口調が変わってしまって、なんかもう超絶意識してしまっているのが優香にバレていそうで、めちゃくちゃ恥ずかしかった。
もちろん俺がそんなことを思っている間にも、ゲームはどんどんとテンポよく、かつ際どく進行していく。
「蒼太おにーちゃん、次は左手を、青です」
「左手を青か……うーん、ちょっと無理かなぁ」
左手を青のサークルに置こうと考えを巡らせて――しかし俺は簡単に白旗をあげた。
「ええっ、頑張れば届きそうですよ? やってみましょうよ~~」
挑戦もせずに諦めた俺に、悲しそうな声を上げる美月ちゃん。
まぁそうなんだけどな?
美月ちゃんの言うとおりで、多分届くんだけどな?
最短ラインで身体と手を伸ばせば、ギリギリ届くと思う。
だけど『最短ライン』を使うには、優香が中腰で少し突き出したお尻の辺りに、俺は覆いかぶさるようにしながら、アゴの下あたりを密着させないといけないのだ。
俺と優香は年頃の男女ということもあって、さすがにこの体位にはチャレンジできなかった。
女子のお尻に顔の近辺をくっ付けるプレイが、遊びでも超えちゃいけないラインなのは明白だ。
楽しく遊んでいる優香に、不快な思いはさせたくない。
「そんなに気にしないでいいよ? 私、蒼太くんになら全然平気だし」
すると俺にだけ聞こえるように、俺の耳元で優香がそっと小さくささやいた。
どうやら俺が挑戦すらしない理由に、優香も思い至ったようだ。
ちょっと頬が赤いのは、ゲームで身体を動かしているからだけではないだろう。
「うーん、でもなぁ」
「ここでトライせずに負けちゃったら、美月ががっかりすると思うし。私もせっかくゲームをするんなら、全力で楽しみたいし。だから遠慮しないで、ね?」
「そうまで言ってくれるなら、ちょっとだけごめんな」
「だから全然、ごめんとか言わなくていいってば。これはゲームなんだから全力で遊ぼうよ?」
優香の声に不快感のような負の感情が全くないことを感じ取った俺は、改めて次の体位にトライすることにした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる