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おまけ
アフターSS 俺と夏美と加恋と黒猫
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ある日の放課後。
俺が夏美と加恋といつものように3人で仲良く下校していると、
「うう~、6時間目、数学の抜き打ち小テストとか聞いてないんだけど~」
すぐに夏美が愚痴を言い始めた。
愚痴というか泣き言というか。
夏美は主要教科の中で、数学が少しだけ苦手科目なのだ。
「何の前触れもなくいきなりだったよなぁ。俺もちょっとビックリしたよ」
「あはは、抜き打ちだもん。そりゃあ突然だよぉ」
「うう……、なんか2人とも余裕そうだしー」
俺と加恋の反応に、夏美は少し不服そうに言う。
「俺は数学はわりかし得意だから。……英語なら終わってたかもだがな」
「アタシは割と勉強は得意だからねーん♪」
「羨ましいなぁ」
などと、日本全国どこににでもありそうな学生の会話をしていると、
「あっ、猫だぁ♪」
加恋が立ち止まると、通学路沿いの小さな緑地スペースを指さした。
その先に1匹の黒猫がいるのが見える。
日課のお散歩でもしているのだろうか。
黒猫は緑地スペースに植えられたツツジの根元を、時おり匂いを確かめるように鼻をヒクヒクさせながら、警戒した素振りを見せることなく、のほほんと歩いている。
「ほんとだ、おいでおいで~」
すかさず手招きしながら、猫なで声で呼びかける夏美。
可愛い物好きな夏美は、子猫や子犬といった小動物も大好きなのだ。
黒猫は夏美の声に反応して顔をあげると、
「ほら、おいでおいで~」
ミャア!
夏美に誘われるがまま、トテトテと可愛らしい足取りで俺たちの方へと近づいてきた。
「わっ、こっちに来たよぉ。やーん、可愛い~♪」
「ふふっ、なでなでしてあげるねー」
加恋と夏美は道路脇にしゃがみ込むと、二人して黒猫を撫で始める。
なでなで、なでなで。
ミャア!
二人にダブルなでなでされた黒猫は、嬉しそうに鳴くと、加恋の手にこつんとおでこをぶつけてきたり、夏美の膝小僧に身体を擦り付けてきたりと、盛大に甘え始めた。
「すごく人慣れしてるな。首輪もしてるしこの辺りの飼い猫だろうな」
などと言いながら、俺も少しだけなでなでに参加させてもらう。
モフモフしていて、とても撫で心地がいい。
なでなで、なでなで。
ミャア!
黒猫が俺の顔を見上げながら可愛く鳴く。
くっ、なんだこいつ可愛すぎだろ。
俺を誘ってやがるのか?
OK、もっと撫でてやるからな!
「シュート、そのまま、そのままね!」
いつの間にか加恋がスマホを構えていて、パシャリパシャリと連続撮影をする。
「加恋ちゃん、私もこの子と一緒に撮って欲しいなっ」
「もちもーち! あとでアタシのも撮ってねー♪」
「うん」
などと突発、写真撮影会が始まって。
俺たちは写真を撮りながら黒猫をモフモフ撫でてあげていると、
みゃ~~~~~~~ん。
黒猫は満足したのか盛大に伸びをすると、ツツジの方へと歩き始め、そのまま奥の方へと消えていった。
「やーん、可愛かったぁん♪」
「可愛かったね~! 写真もいっぱい撮れたし。おかげで抜き打ちテストの傷心も癒されちゃった」
「黒猫さまさまだな」
俺たちは立ち上がると再び通学路を歩き出す。
俺と夏美と加恋の平凡な高校生活の一幕だった。
アフターSS(完)
俺が夏美と加恋といつものように3人で仲良く下校していると、
「うう~、6時間目、数学の抜き打ち小テストとか聞いてないんだけど~」
すぐに夏美が愚痴を言い始めた。
愚痴というか泣き言というか。
夏美は主要教科の中で、数学が少しだけ苦手科目なのだ。
「何の前触れもなくいきなりだったよなぁ。俺もちょっとビックリしたよ」
「あはは、抜き打ちだもん。そりゃあ突然だよぉ」
「うう……、なんか2人とも余裕そうだしー」
俺と加恋の反応に、夏美は少し不服そうに言う。
「俺は数学はわりかし得意だから。……英語なら終わってたかもだがな」
「アタシは割と勉強は得意だからねーん♪」
「羨ましいなぁ」
などと、日本全国どこににでもありそうな学生の会話をしていると、
「あっ、猫だぁ♪」
加恋が立ち止まると、通学路沿いの小さな緑地スペースを指さした。
その先に1匹の黒猫がいるのが見える。
日課のお散歩でもしているのだろうか。
黒猫は緑地スペースに植えられたツツジの根元を、時おり匂いを確かめるように鼻をヒクヒクさせながら、警戒した素振りを見せることなく、のほほんと歩いている。
「ほんとだ、おいでおいで~」
すかさず手招きしながら、猫なで声で呼びかける夏美。
可愛い物好きな夏美は、子猫や子犬といった小動物も大好きなのだ。
黒猫は夏美の声に反応して顔をあげると、
「ほら、おいでおいで~」
ミャア!
夏美に誘われるがまま、トテトテと可愛らしい足取りで俺たちの方へと近づいてきた。
「わっ、こっちに来たよぉ。やーん、可愛い~♪」
「ふふっ、なでなでしてあげるねー」
加恋と夏美は道路脇にしゃがみ込むと、二人して黒猫を撫で始める。
なでなで、なでなで。
ミャア!
二人にダブルなでなでされた黒猫は、嬉しそうに鳴くと、加恋の手にこつんとおでこをぶつけてきたり、夏美の膝小僧に身体を擦り付けてきたりと、盛大に甘え始めた。
「すごく人慣れしてるな。首輪もしてるしこの辺りの飼い猫だろうな」
などと言いながら、俺も少しだけなでなでに参加させてもらう。
モフモフしていて、とても撫で心地がいい。
なでなで、なでなで。
ミャア!
黒猫が俺の顔を見上げながら可愛く鳴く。
くっ、なんだこいつ可愛すぎだろ。
俺を誘ってやがるのか?
OK、もっと撫でてやるからな!
「シュート、そのまま、そのままね!」
いつの間にか加恋がスマホを構えていて、パシャリパシャリと連続撮影をする。
「加恋ちゃん、私もこの子と一緒に撮って欲しいなっ」
「もちもーち! あとでアタシのも撮ってねー♪」
「うん」
などと突発、写真撮影会が始まって。
俺たちは写真を撮りながら黒猫をモフモフ撫でてあげていると、
みゃ~~~~~~~ん。
黒猫は満足したのか盛大に伸びをすると、ツツジの方へと歩き始め、そのまま奥の方へと消えていった。
「やーん、可愛かったぁん♪」
「可愛かったね~! 写真もいっぱい撮れたし。おかげで抜き打ちテストの傷心も癒されちゃった」
「黒猫さまさまだな」
俺たちは立ち上がると再び通学路を歩き出す。
俺と夏美と加恋の平凡な高校生活の一幕だった。
アフターSS(完)
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