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まさかね
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昼の忙しい時間帯も終わり、落ち着いた店内でノアはテーブルを拭く。そうしてノアは、そろそろ表の看板を下げようかと考えていた時だ。
「んま~幸せそうな顔しちゃって」
いつも通り仕事に精を出しているだけなのに、ブブは頬杖をつきながら揶揄ってくる。
「うーん? そうかも。弟と和解できたんだ。和解というか、僕が一方的に勘違いしてただけだったけど、誤解が解けてホッとしてるかな」
実の兄弟じゃなくても、コネハに嫌われなかった。それだけで今日のノアは足元がフワフワとしている気分になっている。いつもより笑顔が多いし、声にも張りがあって愛想がいい。
だが結果として普段以上に客の心を惑わせているのだが、ノアはそれに気づいていない。
ブブは苦笑いを浮かべた。
「あの遠い村から、わざわざお兄ちゃんを追いかけてくる弟、ねえ? その子、いくつなんだっけ?」
「僕の一個下だから、十八だよ。もうすぐ十九になるかな」
「……お兄ちゃんを恋しがって追いかけてくるような年じゃないのに。二人とも、随分仲良しなのねえ」
ブブの半ば呆れ声も、今のノアには響かない。
「うん。昔から、凄く仲が良いんだ。聞いてよ、本当にコネハは凄く格好いいし、良い子でね、昔――」
明るく弟自慢で返すノアに、ブブは両手を挙げて降参のポーズをとった。元より可愛らしいノアだったが、弟との確執がなくなっただけでこの浮かれようだ。詳しく聞きたそうなブブだったが、運悪く客がノアを呼んだ。
客席に向かうノアの背中を、ブブはじっと見る。
「仲良しの弟、ねえ」
ノアのシャツの襟、ギリギリ内側。鏡で見てもノアからは見えない、耳の後ろ側に残された鬱血の跡にブブだけが気がついてた。
「あの子が幸せならいいんだけど」
ブブは小さく呟いて、キビキビと働くノアを眺め厨房へと引っ込んだ。
流石に連日二人分の夕飯を貰うのも申し訳ないので、ブブに給料から引いてくれと申し出た。若干の攻防があったものの、顔に見合わず頑固なノアに、結局ブブが折れた形だ。
昨日と同じように袋に入れて貰った夕飯を、ノアはニコニコしながら両手で抱える。
「温かいうちに食べなさいよね。それと今度――弟くんも連れてきなさい。うちの料理は冷めても美味しいけど、出来たてが絶品なんだから」
「そうだね、今度紹介させて」
誰がどう見ても浮かれているノアに、ブブは困った顔をした。
ノアは無自覚だが、今日もノアに惚れる客は後を絶たなかった。健気でまっすぐで、それでいて自分の容姿を鼻に掛けることもない素直なノアに、本気で恋をする男も増えている。
「今日はまっすぐ帰れる? 昨日みたいな目に遭わないよう、早めに帰るのよ」
ブブはどうやら心配してくれているようだ。昨日、街で男たちに襲われかけたと伝えてしまったせいだ。コネハが危機一髪で助けてくれて無事なのだと、そう弟自慢の一環で話してしまったのが良くなかった。
この街で保護者のような立ち位置にいるブブに、いらぬ心配をかけてしまったことを反省しながらも「大丈夫だよ」と微笑んだ。
「僕だって力があるの、知ってるでしょ。昨日は怪我をさせたらどうしようかなって躊躇っちゃったけど、また同じ目にあっても今日は容赦しないから」
「そうだけど。アタシも心配なのよ。やっぱり送って行こうかしら」
「もう……」
ブブまで店を離れてしまっては、夜の営業に差し支えるというのに。
行こうとする手首を掴まれ、困ったような嬉しいようなそんな気持ちで、ノアはどう説得しようかと考えていた時だ。
カランカランとドアチャイムが鳴り、外から店の扉が開いた。
「すいませんもう閉店で――コネハ! え、僕、ここで働いてるって教えたっけ」
フードを被ったコネハが扉をくぐって店内に入る。
「この子、いえこの人がノアの弟クンなの? 失礼かもしれないけど凄く綺麗……」
ブブがうっとりとした声を出すのも無理はなかった。コネハという存在は、もはやは一つの芸術品だ。日に焼いた肌とはまるで違う、深い濃い色の肌は滑らかで、その下にある筋肉は彫像のように無駄なく引き締まっていた。
面長の顔にスッと通った鼻筋、そこにある切れ長の瞳の周囲には宝石のような細かな輝きが埋め込まれており、それは太陽の光を反射して煌めく。銀色の髪の毛が風に揺れるその様は、美しい竜人の中でも一際圧倒的な存在感があるのだ。
「ノアが世話になってると聞く」
普段よりも低いその声には、明らかに牽制を含む。それなのにノアはただ弟が礼儀正しく挨拶をしてくれているように聞こえているのだから、身内の欲目は盲目なものだ。
「え、ええっ。ノアは本当に良く働いてくれるわぁ~。アタシはオーナーのブブよ。よろしくねぇ」
明らかに支配者然としたコネハの視線がゆっくりとブブに向かった瞬間、ブブの身体はブルリと震えた。圧倒的強者に睨まれたブブは、哀れな子ネズミのようだ。
「え、あ……」
「ノアの手を離せ」
その地を這うような底冷えする一言で、ノアの腕を掴んでいたブブの手が離れた。
途端に、コネハはノアを自分の胸の中に引き寄せる。ノアもそれを抵抗するでもなく、ごく自然に当たり前のように受け入れていた。
コネハの放つ威圧感など、ノアには全く気付かない。その上、まるで小さな子供に言い聞かせるように人差し指を立てるとコネハに向かって「いい?」と説教し始めた。
「コネハ、ダメだよブブは僕の恩人なんだから。きみはいつも言い方がキツイって言ってるでしょ」
「い、いいのよノア、アタシなんて」
慌てるブブの心配をよそに、弟はむしろノアをギュッと抱きしめ、拗ねたように唇を尖らせる。その瞬間、先ほどまでの威圧感はどこかへ霧散した。
「キツくねーし」
「ごめんねブブ。ちょっと口が悪いけど、優しくて可愛い弟なんだ」
背後から絡みつく危険な猛獣のようなこコネハを可愛いと言えるのは、このアノーレ国広しと言えどノアだけだろう。
少し顔を曇らせたノアに、ブブは慌てて両手を振った。
「い、いいのよぉ! 弟クンも今度うちに食べに来てちょうだい。夜はうちの奥さんも店に出てるから歓迎するわよぉ」
ブブは言外に「パートナーがいるからノアにそういう目を向けてない」ことをアピールしていた。その甲斐あってか冷え冷えとしていたコネハの視線は、ほんの少し和らいだ気がする。
「さ、二人とも気をつけて帰ってちょうだいね。アタシは夜の用意がまだあるから、また」
そう言ってブブは二人を店の外に見送った。扉を閉め、その向こう側から人の気配がなくなると、ブブはズルズルと床にへたりこんだ。
「はああ、怖かった。凄い弟がいるものね」
目線の先では、筋肉に覆われたブブの膝が笑っている。まるできついトレーニングをした後のようだ。
「そういえば……ノアは竜人の村で暮らしてたって言ってたわよね。いいえ、まさかね」
ブブは頭を振る。そしてゆっくりと立ち上がり、仕事の準備へと向かったのだった。
「んま~幸せそうな顔しちゃって」
いつも通り仕事に精を出しているだけなのに、ブブは頬杖をつきながら揶揄ってくる。
「うーん? そうかも。弟と和解できたんだ。和解というか、僕が一方的に勘違いしてただけだったけど、誤解が解けてホッとしてるかな」
実の兄弟じゃなくても、コネハに嫌われなかった。それだけで今日のノアは足元がフワフワとしている気分になっている。いつもより笑顔が多いし、声にも張りがあって愛想がいい。
だが結果として普段以上に客の心を惑わせているのだが、ノアはそれに気づいていない。
ブブは苦笑いを浮かべた。
「あの遠い村から、わざわざお兄ちゃんを追いかけてくる弟、ねえ? その子、いくつなんだっけ?」
「僕の一個下だから、十八だよ。もうすぐ十九になるかな」
「……お兄ちゃんを恋しがって追いかけてくるような年じゃないのに。二人とも、随分仲良しなのねえ」
ブブの半ば呆れ声も、今のノアには響かない。
「うん。昔から、凄く仲が良いんだ。聞いてよ、本当にコネハは凄く格好いいし、良い子でね、昔――」
明るく弟自慢で返すノアに、ブブは両手を挙げて降参のポーズをとった。元より可愛らしいノアだったが、弟との確執がなくなっただけでこの浮かれようだ。詳しく聞きたそうなブブだったが、運悪く客がノアを呼んだ。
客席に向かうノアの背中を、ブブはじっと見る。
「仲良しの弟、ねえ」
ノアのシャツの襟、ギリギリ内側。鏡で見てもノアからは見えない、耳の後ろ側に残された鬱血の跡にブブだけが気がついてた。
「あの子が幸せならいいんだけど」
ブブは小さく呟いて、キビキビと働くノアを眺め厨房へと引っ込んだ。
流石に連日二人分の夕飯を貰うのも申し訳ないので、ブブに給料から引いてくれと申し出た。若干の攻防があったものの、顔に見合わず頑固なノアに、結局ブブが折れた形だ。
昨日と同じように袋に入れて貰った夕飯を、ノアはニコニコしながら両手で抱える。
「温かいうちに食べなさいよね。それと今度――弟くんも連れてきなさい。うちの料理は冷めても美味しいけど、出来たてが絶品なんだから」
「そうだね、今度紹介させて」
誰がどう見ても浮かれているノアに、ブブは困った顔をした。
ノアは無自覚だが、今日もノアに惚れる客は後を絶たなかった。健気でまっすぐで、それでいて自分の容姿を鼻に掛けることもない素直なノアに、本気で恋をする男も増えている。
「今日はまっすぐ帰れる? 昨日みたいな目に遭わないよう、早めに帰るのよ」
ブブはどうやら心配してくれているようだ。昨日、街で男たちに襲われかけたと伝えてしまったせいだ。コネハが危機一髪で助けてくれて無事なのだと、そう弟自慢の一環で話してしまったのが良くなかった。
この街で保護者のような立ち位置にいるブブに、いらぬ心配をかけてしまったことを反省しながらも「大丈夫だよ」と微笑んだ。
「僕だって力があるの、知ってるでしょ。昨日は怪我をさせたらどうしようかなって躊躇っちゃったけど、また同じ目にあっても今日は容赦しないから」
「そうだけど。アタシも心配なのよ。やっぱり送って行こうかしら」
「もう……」
ブブまで店を離れてしまっては、夜の営業に差し支えるというのに。
行こうとする手首を掴まれ、困ったような嬉しいようなそんな気持ちで、ノアはどう説得しようかと考えていた時だ。
カランカランとドアチャイムが鳴り、外から店の扉が開いた。
「すいませんもう閉店で――コネハ! え、僕、ここで働いてるって教えたっけ」
フードを被ったコネハが扉をくぐって店内に入る。
「この子、いえこの人がノアの弟クンなの? 失礼かもしれないけど凄く綺麗……」
ブブがうっとりとした声を出すのも無理はなかった。コネハという存在は、もはやは一つの芸術品だ。日に焼いた肌とはまるで違う、深い濃い色の肌は滑らかで、その下にある筋肉は彫像のように無駄なく引き締まっていた。
面長の顔にスッと通った鼻筋、そこにある切れ長の瞳の周囲には宝石のような細かな輝きが埋め込まれており、それは太陽の光を反射して煌めく。銀色の髪の毛が風に揺れるその様は、美しい竜人の中でも一際圧倒的な存在感があるのだ。
「ノアが世話になってると聞く」
普段よりも低いその声には、明らかに牽制を含む。それなのにノアはただ弟が礼儀正しく挨拶をしてくれているように聞こえているのだから、身内の欲目は盲目なものだ。
「え、ええっ。ノアは本当に良く働いてくれるわぁ~。アタシはオーナーのブブよ。よろしくねぇ」
明らかに支配者然としたコネハの視線がゆっくりとブブに向かった瞬間、ブブの身体はブルリと震えた。圧倒的強者に睨まれたブブは、哀れな子ネズミのようだ。
「え、あ……」
「ノアの手を離せ」
その地を這うような底冷えする一言で、ノアの腕を掴んでいたブブの手が離れた。
途端に、コネハはノアを自分の胸の中に引き寄せる。ノアもそれを抵抗するでもなく、ごく自然に当たり前のように受け入れていた。
コネハの放つ威圧感など、ノアには全く気付かない。その上、まるで小さな子供に言い聞かせるように人差し指を立てるとコネハに向かって「いい?」と説教し始めた。
「コネハ、ダメだよブブは僕の恩人なんだから。きみはいつも言い方がキツイって言ってるでしょ」
「い、いいのよノア、アタシなんて」
慌てるブブの心配をよそに、弟はむしろノアをギュッと抱きしめ、拗ねたように唇を尖らせる。その瞬間、先ほどまでの威圧感はどこかへ霧散した。
「キツくねーし」
「ごめんねブブ。ちょっと口が悪いけど、優しくて可愛い弟なんだ」
背後から絡みつく危険な猛獣のようなこコネハを可愛いと言えるのは、このアノーレ国広しと言えどノアだけだろう。
少し顔を曇らせたノアに、ブブは慌てて両手を振った。
「い、いいのよぉ! 弟クンも今度うちに食べに来てちょうだい。夜はうちの奥さんも店に出てるから歓迎するわよぉ」
ブブは言外に「パートナーがいるからノアにそういう目を向けてない」ことをアピールしていた。その甲斐あってか冷え冷えとしていたコネハの視線は、ほんの少し和らいだ気がする。
「さ、二人とも気をつけて帰ってちょうだいね。アタシは夜の用意がまだあるから、また」
そう言ってブブは二人を店の外に見送った。扉を閉め、その向こう側から人の気配がなくなると、ブブはズルズルと床にへたりこんだ。
「はああ、怖かった。凄い弟がいるものね」
目線の先では、筋肉に覆われたブブの膝が笑っている。まるできついトレーニングをした後のようだ。
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