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人生を斜交いに生きた男 実話 65
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「分かった、わしらは手を引くよって」
相手の伝票を私が取り、山崎から事前に3万円を預かり封筒に入れていたので
「車代にでも」
テーブルに置いてみた。
兄貴分は少し戸惑ったが、結局は手を出しポケットに収めたので
「じゃそういう事で」
目先の金に手を出す位なので完全に相手の負けである。
これを見ていた山崎は完全にビビっていたが、少しづつ息を吹き返したようだ。
一千万円近くになると払いたく無いので人を介入させて逃げ得を狙うのだ。
「それと小田さんの眼にはびっくりしたし」
「そうやろう一見しただけではわからんしな」
その晩ヤクザからママに電話が
「悪いがわしは手を引くし。あいつら唯もんやじゃないで」
「ええ~、あんたが手を引くのは今迄無かったのに。困ったわー」
後日判明したが、このヤクザは組で不始末をしでかし破門されたのだ。
ママは大きなショックで2日程寝込んでしまい、店はバイトに任せていた。
この件はパトロンには内緒だし、バレたらとんでもない。さてどうしたものか⁈ 山崎以外にも独身のお客から13人で計550万円も搾取しているのだ。1番の大口が山崎なのだ。
数日後ママの店に2人がランチに、ママに金の話を
「今は営業中なので、その話は困りますので」
ピシャリと跳ねつけたのがタカシはカチンときたので。
「何抜かすんじゃい。電話出んわ、居留守はするわ、連絡ないのはどう言う事やねん」
「、、、体調が」
「どうせ仮病やろう。それはそうと娘さん可愛いなぁ。お嬢様学校とはなぁー。騙した金でよく行かすなぁー」
ママの顔色が真っ青に、1番弱いとこを突いたのだ。1人娘で美人なのだ。
「どうやねん、時間決めよか」
「、、、、、」
「それともパトロンに助けて貰うか、こっちは会ってもいいが」
この人凄い調査力やは、ヤバイ、、、
「あ、あのうそれはやめて下さい」
あかんどん詰まりやっ、、、」 続く
相手の伝票を私が取り、山崎から事前に3万円を預かり封筒に入れていたので
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テーブルに置いてみた。
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目先の金に手を出す位なので完全に相手の負けである。
これを見ていた山崎は完全にビビっていたが、少しづつ息を吹き返したようだ。
一千万円近くになると払いたく無いので人を介入させて逃げ得を狙うのだ。
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その晩ヤクザからママに電話が
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「ええ~、あんたが手を引くのは今迄無かったのに。困ったわー」
後日判明したが、このヤクザは組で不始末をしでかし破門されたのだ。
ママは大きなショックで2日程寝込んでしまい、店はバイトに任せていた。
この件はパトロンには内緒だし、バレたらとんでもない。さてどうしたものか⁈ 山崎以外にも独身のお客から13人で計550万円も搾取しているのだ。1番の大口が山崎なのだ。
数日後ママの店に2人がランチに、ママに金の話を
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「どうやねん、時間決めよか」
「、、、、、」
「それともパトロンに助けて貰うか、こっちは会ってもいいが」
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