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1節[第一章]
第二話『神様そっちかぁぁい!!』
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「……ま!」
ん??誰が呼んでる??
「……様!」
えっ?何何??あっそっか私転生したんだった…なら起きたら「平民魔法の恋愛呪文♡」の世界なんじゃ…!?
「んっ?」
「あっ!目が覚められましたか?“レイン”様!」
レイン・ウィンター??
それって…
この世界の悪役令嬢、レイン・ウィンター!?
嘘!?転生したはいいけどまさかの悪役側かい!!
神様そっちじゃねぇ!!
このままじゃ私、推しに殺される羽目に…
それも悪くは無いか…
いやいやいや!血迷うな私!せっかくの転生ライフを棒に振るな!
何とか生きよう…せめて推しが目に入る範囲で何とか…何とか…
ん??
私より先に推しが死ぬくね?
このゲーム「平民魔法の恋愛呪文♡」は悪役令嬢ルートだと主人公を守るためあらゆる形で推しが死んでいくのだ。
これがもし悪役令嬢ルートだったら…
私が死ぬ前に推しが死ぬ!?ヤバいヤバいそれはダメ!!
推しには永遠に幸せでいてもらわなきゃ!
確か主人公ルートと悪役令嬢ルートは違うとこが沢山あったからそれで見極めていかなきゃ!!
「あっあの…レイン様?」
はっ…
一人語りを永遠にしそうになってた私…
この子は従者かな?なんか…
「レイン様?」
美形だなおい。
いやわかってるよ?ビジュアルで売りに来たゲームだから美形が多いのは知ってたよ?
けどさ…こんな間近は聞いてないよ!!
あぁ不安がってる泣きそう泣きそう!!えぇっとこの子は確か…
「シオン?」
だったはず確か…
「!?」
あっあってるよね?
「レイン…様。何かいい夢を見られたんですか?あっ…うなされていたんだからそれは違っ…すみません」
「えっいやいや何も謝ることしてないじゃない!そんな怖がらないで?」
ふっ震えてるし落ち着かせてあげなきゃ…
そ~っと…優しく…
フワッ
「!?」
「私はあなたの味方だから。これからは私なんか気にしないで自由にしていいからね」(ニコッ
「!!///」
あっ照れてる…可愛い~!!
私まで照れちゃうよ!///可愛いすぎこの子!!レイン!!こんな可愛い子怖がらせたらダメでしょ!
「あっ!僕皆さんに知らせてきます!」
あぁ小走りで行っちゃった…走ってる姿も可愛い…
はぁ…もう幸せ…
って待って…知らせるって?
ガチャ
「レイン!!」
「スベイス様!?」
来たぁ!!悪役令嬢レイン・ウィンターの兄であり主人公が攻略するキャラの一人、私の推し第三位!!
スベイス・ウィンター様!!
「どうしたんや急に…いつもみたいにスベお兄ちゃんって呼んでくれへんの?」
えっ?
「スっスベお兄ちゃん??」
「はぁ…僕の妹可愛い~!」
ギュッ
「わっわっ!」
近い!推しが!!推しが近い!!供給過多!!供給過多!!///
「おっお兄ちゃん!!くっ苦しい…」
「あぁ!ごめんなレイン…まだ病み上がりの君にこないなことして…今日はゆっくり休むんやで??」
「うっうん。」
「寂しくなったらいつでも呼んでえぇからね!」
パタン
関西弁…お兄ちゃん…シスコン
間違いない…これは
悪役令嬢ルートだ!!(自己完結中
主人公ルートのスベイス・ウィンターは悪役令嬢で実の妹レインを毛嫌いし女遊びを繰り返す
あまり評判の良くない人物として出てくる。
そんな日々の中、主人公とスベイスが出会いスベイスは一目惚れした主人公にベッタリになる。
一方悪役令嬢ルートでは、妹にベッタリなシスコン状態で始まり、妹の為なら世界を敵に回すとまで言い出すほどのキャラになる。
そして何故か悪役令嬢ルートの攻略キャラはみんな関西弁なのだ。
ほんとになんで??
まぁ好きだからいいんですけどね!
コンコン
「はい。」
「失礼します。レイン様?お着替えは如何なさいますか?」
着替え?
「う~ん…別になんでもいいわ。特別なところに行くわけじゃないし…」
あれ?なんでそんなこと聞くんだろ…
「なにか予定でもあったかしら??」
「いっいえ、予定は無いのですが…」
レインは病み上がりだし出かける予定は無いはずなんだけど…
コンコン
「レイン??いるか?」
ん??誰??
「あっ!少々お待ちください!」
一体誰??なんか向こうで言い合ってる??
ガチャ
「レイン!具合はどうだ?まだ寝ていろ!かなりの高熱が出ていたと聞いたぞ!」
あっあれ?関西弁じゃない!?てか誰!
「あっあのエイム様!レイン様はまだ起きられたばかりで…」
エイム様??
「あっそっそうなのか…すまない。君の事だから、また無茶をして訓練をすると言い出すと思って…」
待てよ?この口調、煌びやかな金髪、赤い宝石のような瞳、間違いない!
レインの婚約者、エイム・プレントだ!!
いやゲームで見てた時より数百倍イケメンなんだが!?
「いいかレイン…いくら私の家紋が戦いを主とする家紋だからといって、君がおなじようにする必要はないんだ。」
「えっ…でも」
婚約者の家紋に従うのがこのゲームの設定だったはず…悪役令嬢ルートのレインもエイムとの婚約が決まってから訓練を欠かさずやってて…
もう既に原作から外れてる!?そんなバカな!?
「しっしかしエイム様…私はエイム様と婚約した身にございます…家紋に従うのがしきたりですので…」
「…チッ。わかった、だが無理はするなよ?」
「はっはい。」
パタン
チッ!?今チッて言った!?あの人舌打ちした!?なんなの!?あぁ!!次から次に色々起きて頭が追いつかないぃ!!
「んん~~…」
「…レイン様。お茶を持ってまいりますので少々お待ちください。」
あっ…もしかして察してくれた?シオン君ほんとにいい子…お姉さん泣いちゃう!!
じゃなくて…ゲームとセリフが違うんだけど…
まさか!?
ん??誰が呼んでる??
「……様!」
えっ?何何??あっそっか私転生したんだった…なら起きたら「平民魔法の恋愛呪文♡」の世界なんじゃ…!?
「んっ?」
「あっ!目が覚められましたか?“レイン”様!」
レイン・ウィンター??
それって…
この世界の悪役令嬢、レイン・ウィンター!?
嘘!?転生したはいいけどまさかの悪役側かい!!
神様そっちじゃねぇ!!
このままじゃ私、推しに殺される羽目に…
それも悪くは無いか…
いやいやいや!血迷うな私!せっかくの転生ライフを棒に振るな!
何とか生きよう…せめて推しが目に入る範囲で何とか…何とか…
ん??
私より先に推しが死ぬくね?
このゲーム「平民魔法の恋愛呪文♡」は悪役令嬢ルートだと主人公を守るためあらゆる形で推しが死んでいくのだ。
これがもし悪役令嬢ルートだったら…
私が死ぬ前に推しが死ぬ!?ヤバいヤバいそれはダメ!!
推しには永遠に幸せでいてもらわなきゃ!
確か主人公ルートと悪役令嬢ルートは違うとこが沢山あったからそれで見極めていかなきゃ!!
「あっあの…レイン様?」
はっ…
一人語りを永遠にしそうになってた私…
この子は従者かな?なんか…
「レイン様?」
美形だなおい。
いやわかってるよ?ビジュアルで売りに来たゲームだから美形が多いのは知ってたよ?
けどさ…こんな間近は聞いてないよ!!
あぁ不安がってる泣きそう泣きそう!!えぇっとこの子は確か…
「シオン?」
だったはず確か…
「!?」
あっあってるよね?
「レイン…様。何かいい夢を見られたんですか?あっ…うなされていたんだからそれは違っ…すみません」
「えっいやいや何も謝ることしてないじゃない!そんな怖がらないで?」
ふっ震えてるし落ち着かせてあげなきゃ…
そ~っと…優しく…
フワッ
「!?」
「私はあなたの味方だから。これからは私なんか気にしないで自由にしていいからね」(ニコッ
「!!///」
あっ照れてる…可愛い~!!
私まで照れちゃうよ!///可愛いすぎこの子!!レイン!!こんな可愛い子怖がらせたらダメでしょ!
「あっ!僕皆さんに知らせてきます!」
あぁ小走りで行っちゃった…走ってる姿も可愛い…
はぁ…もう幸せ…
って待って…知らせるって?
ガチャ
「レイン!!」
「スベイス様!?」
来たぁ!!悪役令嬢レイン・ウィンターの兄であり主人公が攻略するキャラの一人、私の推し第三位!!
スベイス・ウィンター様!!
「どうしたんや急に…いつもみたいにスベお兄ちゃんって呼んでくれへんの?」
えっ?
「スっスベお兄ちゃん??」
「はぁ…僕の妹可愛い~!」
ギュッ
「わっわっ!」
近い!推しが!!推しが近い!!供給過多!!供給過多!!///
「おっお兄ちゃん!!くっ苦しい…」
「あぁ!ごめんなレイン…まだ病み上がりの君にこないなことして…今日はゆっくり休むんやで??」
「うっうん。」
「寂しくなったらいつでも呼んでえぇからね!」
パタン
関西弁…お兄ちゃん…シスコン
間違いない…これは
悪役令嬢ルートだ!!(自己完結中
主人公ルートのスベイス・ウィンターは悪役令嬢で実の妹レインを毛嫌いし女遊びを繰り返す
あまり評判の良くない人物として出てくる。
そんな日々の中、主人公とスベイスが出会いスベイスは一目惚れした主人公にベッタリになる。
一方悪役令嬢ルートでは、妹にベッタリなシスコン状態で始まり、妹の為なら世界を敵に回すとまで言い出すほどのキャラになる。
そして何故か悪役令嬢ルートの攻略キャラはみんな関西弁なのだ。
ほんとになんで??
まぁ好きだからいいんですけどね!
コンコン
「はい。」
「失礼します。レイン様?お着替えは如何なさいますか?」
着替え?
「う~ん…別になんでもいいわ。特別なところに行くわけじゃないし…」
あれ?なんでそんなこと聞くんだろ…
「なにか予定でもあったかしら??」
「いっいえ、予定は無いのですが…」
レインは病み上がりだし出かける予定は無いはずなんだけど…
コンコン
「レイン??いるか?」
ん??誰??
「あっ!少々お待ちください!」
一体誰??なんか向こうで言い合ってる??
ガチャ
「レイン!具合はどうだ?まだ寝ていろ!かなりの高熱が出ていたと聞いたぞ!」
あっあれ?関西弁じゃない!?てか誰!
「あっあのエイム様!レイン様はまだ起きられたばかりで…」
エイム様??
「あっそっそうなのか…すまない。君の事だから、また無茶をして訓練をすると言い出すと思って…」
待てよ?この口調、煌びやかな金髪、赤い宝石のような瞳、間違いない!
レインの婚約者、エイム・プレントだ!!
いやゲームで見てた時より数百倍イケメンなんだが!?
「いいかレイン…いくら私の家紋が戦いを主とする家紋だからといって、君がおなじようにする必要はないんだ。」
「えっ…でも」
婚約者の家紋に従うのがこのゲームの設定だったはず…悪役令嬢ルートのレインもエイムとの婚約が決まってから訓練を欠かさずやってて…
もう既に原作から外れてる!?そんなバカな!?
「しっしかしエイム様…私はエイム様と婚約した身にございます…家紋に従うのがしきたりですので…」
「…チッ。わかった、だが無理はするなよ?」
「はっはい。」
パタン
チッ!?今チッて言った!?あの人舌打ちした!?なんなの!?あぁ!!次から次に色々起きて頭が追いつかないぃ!!
「んん~~…」
「…レイン様。お茶を持ってまいりますので少々お待ちください。」
あっ…もしかして察してくれた?シオン君ほんとにいい子…お姉さん泣いちゃう!!
じゃなくて…ゲームとセリフが違うんだけど…
まさか!?
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