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第6話「奥様は王子様になる」
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ああ、やってしまった・・・・。
別邸に戻り、ベッドですやすや眠ってから朝を迎えた私は、起きて早々に頭を抱えていた。
怒りに任せて、とんでもない事をしてしまった・・・!
やばいどうしよう。今日殺されてもおかしくない!!!
冷静になった私は、すっかりヘリオスの報復に怯えていた。
あのヘリオスの恨めしそうな顔が、頭からこびりついて離れない。
悩んだ末に私が出した答えは・・・・。
「・・・逃げよう。」
それしかない。そもそも第1章の終盤の展開を分かっていながら、ここにずっと居たのが間違いだったんだ。
行く宛は無いけど、でもあんな男たちの為に自分が死にそうになるくらいなら、野垂死んだ方がマシ!!
そう思った私は姿見の前に立ち、挟みを手に持った。
ピンク色の長い髪をそっと手に掬う。
せっかく綺麗な髪だけど、髪はまた生えてくるしね。
そう言い聞かせてから、ばっさりと髪を耳の後ろの長さになるまで切った。
かなり短くなった髪型のアレシアは、一見すると少年のように見えた。
メイドに変装して脱出しようかと思ったが、アレシアの意外とイケメンになりそうな顔を見て方向転換をすることに決めた。
そうだ、男装して脱出しよう。
そもそもこの公爵家は、男色家のヘリオスの意向でメイドより男の使用人の方が圧倒的に多いのだ。
アレシアの手持ちの服に男性っぽい服が無いか探すためにクローゼットを開けた。
ドレスばかりが揃っている中、1着だけ、どう見てもヘリオスが着るような服があった。
メイドが間違えたのか、それとも私とヘリオスの万が一の夜伽に備えて用意されているのか。
どちらか分からないが、丁度良かった。
服を手に取ると、少し大きかったが、アレシアもまあまあ背が高いため、何とか着れそうなので袖を通した。
「・・・おお・・・。」
ヘリオスの服を着たその姿は、思わず自分でもうっとりしてしまうほど、かっこいい青年が鏡に映っていた。
それこそ、まるで王子様のような。
い、いける!この姿ならいける・・・!
今の私はどこからどう見ても男にしか見えない・・・とまではいかないが、男と言われたら納得するくらいの見た目ではある。
それに、別邸にいつも引きこもっているから、私の姿をちゃんと見た使用人は少ない。
だからきっと、大丈夫。
自分にそう言い聞かせるように、心の中で大丈夫と言葉を繰り返した。
よし!行こう!あの赤毛のメイドの女の子が起きて動き出す前に。
意を決した私は、別邸をこっそりと抜け出した。
別邸に戻り、ベッドですやすや眠ってから朝を迎えた私は、起きて早々に頭を抱えていた。
怒りに任せて、とんでもない事をしてしまった・・・!
やばいどうしよう。今日殺されてもおかしくない!!!
冷静になった私は、すっかりヘリオスの報復に怯えていた。
あのヘリオスの恨めしそうな顔が、頭からこびりついて離れない。
悩んだ末に私が出した答えは・・・・。
「・・・逃げよう。」
それしかない。そもそも第1章の終盤の展開を分かっていながら、ここにずっと居たのが間違いだったんだ。
行く宛は無いけど、でもあんな男たちの為に自分が死にそうになるくらいなら、野垂死んだ方がマシ!!
そう思った私は姿見の前に立ち、挟みを手に持った。
ピンク色の長い髪をそっと手に掬う。
せっかく綺麗な髪だけど、髪はまた生えてくるしね。
そう言い聞かせてから、ばっさりと髪を耳の後ろの長さになるまで切った。
かなり短くなった髪型のアレシアは、一見すると少年のように見えた。
メイドに変装して脱出しようかと思ったが、アレシアの意外とイケメンになりそうな顔を見て方向転換をすることに決めた。
そうだ、男装して脱出しよう。
そもそもこの公爵家は、男色家のヘリオスの意向でメイドより男の使用人の方が圧倒的に多いのだ。
アレシアの手持ちの服に男性っぽい服が無いか探すためにクローゼットを開けた。
ドレスばかりが揃っている中、1着だけ、どう見てもヘリオスが着るような服があった。
メイドが間違えたのか、それとも私とヘリオスの万が一の夜伽に備えて用意されているのか。
どちらか分からないが、丁度良かった。
服を手に取ると、少し大きかったが、アレシアもまあまあ背が高いため、何とか着れそうなので袖を通した。
「・・・おお・・・。」
ヘリオスの服を着たその姿は、思わず自分でもうっとりしてしまうほど、かっこいい青年が鏡に映っていた。
それこそ、まるで王子様のような。
い、いける!この姿ならいける・・・!
今の私はどこからどう見ても男にしか見えない・・・とまではいかないが、男と言われたら納得するくらいの見た目ではある。
それに、別邸にいつも引きこもっているから、私の姿をちゃんと見た使用人は少ない。
だからきっと、大丈夫。
自分にそう言い聞かせるように、心の中で大丈夫と言葉を繰り返した。
よし!行こう!あの赤毛のメイドの女の子が起きて動き出す前に。
意を決した私は、別邸をこっそりと抜け出した。
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