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第5話「ぞんざいな扱いをしてくる男には引導を渡せ」
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本邸は別邸と違ってかなり大きな建造物だった。
別邸でさえも私からしたら立派だが、やはり本邸は全然違う。
別邸の数倍大きく、荘厳な佇まいだ。それこそ、威圧感を感じてしまうほど。
その威圧に圧倒され、少しだけ足が竦んでしまう。
まあ、でも。ここまで来て帰る訳にも行かないし。
そう思った私は勇気を出して、本邸へ足を踏み入れた。
「お待ちしておりました、奥様。ご案内いたします。」
恐る恐る入ってきた私を迎えたのは、初老を迎えたくらいの年齢の執事一人だけだった。
本邸に来るのがリチャードだったなら、使用人総出で迎えるだろうに。
ヘリオスがいかに私を歓迎していないかがうかがえる。
執事の後に付いて行くと、身長より何メートルも高い扉の前で立ち止まった。
不思議な模様が彫られたその扉は分厚く、開けるのに一苦労しそうだ。
「こちらで、旦那様がお待ちです。」
執事にそう促された私は、言われるがまま扉に手を掛けた。
重たく軋んだ音が鳴って、扉がゆっくりと開いた。
部屋の中には、ベッドの上に二人仲良く座り、戯れているヘリオスとリチャードがいた。
しばらく二人だけの世界に浸っていたヘリオスたちだったが、ようやく私の存在に気付いたリチャードが私を見て声を上げ、それに釣られるようにヘリオスもこちらを見た。
「ああ、来たか。」
ヘリオスが、まるでどうでもいいように無感情な声で言った。
「お呼び頂きましたので参りました、ヘリオス卿。」
貴族の作法なんて小説で呼んだ知識しか無いので、小説でのアレシアを思い出しなが振舞う。
特に何も気にしていない様子を見るに、上手くできているらしい。
いや、ただ単によく見ていないだけかもしれないが。
「記憶はもう戻ったか?」
厭味ったらしく私にそう言うヘリオスに、はらわた煮えくりかえりそうになるがぐっとこらえる。
「ええ、おかげ様でもう大丈夫です。お気遣いいただきありがとうございます。」
どうよ!これが大人の対応っていうやつよ!
自分で自分をほめながら、ヘリオスを見る。
ヘリオスは、私がいつもより素直な様子に少し驚いているようだったが、コホンっと咳払いしてから私をにらんだ。
「ふんっ。図々しい女だ。まあ、そんな事はどうでもいい。
ここに呼んだのは、リチャードのことでだ。」
「リチャード様が、どうかなさいましたか?」
何のことかまるで分からない私はきょとんとした。
「先ほど、お前はリチャードの事を睨んでいただろう。リチャードがお前に怯えていたのだ。
なので今後、リチャードを脅すようなことはするな。もしした場合は、再び謹慎処分とする。」
「ヘリオス様!僕は、少し怖いなと思っただけで、そこまでは・・・!」
ヘリオスがそう言うと、リチャードが慌てるような声を出した。
ヘリオスはリチャードの手を取り、そっと口付けをした。
「お前の懸念事項は全て失くしたいのだ。リチャード、お前にはずっと笑っていて欲しいから。」
「・・・・ヘリオス様・・・。」
その二人の姿は、心の奥底に封印している嫌な思い出と重なった。
あの雨の日に、知らない男とキスをしていたレンくんの姿が頭に過る。
「・・・・っ。」
だめ、なんだか吐きそう。
思わず口を手で押さえる私を見て、ヘリオスが立ち上がった。
「・・・おい。お前は又、リチャードのことを汚らわしいなどと思っているのではないか!?」
ううっ。めちゃくちゃ気持ち悪いけど、でも、ここで黙っていたらますます誤解される。
「いいえ、違います。ですが、体調が優れませんので失礼させていただきます。」
なんとか振り絞るように声を出し、精一杯の言葉を告げる。
そして、まだ何か言いたそうなヘリオスを無視して私は部屋を早々に出た。
気持ち悪い・・・気持ち悪い・・・!
なぜだか涙も止まらない。
急いで別邸に戻った私は、さっきまでいた部屋に行き、ベッドに身体を投げた。
もう何も考えたくない。今日はこのまま、休んでいよう。
その日はそのまま別邸で平和に過ごしたが、ヘリオスはリチャードが何かを言う度に私を呼び出した。
そして、私をことごとく叱責した。
リチャードを噴水に突き落としただの、庭園で鉢合わせるなだの、叱責された内容はどれも身に覚えのない理不尽なものばかりだった。
「お前は所詮、お飾りの妻であって、俺が本当に愛しているのはリチャードただ一人なのだ。
嫉妬心を抱くのさえおこがましいのだ。いいか、アレシア。
全く、跡継ぎさえ産まれれば、女などいう面倒な者は必要ないのに・・・。」
ヘリオスは、私に言いたいだけ言った後は、決まっていつもこう言って締めくくる。
「心得ております、ヘリオス卿。それでは。」
私は椅子から立ち上がり、敬意を払いたくもない相手に、今日も深々と頭を下げる。
「私はこれで、もう失礼しますね。」
原作のアレシアは、よくこんな日常を耐えれたものだ。
私は…もう無理かもしれない。
私の中で、確かに限界が近付いていた。
優しさの欠片も無い上に、絶妙にトラウマを刺激してくる二人は、私にとってストレス以外の何者でもない。
この世界に来て1か月が経ち、もう何度目かも分からないが、今日も私はヘリオスに呼び出された。
ヘリオスのこういった叱責を覗けば、別邸で暮らす生活は何不自由なく居心地は良かった。
インターネット等は無いので退屈ではあったが、働かなくてもいい生活は社畜の私からしたらいい休養になった。
だからついつい、気がつけば1ヶ月も経ってしまったわけだが、いまだにこのヘリオスの呼び出しには慣れない。
ヘリオスは私の事が嫌いなんだから、呼び出すんじゃなくて手紙で叱責してくれればいいのに、と思いながら向かうと、今日はヘリオスの部屋にリチャードはおらず、ヘリオスだけが俯いて立っていた。
訝しげに部屋を見回す私の手を、ヘリオスは無言で掴んでベッドに放り投げた。
ベッドがふかふかで本当に良かった。おかげで大した衝撃は無かったが、驚いて声が出せない。
ヘリオスが、恐怖で固まる私の上に跨った。
あ・・・これはもしかして・・・・。
「何をするのですか・・!?」
ようやく声を出した私の服をヘリオスは乱暴に脱がせようとしてくる。
「何って・・・本来の目的のためだ。私とて、これは本意じゃないが、次期公爵になるために・・リチャードと幸せになる為にはこうするしかないのだ。」
ちょっと待って。
いや、小説を読んでいるから第1章の終盤辺りでこの展開が来ることはもちろん分かっていたけど。
それでもちょっと待ってよ、と私は思った。
転生する前に、出産した友達が口々に言っていたことが頭の中で再生される。
「いやもう本当にね、陣痛ってやばいよ。なんか、交通事故にあった並みに痛いからね。」
「出産するのにさ、14時間かかったわ。初産ってのもあるけど。もう本当に死ぬってあれ。」
「子宮口切ったの、後からめっちゃ痛いんだよね~。」
友人たちが語るその話は、独身の私が聞いたらその辺に転がる怪談話より怖い話だった。
出産は命がけ、なんて言うけど本当にその通りらしい。
そんなに大変なことを、この男は今なんて言った?
リチャードと幸せになる為に仕方なく・・・?え、私、こんなしょうもない理由で自分の命を今から賭けないといけないの?
プツン。
自分の中で、何かが切れる音がした。
気が付くと私は、ヘリオスの股間を思いっ切り蹴り上げていた。
「ぐうっ・・・・な・・・・何をする・・・!?」
下腹部を両手で抑え、苦悶の表情を浮かべるヘリオスが、恨めし気に私をにらんだ。
「私も、同じことを言いたいのですわ、ヘリオス卿。」
「・・・・っ・・・。」
何か言いたげだが、痛みの方が勝っているらしく、ヘリオスはうずくまったまま動かない。
ヘリオスが喋れるようになるまで待つのは時間がかかりそうなので、私はヘリオスを置いて部屋を出ることにした。
「こんな事をして・・・どうなるか分かっているのか・・・!?」
ベッドから降り扉を開ける私に、ヘリオスが痛みに耐えながら叫んだ。
だから私は、振り向いてヘリオスににっこり笑ってあげた。
「ええ、もちろんですわ。私たち、もう離婚するしかありませんわね。」
私の発言はヘリオスにとって見当違いだったのか、ヘリオスがポカンと口を開けた。
その間抜け面を見て少しスッキリした私は、さっさと部屋を出て本邸を後にした。
別邸でさえも私からしたら立派だが、やはり本邸は全然違う。
別邸の数倍大きく、荘厳な佇まいだ。それこそ、威圧感を感じてしまうほど。
その威圧に圧倒され、少しだけ足が竦んでしまう。
まあ、でも。ここまで来て帰る訳にも行かないし。
そう思った私は勇気を出して、本邸へ足を踏み入れた。
「お待ちしておりました、奥様。ご案内いたします。」
恐る恐る入ってきた私を迎えたのは、初老を迎えたくらいの年齢の執事一人だけだった。
本邸に来るのがリチャードだったなら、使用人総出で迎えるだろうに。
ヘリオスがいかに私を歓迎していないかがうかがえる。
執事の後に付いて行くと、身長より何メートルも高い扉の前で立ち止まった。
不思議な模様が彫られたその扉は分厚く、開けるのに一苦労しそうだ。
「こちらで、旦那様がお待ちです。」
執事にそう促された私は、言われるがまま扉に手を掛けた。
重たく軋んだ音が鳴って、扉がゆっくりと開いた。
部屋の中には、ベッドの上に二人仲良く座り、戯れているヘリオスとリチャードがいた。
しばらく二人だけの世界に浸っていたヘリオスたちだったが、ようやく私の存在に気付いたリチャードが私を見て声を上げ、それに釣られるようにヘリオスもこちらを見た。
「ああ、来たか。」
ヘリオスが、まるでどうでもいいように無感情な声で言った。
「お呼び頂きましたので参りました、ヘリオス卿。」
貴族の作法なんて小説で呼んだ知識しか無いので、小説でのアレシアを思い出しなが振舞う。
特に何も気にしていない様子を見るに、上手くできているらしい。
いや、ただ単によく見ていないだけかもしれないが。
「記憶はもう戻ったか?」
厭味ったらしく私にそう言うヘリオスに、はらわた煮えくりかえりそうになるがぐっとこらえる。
「ええ、おかげ様でもう大丈夫です。お気遣いいただきありがとうございます。」
どうよ!これが大人の対応っていうやつよ!
自分で自分をほめながら、ヘリオスを見る。
ヘリオスは、私がいつもより素直な様子に少し驚いているようだったが、コホンっと咳払いしてから私をにらんだ。
「ふんっ。図々しい女だ。まあ、そんな事はどうでもいい。
ここに呼んだのは、リチャードのことでだ。」
「リチャード様が、どうかなさいましたか?」
何のことかまるで分からない私はきょとんとした。
「先ほど、お前はリチャードの事を睨んでいただろう。リチャードがお前に怯えていたのだ。
なので今後、リチャードを脅すようなことはするな。もしした場合は、再び謹慎処分とする。」
「ヘリオス様!僕は、少し怖いなと思っただけで、そこまでは・・・!」
ヘリオスがそう言うと、リチャードが慌てるような声を出した。
ヘリオスはリチャードの手を取り、そっと口付けをした。
「お前の懸念事項は全て失くしたいのだ。リチャード、お前にはずっと笑っていて欲しいから。」
「・・・・ヘリオス様・・・。」
その二人の姿は、心の奥底に封印している嫌な思い出と重なった。
あの雨の日に、知らない男とキスをしていたレンくんの姿が頭に過る。
「・・・・っ。」
だめ、なんだか吐きそう。
思わず口を手で押さえる私を見て、ヘリオスが立ち上がった。
「・・・おい。お前は又、リチャードのことを汚らわしいなどと思っているのではないか!?」
ううっ。めちゃくちゃ気持ち悪いけど、でも、ここで黙っていたらますます誤解される。
「いいえ、違います。ですが、体調が優れませんので失礼させていただきます。」
なんとか振り絞るように声を出し、精一杯の言葉を告げる。
そして、まだ何か言いたそうなヘリオスを無視して私は部屋を早々に出た。
気持ち悪い・・・気持ち悪い・・・!
なぜだか涙も止まらない。
急いで別邸に戻った私は、さっきまでいた部屋に行き、ベッドに身体を投げた。
もう何も考えたくない。今日はこのまま、休んでいよう。
その日はそのまま別邸で平和に過ごしたが、ヘリオスはリチャードが何かを言う度に私を呼び出した。
そして、私をことごとく叱責した。
リチャードを噴水に突き落としただの、庭園で鉢合わせるなだの、叱責された内容はどれも身に覚えのない理不尽なものばかりだった。
「お前は所詮、お飾りの妻であって、俺が本当に愛しているのはリチャードただ一人なのだ。
嫉妬心を抱くのさえおこがましいのだ。いいか、アレシア。
全く、跡継ぎさえ産まれれば、女などいう面倒な者は必要ないのに・・・。」
ヘリオスは、私に言いたいだけ言った後は、決まっていつもこう言って締めくくる。
「心得ております、ヘリオス卿。それでは。」
私は椅子から立ち上がり、敬意を払いたくもない相手に、今日も深々と頭を下げる。
「私はこれで、もう失礼しますね。」
原作のアレシアは、よくこんな日常を耐えれたものだ。
私は…もう無理かもしれない。
私の中で、確かに限界が近付いていた。
優しさの欠片も無い上に、絶妙にトラウマを刺激してくる二人は、私にとってストレス以外の何者でもない。
この世界に来て1か月が経ち、もう何度目かも分からないが、今日も私はヘリオスに呼び出された。
ヘリオスのこういった叱責を覗けば、別邸で暮らす生活は何不自由なく居心地は良かった。
インターネット等は無いので退屈ではあったが、働かなくてもいい生活は社畜の私からしたらいい休養になった。
だからついつい、気がつけば1ヶ月も経ってしまったわけだが、いまだにこのヘリオスの呼び出しには慣れない。
ヘリオスは私の事が嫌いなんだから、呼び出すんじゃなくて手紙で叱責してくれればいいのに、と思いながら向かうと、今日はヘリオスの部屋にリチャードはおらず、ヘリオスだけが俯いて立っていた。
訝しげに部屋を見回す私の手を、ヘリオスは無言で掴んでベッドに放り投げた。
ベッドがふかふかで本当に良かった。おかげで大した衝撃は無かったが、驚いて声が出せない。
ヘリオスが、恐怖で固まる私の上に跨った。
あ・・・これはもしかして・・・・。
「何をするのですか・・!?」
ようやく声を出した私の服をヘリオスは乱暴に脱がせようとしてくる。
「何って・・・本来の目的のためだ。私とて、これは本意じゃないが、次期公爵になるために・・リチャードと幸せになる為にはこうするしかないのだ。」
ちょっと待って。
いや、小説を読んでいるから第1章の終盤辺りでこの展開が来ることはもちろん分かっていたけど。
それでもちょっと待ってよ、と私は思った。
転生する前に、出産した友達が口々に言っていたことが頭の中で再生される。
「いやもう本当にね、陣痛ってやばいよ。なんか、交通事故にあった並みに痛いからね。」
「出産するのにさ、14時間かかったわ。初産ってのもあるけど。もう本当に死ぬってあれ。」
「子宮口切ったの、後からめっちゃ痛いんだよね~。」
友人たちが語るその話は、独身の私が聞いたらその辺に転がる怪談話より怖い話だった。
出産は命がけ、なんて言うけど本当にその通りらしい。
そんなに大変なことを、この男は今なんて言った?
リチャードと幸せになる為に仕方なく・・・?え、私、こんなしょうもない理由で自分の命を今から賭けないといけないの?
プツン。
自分の中で、何かが切れる音がした。
気が付くと私は、ヘリオスの股間を思いっ切り蹴り上げていた。
「ぐうっ・・・・な・・・・何をする・・・!?」
下腹部を両手で抑え、苦悶の表情を浮かべるヘリオスが、恨めし気に私をにらんだ。
「私も、同じことを言いたいのですわ、ヘリオス卿。」
「・・・・っ・・・。」
何か言いたげだが、痛みの方が勝っているらしく、ヘリオスはうずくまったまま動かない。
ヘリオスが喋れるようになるまで待つのは時間がかかりそうなので、私はヘリオスを置いて部屋を出ることにした。
「こんな事をして・・・どうなるか分かっているのか・・・!?」
ベッドから降り扉を開ける私に、ヘリオスが痛みに耐えながら叫んだ。
だから私は、振り向いてヘリオスににっこり笑ってあげた。
「ええ、もちろんですわ。私たち、もう離婚するしかありませんわね。」
私の発言はヘリオスにとって見当違いだったのか、ヘリオスがポカンと口を開けた。
その間抜け面を見て少しスッキリした私は、さっさと部屋を出て本邸を後にした。
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