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第10話「王子様は放っておけない」
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リゲルスの屋敷での晩餐は期待以上だった。
私とリゲルスしかいないのに、明らかに二人分以上の料理が長机に並んでいる。
「遠慮しないでください。好きな食べ物が分からなかったので、とりあえず色々と用意しました。
お好きな物を好きなだけ食べてください。お口に合うと良いのですが。」
リゲルスが謙遜してそんな事を言っているが、目の前の料理はどう考えてもお口に合わないわけがない。
ずっと干し肉とパン(しかも大分固くなった奴)を齧らされていた私からしたら、眩しくて目も当てられないほど豪華な料理に涎が出そうになる。
がっつくのは下品だ、と思いつつも目の前に鎮座しているジューシーな肉料理に手を伸ばした。
齧りつきたい気持ちを抑えて、ナイフとフォークで一口サイズに肉を切っていく。
音もたてないようにしないと。
転生したのがある程度マナーを学んでいた30歳の私で良かった。
10代の頃の私が同じような状況になっていたら、何も分からず、食事に手を付ける事すら出来ないだろう。
リゲルスの方を見ると、美しい所作で食事を口に運んでいた。
ああ、最低限のマナーを知っているだけの私には到底たどり着けない境地だ。
これから学んでいかないと・・・!
「美味しいですか?」
リゲルスがじっと見つめる私に気付いてほほ笑んだ。
「美味しいです。ここの料理長は相当な腕前ですのね。」
私がそう言うと、リゲルスが遠慮がちに笑った。
「またまた。兄上のいる屋敷の料理長には敵いませんよ。
だけど、お口に合ったようで安心しました。」
私が食べたことが有るのは干し肉とパンだけなので、残念ながら本邸の料理と比較することは出来ない。
私って本当に散々な扱いだったんだなあ。社畜だった私からしたら、だらだら出来る最高な場所ではあったけど。
でも今は・・・・。
「・・・・!」
口に運んだお肉の味に舌鼓を打つ。
美味しい料理ほど、人を幸せに出来るものはないだろう。
リゲルスとその後も楽しく食事をした後、部屋に戻った私はほくそ笑んだ。
これからもあんなご飯を食べられるなんて幸せすぎる!
転生生活万歳!!
しかし幸せを噛みしめる私に、案外早く幸せをぶち壊す刺客が送られてきたのだった。
リゲルスの屋敷に来た次の日の朝。
私は窓の外からけたたましく響く馬車の走る音に起こされてしまった。
「朝からうるさいなあ。」
渋々ベットから出た私は、まだ目覚め切っていない瞼を擦りながら窓の外を覗いた。
「・・・えっ。」
息を呑んだ。
屋敷の門の前には、金色の紋章が入った、黒光りする馬車が1台止まっていた。
そして、そこから降りてきたのはリチャードだったからだ。
「一体、何の用なのよ・・・。」
手で頭を押さえながらため息をついた。
勘弁してよ。もう放っておいてほしいのに。
馬車から降りたリチャードは、一目散に屋敷の扉へ歩いていき、戸を数回叩いた。
仕方ない。私が対応しないと。
部屋を出て重たい足取りで玄関へ向かう。
玄関には、使用人に出迎えらたリチャードが立っていた。
「こんにちは、アレシア様。さあ、ヘリオス様が待っているので僕と一緒に家へ帰りましょう。」
リチャードが、天使のような笑顔で私を見ながらそう言った。
「リチャード。悪いけど、私は帰らないわ。ここで暮らすって決めたの。」
私の言葉を聞いたリチャードが、分かりやすく表情を曇らせた。
「どうしてです?貴女はヘリオス様の妻なのに。」
はあ、やるしかないわね、あれを。
私は息を吸って、昨日と同じようにリチャードに芝居をしてみせた。
「すまない、リチャード。僕は本当は、心が男なんだ・・・!」
慣れない一人称と言葉遣いに、自分で笑ってしまいそうになるのを堪えながら演技を続ける。
「だからね、リチャード。ヘリオス卿に伝えてくれないかな?もう離婚したいって。」
ヘリオスと違ってリチャードは、私の大袈裟な芝居を見ても特に引いたりはしなかった。
「・・・貴族間で決めた結婚はそう簡単に取り消せないはずですし、心が男だなんて言い訳が通用する段階はもうとっくに過ぎているのでは?」
ただ冷静にそう言った。
リチャードって、意外と冷たい性格なの・・・・?
ヘリオスに対する優しい態度しか知らない私は唖然とした。
「・・・リチャード様。勝手に私の王子様を連れて行かれては困りますわ。」
呆然とする私の背後から声がした。
振り返ると、リゲルスが立っていた。
「リゲルス様・・・。我儘は困ります。アレシア様を返してください。」
リチャードの言葉を聞いて、リゲルスは眉をしかめた。
「お言葉ですけど、本当にアレシア様を連れ戻したいなら夫本人が来るべきでは無くて?」
「へ、ヘリオス様は忙しいので、僕が代わりに来ただけです。」
リゲルスに対して、リチャードが慌てて取り繕うように言う。
「ふーん。ま、どうせプライドが邪魔して来れないだけだと思うけど。貴方も利用されて可哀想に。
それにね、リチャード様。貴方って平民よね?貴方の言葉に私たちが従う理由は無いわ。」
リゲルスの言葉を聞いたリチャードが、悔しそうな顔をして押し黙ってしまった。
平民と言われるのは、最も屈辱的で覆せない言葉なのだろう。
「分かりました・・・。では、ヘリオス様が直々に来られたらアレシア様は帰るのですか?」
リチャードが恨めし気に私をにらんだ。
どうして、私は睨まれなくてはいけないんだろう。
私の気持ちは完全無視だなんて、ああ、この小説の主人公達を好きで読んでいたあの頃の私に言ってやりたい。
こいつら全員、屑だって。
「・・・・申し訳ないけど、帰るつもりはない。僕は、ここでリゲルス様と暮らすんだ!」
ここは、男らしく、はっきりとリチャードに言ってやらないと。
「帰ってくれないか、リチャード。君とヘリオスには二度と関わりたくないんだ。」
言ってやった!ついに!
極めつけに鋭くリチャードを睨んでみた。
リチャードは少しだけ困惑した表情になった。
「・・・・。分かりました。とりあえず今日は帰ります。」
ようやく折れたリチャードは、足取り重く屋敷から出て行った。
その後ろ姿に、ちょっとだけ罪悪感を抱いた私は、馬車に乗り込もうとするリチャードに近づいて声を掛けた。
「リチャード・・・!」
「なんでしょうか。僕には関わりたくないって言ってませんでした?」
うっ……そうだった。
あんな事を言ったばかりなのに、またすぐにリチャードを呼び止めてしまうなんて、自分でも矛盾していると感じた。
「そうなんだけど・・・よく考えたら、君もヘリオスの命令に従っただけだろうし、ひどい事を言ってしまってごめんなさい。」
素直に自分の気持ちを伝えてみる。
リチャードは私の言葉を聞いて顔を顰めた。
「・・・はっ。笑わせないでくださいよ。命令じゃなくてお願いされたんです。
貴女と違って僕はヘリオス様に愛されていますから。」
リチャードは私に嫌味ったらしくそう言った。
「・・・それも、そうだね。」
それ以上、何も言えなかった。
リチャードのその態度のおかげで、罪悪感はもうそんなに感じてはいなかった。
黙って不服そうに馬車に乗り込むリチャードを、後ろで何も言えずに見送った。
リチャードが乗り込んですぐに馬車は出発した。
一連の流れを後ろで見守っていたリゲルスは、リチャードが去ったのを確認して、屋敷に戻っていった。
私もそんなリゲルスに付いて行こうとしたが、ふと嫌な光景が頭をよぎった。
そういえば小説の中で、リチャードが公爵家の馬車を借りて出かけた日に、馬車が襲われたシーンがあったのだ。
それは、第2章に差し掛かった辺りだった。
その時は、ヘリオスを迎えに行く途中だったので、異変に気付いたヘリオスがリチャードを探しに行き助けるので事なきを得るのだが……。
どうしてだろう、何だか嫌な予感がする。
私がこんな行動をしたせいで、もし小説の内容に影響が出ていたら・・・。
悩んだ結果、一応確かめることにした私は、リゲルスから馬車を借りてリチャードの後を追うことにした。
すぐに決断したおかげで、リチャードの馬車は、リゲルスの屋敷からそこまで離れていないところにいた。
良かった。無事だった。
さすがに考えすぎだったかもしれない。
このままヘリオスの屋敷近くまで、距離を保ちながら付いて行って、途中で引き換えそう。
そう考えた矢先だった。
1発の銃声と、耳をつんざく様な馬の絶叫が聞こえた後、リチャードの馬車はピタリと動かなくなった。
・・・予感が的中したのかもしれない。
動かなくなったリチャードの馬車の周りにはアリが群がるように、粗暴な男たちが集まってきていた。
まずい、リチャードが小説の展開通りなら、このまま襲われてしまう!
だけど、この場所はまだまだヘリオスの屋敷からは離れているので、小説の展開通りにヘリオスが助けにくるなんて事は無理そうだ。
誰か男手を連れてくるべきだった・・。
後悔してももう遅い。
念のため確認しようと思って来ただけなので、今の私は武器すら持ち合わせていない。
どうしよう・・・助けを呼びにここを離れるべき・・・?
そう考えた時、リチャードが馬車から男たちに連れ出されるのを見てしまった。
ううん、そんなことしていたら間に合わないかもしれない。
気が付けば、私の体は動いていた。
私とリゲルスしかいないのに、明らかに二人分以上の料理が長机に並んでいる。
「遠慮しないでください。好きな食べ物が分からなかったので、とりあえず色々と用意しました。
お好きな物を好きなだけ食べてください。お口に合うと良いのですが。」
リゲルスが謙遜してそんな事を言っているが、目の前の料理はどう考えてもお口に合わないわけがない。
ずっと干し肉とパン(しかも大分固くなった奴)を齧らされていた私からしたら、眩しくて目も当てられないほど豪華な料理に涎が出そうになる。
がっつくのは下品だ、と思いつつも目の前に鎮座しているジューシーな肉料理に手を伸ばした。
齧りつきたい気持ちを抑えて、ナイフとフォークで一口サイズに肉を切っていく。
音もたてないようにしないと。
転生したのがある程度マナーを学んでいた30歳の私で良かった。
10代の頃の私が同じような状況になっていたら、何も分からず、食事に手を付ける事すら出来ないだろう。
リゲルスの方を見ると、美しい所作で食事を口に運んでいた。
ああ、最低限のマナーを知っているだけの私には到底たどり着けない境地だ。
これから学んでいかないと・・・!
「美味しいですか?」
リゲルスがじっと見つめる私に気付いてほほ笑んだ。
「美味しいです。ここの料理長は相当な腕前ですのね。」
私がそう言うと、リゲルスが遠慮がちに笑った。
「またまた。兄上のいる屋敷の料理長には敵いませんよ。
だけど、お口に合ったようで安心しました。」
私が食べたことが有るのは干し肉とパンだけなので、残念ながら本邸の料理と比較することは出来ない。
私って本当に散々な扱いだったんだなあ。社畜だった私からしたら、だらだら出来る最高な場所ではあったけど。
でも今は・・・・。
「・・・・!」
口に運んだお肉の味に舌鼓を打つ。
美味しい料理ほど、人を幸せに出来るものはないだろう。
リゲルスとその後も楽しく食事をした後、部屋に戻った私はほくそ笑んだ。
これからもあんなご飯を食べられるなんて幸せすぎる!
転生生活万歳!!
しかし幸せを噛みしめる私に、案外早く幸せをぶち壊す刺客が送られてきたのだった。
リゲルスの屋敷に来た次の日の朝。
私は窓の外からけたたましく響く馬車の走る音に起こされてしまった。
「朝からうるさいなあ。」
渋々ベットから出た私は、まだ目覚め切っていない瞼を擦りながら窓の外を覗いた。
「・・・えっ。」
息を呑んだ。
屋敷の門の前には、金色の紋章が入った、黒光りする馬車が1台止まっていた。
そして、そこから降りてきたのはリチャードだったからだ。
「一体、何の用なのよ・・・。」
手で頭を押さえながらため息をついた。
勘弁してよ。もう放っておいてほしいのに。
馬車から降りたリチャードは、一目散に屋敷の扉へ歩いていき、戸を数回叩いた。
仕方ない。私が対応しないと。
部屋を出て重たい足取りで玄関へ向かう。
玄関には、使用人に出迎えらたリチャードが立っていた。
「こんにちは、アレシア様。さあ、ヘリオス様が待っているので僕と一緒に家へ帰りましょう。」
リチャードが、天使のような笑顔で私を見ながらそう言った。
「リチャード。悪いけど、私は帰らないわ。ここで暮らすって決めたの。」
私の言葉を聞いたリチャードが、分かりやすく表情を曇らせた。
「どうしてです?貴女はヘリオス様の妻なのに。」
はあ、やるしかないわね、あれを。
私は息を吸って、昨日と同じようにリチャードに芝居をしてみせた。
「すまない、リチャード。僕は本当は、心が男なんだ・・・!」
慣れない一人称と言葉遣いに、自分で笑ってしまいそうになるのを堪えながら演技を続ける。
「だからね、リチャード。ヘリオス卿に伝えてくれないかな?もう離婚したいって。」
ヘリオスと違ってリチャードは、私の大袈裟な芝居を見ても特に引いたりはしなかった。
「・・・貴族間で決めた結婚はそう簡単に取り消せないはずですし、心が男だなんて言い訳が通用する段階はもうとっくに過ぎているのでは?」
ただ冷静にそう言った。
リチャードって、意外と冷たい性格なの・・・・?
ヘリオスに対する優しい態度しか知らない私は唖然とした。
「・・・リチャード様。勝手に私の王子様を連れて行かれては困りますわ。」
呆然とする私の背後から声がした。
振り返ると、リゲルスが立っていた。
「リゲルス様・・・。我儘は困ります。アレシア様を返してください。」
リチャードの言葉を聞いて、リゲルスは眉をしかめた。
「お言葉ですけど、本当にアレシア様を連れ戻したいなら夫本人が来るべきでは無くて?」
「へ、ヘリオス様は忙しいので、僕が代わりに来ただけです。」
リゲルスに対して、リチャードが慌てて取り繕うように言う。
「ふーん。ま、どうせプライドが邪魔して来れないだけだと思うけど。貴方も利用されて可哀想に。
それにね、リチャード様。貴方って平民よね?貴方の言葉に私たちが従う理由は無いわ。」
リゲルスの言葉を聞いたリチャードが、悔しそうな顔をして押し黙ってしまった。
平民と言われるのは、最も屈辱的で覆せない言葉なのだろう。
「分かりました・・・。では、ヘリオス様が直々に来られたらアレシア様は帰るのですか?」
リチャードが恨めし気に私をにらんだ。
どうして、私は睨まれなくてはいけないんだろう。
私の気持ちは完全無視だなんて、ああ、この小説の主人公達を好きで読んでいたあの頃の私に言ってやりたい。
こいつら全員、屑だって。
「・・・・申し訳ないけど、帰るつもりはない。僕は、ここでリゲルス様と暮らすんだ!」
ここは、男らしく、はっきりとリチャードに言ってやらないと。
「帰ってくれないか、リチャード。君とヘリオスには二度と関わりたくないんだ。」
言ってやった!ついに!
極めつけに鋭くリチャードを睨んでみた。
リチャードは少しだけ困惑した表情になった。
「・・・・。分かりました。とりあえず今日は帰ります。」
ようやく折れたリチャードは、足取り重く屋敷から出て行った。
その後ろ姿に、ちょっとだけ罪悪感を抱いた私は、馬車に乗り込もうとするリチャードに近づいて声を掛けた。
「リチャード・・・!」
「なんでしょうか。僕には関わりたくないって言ってませんでした?」
うっ……そうだった。
あんな事を言ったばかりなのに、またすぐにリチャードを呼び止めてしまうなんて、自分でも矛盾していると感じた。
「そうなんだけど・・・よく考えたら、君もヘリオスの命令に従っただけだろうし、ひどい事を言ってしまってごめんなさい。」
素直に自分の気持ちを伝えてみる。
リチャードは私の言葉を聞いて顔を顰めた。
「・・・はっ。笑わせないでくださいよ。命令じゃなくてお願いされたんです。
貴女と違って僕はヘリオス様に愛されていますから。」
リチャードは私に嫌味ったらしくそう言った。
「・・・それも、そうだね。」
それ以上、何も言えなかった。
リチャードのその態度のおかげで、罪悪感はもうそんなに感じてはいなかった。
黙って不服そうに馬車に乗り込むリチャードを、後ろで何も言えずに見送った。
リチャードが乗り込んですぐに馬車は出発した。
一連の流れを後ろで見守っていたリゲルスは、リチャードが去ったのを確認して、屋敷に戻っていった。
私もそんなリゲルスに付いて行こうとしたが、ふと嫌な光景が頭をよぎった。
そういえば小説の中で、リチャードが公爵家の馬車を借りて出かけた日に、馬車が襲われたシーンがあったのだ。
それは、第2章に差し掛かった辺りだった。
その時は、ヘリオスを迎えに行く途中だったので、異変に気付いたヘリオスがリチャードを探しに行き助けるので事なきを得るのだが……。
どうしてだろう、何だか嫌な予感がする。
私がこんな行動をしたせいで、もし小説の内容に影響が出ていたら・・・。
悩んだ結果、一応確かめることにした私は、リゲルスから馬車を借りてリチャードの後を追うことにした。
すぐに決断したおかげで、リチャードの馬車は、リゲルスの屋敷からそこまで離れていないところにいた。
良かった。無事だった。
さすがに考えすぎだったかもしれない。
このままヘリオスの屋敷近くまで、距離を保ちながら付いて行って、途中で引き換えそう。
そう考えた矢先だった。
1発の銃声と、耳をつんざく様な馬の絶叫が聞こえた後、リチャードの馬車はピタリと動かなくなった。
・・・予感が的中したのかもしれない。
動かなくなったリチャードの馬車の周りにはアリが群がるように、粗暴な男たちが集まってきていた。
まずい、リチャードが小説の展開通りなら、このまま襲われてしまう!
だけど、この場所はまだまだヘリオスの屋敷からは離れているので、小説の展開通りにヘリオスが助けにくるなんて事は無理そうだ。
誰か男手を連れてくるべきだった・・。
後悔してももう遅い。
念のため確認しようと思って来ただけなので、今の私は武器すら持ち合わせていない。
どうしよう・・・助けを呼びにここを離れるべき・・・?
そう考えた時、リチャードが馬車から男たちに連れ出されるのを見てしまった。
ううん、そんなことしていたら間に合わないかもしれない。
気が付けば、私の体は動いていた。
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