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第四章 告白の行方
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クラウスは自身も王太子となる準備で多忙にも関わらず、それから一週間も経たずにご両親と議会を説き伏せたらしい。安心して城に来てほしい、とのメッセージを添えた花束を私に贈ってくれた。
そうはいっても不安は残る。演技とはいえ悪女だと評判だった私が、本当に受け入れられたのだろうか? 国王はまだしも王妃に至っては、息子の手前納得したフリをしているだけかもしれない。実際は、もっといい相手がいるのにと、嘆いているのではないかしら?
今日私は、国王夫妻に挨拶をするため兄と二人で城を訪問する。緊張気味の私とは対照的に、侍女のハンナは興奮しっぱなしで朝からずっとはしゃいでいた。そんなハンナに時々ツッコミを入れるのは、リーゼの役目だ。
「一番素敵なのは、やっぱりアウロス様です~。でも、クラウス様もカッコいいからお嬢様とはお似合いですね!」
「何でだよ。お嬢には最初からクラウス王子だろ」
クラウスの名前が出ただけで、私の胸は熱くなる。仕度中、ほんの少し動いただけでハンナに注意されてしまう。
「もう少しですよ? ようやく綺麗なお嬢様をご覧いただけるので、腕によりをかけないと。今まで地味か派手のどちらかでしかお城に上がりませんでしたよね? まともに装った時には攫われちゃうし」
「それはお嬢のせいじゃないだろ……でしょ? 護衛のフリした二人のせいだ」
「本当~頭に来ちゃうわ。それなのにミレディア様ったら、自分を差し出したマルクを責めないどころか解雇もしないなんて。お人好しにも程があります~」
「だな。オ……私もそれはないと思う。農地で人手が足りないからって、二人揃って仕事の斡旋までしてあげるって変だ」
「そうですよぉ。さすがのヨルク様も激怒していらっしゃいましたもの。テオはまだしもマルクは許せない、っておっしゃって」
文句を言いつつも、二人の息はぴったりだ。ハンナは私の銀色の髪を結い上げて、丁寧に化粧を施してくれる。リーゼが必要な道具を手渡すタイミングもバッチリだった。
「あら。だけどそれは、元々お兄様のせいでしょう? 雇う前にきちんと確認すれば良かったんだもの。テオは大怪我をしていたからまだまだだけど、マルクは早速役に立っているみたい。真面目に荷運びしているから、村でも大助かりなんですって」
「当たり前ですよ。もっとこき使っていいと思います!」
「うん。でも、そういうところがお嬢なんだよな~。ま、変な動きをすればベルツのおばちゃん達が黙っちゃいないだろうし」
「おばちゃんって……」
「リーゼは言葉遣いを直さないと、ミレディア様のように立派な淑女になれませんよ? せっかく綺麗な顔立ちなのに」
「綺麗、私が? どうだろう? 普段お嬢を見慣れているから、別にそうは思わないけど。それを言うなら、ハンナの方がよっぽど可愛いだろ?」
「か、可愛いって……。年上をからかうものじゃありませんっ」
リーゼを窘めておきながら、ハンナは少し嬉しそう。二人は今日もとっても仲がいい。
「さ、できましたよ! これならクラウス様も惚れ直すはずです」
「ああ。その前にヨルク様が感動して泣くかもな」
二人にそう言われたので、私は改めて鏡を眺めた。銀色の髪は左右を少し残して前髪を上げ、後ろは綺麗に結い上げ整えられている。まだうっすら残る頬の傷を薄化粧が上手く隠して、緑の瞳や桜色の唇まで引き立ててくれていた。水色のドレスは上品で奥ゆかしいデザインだし、襟と袖、裾にはもちろんベルツのレース。着飾った自分もまあ、悪くはないと思う。
「うっとりしてため息しか出ませんね」
「そりゃそうだ。誰が何と言ったって、お嬢が一番綺麗だもん」
「ハンナもリーゼもありがとう。こんなに良くしてくれて」
二人のおかげで、緊張がほぐれたような気がする。鏡の中の私はおとなしそうで、悪女にはとても見えない。
「みんなに良くしているのは、お嬢の方なのに。相変わらずわかっちゃいないな」
「本当です。頑張って下さいね? 私達も応援していますから」
応援って……またまた緊張してきたような。
その緊張もヨルクの叫びを聞いた途端、吹っ飛ぶことになる。
「ミ~レ~ディ~ア~! なーんて綺麗なんだ。やっぱり挨拶は止めにしよう! ずっとうちにいればいい」
「あのねえ。国王陛下をお待たせしていてすっぽかすだなんて、絶対にダメでしょう?」
「そうだけど。こんなに可愛いミレディアを見たら、みんながメロメロになってしまう」
「お兄様ったら大げさね。でも、国王陛下と王妃様が少しでも私に良い印象を持って下さると、嬉しいわ」
「これで気に入られなかったら、お二人の目は節穴だ。出国しよう!」
兄よ、妹を引き留めたいのか差し出したいのかどっちだ? 兄を連れて行くことに精一杯だった私は、おかげで余計なことを考える暇がなかった。
城の一室に案内され二人で待っていたところ、兄が急遽城の財務部に追い立てられることになった。次回納品の件で、確認したいことがあるそうだ。契約してから既に半年近くが経過しているなんて、未だに信じられない。
椅子に座って一人ぽつんと待っていると、金色の刺繍が入った白の上下に身を包むアウロス王子の姿が見えた。私は慌てて立ち上がり、彼に丁寧な礼をする。
「ディア、今日はまた一段と綺麗だ。だけど、堅苦しいのはいいといつも言っているだろう?」
「いえ、ご挨拶はきちんとするべきかと」
「そんなところが君らしいね」
肩を竦めたアウロス王子は、私に近づくと悲しそうな笑みを浮かべた。よく見ると、なぜか唇の端が切れている。治りかけてはいるけれど、怪我をしたみたい。
「ディア、怖い思いをさせてごめん。守り切れず、こちらの都合で迷惑をかけて悪かった。だけど僕は……」
恋人のフリは何度もしたけれど、アウロス王子のこんな表情は初めてだ。いつもはおどけた様子で私を見るのに……
公爵に誘拐された私は、娘のエルゼに危険な目に遭わされた。もしや、その責任を感じているのだろうか?
「いえ、どうぞお気になさらないでください。元々そういう約束でしたでしょう? エルゼ様を怒らせて失敗しましたが、勝手にこちらに伺おうとしたのは私の責任です。殿下が謝る必要など、どこにもありません」
「ディア。もちろん謝罪の気持ちはあるけれど、そうじゃないんだ。こんな時、どう言えばいいのかな?」
困ったように金色の髪をかき上げるアウロス王子は、なんだかいつもと様子が違う。悩む様子がどことなく、クラウスにも似ている。やっぱり双子ね、と思いつつ私は先を促した。
「なんでしょう? 伺いますよ?」
「……ディア、君が無事で良かったと思っているのは本当だ。だけどもし、森で助けたのが僕なら、君は僕を受け入れてくれた?」
「……え?」
聞き間違いだろうか。アウロス王子はどういうつもりでこんなことを? クラウスったら、彼にどこまで話したの? 親密な時間まで包み隠さずってことは、ないと思うんだけど。
アウロス王子には、年上の彼女がいるはずだ。それなのにこんなことを聞くなんて、彼女と上手くいかずに弱気になっているのかしら? でも、私を相談相手に選んだのなら、私の考えを話しておこう。
「いいえ。私が好きなのはクラウス様ですから、彼以外は無理です。この先ずっと一緒にいたいと願うのも」
「そう。やっぱりね」
アウロス王子が目を細めて苦笑する。その顔がつらそうに見えたのは、きっと気のせいね? だって彼はため息をつくと、そのまま私を抱き締めたのだ。
「あの、アウロス殿下? これって……」
公爵親子が捕まった今、演技の必要などないはずだ。なのにどうして?
アウロス殿下もクラウスと同じように背が高く、この状態だと彼の表情は全く見えない。必要以上にくっつくと、部屋には女官も待機しているため変な噂が立ってしまう。
「殿下、近づき過ぎです」
「静かに、ディア。そう呼ぶのもこれで最後にするから。だからもう少しだけ……このままで」
彼の意図がわからずに、私は固まる。アウロス殿下に好きな人がいると知らなければ、今まさに口説かれているのかと勘違いしてしまうところだ。
そうはいっても不安は残る。演技とはいえ悪女だと評判だった私が、本当に受け入れられたのだろうか? 国王はまだしも王妃に至っては、息子の手前納得したフリをしているだけかもしれない。実際は、もっといい相手がいるのにと、嘆いているのではないかしら?
今日私は、国王夫妻に挨拶をするため兄と二人で城を訪問する。緊張気味の私とは対照的に、侍女のハンナは興奮しっぱなしで朝からずっとはしゃいでいた。そんなハンナに時々ツッコミを入れるのは、リーゼの役目だ。
「一番素敵なのは、やっぱりアウロス様です~。でも、クラウス様もカッコいいからお嬢様とはお似合いですね!」
「何でだよ。お嬢には最初からクラウス王子だろ」
クラウスの名前が出ただけで、私の胸は熱くなる。仕度中、ほんの少し動いただけでハンナに注意されてしまう。
「もう少しですよ? ようやく綺麗なお嬢様をご覧いただけるので、腕によりをかけないと。今まで地味か派手のどちらかでしかお城に上がりませんでしたよね? まともに装った時には攫われちゃうし」
「それはお嬢のせいじゃないだろ……でしょ? 護衛のフリした二人のせいだ」
「本当~頭に来ちゃうわ。それなのにミレディア様ったら、自分を差し出したマルクを責めないどころか解雇もしないなんて。お人好しにも程があります~」
「だな。オ……私もそれはないと思う。農地で人手が足りないからって、二人揃って仕事の斡旋までしてあげるって変だ」
「そうですよぉ。さすがのヨルク様も激怒していらっしゃいましたもの。テオはまだしもマルクは許せない、っておっしゃって」
文句を言いつつも、二人の息はぴったりだ。ハンナは私の銀色の髪を結い上げて、丁寧に化粧を施してくれる。リーゼが必要な道具を手渡すタイミングもバッチリだった。
「あら。だけどそれは、元々お兄様のせいでしょう? 雇う前にきちんと確認すれば良かったんだもの。テオは大怪我をしていたからまだまだだけど、マルクは早速役に立っているみたい。真面目に荷運びしているから、村でも大助かりなんですって」
「当たり前ですよ。もっとこき使っていいと思います!」
「うん。でも、そういうところがお嬢なんだよな~。ま、変な動きをすればベルツのおばちゃん達が黙っちゃいないだろうし」
「おばちゃんって……」
「リーゼは言葉遣いを直さないと、ミレディア様のように立派な淑女になれませんよ? せっかく綺麗な顔立ちなのに」
「綺麗、私が? どうだろう? 普段お嬢を見慣れているから、別にそうは思わないけど。それを言うなら、ハンナの方がよっぽど可愛いだろ?」
「か、可愛いって……。年上をからかうものじゃありませんっ」
リーゼを窘めておきながら、ハンナは少し嬉しそう。二人は今日もとっても仲がいい。
「さ、できましたよ! これならクラウス様も惚れ直すはずです」
「ああ。その前にヨルク様が感動して泣くかもな」
二人にそう言われたので、私は改めて鏡を眺めた。銀色の髪は左右を少し残して前髪を上げ、後ろは綺麗に結い上げ整えられている。まだうっすら残る頬の傷を薄化粧が上手く隠して、緑の瞳や桜色の唇まで引き立ててくれていた。水色のドレスは上品で奥ゆかしいデザインだし、襟と袖、裾にはもちろんベルツのレース。着飾った自分もまあ、悪くはないと思う。
「うっとりしてため息しか出ませんね」
「そりゃそうだ。誰が何と言ったって、お嬢が一番綺麗だもん」
「ハンナもリーゼもありがとう。こんなに良くしてくれて」
二人のおかげで、緊張がほぐれたような気がする。鏡の中の私はおとなしそうで、悪女にはとても見えない。
「みんなに良くしているのは、お嬢の方なのに。相変わらずわかっちゃいないな」
「本当です。頑張って下さいね? 私達も応援していますから」
応援って……またまた緊張してきたような。
その緊張もヨルクの叫びを聞いた途端、吹っ飛ぶことになる。
「ミ~レ~ディ~ア~! なーんて綺麗なんだ。やっぱり挨拶は止めにしよう! ずっとうちにいればいい」
「あのねえ。国王陛下をお待たせしていてすっぽかすだなんて、絶対にダメでしょう?」
「そうだけど。こんなに可愛いミレディアを見たら、みんながメロメロになってしまう」
「お兄様ったら大げさね。でも、国王陛下と王妃様が少しでも私に良い印象を持って下さると、嬉しいわ」
「これで気に入られなかったら、お二人の目は節穴だ。出国しよう!」
兄よ、妹を引き留めたいのか差し出したいのかどっちだ? 兄を連れて行くことに精一杯だった私は、おかげで余計なことを考える暇がなかった。
城の一室に案内され二人で待っていたところ、兄が急遽城の財務部に追い立てられることになった。次回納品の件で、確認したいことがあるそうだ。契約してから既に半年近くが経過しているなんて、未だに信じられない。
椅子に座って一人ぽつんと待っていると、金色の刺繍が入った白の上下に身を包むアウロス王子の姿が見えた。私は慌てて立ち上がり、彼に丁寧な礼をする。
「ディア、今日はまた一段と綺麗だ。だけど、堅苦しいのはいいといつも言っているだろう?」
「いえ、ご挨拶はきちんとするべきかと」
「そんなところが君らしいね」
肩を竦めたアウロス王子は、私に近づくと悲しそうな笑みを浮かべた。よく見ると、なぜか唇の端が切れている。治りかけてはいるけれど、怪我をしたみたい。
「ディア、怖い思いをさせてごめん。守り切れず、こちらの都合で迷惑をかけて悪かった。だけど僕は……」
恋人のフリは何度もしたけれど、アウロス王子のこんな表情は初めてだ。いつもはおどけた様子で私を見るのに……
公爵に誘拐された私は、娘のエルゼに危険な目に遭わされた。もしや、その責任を感じているのだろうか?
「いえ、どうぞお気になさらないでください。元々そういう約束でしたでしょう? エルゼ様を怒らせて失敗しましたが、勝手にこちらに伺おうとしたのは私の責任です。殿下が謝る必要など、どこにもありません」
「ディア。もちろん謝罪の気持ちはあるけれど、そうじゃないんだ。こんな時、どう言えばいいのかな?」
困ったように金色の髪をかき上げるアウロス王子は、なんだかいつもと様子が違う。悩む様子がどことなく、クラウスにも似ている。やっぱり双子ね、と思いつつ私は先を促した。
「なんでしょう? 伺いますよ?」
「……ディア、君が無事で良かったと思っているのは本当だ。だけどもし、森で助けたのが僕なら、君は僕を受け入れてくれた?」
「……え?」
聞き間違いだろうか。アウロス王子はどういうつもりでこんなことを? クラウスったら、彼にどこまで話したの? 親密な時間まで包み隠さずってことは、ないと思うんだけど。
アウロス王子には、年上の彼女がいるはずだ。それなのにこんなことを聞くなんて、彼女と上手くいかずに弱気になっているのかしら? でも、私を相談相手に選んだのなら、私の考えを話しておこう。
「いいえ。私が好きなのはクラウス様ですから、彼以外は無理です。この先ずっと一緒にいたいと願うのも」
「そう。やっぱりね」
アウロス王子が目を細めて苦笑する。その顔がつらそうに見えたのは、きっと気のせいね? だって彼はため息をつくと、そのまま私を抱き締めたのだ。
「あの、アウロス殿下? これって……」
公爵親子が捕まった今、演技の必要などないはずだ。なのにどうして?
アウロス殿下もクラウスと同じように背が高く、この状態だと彼の表情は全く見えない。必要以上にくっつくと、部屋には女官も待機しているため変な噂が立ってしまう。
「殿下、近づき過ぎです」
「静かに、ディア。そう呼ぶのもこれで最後にするから。だからもう少しだけ……このままで」
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