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第二章 ムーンライト暗殺
推しの誕生会
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そんなわけで翌週。
クロム様と私は馬車に乗り、子犬とともに森へ向かった。
初秋の日差しは暖かく、世界も輝いているようだ。
私が今着ているのは、白に赤のストライプが入ったドレスで、袖とスカートに赤いリボンが付いている。それ以外はシンプルなので、動いても邪魔にはならない。
クロム様は、真っ白なシャツに焦げ茶色のベストとズボン、同色の編み上げブーツを合わせた気軽な装いだ。
森の入り口で馬車を降り、小道を進む。
しばらく歩くと、ふいに視界が広がった。
開けた場所に出た途端、子供達の歓声が聞こえる。
「カトリーナ様だ! 『おし』もいるぞ」
「子犬は連れてきてくれた?」
「違うだろ。練習したセリフは……」
「せ~の」
「「クロム先生、お誕生日おめでとうございま~~す!」」
孤児院の子供達が、大きな声を出す。
クロム様はびっくりしたらしく、目を丸くしている。
私は以前から、芸術作品を通じて孤児院の子供達と仲良くしている。
我が国自慢のワインに描かれたラベルの絵は、彼らのものだ。木々や鳥、花などの変わった意匠は、他国にまで評判だ。
また、良いと思った絵画や彫刻を城に展示したり、画商にも積極的に推薦していた。
そんな子供達のおかげで、周囲の木々に手作りの旗やリボンが飾られていた。
芝生の上には毛布が敷かれ、豪華な料理が並ぶ。もちろん城から運んできたもので、この日のために私がメニューを考えた。
「カトリーナ様…………これは?」
珍しく困惑する推しに、私は笑顔を向ける。
「もちろん、クロム先生の誕生会ですわ」
「誕生……会? ですが、私に誕生日などありません」
「ない? 以前は、忘れたとおっしゃっていましたよね?」
「そうです。だから、こんなことは……」
「忘れたなら、新たに作ればいいんです。幸い今日は、9月6日。クロム様にぴったりの日でしょう?」
私がそう答えると、クロム様はますます眉をひそめた。
――そうか。9(く)6(ろむ)は日本語だから、彼には通じないのね。
ここまで来たら後には引けず、私は笑顔で押し通す。
ただでさえ男の子も女の子も、期待に輝く瞳でこっちを見ている。
ファンブックによると、クロム様は小さな子供と小動物に弱いらしい。
情報通り根負けしたのか、とうとう低い声を出す。
「ありが……とう」
たちまちはしゃぐ子供達。
「良かったあ~。日にちを間違えたかと思っちゃった」
「カトリーナ様は、ボーッとしているもんね」
――失礼な。ボーッとしているのは大抵、クロム様のことを考えている時よ。
「さあ、せっかくだからこちらへどうぞ。後で子供達の作った飾りも見てあげてくださいね」
私は笑い、クロム様の手を取った。
年長の子も駆けつけて、彼の腕を引っ張っていく。
「こっちだよ。お前、王子のくせに遅せえな」
「違う、『おし』よ。カトリーナが言ってたもん」
子供に優しいというのは本当で、クロム様は小さな手を振り払おうとはしない。
子犬のフェリーチェはというと、地面に置いた籠から顔だけ出して、辺りの様子を窺っていた。
「まずは果実水で乾杯しましょう! それから、ご馳走を心ゆくまで召し上がってね」
「うわーい」
「やったあ」
輪になって座る子供達。
クロム様は無言だけれど、私の隣に腰かけてくれた。
「それでは、改めて。クロム先生、お誕生日おめでとうございます。乾杯」
「「乾杯!!」」
ちなみに城のシェフに用意してもらったのは、サーモンのパイにミートパイ、サラダにキッシュ、炙ったチキンやローストビーフ。ラズベリー入りのベーグルに、カボチャのスープもある。
お誕生日ということで、カットした葡萄のケーキも持ってきた。
――クロム様は、楽しんでくださっているかしら?
そうだといいなと思いつつ、子供の話に相槌を打った。
満腹になった子供達は、フェリーチェと遊んでいる。
最初はおっかなびっくりだった子犬も、今では我が物顔で辺りを走り回っていた。
「もう、速い~」
「こっちに来てって言ったのに、どうしてそっちに行くの?」
「とまって頭を撫でさせて!」
気づけばクロム様と二人きり。
ゆっくり話せる願ってもない機会だ。
「クロム先生。お誕生日を勝手に決めて、すみません」
「いいえ。ただ、生まれたことを誰かに祝ってもらうのは初めてなので、正直戸惑いました」
「まあ……」
プロフィールでは孤児だけど、彼にも親はいたはずだ。
『母親は宮廷画家?』と書かれていたが、「?」は初期設定がボツになったという意味かしら?
「大人になってこんな機会をいただけるとは、思ってもみませんでした」
クロム様はそれきり口をつぐむけど、いつもより口角が上がっているような。
――笑顔と呼ぶにはほど遠いけど、嫌そうではないわよね?
無邪気に遊ぶ子供と子犬。
弾けるような笑い声が辺りに響く。
木々に飾られた色とりどりの旗やリボンは風に揺れ、明るい陽光が木の陰を地面に映し出している。
視線を感じて横を向けば、クロム様の赤い瞳に捉えられた。
「クロム……先生?」
「今は講義中ではないので、クロムでいいですよ」
――何それ、興奮して鼻血が出そう!
「クロム……様」
遠慮がちに呼ぶと、彼が優しい声を出す。
「あなたが民に慕われる理由が、よくわかりました。この国は豊かでいいですね。私の生まれたところには、孤児院などありませんでしたから」
「そう……ですか」
組織に入る以前のクロム様のことは、よくわからない。
ファンブックにも、孤児でオレガノ帝国の出身、としか記されていなかった。
幼い彼は、どこでどうしていたのだろう?
推しを詳しく知りたい。
だけど、つらい過去を思い起こさせるのは嫌だ。
「あの……。先生、お気を悪くされていませんよね?」
「気を悪くする? 私が、なぜ?」
ゲームのヒロインは、彼の過去を知らない。
だけど私は彼が孤児であったこと、暗殺者にならなければ生きていけなかったということを知っている。
だからこそ、彼を笑顔にしたかった。
生まれてきてくれてありがとう、この世に存在してくれてありがとう、と言いたかったのだ。
クロム様と私は馬車に乗り、子犬とともに森へ向かった。
初秋の日差しは暖かく、世界も輝いているようだ。
私が今着ているのは、白に赤のストライプが入ったドレスで、袖とスカートに赤いリボンが付いている。それ以外はシンプルなので、動いても邪魔にはならない。
クロム様は、真っ白なシャツに焦げ茶色のベストとズボン、同色の編み上げブーツを合わせた気軽な装いだ。
森の入り口で馬車を降り、小道を進む。
しばらく歩くと、ふいに視界が広がった。
開けた場所に出た途端、子供達の歓声が聞こえる。
「カトリーナ様だ! 『おし』もいるぞ」
「子犬は連れてきてくれた?」
「違うだろ。練習したセリフは……」
「せ~の」
「「クロム先生、お誕生日おめでとうございま~~す!」」
孤児院の子供達が、大きな声を出す。
クロム様はびっくりしたらしく、目を丸くしている。
私は以前から、芸術作品を通じて孤児院の子供達と仲良くしている。
我が国自慢のワインに描かれたラベルの絵は、彼らのものだ。木々や鳥、花などの変わった意匠は、他国にまで評判だ。
また、良いと思った絵画や彫刻を城に展示したり、画商にも積極的に推薦していた。
そんな子供達のおかげで、周囲の木々に手作りの旗やリボンが飾られていた。
芝生の上には毛布が敷かれ、豪華な料理が並ぶ。もちろん城から運んできたもので、この日のために私がメニューを考えた。
「カトリーナ様…………これは?」
珍しく困惑する推しに、私は笑顔を向ける。
「もちろん、クロム先生の誕生会ですわ」
「誕生……会? ですが、私に誕生日などありません」
「ない? 以前は、忘れたとおっしゃっていましたよね?」
「そうです。だから、こんなことは……」
「忘れたなら、新たに作ればいいんです。幸い今日は、9月6日。クロム様にぴったりの日でしょう?」
私がそう答えると、クロム様はますます眉をひそめた。
――そうか。9(く)6(ろむ)は日本語だから、彼には通じないのね。
ここまで来たら後には引けず、私は笑顔で押し通す。
ただでさえ男の子も女の子も、期待に輝く瞳でこっちを見ている。
ファンブックによると、クロム様は小さな子供と小動物に弱いらしい。
情報通り根負けしたのか、とうとう低い声を出す。
「ありが……とう」
たちまちはしゃぐ子供達。
「良かったあ~。日にちを間違えたかと思っちゃった」
「カトリーナ様は、ボーッとしているもんね」
――失礼な。ボーッとしているのは大抵、クロム様のことを考えている時よ。
「さあ、せっかくだからこちらへどうぞ。後で子供達の作った飾りも見てあげてくださいね」
私は笑い、クロム様の手を取った。
年長の子も駆けつけて、彼の腕を引っ張っていく。
「こっちだよ。お前、王子のくせに遅せえな」
「違う、『おし』よ。カトリーナが言ってたもん」
子供に優しいというのは本当で、クロム様は小さな手を振り払おうとはしない。
子犬のフェリーチェはというと、地面に置いた籠から顔だけ出して、辺りの様子を窺っていた。
「まずは果実水で乾杯しましょう! それから、ご馳走を心ゆくまで召し上がってね」
「うわーい」
「やったあ」
輪になって座る子供達。
クロム様は無言だけれど、私の隣に腰かけてくれた。
「それでは、改めて。クロム先生、お誕生日おめでとうございます。乾杯」
「「乾杯!!」」
ちなみに城のシェフに用意してもらったのは、サーモンのパイにミートパイ、サラダにキッシュ、炙ったチキンやローストビーフ。ラズベリー入りのベーグルに、カボチャのスープもある。
お誕生日ということで、カットした葡萄のケーキも持ってきた。
――クロム様は、楽しんでくださっているかしら?
そうだといいなと思いつつ、子供の話に相槌を打った。
満腹になった子供達は、フェリーチェと遊んでいる。
最初はおっかなびっくりだった子犬も、今では我が物顔で辺りを走り回っていた。
「もう、速い~」
「こっちに来てって言ったのに、どうしてそっちに行くの?」
「とまって頭を撫でさせて!」
気づけばクロム様と二人きり。
ゆっくり話せる願ってもない機会だ。
「クロム先生。お誕生日を勝手に決めて、すみません」
「いいえ。ただ、生まれたことを誰かに祝ってもらうのは初めてなので、正直戸惑いました」
「まあ……」
プロフィールでは孤児だけど、彼にも親はいたはずだ。
『母親は宮廷画家?』と書かれていたが、「?」は初期設定がボツになったという意味かしら?
「大人になってこんな機会をいただけるとは、思ってもみませんでした」
クロム様はそれきり口をつぐむけど、いつもより口角が上がっているような。
――笑顔と呼ぶにはほど遠いけど、嫌そうではないわよね?
無邪気に遊ぶ子供と子犬。
弾けるような笑い声が辺りに響く。
木々に飾られた色とりどりの旗やリボンは風に揺れ、明るい陽光が木の陰を地面に映し出している。
視線を感じて横を向けば、クロム様の赤い瞳に捉えられた。
「クロム……先生?」
「今は講義中ではないので、クロムでいいですよ」
――何それ、興奮して鼻血が出そう!
「クロム……様」
遠慮がちに呼ぶと、彼が優しい声を出す。
「あなたが民に慕われる理由が、よくわかりました。この国は豊かでいいですね。私の生まれたところには、孤児院などありませんでしたから」
「そう……ですか」
組織に入る以前のクロム様のことは、よくわからない。
ファンブックにも、孤児でオレガノ帝国の出身、としか記されていなかった。
幼い彼は、どこでどうしていたのだろう?
推しを詳しく知りたい。
だけど、つらい過去を思い起こさせるのは嫌だ。
「あの……。先生、お気を悪くされていませんよね?」
「気を悪くする? 私が、なぜ?」
ゲームのヒロインは、彼の過去を知らない。
だけど私は彼が孤児であったこと、暗殺者にならなければ生きていけなかったということを知っている。
だからこそ、彼を笑顔にしたかった。
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