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5 笑われる
33 恩と仇
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「そこまでにしてもらえるかな?」
イチゴが僕とリグダミスの間に入ってくる。
彼女もリグダミスの殺気に気が付いたのだろう。僕をかばうためにそうしたように思える。
「イザベラ……オスをメスが庇うなんて興がそがれることはやめてもらえるかな?」
冷たいまなざしがイチゴに向けられる。そこには感情というものが一切ないように僕は感じた。軽蔑も、嫌悪も、そういった負の感情すらない。ただ純粋に、リグダミスは反射的に言葉を放っただけで、実のところは何も考えていない、そういった感じだ。
そんな言葉を投げかけられたイチゴは、彼の冷静さを見て、嫌なことを思い出したかのように口を開いた。
「お前につぶされた同法は嫌というほど見てきた……人懐っこいブルも、我が親友シュナイダーも……お前がいなければ英雄になれた者も中にはいたことだろう」
二人は昔からの知り合いらしい。それも僕が思っていたよりももっと昔からの、決別した友人であるかのようだ。
過去になにがあったかは知らないが、ずっと近くにいた者たちが仲たがいするような出来事があったのだろう。そうでなければ、この場の冷たい空気を説明できない。
それを察してか、メリーは僕の服をつかんだ。
「勘違いしてくれるな、彼らは私のために自ら死を選んだのだ。私の意思に同調してくれたということさ」
「同町? 笑わせるな、脅迫の間違いだろう!?」
「イザベラ……君がどう思おうが事実は変わらない。過去は変えられないのさ。もし君が過去に従順な犬だというのなら、私が最も軽蔑する人種だ」
凛とした表情で、イチゴの怒りをかわす。それどころか、彼は話題をすり替えてすらいる。たった一度話を聞いただけでは理解できたが、彼はかなり自己中心的な考えの持ち主だ。
自分の意見は絶対だと思い込んですらいるのだろう。だからこそ、僕は彼とは仲良くできそうにない。
「あんたの嫌いな人種なんて知るか、私が最も嫌いな人種はあんたみたいなやつだ。人のことを考えない、自分のことばかりを考えて、自分だけが正しいと思い込んでいる。シュナイダーたちがあんたの頼みを断れるわけがないじゃない!」
「彼が私の部下だからか? いいや、彼は上司に従順な犬じゃない。そうでなければ、私は彼をこれほどまでに信頼していなかっただろう」
絶対的な自身がなければそんなことを言い淀むことなく口にすることは出来ないだろう。絶対的な信頼関係……それがリグダミスとシュナイダーとやらの間にあったということだ。そうでなければ、イチゴの言うとおりただの勘違いやろうになる。
どちらが正しいのかは当事者でもない僕にはわからないが、どちらにつくのが正しいのかはよくわかる。
「僕なら信頼している相手のためなら、なおのこと死ねないけどな」
僕の言葉を聞いて、リグダミスは今まで見せたこともないような凶悪な形相で僕を睨みつけた。
「お前とシュナイダーを一緒にするな……! 胸糞悪い。お前は何か勘違いしているようだが、私がお前を殺さないのは、勇者の親族だからだ。だがそれは同時に、私の気分が変われば簡単に殺せるということでもある。――わかったら二度とシュナイダーを語るな!」
何となく理解できたが、どうやら、シュナイダーはよっぽど信頼されていたらしい。
その信頼も一方通行という可能性は捨てられないが、ともかく、リグダミスは本気でシュナイダーが自分を信頼してくれていたと思っているらしい。
「ふざけるな……あんたこそ、シュナイダーの名を二度と口にするな!」
イチゴがリグダミスに掴みかかる。
その瞬間、リグダミスとは違うどこか遠いところから、途方もない量の殺気が溢れ返ってきた。どこかに、彼の私兵がいるのだろう。店の外、店の中、もしくはその両方、いずれにせよ、僕たちは袋のネズミというわけだ。
なるほど、確かに彼の言うとおり、僕をいつでも殺すことは出来るらしい。それはハッタリなんかじゃない。
隠す気もない殺気がその証拠だ。
「やめろ……イザベラも、私の友たちも。殺し合いに来たわけじゃない。無知な犬に宣言しに来ただけだ」
リグダミスは手の平を前にして右手を挙げる。
それと同時に、5名の兵士たちがどこからともなく姿を現した。いや、装いを見るに、兵士とは言えないかもしれない。彼らは皆スーツを身にまとっているからだ。
言うなれば、ボディーガードもしくは、シークレットサービスだろう。
「申し訳ございません。ロットワイラー様!」
その中の1人で、黒髪を腰あたりまで伸ばした猫種の女が深々と頭を下げた。他の4人はピクリとも動かない。
「黒猫。許そう……だが今回限りだ。知っているだろう。私は忠実な僕が欲しいわけじゃない」
僕に向けたものよりも遥かに強い殺気がリグダミスからは放たれている。だが『黒猫』という従者はそれを意にも返していない。それどころか、大げさに笑って見せた。
「なんて、冗談よ。馬鹿ね、そもそも、リグダミスがあたいに勝てるわけがないじゃない」
それを聞いて、リグダミスも大笑いする。
「なんだ。冗談か。びっくりしたよ、突然『ロットワイラー様』なんて言うもんだから……そうだ。私に絶対的な忠誠を誓わないお前たちだからこそ、私にふさわしい!」
はたから見ると、いかにも頭のおかしいやつらにしか思えない。――実際にやばいやつらなのだろう。イチゴも後から出てきた5人を警戒している。
「じゃあ、あの犬種、殺してもいい?」
黒猫はよどみなくそう言った。
いかにも普段から獣人を殺しているといった風だ。いや、彼女の雰囲気を見るに殺しているのだろう。リグダミスにとって邪魔な存在を……そしてそれはイチゴの警戒していたことの一つなのかもしれない。
だが以外にも、リグダミスは黒猫を制止した。
「主人の命令に従わないのはいいが、それはだめだ。勇者の家族とは親密にならねばならんからな」
そうしてさも仕方のないことだと、首を横に振る。
まるで僕らのことを仕方ないから生かしてやると言われているようで、少しだけ腹がたった。
「あんなガキ、殺しちゃえばいいじゃない?」
『殺す』という言葉は今まで何度も聞いた言葉だ。なんなら、子供から大人までいろんな馬鹿が口にしてきた言葉だろう。特に差別対象である僕達獣人はよく投げかけられた言葉だし、そうでなかった時も、勘違い野郎たちがよく他人に吐いているのを目にしたことがある。
だからこそ、よくわかったが、黒猫は本気で僕のことを殺そうとしている。
どれだけ取り繕おうと、それは恐ろしいことだ。その空気感だけで、ストレスは溜まり胃にダメージが来ている。しかし、リグダミスはそれをよしとはしない。
彼が僕を殺さない理由があるのなら、その理由となる存在のどんな願いでも聞いてやろう。
「ああ、出来ることならそうしたいさ。本当なら……いやこんな場所で話すことでもないか。とにかく、女神がアルタを救ってくれたのも、勇者メリーのおかげなんだ。だから恩には恩で返さないとね?」
「仇には仇でね」
リグダミスと黒猫はぴったりと息を合わせてそう言い放つ。
だがようやく合点がいった。重症だったアルタを女神が救って、その恩として僕たちに手を出さないことを誓わせたのだろう。つまり、僕は女神の言うことを何でも聞かなければならないようだ。――いや、それは違う。リグダミスはメリーのおかげと言った。つまり、僕が何でも言うことを聞く相手はメリーだということだ。
まあそれは後々考えるとしよう。それよりも重要なことがある。
「それで、その恩とやらが、メリーの秘密を守ってくれるということなのか?」
もしそうでなければ、依然としてメリーは危険にさらされることになるだろう。それだけは絶対に避けたいことだ。だからそうであることを切に願う。
そんな僕の想いとは裏腹に、リグダミスは小さく笑う。
その反応が肯定なのか、否定なのか……どちらか僕にはわからない。
「そうだ。うれしいだろう? だが、アルタ以外の勇者が生まれたという仇に対しては、私からも仇で返そう」
その言葉に、僕は思わず小さくガッツポーズをした。それと同時にイチゴも安堵したように大きく息を吐いた。1人状況をつかめていないのはメリーだけだろう。
だが、安堵したところで、リグダミスは言葉をつづける。
「確かケン。お前は犬に囲まれてゆるりと生きたいと女神に願ったそうじゃないか?」
それを聞いた黒猫は大笑いする。
「犬に囲まれて? ププっ、あたいならそんな地獄みたいな人生ごめんだわ。あははは――」
つられてリグダミスも笑う。
「ふっふ、笑ってやるな、黒猫。それに他の4人も……可哀想だろう。そんなこと、私がいる限り不可能だというのに」
結局、彼らは僕の前に立ちはだかる障害というわけだ。
メリーのことには感謝しているが、だがそれでも、僕の夢を笑うやつは許せない。本当はメリーを傷つけること以外なら何でも許してやるつもりだったが、気が変わった。
「だったら、障害を取り除くだけだ」
僕はいつか、リグダミスを取り除く。それがたとえ命を絶つことになったとしても。
その言葉を待っていたとばかりに、リグダミスは満足げな顔を僕たちに見せた。
「それでいい。この世界は血なまぐさいことを出来る存在だけが力を得て、他人に忠実な犬は死んでいく。お前は私を殺す獣になれ、さすれば私がお前を殺してやろう――」
イチゴが僕とリグダミスの間に入ってくる。
彼女もリグダミスの殺気に気が付いたのだろう。僕をかばうためにそうしたように思える。
「イザベラ……オスをメスが庇うなんて興がそがれることはやめてもらえるかな?」
冷たいまなざしがイチゴに向けられる。そこには感情というものが一切ないように僕は感じた。軽蔑も、嫌悪も、そういった負の感情すらない。ただ純粋に、リグダミスは反射的に言葉を放っただけで、実のところは何も考えていない、そういった感じだ。
そんな言葉を投げかけられたイチゴは、彼の冷静さを見て、嫌なことを思い出したかのように口を開いた。
「お前につぶされた同法は嫌というほど見てきた……人懐っこいブルも、我が親友シュナイダーも……お前がいなければ英雄になれた者も中にはいたことだろう」
二人は昔からの知り合いらしい。それも僕が思っていたよりももっと昔からの、決別した友人であるかのようだ。
過去になにがあったかは知らないが、ずっと近くにいた者たちが仲たがいするような出来事があったのだろう。そうでなければ、この場の冷たい空気を説明できない。
それを察してか、メリーは僕の服をつかんだ。
「勘違いしてくれるな、彼らは私のために自ら死を選んだのだ。私の意思に同調してくれたということさ」
「同町? 笑わせるな、脅迫の間違いだろう!?」
「イザベラ……君がどう思おうが事実は変わらない。過去は変えられないのさ。もし君が過去に従順な犬だというのなら、私が最も軽蔑する人種だ」
凛とした表情で、イチゴの怒りをかわす。それどころか、彼は話題をすり替えてすらいる。たった一度話を聞いただけでは理解できたが、彼はかなり自己中心的な考えの持ち主だ。
自分の意見は絶対だと思い込んですらいるのだろう。だからこそ、僕は彼とは仲良くできそうにない。
「あんたの嫌いな人種なんて知るか、私が最も嫌いな人種はあんたみたいなやつだ。人のことを考えない、自分のことばかりを考えて、自分だけが正しいと思い込んでいる。シュナイダーたちがあんたの頼みを断れるわけがないじゃない!」
「彼が私の部下だからか? いいや、彼は上司に従順な犬じゃない。そうでなければ、私は彼をこれほどまでに信頼していなかっただろう」
絶対的な自身がなければそんなことを言い淀むことなく口にすることは出来ないだろう。絶対的な信頼関係……それがリグダミスとシュナイダーとやらの間にあったということだ。そうでなければ、イチゴの言うとおりただの勘違いやろうになる。
どちらが正しいのかは当事者でもない僕にはわからないが、どちらにつくのが正しいのかはよくわかる。
「僕なら信頼している相手のためなら、なおのこと死ねないけどな」
僕の言葉を聞いて、リグダミスは今まで見せたこともないような凶悪な形相で僕を睨みつけた。
「お前とシュナイダーを一緒にするな……! 胸糞悪い。お前は何か勘違いしているようだが、私がお前を殺さないのは、勇者の親族だからだ。だがそれは同時に、私の気分が変われば簡単に殺せるということでもある。――わかったら二度とシュナイダーを語るな!」
何となく理解できたが、どうやら、シュナイダーはよっぽど信頼されていたらしい。
その信頼も一方通行という可能性は捨てられないが、ともかく、リグダミスは本気でシュナイダーが自分を信頼してくれていたと思っているらしい。
「ふざけるな……あんたこそ、シュナイダーの名を二度と口にするな!」
イチゴがリグダミスに掴みかかる。
その瞬間、リグダミスとは違うどこか遠いところから、途方もない量の殺気が溢れ返ってきた。どこかに、彼の私兵がいるのだろう。店の外、店の中、もしくはその両方、いずれにせよ、僕たちは袋のネズミというわけだ。
なるほど、確かに彼の言うとおり、僕をいつでも殺すことは出来るらしい。それはハッタリなんかじゃない。
隠す気もない殺気がその証拠だ。
「やめろ……イザベラも、私の友たちも。殺し合いに来たわけじゃない。無知な犬に宣言しに来ただけだ」
リグダミスは手の平を前にして右手を挙げる。
それと同時に、5名の兵士たちがどこからともなく姿を現した。いや、装いを見るに、兵士とは言えないかもしれない。彼らは皆スーツを身にまとっているからだ。
言うなれば、ボディーガードもしくは、シークレットサービスだろう。
「申し訳ございません。ロットワイラー様!」
その中の1人で、黒髪を腰あたりまで伸ばした猫種の女が深々と頭を下げた。他の4人はピクリとも動かない。
「黒猫。許そう……だが今回限りだ。知っているだろう。私は忠実な僕が欲しいわけじゃない」
僕に向けたものよりも遥かに強い殺気がリグダミスからは放たれている。だが『黒猫』という従者はそれを意にも返していない。それどころか、大げさに笑って見せた。
「なんて、冗談よ。馬鹿ね、そもそも、リグダミスがあたいに勝てるわけがないじゃない」
それを聞いて、リグダミスも大笑いする。
「なんだ。冗談か。びっくりしたよ、突然『ロットワイラー様』なんて言うもんだから……そうだ。私に絶対的な忠誠を誓わないお前たちだからこそ、私にふさわしい!」
はたから見ると、いかにも頭のおかしいやつらにしか思えない。――実際にやばいやつらなのだろう。イチゴも後から出てきた5人を警戒している。
「じゃあ、あの犬種、殺してもいい?」
黒猫はよどみなくそう言った。
いかにも普段から獣人を殺しているといった風だ。いや、彼女の雰囲気を見るに殺しているのだろう。リグダミスにとって邪魔な存在を……そしてそれはイチゴの警戒していたことの一つなのかもしれない。
だが以外にも、リグダミスは黒猫を制止した。
「主人の命令に従わないのはいいが、それはだめだ。勇者の家族とは親密にならねばならんからな」
そうしてさも仕方のないことだと、首を横に振る。
まるで僕らのことを仕方ないから生かしてやると言われているようで、少しだけ腹がたった。
「あんなガキ、殺しちゃえばいいじゃない?」
『殺す』という言葉は今まで何度も聞いた言葉だ。なんなら、子供から大人までいろんな馬鹿が口にしてきた言葉だろう。特に差別対象である僕達獣人はよく投げかけられた言葉だし、そうでなかった時も、勘違い野郎たちがよく他人に吐いているのを目にしたことがある。
だからこそ、よくわかったが、黒猫は本気で僕のことを殺そうとしている。
どれだけ取り繕おうと、それは恐ろしいことだ。その空気感だけで、ストレスは溜まり胃にダメージが来ている。しかし、リグダミスはそれをよしとはしない。
彼が僕を殺さない理由があるのなら、その理由となる存在のどんな願いでも聞いてやろう。
「ああ、出来ることならそうしたいさ。本当なら……いやこんな場所で話すことでもないか。とにかく、女神がアルタを救ってくれたのも、勇者メリーのおかげなんだ。だから恩には恩で返さないとね?」
「仇には仇でね」
リグダミスと黒猫はぴったりと息を合わせてそう言い放つ。
だがようやく合点がいった。重症だったアルタを女神が救って、その恩として僕たちに手を出さないことを誓わせたのだろう。つまり、僕は女神の言うことを何でも聞かなければならないようだ。――いや、それは違う。リグダミスはメリーのおかげと言った。つまり、僕が何でも言うことを聞く相手はメリーだということだ。
まあそれは後々考えるとしよう。それよりも重要なことがある。
「それで、その恩とやらが、メリーの秘密を守ってくれるということなのか?」
もしそうでなければ、依然としてメリーは危険にさらされることになるだろう。それだけは絶対に避けたいことだ。だからそうであることを切に願う。
そんな僕の想いとは裏腹に、リグダミスは小さく笑う。
その反応が肯定なのか、否定なのか……どちらか僕にはわからない。
「そうだ。うれしいだろう? だが、アルタ以外の勇者が生まれたという仇に対しては、私からも仇で返そう」
その言葉に、僕は思わず小さくガッツポーズをした。それと同時にイチゴも安堵したように大きく息を吐いた。1人状況をつかめていないのはメリーだけだろう。
だが、安堵したところで、リグダミスは言葉をつづける。
「確かケン。お前は犬に囲まれてゆるりと生きたいと女神に願ったそうじゃないか?」
それを聞いた黒猫は大笑いする。
「犬に囲まれて? ププっ、あたいならそんな地獄みたいな人生ごめんだわ。あははは――」
つられてリグダミスも笑う。
「ふっふ、笑ってやるな、黒猫。それに他の4人も……可哀想だろう。そんなこと、私がいる限り不可能だというのに」
結局、彼らは僕の前に立ちはだかる障害というわけだ。
メリーのことには感謝しているが、だがそれでも、僕の夢を笑うやつは許せない。本当はメリーを傷つけること以外なら何でも許してやるつもりだったが、気が変わった。
「だったら、障害を取り除くだけだ」
僕はいつか、リグダミスを取り除く。それがたとえ命を絶つことになったとしても。
その言葉を待っていたとばかりに、リグダミスは満足げな顔を僕たちに見せた。
「それでいい。この世界は血なまぐさいことを出来る存在だけが力を得て、他人に忠実な犬は死んでいく。お前は私を殺す獣になれ、さすれば私がお前を殺してやろう――」
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