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廃部の危機
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「ってマジですか!?」
ただでさえ、部員が少ない部活だ。幽霊部員がいなくなったら、部員は僕、梓、彩錦の三人になる。
学校の規定である部員数に二人足りない。廃部の危機だ。
「ふふふ、残念ながらね……一応、やめる二人には今回のことを詳しく話したんだけど、『同じ部活に所属してると思われたら恥ずかしいんでやめます!』の一点張りだったわ……ふふっ」
絶望的な状況にも関わらず、先生は爆笑気味に言葉を詰まらせながらそう言った。
「笑いごとじゃありませんよ! これから一体どうするんですか?」
自分で言って思ったが、どうするも何も、新しく部員を集めるほかないのだろう。
たった1人連れてくるだけでも難しかったというのに……いや、難しかったのか? よくよく考えれば、梓が1人連れてきただけだ。妹を。
「まあ、なんとかなるわよ」
「そうですね。何とかするしかないですね」
そうしないと、先生と一緒に居られる時間が減るしな。
一難去って、また一難か……最近いいことないな。
「二週間で何とかなるならね……」
最後に先生は気になることを口にした。だけどたぶん僕の聞き間違いだろう。
二週間と言えば、僕の入院期間と同じだ。どう考えても新入部員を探すことなんて無理だ。
ただでさえ、部員が少ない部活だ。幽霊部員がいなくなったら、部員は僕、梓、彩錦の三人になる。
学校の規定である部員数に二人足りない。廃部の危機だ。
「ふふふ、残念ながらね……一応、やめる二人には今回のことを詳しく話したんだけど、『同じ部活に所属してると思われたら恥ずかしいんでやめます!』の一点張りだったわ……ふふっ」
絶望的な状況にも関わらず、先生は爆笑気味に言葉を詰まらせながらそう言った。
「笑いごとじゃありませんよ! これから一体どうするんですか?」
自分で言って思ったが、どうするも何も、新しく部員を集めるほかないのだろう。
たった1人連れてくるだけでも難しかったというのに……いや、難しかったのか? よくよく考えれば、梓が1人連れてきただけだ。妹を。
「まあ、なんとかなるわよ」
「そうですね。何とかするしかないですね」
そうしないと、先生と一緒に居られる時間が減るしな。
一難去って、また一難か……最近いいことないな。
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最後に先生は気になることを口にした。だけどたぶん僕の聞き間違いだろう。
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