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どうやら彼女は思考よりも自信が先行するタイプの人間らしい。僕とは正反対の人間だ。なんというか先が思いやられる。
せっかく命……までとは言わないが安定した生活を保障してくれたのはシアだ。彼女からの仕事というのなら、ゼロから始める情報収集だってやってみせよう。結果がどうあれ、それが僕に与えられた仕事というのなら。
「よし。わかった。それじゃあ、僕たちの当面の目標は失われた魔法『契約解除の魔法』の情報収集ってことだな」
「それはあくまで私たちの仕事の一部よ。あくまで私たちの目標は冒険者としてのこの国の秘密を……失われた技術を! 宝物を! 情報を! そのすべてを探し求めることよ! 飽くなき探究心こそが私が私として生まれた理由だから!」
「生粋の冒険家ってわけか」
僕だってこの世に生まれた人間だ。探究に人生を懸けようとするその気持ちは理解できないわけじゃない。だけど、僕にとってそれは眩しくてきっと手の届かない存在だ。だから僕はあきらめた。探究することをやめて、誰かに従うことを選んだ。自分の生きざまに責任を持たないという事は、責任を担う事よりも遥かに楽で生きやすい。悩みもなければ落胆することもない。
そうやって僕は全てをあきらめてここまで生きて来た。僕は生粋の冒険家にはなれない。だからこそ、彼女が羨ましいと思った。僕が持てなかったすべてを彼女は持っている。
「成り行きとはいえこんなことになったんだから、あなたにも手伝ってもらうわよ!」
「僕が出来ることなんてたかがしれてるだろうけど、社長の意向には従うつもりだよ」
「その社長っていうのやめてってば」
「シアの意向に従う」
なぜそこまで社長呼びを嫌うのだろう。と、ほんの少しだけ疑問に思ったが、シアにも何かそう呼ばれたくないプライドの様なものがあるのだろうと思えば別に不思議なことでもない。
ともかく、重要なのはこれからの僕の身の振り方だ。成り行きで雇い入れてもらえたとはいえ、冒険者としての経験値がまるでない僕はどうやって仕事をこなしていくべきだろう。
そんな一抹の不安を抱く僕にシアが言う。
「それであなたには何が出来るの?」
「さあ? お茶を入れたりは出来ると思う」
記憶の混濁があって、前世で自分が何をしていたのかすら思い出せない。よく考えてみれば、僕は冒険者どころか仕事の経験がない。業界未経験どころか新社会人というわけだ。
そんな僕を見てシアが頭を抱える。
「お茶……規模の大きい会社ならお茶くみの仕事も必要かもしれないけど、たった二人の会社にお茶くみのスペシャリストはいらないわよ」
「だよな」
そんなことは言われなくても分かっている。そもそも、お茶くみのスペシャリストはお茶の店で働くだろう。大手だろうが、お茶の会社でもない会社にお茶くみのスペシャリストはいらない。そして僕のお茶くみ技術は当然だがそんな領域には達していない。
しかし、あと出来ることと言えば、なんだろう。
「物乞いとかならできる……はず」
浮浪者として街に居る間は一度たりともお恵みをもらえたことなんて一度もないが、一応は物乞い経験者ってことで通せるはずだ。
「うーん……確かに物乞いに変装して情報収集とかは出来ないわけじゃないけど……それしか出来ないんじゃ情報は偏りそうね。って、そういう意味で聞いているんじゃないわよ。この業界で『何が出来る?』と聞かれれば、それは『どんな魔法が使えますか?』という意味だってことぐらい分かっているでしょう?」
「……え、魔法が使えるのは普通なのか?」
契約を魔法で縛っているというのは噂程度には知っていたし、シアも同じことを話していたから当然あるのだろうが、それはあくまで昔の人間が使った魔法によって縛られているという事であり、現代の人間が魔法を使えるという噂を耳にしたこともなければ、実際に使っている場面に遭遇したこともない。僕の混濁した記憶の中にもそう言った事実は存在していない。
世界が変わっても、水とか火とかを操るような魔法らしい魔法は存在しないものだと確信を持っていた。
だから、彼女の言う魔法というのはきっとそういう物のことじゃないだろう。
「当たり前でしょ? 大昔には魔法が使えない人も多かったらしいけど、今ではすべての人に悪魔か聖者の血が流れているから、どちらかの魔法は使えるはずよ……使えないなんて半人前もいいところよ?」
「じゃあ、君はどんな魔法を?」
「私は水属性の神聖魔法と未来視の純粋魔法が使えるわ」
「本当に使えるのか……」
彼女の目を見れば冗談を言っているわけじゃないってことが分かる。さっきの『水魔法システム』という物も便宜上その言葉を使っているだけだとばかり思っていたが、その言葉の通りトイレとかに水魔法を使っているという事だったらしい。
今はそんなことより彼女の魔法の方が重要だ。神聖魔法とか純粋魔法とかの言葉については分からないが、水の魔法と未来予知的なものが使えるという事だろう。普通の世界で生きていた僕にとってはとてつもなく魅力的なことだ。なんの才能もなかった......といっても、ほとんど記憶がないわけだが、おそらくなんの才能もない僕にも魔法という才能があるのかもしれないというだけで十分魅力的だ。魅力的で魅惑的だ。
だけど魔法ってどうやって使うんだろうか。魔方陣を描いたりとか、杖を振ったりとかするのだろうか。念じて発動するタイプなら、何かの拍子に発動していてもおかしくないはずだしな。
「まさか魔法について知らない訳じゃないでしょ?」
答えに困っている僕に、シアは困惑した様子でそう訊ねてくる。
魔法について知らないってだけで困惑しているなら、使えないってなれば即クビにされるのだろうか。せっかくの食いぶちを魔法が使えないというだけで失ってしまうのだろうか。それだけはなんとしても避けないといけない。まあ誤魔化すしかないか。
「本当のことを言うと、記憶がないんだよ」
本当は知られたくないことだけど、背に腹は代えられない。不都合な2つの事実、そのどちらかを伝えなければならないというのなら出来るだけ同情を引ける方を話す方が賢い選択だろう。
まあどっちの真実にもそれなりのリスクがあるわけだが、無能だと思われるよりかは、かわいそうなやつだと思われる方がいくぶんかましだ。たとえどっちにも見捨てられる可能性があったとしても、なんとか自尊心を保てる方を選びたい。
「まあそんな気はしていたわ……あなたのような容姿の人がこの町で浮浪者をしているなんておかしいもの」
意外にもシアは僕の言葉に納得している様子だ。
僕は驚きのあまり、「そうなのか?」なんて気のきかない言葉を呟くことしか出来なかった。
「そりゃそうでしょ。おそらくだけど、あなたは異国の人間だもの……奴隷でもなければお金持ちじゃないとこんなところまで来るはずがないし。そんな人がこっちで私の話に乗ってくるとは到底思えないもの」
「奴隷って……」
どうやらこの国には奴隷制度があるらしい。きれいに整備された町にも、闇の深い部分は存在しているということだろう。
「残念なことだけど、非合法な奴隷なんていう前時代的なものをつれている人間もいるのよ。普通町中じゃ見ないけどね」
シアは不愉快そうな顔で「異国の人間を人と見なさないおろかな人間もいるのよ」と続けた。
それを聞いて僕が初めにおもったことは『そう言えば、僕みたいな日本人顔の人間は居なかったな』ということだ。そもそも、この国には同じように美形の容姿の人間しかいない。それは他種族を排除してきたからに他ならないのだろう。他種の血を入れないことで血を守ってきたという事だ。
「でも君は……」
僕はそこまで言葉にして口を閉じた。
彼女は類稀なる美貌の持ち主だ。だけど、その容姿は明らかにこの国のものと他の国のモノが混じっている感じだ。よそ者の僕が見てわかるほどなのだから、きっとこの国の人間にしてみれば一目でよそ者だとわかるほどだろう。
「気を使う必要はないわ。私はこの国の貴族の出だから。今は微妙な時期だけど、それでもまだこの国は貴族に寛容な部類よ」
「なるほど。やっぱり貴族か」
この屋敷を見ればわかることだが、やっぱりシアは貴族の出自らしい。おそらくそれもかなり上位の貴族なのだろう。そうでなければ政略結婚して、手入れは行き届いていないとはいえ主人を失った屋敷をそのままにしておくはずもない。
せっかく命……までとは言わないが安定した生活を保障してくれたのはシアだ。彼女からの仕事というのなら、ゼロから始める情報収集だってやってみせよう。結果がどうあれ、それが僕に与えられた仕事というのなら。
「よし。わかった。それじゃあ、僕たちの当面の目標は失われた魔法『契約解除の魔法』の情報収集ってことだな」
「それはあくまで私たちの仕事の一部よ。あくまで私たちの目標は冒険者としてのこの国の秘密を……失われた技術を! 宝物を! 情報を! そのすべてを探し求めることよ! 飽くなき探究心こそが私が私として生まれた理由だから!」
「生粋の冒険家ってわけか」
僕だってこの世に生まれた人間だ。探究に人生を懸けようとするその気持ちは理解できないわけじゃない。だけど、僕にとってそれは眩しくてきっと手の届かない存在だ。だから僕はあきらめた。探究することをやめて、誰かに従うことを選んだ。自分の生きざまに責任を持たないという事は、責任を担う事よりも遥かに楽で生きやすい。悩みもなければ落胆することもない。
そうやって僕は全てをあきらめてここまで生きて来た。僕は生粋の冒険家にはなれない。だからこそ、彼女が羨ましいと思った。僕が持てなかったすべてを彼女は持っている。
「成り行きとはいえこんなことになったんだから、あなたにも手伝ってもらうわよ!」
「僕が出来ることなんてたかがしれてるだろうけど、社長の意向には従うつもりだよ」
「その社長っていうのやめてってば」
「シアの意向に従う」
なぜそこまで社長呼びを嫌うのだろう。と、ほんの少しだけ疑問に思ったが、シアにも何かそう呼ばれたくないプライドの様なものがあるのだろうと思えば別に不思議なことでもない。
ともかく、重要なのはこれからの僕の身の振り方だ。成り行きで雇い入れてもらえたとはいえ、冒険者としての経験値がまるでない僕はどうやって仕事をこなしていくべきだろう。
そんな一抹の不安を抱く僕にシアが言う。
「それであなたには何が出来るの?」
「さあ? お茶を入れたりは出来ると思う」
記憶の混濁があって、前世で自分が何をしていたのかすら思い出せない。よく考えてみれば、僕は冒険者どころか仕事の経験がない。業界未経験どころか新社会人というわけだ。
そんな僕を見てシアが頭を抱える。
「お茶……規模の大きい会社ならお茶くみの仕事も必要かもしれないけど、たった二人の会社にお茶くみのスペシャリストはいらないわよ」
「だよな」
そんなことは言われなくても分かっている。そもそも、お茶くみのスペシャリストはお茶の店で働くだろう。大手だろうが、お茶の会社でもない会社にお茶くみのスペシャリストはいらない。そして僕のお茶くみ技術は当然だがそんな領域には達していない。
しかし、あと出来ることと言えば、なんだろう。
「物乞いとかならできる……はず」
浮浪者として街に居る間は一度たりともお恵みをもらえたことなんて一度もないが、一応は物乞い経験者ってことで通せるはずだ。
「うーん……確かに物乞いに変装して情報収集とかは出来ないわけじゃないけど……それしか出来ないんじゃ情報は偏りそうね。って、そういう意味で聞いているんじゃないわよ。この業界で『何が出来る?』と聞かれれば、それは『どんな魔法が使えますか?』という意味だってことぐらい分かっているでしょう?」
「……え、魔法が使えるのは普通なのか?」
契約を魔法で縛っているというのは噂程度には知っていたし、シアも同じことを話していたから当然あるのだろうが、それはあくまで昔の人間が使った魔法によって縛られているという事であり、現代の人間が魔法を使えるという噂を耳にしたこともなければ、実際に使っている場面に遭遇したこともない。僕の混濁した記憶の中にもそう言った事実は存在していない。
世界が変わっても、水とか火とかを操るような魔法らしい魔法は存在しないものだと確信を持っていた。
だから、彼女の言う魔法というのはきっとそういう物のことじゃないだろう。
「当たり前でしょ? 大昔には魔法が使えない人も多かったらしいけど、今ではすべての人に悪魔か聖者の血が流れているから、どちらかの魔法は使えるはずよ……使えないなんて半人前もいいところよ?」
「じゃあ、君はどんな魔法を?」
「私は水属性の神聖魔法と未来視の純粋魔法が使えるわ」
「本当に使えるのか……」
彼女の目を見れば冗談を言っているわけじゃないってことが分かる。さっきの『水魔法システム』という物も便宜上その言葉を使っているだけだとばかり思っていたが、その言葉の通りトイレとかに水魔法を使っているという事だったらしい。
今はそんなことより彼女の魔法の方が重要だ。神聖魔法とか純粋魔法とかの言葉については分からないが、水の魔法と未来予知的なものが使えるという事だろう。普通の世界で生きていた僕にとってはとてつもなく魅力的なことだ。なんの才能もなかった......といっても、ほとんど記憶がないわけだが、おそらくなんの才能もない僕にも魔法という才能があるのかもしれないというだけで十分魅力的だ。魅力的で魅惑的だ。
だけど魔法ってどうやって使うんだろうか。魔方陣を描いたりとか、杖を振ったりとかするのだろうか。念じて発動するタイプなら、何かの拍子に発動していてもおかしくないはずだしな。
「まさか魔法について知らない訳じゃないでしょ?」
答えに困っている僕に、シアは困惑した様子でそう訊ねてくる。
魔法について知らないってだけで困惑しているなら、使えないってなれば即クビにされるのだろうか。せっかくの食いぶちを魔法が使えないというだけで失ってしまうのだろうか。それだけはなんとしても避けないといけない。まあ誤魔化すしかないか。
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まあどっちの真実にもそれなりのリスクがあるわけだが、無能だと思われるよりかは、かわいそうなやつだと思われる方がいくぶんかましだ。たとえどっちにも見捨てられる可能性があったとしても、なんとか自尊心を保てる方を選びたい。
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意外にもシアは僕の言葉に納得している様子だ。
僕は驚きのあまり、「そうなのか?」なんて気のきかない言葉を呟くことしか出来なかった。
「そりゃそうでしょ。おそらくだけど、あなたは異国の人間だもの……奴隷でもなければお金持ちじゃないとこんなところまで来るはずがないし。そんな人がこっちで私の話に乗ってくるとは到底思えないもの」
「奴隷って……」
どうやらこの国には奴隷制度があるらしい。きれいに整備された町にも、闇の深い部分は存在しているということだろう。
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シアは不愉快そうな顔で「異国の人間を人と見なさないおろかな人間もいるのよ」と続けた。
それを聞いて僕が初めにおもったことは『そう言えば、僕みたいな日本人顔の人間は居なかったな』ということだ。そもそも、この国には同じように美形の容姿の人間しかいない。それは他種族を排除してきたからに他ならないのだろう。他種の血を入れないことで血を守ってきたという事だ。
「でも君は……」
僕はそこまで言葉にして口を閉じた。
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「気を使う必要はないわ。私はこの国の貴族の出だから。今は微妙な時期だけど、それでもまだこの国は貴族に寛容な部類よ」
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