月の聖女あらわる マジですか かんべんしてください

腐りんご

文字の大きさ
18 / 21

18‥皇太子VSギリアVSゲイル#なにこれ 

しおりを挟む


☆☆☆


  目の前でニコニコ微笑む皇子をボーゼンと見つめた。
  皇子はキラキラ光輝き眩しかった。
  私はこの皇子にからかわれているんだと思った。
  
  だって皇子は20歳ぐらいにしか見えなかったし皇子様ともなれば結婚相手とか決まっているはずだから…ニッコリ笑って答えた。

「お断りします」

「「なっ」」

 皇子が絶句した。そして目に涙を溜め私の手を取り見つめてきた。
 うっキラキラした瞳が痛いです。
 

「ナゼですか?」

「たった今会ったばかりですよ!からかわないで下さい(笑)」

 私は営業スマイルを浮かべた。

「なら今から知り合いましょう」

「うっ」
 
 しつこい。本気?

「殿下!月子様がお困りです。どうかお止めください」

 ギリアさんナイスそのまま止めさせて下さい。

「ギリア殿には関係ありません。私の邪魔をしないでください」

「関係あります。私もツキコ様に結婚を申し込んであります」

「では婚約しているのですか?」

「まだですが……」

「なら私が聖女様に婚姻の申し込みをしても問題ありませんね」

「「聖女様私の花嫁になって下さい」」


「「ツキコ様私と婚約して下さい」」

  

「「「やめんか二人とも」」」

 神官長様がどなった。

 「ツキコ殿がお困りじゃ。だいたい皇子はツキコ殿が聖女かどうか確認に参ったのであろうにナニをやっておられる」

「ギリア第一級神官ソナタも落ち着いて頭を冷やしなされ」


 ふーう神官長様ありがとう!二人が私から少し離れてくれましたが二人が睨み会っています。気まずいです。

「ツキコ殿、もうすぐゲイル殿もここに来られるが今日はマトモに話が出来そうもないのでゲイル殿と部屋にお戻り下され」

 そしてチラリと二人を見比べため息をつかれた。



    □□□



 私は今神官長様に言われて隣の部屋に移りお菓子を貰って食べてます。
 美味しい。ストレスが溜まると甘いものが美味しいです。
 しかし、今日は朝からおかしなコトばかり??うん~なぞだ。
 私がモテる訳がない!がうん~
 悩んでいたらドアが開いてゲイルさんが現れた。

 私を見たゲイルさんはカタマった。
 
「ツキコ・・・月光がなくてもその姿のままなのか」

「うん」今日は朝からこのままなの」
 私の声は段々小さくなった。
 
 ゲイルさんは私の頭をなぜていつものように膝に乗せ抱き締めてくれた。
うん~落ち着く。ゲイルさんに甘えていたらあの皇子が部屋に入って来た。

 皇子は目を見開いて動きを止めた。
 
「殿下…どうなさいました」

「ゲイル様、聖女様とそのような仲だったのですか?」

 あっ皇子の目から大粒の涙があふれだした。ボロボロ泣き出しました。
 あっ泣きながら走っていきました。

 本日二人目。

「殿下はどうされた?」

「皇子はお何歳ですか?」

「確か今年で18歳だったはずだが」

 うん~ヤッパリまだまだ子供だったんですね。

 ゲイルさんに「皇子が花嫁になって欲しい」と言われ断ったことを伝えた。

ゲイルさんは驚いていた。

「あの殿下が…余程ツキコを気に入ったのだなぁツキコは可愛いから仕方ないな」

 可愛いだなんてそんな~
 いやん嬉しいゲイルさんに言われると凄くうれしい。

 あっギリアさんのことも報告しとかないとマズイかな?

「あっあのね実はギリ・・・・」

 バーンとドアが開いてギリアさんが部屋に入ってきた。
 ギリアさんは私とゲイルさんを見ると辛そうに唇を噛んだ。

 「ゲイル殿話があります。こちらの部屋に来てください」

 怒ったような苦しそうな声だった。

 ゲイルさんは私を膝から下ろすと頭をなぜ部屋を後にした。

・・・・・

・・・

・・





          ☆

          ☆

          ☆
 
          ☆

          ☆




#お気に入りに入れて頂きありがとうこざいます。今後ともよろしくお願いします。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。

灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。 曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。 婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。 前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。

腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。

灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。 彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。 タイトル通りのおっさんコメディーです。

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

メインをはれない私は、普通に令嬢やってます

かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・ だから、この世界での普通の令嬢になります! ↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・

前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!

鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……! 前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。 正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。 そして、気づけば違う世界に転生! けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ! 私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……? 前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー! ※第15回恋愛大賞にエントリーしてます! 開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです! よろしくお願いします!!

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

処理中です...