月の聖女あらわる マジですか かんべんしてください

腐りんご

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19‥王城に二人で…

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☆☆☆


 ゲイルさんがナンとも言えない顔で戻ってきた。手に一枚の紙を持っていた。私の横に座ると紙を見せてくれたソレハ綺麗な装飾がされた紙だった。見たことのない文字が書かれていたが私はナゼか読むことができた。

『この度開催される祭りの前にご尊顔を拝顔しお願いしたい事があります。月の聖女殿どうか王宮にお越し頂きたい』

『ラピス王国 グラシュ・ラピス』

 ウムこれは断ってはいけない類いの手紙ではないか?
 それにお願いってナニ?

 私は困った顔でゲイルさんを見返した。

「ツキコ…国王からの招待状だ皇太子がクロウ神官長に渡したものだ。嫌なら私から連絡するがどうする?」

「ゲイルさんが一緒なら行ってもいいけど?」

「なら伴に行こう王城へ」

「ツキコ。国王の頼みたいことだがおそらく皇子の中の誰かと婚姻を結んで王家に嫁いでほしいのだと思う。王家の始祖は神族の血を引いていた為今でも王家の人間は銀の髪か瞳を持って産まれるものが多い・・・」

「私が子供を産んでも黒髪かも知れないし…そう言う話なら断りたいなぁ」


「ツキコは私の番だと王に前もって連絡しておけば大丈夫だ」

「番???」

 ナニそれ?
 私は首を傾げているとゲイルさんはクスリと笑うと私を抱き締めた。

「私の大事な人という意味だ」

「私もゲイルさん大好き」

 ゲイルさんの首にぎゅうぎゅう♡しがみつきました。あ~ヤッパリゲイルさんの側が一番落ち着く…

 グーグー
 グルグルー

 あっ朝からお菓子しか食べてなかったからお腹が鳴ってしまいました。

 恥ずかしいです。

 顔が紅くなるのが自分で分かりました。

「お腹が空きました」

 ニコニコ笑ったゲイルさん破壊的にかっこいいです。

「私も腹が空いてきたところだツキコ。今日は私の家で食べよう」  

 ゲイルさんに連れられ外に出るとドラゴンに換わったゲイルさんの背中に乗せられアットいうまに空をとんでいました。

 息が苦しくない。

 かなりの速度で翔んでいるはずなのに?

 スゴイ!

 私普通に横座りしています。

 飛ばされません。

 魔法に感動!

 アットいうまに到着!
 ゲイルさんの家?
 屋敷は湖の中央に建てられていた。

 うわー大きい。
 バカみたいに口を開け茫然と大きな屋敷を見ていたら人型に戻ったゲイルさんに顔を覗かれ本気の赤面をしてしまいました。

「クックッ」とゲイルさんが笑いながら私の手を引き屋敷の中に入っていった。


 中には背の高い女性が待っていた。黒い髪を後で一つにまとめ茶色の瞳の優しそうな年輩女性だった。

「ゲイル様お帰りなさいませ・・・・・」


 私を見るなり泣き出した。

 えっ。どうして?

「お客様をお連れするとの連絡が有りましたがまさか女神様の化身のようなお方をお連れなさるとは…感激でうっうっ・・・」

「女神の化身ではなく私の番だ。ルル」

「ツキコ。私の婆やで彼女はドラゴン族のルルだ」

「初めましてルルさん。ツキコと言います」

「ま.ま.どうしましょう。ゲイル様が番の方をご紹介してくださるなんてウッウウ・・・しかもこんな美しい方…」

 全然美しくないですよ私。どうもこちらの方々私のことが美しく見えてる見たいですね。不思議です。

 ルルさんはハンカチで涙を拭きながら私たちを案内した。
 ルルさんの料理はとても美味しくお腹一杯頂きました。

「美味しかったです。ルルさんありがとうございました」

 本当に美味しかったのでお礼を言ったらまた泣かれてしまいました。

「ゲイル様…わたくし嬉しくて」

「ルルいちいち泣くな」

「ツキコ。ルルはナンでもすぐ泣くのだ。あまり気にしないでくれ」

「あのう…ゲイルさん私この屋敷に引っ越してもいい?」

 ルルさんが物凄い勢いで私の手を掴んだ。

「すぐお部屋の準備を致します。今日からでも大丈夫です。ツキコ様」

「神殿に着替えを取りに行って挨拶してきます」

 私とルルさんは手を取り合い意気投合していた。

 神殿にはルルさんが連れていってくれた上に荷造りまでしてくれた。ちなみにルルさんは黒いドラゴンでかっこ良かったです。




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#遅い更新申し訳ありません。
これからもよろしくお願いします。
    
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