オレが受けなんてありえねえ!

相沢京

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ランチタイムに突入してからしばらくして障害物競走に出場した生徒たちは無事に着替えることができて食事をとっていた。


興奮して意識を失っていた早瀬を起こし、中原と和也も一緒に調理室へと移動して早瀬のお手製の弁当を頬張っていた。

それを拓也が正座をして指をくわえて見ている。


「ねえ~早瀬え~・・」


甘えた声でおねだりするが、勇人にあんな恰好をさせたことを許せずお昼抜きの罰を彼にくらわせていた。


「ダメです」

「ええーっ、オレお腹空いたよお」


キュルルルル・・・・


ごちそうを目の前にして拓也の空腹は限界に近かった。

早瀬の料理の腕前はプロ並みでこうやって弁当を作ってごちそうになるのは年に一回のみ。今日がその特別な日だった。

キレイな三食色のおかずに拓也の喉がなる。


「美味しそうだな・・・ねえ~早瀬・・お・ね・が・いっ!」


かわいくウインクをしたりするが、全てスルーされて泣きたくなった。


「まだ、怒ってるの?」

「ええ。怒っていますとも、私の勇人にあんなハレンチな恰好をさせるなんてっ!」


確かにあの衣装は破壊的だった。見ただけで興奮して鼻血が出て意識を失っていた。

肩が出ていることで普段よりも色気が出ていてかぶりつきたいと思ったし、あれを自分より他の生徒が見ていたことが許せなかった。それにあの網タイツを穿いたすらりと伸びた足に頬すりしたい舐めたいと思った。

ああ、思い出しただけで股間が疼く。


「・・せ」

「・・・・」

「早瀬・・」

「・・・・」

「早瀬ってばあっ!!」

「何ですかっ!」


妄想していたのに邪魔をされてキレぎみに拓也に怒鳴る。



「電話、鳴ってるよ」


そう言われてスマホを見れば確かにバイブが機能して振動していた。


「誰でしょうかね?」

「勇人じゃない?」

和也の言葉に胸が高鳴った。


「は、はい・・早瀬です・・勇人ですか。ええ・・・はい、わかりました。待っていますね」


静かに見守っていた和也たちは電話を切った早瀬に訊ねた。


「何だって・・?」

「ええ、着替えが出来たのでこっちに向かうそうです。」

「そうか・・」


中原も勇人と夏樹が来ることを喜び皿など準備を手伝う。


「ありがとうございます。中原」

「いや・・それよりまだ料理はあるのか?」

「ええ、もちろん・・」


腹が空いていたので並べられている料理をほとんど食べつくしていた。だが、早瀬はちゃんと二人の分を避けていて準備万端だった。

さすがは早瀬、気の利く奴である。

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