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一話 普通の人
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中島が介護士になったのは、何か大きな志があったわけではない。
前職を辞めたはいいものの次が見つからず腐っていた際に見つけた求人が介護職であっただけ。強いて言うのであれば、わかりやすく地域のためになる仕事であった方が性に合っている、とは思っていたが、元々自分に介護が向いているとは思っていなかった。
インターネット上で語られ、各種様々な書籍に書かれている介護という仕事は、人間関係の劣悪さや職場環境の悪さが目立ちがちだ。自分自身を粗雑に扱われるのは勿論のこと、寝たきりの高齢者を酷く扱わなければならないような状態下におかれたら、という不安もある。
しかし、たまたま見つけた募集内容やホームページに掲載されている画像、理念はどは悪くない印象を受けた。無論、良く見せているだけ、という可能性を考えないわけではなかったが、職場がデイサービスと呼ばれる通所型の介護施設であったことも中島の背中を押した。
それまで、介護と言えば施設に住んでいる人の介助か、利用者の自宅へ行くものの二つしか知らなかった彼女にとって、通所型というのは魅力的に感じられた。
夜勤がなく、小まめに移動する必要もない。一人きりになる瞬間がなければ困ったときにいつでも先輩に助言を求めることができる。
物は試し、とばかりに書類を送り、面接を受け、中島は無事、就職と相成った。
面接時に見た施設の雰囲気もホームページ上と相違なく、アットホームな雰囲気であり、利用している高齢者の方々も漫画やドラマで見られるような大騒ぎっぷりや暴れっぷりでもなかった。
「今日からお世話になります。中島です。何もかも初めてですが頑張りますのでよろしくお願いします」
初日の朝、先輩スタッフを前に頭を下げる。
社長を含めて総勢八人。中島を入れて九人と送迎のみを担当しているドライバーがこの施設に勤めるメンバーだ。
定休日は週に一度であるため、メンバー全員が一堂に会することは少ない。規模に比べて規模に比べて人数が多いのか少ないのか、彼女にはわからないが利用者は一日最大十二人まで受け入れている、とのことだったので極端に少ないということはないように感じられる。
「よろしく!」
先輩スタッフ達は皆にこやかで、いじめや虐待など到底起きそうにもない雰囲気だ。
面接時に訪れた時から、この施設の人達が優しげであることは感じていたが、こうして利用者が一人もいないうちでも同様であったことに中島は安堵する。とてもではないが、ニュース番組にあるような荒んだ環境で働ける気がしない。
介護職というのはやはり人手不足な職種であるらしく、先輩達からは大いに歓迎された。しかし、実戦経験どころか知識もない中島を初日の朝から現場投入される、ということはなく、午前中のみではあるが社長から軽い講習を受けることとなった。
彼女が勤めることとなったのは認知症対応型のデイサービス。
つまり、利用者は程度の差はあれど、認知症と診断された人ばかりであった。
以前までの中島が想像する介護、というのは、寝たきりになってしまった、あるいは身体が自由に動かなくなってしまった人へのものだ。高齢になれば認知症を患う人間が増える、というのは道理であるし知ってもいたが、患者に対する介護、というもののイメージはいまひとつわいてこない。
高齢化が進む日本において、認知症は避けて通れない問題である。身体的な介助とはまた違った心構えや知識が必要となる分野だ。
介護士を守るためにも、利用者を守るためにも、知識というものが必要になる。
おおよそ二時間。
社長から聞いた話を要約すると、認知症患者も人間であり意思があり歴史がある。ということであった。無論、細かな話をするのであれば、認知症という病の詳細な区分や、それによって引き起こされる周辺症状の説明、心構えなども伝えられたのだが、結局のところ、もっとも大切なのは人を人として扱うこと、であった。
通所型であろうと、入所型であろうと、場合によっては自宅であろうと、認知症患者にありがちなのが「帰りたい」だ。
彼らは我儘を言っているのだろうか。人を困らせようとしているのだろうか。無理難題を押し付けているのだろうか。
受け取り手からすれば、そう思っても仕方のないことかもしれない。
様々な事情があって通所、入所しているのに。ここは間違いなく家なのに。帰ることなんてできないのに、帰りたいと何度も何度も言い、人によっては出て行こうとしたり暴れたりする。
けれど、彼らは真っ当な思いを告げているだけだ。
ただ帰りたいだけ。
ただ家族に会いたいだけ。
ただ探しているだけ。
それは普通の感情だ。
中島も時間がくれば帰宅するし、たまの長期休暇には実家に帰ろうとする。家を出る前に鍵を探すことだってある。
それと何ら変わりはしない。
彼らは忘れているだけで、人に迷惑をかけるつもりも我儘を言っているつもりもない。
問題なのは、患者視点で考えれば致し方ないことであったとしても、常に穏やかな心で接せられるほど人間の心はよく出来ていない、ということだ。
仕事として接している人間であったとしても心労耐え止まぬ対応なのだ。共に住む家族となれば、その苦労は想像を絶する。
認知症患者が自己を否定されることなく穏やかに過ごせるように。
彼らの家族が少しでも日々の苦労から解放されるように。
そのためにデイサービスや介護施設はあるのだ、と社長は言った。
「初めまして。中島です。今日からここで働くことになりました。よろしくお願いします!」
午後から実務に入るにあたり、まずは利用者との交流を指示された。
雑用は数多くあれど、今後の仕事を考えれば何をおいても利用者を知ることから始めなければならない。
彼らは忘れてしまうが、介護士は忘れない。
触れられたくない話題であったり、口数が多くなる話題。声のトーン一つで聞き取りやすさが変わることもある。
何より、不思議なことに、彼らは記憶こそ忘れてしまうけれど、経験した感情というのはどこかに残っていることが多いのだと言う。
乱暴に扱えばそのスタッフを嫌い、心を通わせれば名前も覚えていないはずなのに身をゆだねてくれる。
身体介助をする際にその違いは大きい。また、何となく嫌いだ、と思っているような人間ばかりがいる空間に利用者が居続けてくれるはずもなく、少しでも心地良い空間であると認識してもらわなければ現場は大変なことになってしまう。
「どうも。谷脇です」
新人はまず、と勧められたのは谷脇という男性であった。
年齢は八十を過ぎているが、背はしゃんとしておりどこか厳格な雰囲気がある。古き良き大黒柱の風格とでも言えばいいのだろうか。
挨拶と自己紹介をすれば口元が上がり、優しげな表情になる。
「谷脇さんはこの辺りの出身なんですか?」
「いや、オレは青森の方からこっちに来たんだ」
会話のコツとして教えられたのは出身地、趣味、仕事の話題だった。
これらの話は中々忘れることがなく、会話として成立しやすい。特に趣味や仕事の話は人に話したがる利用者も多く、介護士が聞き手に回ることができるのも良い。
谷脇から青森の話や仕事の話、家族の話を聞き、中島は意外なほど彼が普通であることに驚いた。
当たり前のように会話が続き、自分の意思でトイレに立ち戻ってくる。席を間違えることも、トイレの場所を迷うこともない。
ふとした隙間時間に回りを見れば体が不自由な人は少なく、自分のことは自分でできる、という人も多い。
そこにいるのは、普通の高齢者だった。
「谷脇さんはしっかりしてるよね」
おやつの準備をしている最中、先輩が言った。
「でも、お孫さんのことはよくわかってないみたいで、家では喧嘩することもあるみたい」
この場所であれば見知らぬ人間がいることに違和感はない。
しかし、家であると思っている場所に見ず知らずの者がいれば奇妙に思うことも、怒ることも当然の感情だ。
排泄は自分の意思でできるものの、入浴に関しては促さなければ忘れたままになり、浴室に入った後も小まめに口を出さなければ何をどうすればいいのかわからず立ち尽くしてしまうのだと言う。
もっと大変な介護をしている家庭は山ほどあるのだろうけれど、だからといって谷脇の家族が楽をしているかと問われればそうではない。
みな、それぞれ身体的、精神的に苦しんでいる。
愛情だけで乗り越えられるほど介護は甘くない。
「認知症がいつ進行するかもわからないしねぇ。
あ、一つは小さめに切っておいて。松本さん、歯がないから」
用意されたおやつはカステラ。硬くないものではあるが、利用者が丸のみすれば喉を詰めるのは必至だろう。
中島は専用のハサミでカステラを一口大より気持ち小さめに切る。
「谷脇さんは写経とかも得意だから、今度一緒にやってみたら?」
「へー! 意外な特技ですね」
「字も上手いのよ~」
施設では利用者が少しでも楽しく過ごせるよう、様々な物が準備されていた。
楽しむのは勿論のこと、脳の活性化や身体能力低下を抑える役割もある。介護は死なぬように面倒を見るだけの仕事ではない。個々人に合わせた目標を達成できるよう、時には体を動かし、時には頭を働かせる必要があった。
この施設でも屋内で盆踊りや豆剥き、おやつ作りなどが行われている。
「私、字が汚いから怒られないか心配です」
「それはヤバいかもしれないね。
谷脇さん結構厳しいから」
「えっ!」
怒られることはなくとも、指導を受けることはあるらしい。
前職を辞めたはいいものの次が見つからず腐っていた際に見つけた求人が介護職であっただけ。強いて言うのであれば、わかりやすく地域のためになる仕事であった方が性に合っている、とは思っていたが、元々自分に介護が向いているとは思っていなかった。
インターネット上で語られ、各種様々な書籍に書かれている介護という仕事は、人間関係の劣悪さや職場環境の悪さが目立ちがちだ。自分自身を粗雑に扱われるのは勿論のこと、寝たきりの高齢者を酷く扱わなければならないような状態下におかれたら、という不安もある。
しかし、たまたま見つけた募集内容やホームページに掲載されている画像、理念はどは悪くない印象を受けた。無論、良く見せているだけ、という可能性を考えないわけではなかったが、職場がデイサービスと呼ばれる通所型の介護施設であったことも中島の背中を押した。
それまで、介護と言えば施設に住んでいる人の介助か、利用者の自宅へ行くものの二つしか知らなかった彼女にとって、通所型というのは魅力的に感じられた。
夜勤がなく、小まめに移動する必要もない。一人きりになる瞬間がなければ困ったときにいつでも先輩に助言を求めることができる。
物は試し、とばかりに書類を送り、面接を受け、中島は無事、就職と相成った。
面接時に見た施設の雰囲気もホームページ上と相違なく、アットホームな雰囲気であり、利用している高齢者の方々も漫画やドラマで見られるような大騒ぎっぷりや暴れっぷりでもなかった。
「今日からお世話になります。中島です。何もかも初めてですが頑張りますのでよろしくお願いします」
初日の朝、先輩スタッフを前に頭を下げる。
社長を含めて総勢八人。中島を入れて九人と送迎のみを担当しているドライバーがこの施設に勤めるメンバーだ。
定休日は週に一度であるため、メンバー全員が一堂に会することは少ない。規模に比べて規模に比べて人数が多いのか少ないのか、彼女にはわからないが利用者は一日最大十二人まで受け入れている、とのことだったので極端に少ないということはないように感じられる。
「よろしく!」
先輩スタッフ達は皆にこやかで、いじめや虐待など到底起きそうにもない雰囲気だ。
面接時に訪れた時から、この施設の人達が優しげであることは感じていたが、こうして利用者が一人もいないうちでも同様であったことに中島は安堵する。とてもではないが、ニュース番組にあるような荒んだ環境で働ける気がしない。
介護職というのはやはり人手不足な職種であるらしく、先輩達からは大いに歓迎された。しかし、実戦経験どころか知識もない中島を初日の朝から現場投入される、ということはなく、午前中のみではあるが社長から軽い講習を受けることとなった。
彼女が勤めることとなったのは認知症対応型のデイサービス。
つまり、利用者は程度の差はあれど、認知症と診断された人ばかりであった。
以前までの中島が想像する介護、というのは、寝たきりになってしまった、あるいは身体が自由に動かなくなってしまった人へのものだ。高齢になれば認知症を患う人間が増える、というのは道理であるし知ってもいたが、患者に対する介護、というもののイメージはいまひとつわいてこない。
高齢化が進む日本において、認知症は避けて通れない問題である。身体的な介助とはまた違った心構えや知識が必要となる分野だ。
介護士を守るためにも、利用者を守るためにも、知識というものが必要になる。
おおよそ二時間。
社長から聞いた話を要約すると、認知症患者も人間であり意思があり歴史がある。ということであった。無論、細かな話をするのであれば、認知症という病の詳細な区分や、それによって引き起こされる周辺症状の説明、心構えなども伝えられたのだが、結局のところ、もっとも大切なのは人を人として扱うこと、であった。
通所型であろうと、入所型であろうと、場合によっては自宅であろうと、認知症患者にありがちなのが「帰りたい」だ。
彼らは我儘を言っているのだろうか。人を困らせようとしているのだろうか。無理難題を押し付けているのだろうか。
受け取り手からすれば、そう思っても仕方のないことかもしれない。
様々な事情があって通所、入所しているのに。ここは間違いなく家なのに。帰ることなんてできないのに、帰りたいと何度も何度も言い、人によっては出て行こうとしたり暴れたりする。
けれど、彼らは真っ当な思いを告げているだけだ。
ただ帰りたいだけ。
ただ家族に会いたいだけ。
ただ探しているだけ。
それは普通の感情だ。
中島も時間がくれば帰宅するし、たまの長期休暇には実家に帰ろうとする。家を出る前に鍵を探すことだってある。
それと何ら変わりはしない。
彼らは忘れているだけで、人に迷惑をかけるつもりも我儘を言っているつもりもない。
問題なのは、患者視点で考えれば致し方ないことであったとしても、常に穏やかな心で接せられるほど人間の心はよく出来ていない、ということだ。
仕事として接している人間であったとしても心労耐え止まぬ対応なのだ。共に住む家族となれば、その苦労は想像を絶する。
認知症患者が自己を否定されることなく穏やかに過ごせるように。
彼らの家族が少しでも日々の苦労から解放されるように。
そのためにデイサービスや介護施設はあるのだ、と社長は言った。
「初めまして。中島です。今日からここで働くことになりました。よろしくお願いします!」
午後から実務に入るにあたり、まずは利用者との交流を指示された。
雑用は数多くあれど、今後の仕事を考えれば何をおいても利用者を知ることから始めなければならない。
彼らは忘れてしまうが、介護士は忘れない。
触れられたくない話題であったり、口数が多くなる話題。声のトーン一つで聞き取りやすさが変わることもある。
何より、不思議なことに、彼らは記憶こそ忘れてしまうけれど、経験した感情というのはどこかに残っていることが多いのだと言う。
乱暴に扱えばそのスタッフを嫌い、心を通わせれば名前も覚えていないはずなのに身をゆだねてくれる。
身体介助をする際にその違いは大きい。また、何となく嫌いだ、と思っているような人間ばかりがいる空間に利用者が居続けてくれるはずもなく、少しでも心地良い空間であると認識してもらわなければ現場は大変なことになってしまう。
「どうも。谷脇です」
新人はまず、と勧められたのは谷脇という男性であった。
年齢は八十を過ぎているが、背はしゃんとしておりどこか厳格な雰囲気がある。古き良き大黒柱の風格とでも言えばいいのだろうか。
挨拶と自己紹介をすれば口元が上がり、優しげな表情になる。
「谷脇さんはこの辺りの出身なんですか?」
「いや、オレは青森の方からこっちに来たんだ」
会話のコツとして教えられたのは出身地、趣味、仕事の話題だった。
これらの話は中々忘れることがなく、会話として成立しやすい。特に趣味や仕事の話は人に話したがる利用者も多く、介護士が聞き手に回ることができるのも良い。
谷脇から青森の話や仕事の話、家族の話を聞き、中島は意外なほど彼が普通であることに驚いた。
当たり前のように会話が続き、自分の意思でトイレに立ち戻ってくる。席を間違えることも、トイレの場所を迷うこともない。
ふとした隙間時間に回りを見れば体が不自由な人は少なく、自分のことは自分でできる、という人も多い。
そこにいるのは、普通の高齢者だった。
「谷脇さんはしっかりしてるよね」
おやつの準備をしている最中、先輩が言った。
「でも、お孫さんのことはよくわかってないみたいで、家では喧嘩することもあるみたい」
この場所であれば見知らぬ人間がいることに違和感はない。
しかし、家であると思っている場所に見ず知らずの者がいれば奇妙に思うことも、怒ることも当然の感情だ。
排泄は自分の意思でできるものの、入浴に関しては促さなければ忘れたままになり、浴室に入った後も小まめに口を出さなければ何をどうすればいいのかわからず立ち尽くしてしまうのだと言う。
もっと大変な介護をしている家庭は山ほどあるのだろうけれど、だからといって谷脇の家族が楽をしているかと問われればそうではない。
みな、それぞれ身体的、精神的に苦しんでいる。
愛情だけで乗り越えられるほど介護は甘くない。
「認知症がいつ進行するかもわからないしねぇ。
あ、一つは小さめに切っておいて。松本さん、歯がないから」
用意されたおやつはカステラ。硬くないものではあるが、利用者が丸のみすれば喉を詰めるのは必至だろう。
中島は専用のハサミでカステラを一口大より気持ち小さめに切る。
「谷脇さんは写経とかも得意だから、今度一緒にやってみたら?」
「へー! 意外な特技ですね」
「字も上手いのよ~」
施設では利用者が少しでも楽しく過ごせるよう、様々な物が準備されていた。
楽しむのは勿論のこと、脳の活性化や身体能力低下を抑える役割もある。介護は死なぬように面倒を見るだけの仕事ではない。個々人に合わせた目標を達成できるよう、時には体を動かし、時には頭を働かせる必要があった。
この施設でも屋内で盆踊りや豆剥き、おやつ作りなどが行われている。
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