5 / 8
四話 定期的勘違い
しおりを挟む
認知症対応型のデイサービスは地域密着型のサービスであり、地域に開かれ、時には連携を高めていく必要のある施設だ。
これは新しい環境に馴染むことが難しい認知症患者が、慣れ親しんだ土地で、慣れ親しんだ行事や人と繋がりを持ち続けることができるように、ということで定められている。
簡単に言ってしまうと、所属している市町村の人間だけが通うことのできる施設であり、必然的に施設と利用者の住居はある程度近い場所に位置していることが多い。
中島はその有用性と、ちょっとした困りごとについて先輩達から笑い交じりに聞かされていた。
そして今、その困りごとを強く実感している。
「今日はお迎え遅かったから自分で来たのよ~」
にこにこと笑う小柄なお婆さんこと松野。
大和撫子、といった雰囲気で見た目も可愛らしい彼女は認知症の進行も比較的軽く、古くから付き合いのある職員のことは名前もしっかりと憶えている。
しかし、病は完全に抑え続けることができない。
「――そうですか。でも松野さん、今日は火曜日なんですよ」
利用者によって来る時間、曜日が異なる中で、松野の利用日は木曜日の朝から夕方まで。
迎えがこなかったのではない。迎えに行く必要がなかっただけだ。
家と施設が近い場合、道順をしっかりと覚えることのできる利用者だとこうして自ら施設へ足を運んでくることがある。
身内が家にいれば未然に防ぐこともできるが、独居だとそうもいかない。
核家族化が進む現代において、高齢者の一人暮らしというのは珍しいものではなくなってきている。それは認知症患者であったとしても例外にはならないのだ。
認知症を患った親を独りにして心配じゃないのか、という人もいるだろう。だが、人には人の事情というものがある。
勿論、面倒事を避けた結果である家庭がないと断じることはできない。家族関係が良好でなかった人や特に理由なく家族の縁が薄い人もいる。同時に、仕事の都合上、親のもとへ帰れない人や、呼び寄せることができない人もいる。
そうした高齢者達と独身を貫きパートナーに先立たれ、一人で暮らすより他に選択肢がない高齢者達は、認知症になったからといって即時入居型の施設に入ることもできない。
施設数の問題や金銭的な問題もあるが、何より本人達が納得しないだろう。
ある日、医者からあなたは認知症なので施設に入ってください、と言われ、その場でわかりました、というような人間は別の意味で心配になる。
認知症の人でも独りで生きていけるんだ、と中島が失礼なことを考えていたのは入社直後だけ。松野を始め、一人暮らしをしている利用者は少なくないし、彼らも訪問ヘルパーの助けを受けつつも立派に暮らしていることを知った。
特に介護度の低い松野は足元の不安こそあれど、一人で近所のスーパーで買い物をして帰ることができる程度には自立した暮らしをしている。食が細く、体重が右肩下がりなのは心配だが、その他には特に問題なく過ごせていた。
「えっ! そうだったかしら。
嫌だわぁ。歳をとるとうっかりしちゃって……」
頬に手を当て、憂う松野の姿に中島はこっそり安堵の息を漏らす。
先輩に聞いたことがある利用者の中には、利用日でないことを伝えると逆上するタイプの人やそもそも話が通じないタイプの人もいた。幸い、松野は理解力がまだ衰え始めている段階であるため話せばわかってくれる。
「ごめんなさいねぇ。お邪魔しました」
「あ、待ってください。せっかくここまで来たんですし、ちょっとお茶でも飲んでいきませんか?」
先輩からのアイコンタクトを受け、中島はとっさに言葉を返す。
松野の家まで徒歩約十分。車通りが少ない道であるため事故が起こる確率は低く、ここまで来れている様子からも迷子になる心配も殆どない。
とはいえ、殆ど、とはゼロではない。
万が一のことを考えた場合、ここでさようなら、と一人帰すわけにはいかないのだ。
「でも……」
「外は暑かったでしょ?
水分補給してから一緒に帰りましょ」
不安げな松野に対し、中島は笑みを浮かべる。
一拍ほどの間を置いて、松野は小さく頷いた。
幸いにしてまだ利用者の数は多くなく、席にも空きがある。これが昼直前などであればゆっくりお茶を飲むスペースもないところだった。
「どうぞ」
いつもの冷たいお茶を出せば松野は少しずつ味わうようにして飲んでくれる。
真夏日にはまだ遠くとも、太陽の光を浴びればじわりと汗が出てくる季節だ。高齢者、それも認知症患者の場合、自身の体調不良に気づかないことも少なくない。介護士を含め、周りの人間が温度調節や水分管理などをしっかりとしてやる必要があった。
「あれ? あなた今日来る日だっけ?」
きょとん、とした声を上げたのは本日の正規利用者である目黒だ。
彼女は火曜と木曜の週二回、この施設を利用しているため、松野とも面識がある。
年齢差は親子ほどもあるのだが、本人達の性格上か、七十と九十ともなれば敬意などどうでもよくなるのか、気軽にお喋りをする間柄だ。両者共に介護度が低く、他の利用者達よりも互いの方が話がしやすいらしい。
「も~、うっかりしててね。
私は今日木曜日だと思ってたのよ……」
「そうなの? 大変ねぇ」
仲良くお喋りに興じる二人を確認し、中島はそっとその場を離れる。
介護施設とはただ単純に身の回りの世話をしてやるだけの場所ではない。体の不調や自身の精神状態などによって社会から断絶されかねない人を繋ぎ止める役割を持っている。特に認知症患者の場合、自身の言い分が通らぬことや道がわからなくなってしまう不安感から外との交流を拒絶する人が一定数存在していた。
こうなると、社会性が急速に失われ、認知症の進行も早くなってしまう。
一分一秒でも長く、自分の力で生活できるようケアするためにも、松野と目黒のように楽しくコミュニケーションが取れるお友達というのは必要不可欠なのだ。
「私らなんて認知症なんだから、何でも書いとかないとダメよ」
ちなみに目黒は要介護時に認知症を診断されており、進行した今でも自分が認知症患者である自覚がある。
非常に明るい彼女であるが、家に帰れば悩んでいる様子が見られる、という家族からの話も聞いている。なまじ、体に不自由がなく、徒競走で職員を追い抜く程度ほどの元気を持て余しているため、完全に受け入れるのは難しいのだろう。
「ちゃんと木曜日、って書いてあるのよ。でもね、今日は火曜日だと思ってて」
仲良く話す二人は微笑ましい。
穏やかに楽しんでくれている間は物盗られ妄想等も抑えられるので仕事をする側の負担も減って、一石二鳥、三鳥だ。
問題があるとすれば、今後、この展開が増えていくのであろうこと。家に送り届けるために介護士が一人取られてしまうことだ。
事実、この光景はある種のお約束となっていくのであった。
これは新しい環境に馴染むことが難しい認知症患者が、慣れ親しんだ土地で、慣れ親しんだ行事や人と繋がりを持ち続けることができるように、ということで定められている。
簡単に言ってしまうと、所属している市町村の人間だけが通うことのできる施設であり、必然的に施設と利用者の住居はある程度近い場所に位置していることが多い。
中島はその有用性と、ちょっとした困りごとについて先輩達から笑い交じりに聞かされていた。
そして今、その困りごとを強く実感している。
「今日はお迎え遅かったから自分で来たのよ~」
にこにこと笑う小柄なお婆さんこと松野。
大和撫子、といった雰囲気で見た目も可愛らしい彼女は認知症の進行も比較的軽く、古くから付き合いのある職員のことは名前もしっかりと憶えている。
しかし、病は完全に抑え続けることができない。
「――そうですか。でも松野さん、今日は火曜日なんですよ」
利用者によって来る時間、曜日が異なる中で、松野の利用日は木曜日の朝から夕方まで。
迎えがこなかったのではない。迎えに行く必要がなかっただけだ。
家と施設が近い場合、道順をしっかりと覚えることのできる利用者だとこうして自ら施設へ足を運んでくることがある。
身内が家にいれば未然に防ぐこともできるが、独居だとそうもいかない。
核家族化が進む現代において、高齢者の一人暮らしというのは珍しいものではなくなってきている。それは認知症患者であったとしても例外にはならないのだ。
認知症を患った親を独りにして心配じゃないのか、という人もいるだろう。だが、人には人の事情というものがある。
勿論、面倒事を避けた結果である家庭がないと断じることはできない。家族関係が良好でなかった人や特に理由なく家族の縁が薄い人もいる。同時に、仕事の都合上、親のもとへ帰れない人や、呼び寄せることができない人もいる。
そうした高齢者達と独身を貫きパートナーに先立たれ、一人で暮らすより他に選択肢がない高齢者達は、認知症になったからといって即時入居型の施設に入ることもできない。
施設数の問題や金銭的な問題もあるが、何より本人達が納得しないだろう。
ある日、医者からあなたは認知症なので施設に入ってください、と言われ、その場でわかりました、というような人間は別の意味で心配になる。
認知症の人でも独りで生きていけるんだ、と中島が失礼なことを考えていたのは入社直後だけ。松野を始め、一人暮らしをしている利用者は少なくないし、彼らも訪問ヘルパーの助けを受けつつも立派に暮らしていることを知った。
特に介護度の低い松野は足元の不安こそあれど、一人で近所のスーパーで買い物をして帰ることができる程度には自立した暮らしをしている。食が細く、体重が右肩下がりなのは心配だが、その他には特に問題なく過ごせていた。
「えっ! そうだったかしら。
嫌だわぁ。歳をとるとうっかりしちゃって……」
頬に手を当て、憂う松野の姿に中島はこっそり安堵の息を漏らす。
先輩に聞いたことがある利用者の中には、利用日でないことを伝えると逆上するタイプの人やそもそも話が通じないタイプの人もいた。幸い、松野は理解力がまだ衰え始めている段階であるため話せばわかってくれる。
「ごめんなさいねぇ。お邪魔しました」
「あ、待ってください。せっかくここまで来たんですし、ちょっとお茶でも飲んでいきませんか?」
先輩からのアイコンタクトを受け、中島はとっさに言葉を返す。
松野の家まで徒歩約十分。車通りが少ない道であるため事故が起こる確率は低く、ここまで来れている様子からも迷子になる心配も殆どない。
とはいえ、殆ど、とはゼロではない。
万が一のことを考えた場合、ここでさようなら、と一人帰すわけにはいかないのだ。
「でも……」
「外は暑かったでしょ?
水分補給してから一緒に帰りましょ」
不安げな松野に対し、中島は笑みを浮かべる。
一拍ほどの間を置いて、松野は小さく頷いた。
幸いにしてまだ利用者の数は多くなく、席にも空きがある。これが昼直前などであればゆっくりお茶を飲むスペースもないところだった。
「どうぞ」
いつもの冷たいお茶を出せば松野は少しずつ味わうようにして飲んでくれる。
真夏日にはまだ遠くとも、太陽の光を浴びればじわりと汗が出てくる季節だ。高齢者、それも認知症患者の場合、自身の体調不良に気づかないことも少なくない。介護士を含め、周りの人間が温度調節や水分管理などをしっかりとしてやる必要があった。
「あれ? あなた今日来る日だっけ?」
きょとん、とした声を上げたのは本日の正規利用者である目黒だ。
彼女は火曜と木曜の週二回、この施設を利用しているため、松野とも面識がある。
年齢差は親子ほどもあるのだが、本人達の性格上か、七十と九十ともなれば敬意などどうでもよくなるのか、気軽にお喋りをする間柄だ。両者共に介護度が低く、他の利用者達よりも互いの方が話がしやすいらしい。
「も~、うっかりしててね。
私は今日木曜日だと思ってたのよ……」
「そうなの? 大変ねぇ」
仲良くお喋りに興じる二人を確認し、中島はそっとその場を離れる。
介護施設とはただ単純に身の回りの世話をしてやるだけの場所ではない。体の不調や自身の精神状態などによって社会から断絶されかねない人を繋ぎ止める役割を持っている。特に認知症患者の場合、自身の言い分が通らぬことや道がわからなくなってしまう不安感から外との交流を拒絶する人が一定数存在していた。
こうなると、社会性が急速に失われ、認知症の進行も早くなってしまう。
一分一秒でも長く、自分の力で生活できるようケアするためにも、松野と目黒のように楽しくコミュニケーションが取れるお友達というのは必要不可欠なのだ。
「私らなんて認知症なんだから、何でも書いとかないとダメよ」
ちなみに目黒は要介護時に認知症を診断されており、進行した今でも自分が認知症患者である自覚がある。
非常に明るい彼女であるが、家に帰れば悩んでいる様子が見られる、という家族からの話も聞いている。なまじ、体に不自由がなく、徒競走で職員を追い抜く程度ほどの元気を持て余しているため、完全に受け入れるのは難しいのだろう。
「ちゃんと木曜日、って書いてあるのよ。でもね、今日は火曜日だと思ってて」
仲良く話す二人は微笑ましい。
穏やかに楽しんでくれている間は物盗られ妄想等も抑えられるので仕事をする側の負担も減って、一石二鳥、三鳥だ。
問題があるとすれば、今後、この展開が増えていくのであろうこと。家に送り届けるために介護士が一人取られてしまうことだ。
事実、この光景はある種のお約束となっていくのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる