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2.ド田舎貧乏な家と同居人!?
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ここはどこだ?
狭い部屋に布団がひかれている。まだ自分に起こっていることが信じられないでいる。
もういっそのことこのまま二度寝して現実逃避しようか……。
そう思って、目を閉じてみるが、やっぱりこんな状況で寝れるわけがない。
「……よし!!」
意を消して、布団の近くにあったカーテンを開けてみる。
そこには緑豊かな田園風景が広がっていた。
「おい!!!!ここは、ド田舎なのか?!」
今まで旅行でしか田んぼは見たことがなかったが、なんと家の横が田んぼではないか……
俺は都内に住んでいたはずなのに、どうしてこんなことになったのだ。
急いでスマホの顔認証を突破し、マップで現在位置を確認した。こういう非常事態で、本当にスマホには助けられているな。
「……なん……だと!!????」
スマホのマップのピンは、俺が生まれ育ったところから遥か遠い場所、福井県が指されていた。
「福井?」
もう訳がわからなくなり叫びたくなった。
「ふざけるなぁああぁぁああ!!!!!!!!」
「もーお兄ちゃんうるさい!!!!!!!!」
「!?!?」
誰かの声がした。若い女の声だ。
このボロい家に誰か居るのか?!
それならば探さなくては!!!この状況から抜け出すために!!!!
「おい!?どこにいるんだ?!出てこい!!!」
俺は部屋から出て、声の主を探す。
しかし返事はない。
「おい!!!ふざけるな!!!早く返事をしろ!!!隠れても無駄だぞ!!!」
興奮状態になり、体が重くなっていることも忘れて大声を出した。
「……お兄ちゃん、どうしたの?なんかいつもと違うんだけど」
隣の部屋からか細い声がした。
「お兄ちゃんだと?!ということはお前は妹なのか?!」
俺は声のした部屋を開けようとした。
『ガチャガチャ!』
鍵が閉まっていて開かない。
「おい!開けてくれ!!助けてくれ!!俺は誰なんだ?!起きたらデブのブサイクになっていたんだ!本当は都内に住んでいるイケメンなんだ!!おい!聞いているのか?!」
俺は取り乱してドアを叩きながら話していた。
ドアの奥から返事はなかった。
俺は諦めてドアの前に座り込んだ。
「………お兄ちゃん?私が部屋から出れないことも忘れちゃったの?」
「おい!!お前部屋から出れないのか?!俺を助けてくれ!!」
「……部屋から出ることは無理。だけど、今日は高校の入学式じゃなかったの?」
「高校だと?!こいつも俺と同い年だったのか?!」
「……」
もう部屋から返事が返ってくることはなさそうだ。
とにかく、このブサイクの情報が分かった。
俺と同い年、15歳の高校生。
どんどん情報を集めて、イケメンの俺を取り戻す。
「おい!妹と名乗る奴!ありがとうな!!俺は今はブサイクだけど、必ず元の自分に戻ってみせる!!!いまから高校に行ってくるからな!!!!」
そうして俺はドタバタと大きな足音を立てながら自分の部屋に戻っていった。
狭い部屋に布団がひかれている。まだ自分に起こっていることが信じられないでいる。
もういっそのことこのまま二度寝して現実逃避しようか……。
そう思って、目を閉じてみるが、やっぱりこんな状況で寝れるわけがない。
「……よし!!」
意を消して、布団の近くにあったカーテンを開けてみる。
そこには緑豊かな田園風景が広がっていた。
「おい!!!!ここは、ド田舎なのか?!」
今まで旅行でしか田んぼは見たことがなかったが、なんと家の横が田んぼではないか……
俺は都内に住んでいたはずなのに、どうしてこんなことになったのだ。
急いでスマホの顔認証を突破し、マップで現在位置を確認した。こういう非常事態で、本当にスマホには助けられているな。
「……なん……だと!!????」
スマホのマップのピンは、俺が生まれ育ったところから遥か遠い場所、福井県が指されていた。
「福井?」
もう訳がわからなくなり叫びたくなった。
「ふざけるなぁああぁぁああ!!!!!!!!」
「もーお兄ちゃんうるさい!!!!!!!!」
「!?!?」
誰かの声がした。若い女の声だ。
このボロい家に誰か居るのか?!
それならば探さなくては!!!この状況から抜け出すために!!!!
「おい!?どこにいるんだ?!出てこい!!!」
俺は部屋から出て、声の主を探す。
しかし返事はない。
「おい!!!ふざけるな!!!早く返事をしろ!!!隠れても無駄だぞ!!!」
興奮状態になり、体が重くなっていることも忘れて大声を出した。
「……お兄ちゃん、どうしたの?なんかいつもと違うんだけど」
隣の部屋からか細い声がした。
「お兄ちゃんだと?!ということはお前は妹なのか?!」
俺は声のした部屋を開けようとした。
『ガチャガチャ!』
鍵が閉まっていて開かない。
「おい!開けてくれ!!助けてくれ!!俺は誰なんだ?!起きたらデブのブサイクになっていたんだ!本当は都内に住んでいるイケメンなんだ!!おい!聞いているのか?!」
俺は取り乱してドアを叩きながら話していた。
ドアの奥から返事はなかった。
俺は諦めてドアの前に座り込んだ。
「………お兄ちゃん?私が部屋から出れないことも忘れちゃったの?」
「おい!!お前部屋から出れないのか?!俺を助けてくれ!!」
「……部屋から出ることは無理。だけど、今日は高校の入学式じゃなかったの?」
「高校だと?!こいつも俺と同い年だったのか?!」
「……」
もう部屋から返事が返ってくることはなさそうだ。
とにかく、このブサイクの情報が分かった。
俺と同い年、15歳の高校生。
どんどん情報を集めて、イケメンの俺を取り戻す。
「おい!妹と名乗る奴!ありがとうな!!俺は今はブサイクだけど、必ず元の自分に戻ってみせる!!!いまから高校に行ってくるからな!!!!」
そうして俺はドタバタと大きな足音を立てながら自分の部屋に戻っていった。
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