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30話 剣のステータス
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――――――――――
【武器】
グラデビーパの剣(タルワール型)【C+】
与ダメ(敵防御力0の場合):装備者攻撃力+500
装備者攻撃力補正(武器登録後):500(最大値1000)
装備者防御力補正(武器登録後):300(最大値1000 )
エンチャント:水属性(効果は魔法攻撃力から算出)
武器ユニークスキル【生成武器限定】:弱多段(ヒットした攻撃の3分の1ダメージを相手に与える)
武器登録後レベル解放
武器登録後登録者スキルとのシナジー確認、スキル進化【生成武器限定】
――――――――――
「武器ってただ攻撃の威力を高めるものってイメージしかなかったけど、スキルとかレベルとか……ほとんど人じゃないか?」
「武器もこうやって生み出されたものだとこんなに性能が違うのね」
「私もここまでの性能のものは初めてで、多分陽一さんとミーク姉さんが武器登録を解放させてるからだと思います」
武器登録。
朝比奈さんの作った武器が特別なもので高い水準の数値のものだったとしても、武器登録後の補正は おそらくどの武器にも存在していて……ダンジョンにおいてこのシステムが強者弱者の境目になる要素なのだろう。
今後は武器を扱うようなモンスターは一般のモンスターに比べてレベルやランクからは想像できないくらいに強敵の可能性があるかもしれないな。
ミノタウロスはまだ武器登録が解放されていなかったから良かったものの……武器を持つモンスターはこれまで以上に注意しないと。
「武器登録をした後どうなるか試しては見たいけど、それよりもまずはあなたの初モンスター討伐が先ね。ほら剣を握って。大丈夫、レベルも上がって武器も強くなってるんだもの、後は敵を敵としっかり意識して剣を振るうだけよ」
「わ、分かりました」
「えっと……。あ、あそこで固まってるのがいるからちょっと倒してみなさい」
「は、はい! ミーク姉さん!」
いつの間にかたこ焼を食べ終わっていた2人は、颯爽と既に荒井さんの殺気に当てられていたのだろう、膝から崩れ落ちている大きめのコボルトのもとに向かった。
俺の知ってるゲームやなんかだとコボルトは最弱の位置付けになっていることが多いが、ここだとそれなりの強さで、これを狩れるかどうかで新人探索者の収入が大きく変わるらしいが……。
「――そう! そうやって攻撃を弾いて! いいわよ! でも、あーなんでそこで斬り込めないのよ!」
「す、すいません。つ、次こそは!」
遠目から2人の様子を眺めていること数十分。
朝比奈さんはコボルトの攻撃を上手く受け流し、懐に潜り込むことこそできるものの、その剣でコボルトの身体を斬ることに躊躇いを感じてしまうのだろう。
一向にダメージを与えられずにいた。
俺や他の探索者はダンジョンというものが身近な人からの話やゲームや漫画でなんとなく想像でき、初めからモンスターを殺すことが当たり前だった。
だが、朝比奈さんの場合はその準備が足りず、初めてのハードルが人よりも高いのだろう。
初めてさえ乗り越えられば、そんなもの気にしなくなって、仕事として受け入れられるようになるのだろうけど……。
「どうしたもんかな……。……。んー、ちょっとむごいかもだけど……」
俺は少し悩んで朝比奈さんのもとへ向かう。
強引なやり方で気は進まないけど、【波】がいつくるのか良く分からないし、何事も早いに越したことはないよな。
「はぁ。一旦休憩。ま、焦ることはないわ」
「す、すいません……」
「別に謝らなくても……」
「――朝比奈さん、その剣ちょっと俺に貸してもらえませんか?」
【武器】
グラデビーパの剣(タルワール型)【C+】
与ダメ(敵防御力0の場合):装備者攻撃力+500
装備者攻撃力補正(武器登録後):500(最大値1000)
装備者防御力補正(武器登録後):300(最大値1000 )
エンチャント:水属性(効果は魔法攻撃力から算出)
武器ユニークスキル【生成武器限定】:弱多段(ヒットした攻撃の3分の1ダメージを相手に与える)
武器登録後レベル解放
武器登録後登録者スキルとのシナジー確認、スキル進化【生成武器限定】
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「武器ってただ攻撃の威力を高めるものってイメージしかなかったけど、スキルとかレベルとか……ほとんど人じゃないか?」
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「私もここまでの性能のものは初めてで、多分陽一さんとミーク姉さんが武器登録を解放させてるからだと思います」
武器登録。
朝比奈さんの作った武器が特別なもので高い水準の数値のものだったとしても、武器登録後の補正は おそらくどの武器にも存在していて……ダンジョンにおいてこのシステムが強者弱者の境目になる要素なのだろう。
今後は武器を扱うようなモンスターは一般のモンスターに比べてレベルやランクからは想像できないくらいに強敵の可能性があるかもしれないな。
ミノタウロスはまだ武器登録が解放されていなかったから良かったものの……武器を持つモンスターはこれまで以上に注意しないと。
「武器登録をした後どうなるか試しては見たいけど、それよりもまずはあなたの初モンスター討伐が先ね。ほら剣を握って。大丈夫、レベルも上がって武器も強くなってるんだもの、後は敵を敵としっかり意識して剣を振るうだけよ」
「わ、分かりました」
「えっと……。あ、あそこで固まってるのがいるからちょっと倒してみなさい」
「は、はい! ミーク姉さん!」
いつの間にかたこ焼を食べ終わっていた2人は、颯爽と既に荒井さんの殺気に当てられていたのだろう、膝から崩れ落ちている大きめのコボルトのもとに向かった。
俺の知ってるゲームやなんかだとコボルトは最弱の位置付けになっていることが多いが、ここだとそれなりの強さで、これを狩れるかどうかで新人探索者の収入が大きく変わるらしいが……。
「――そう! そうやって攻撃を弾いて! いいわよ! でも、あーなんでそこで斬り込めないのよ!」
「す、すいません。つ、次こそは!」
遠目から2人の様子を眺めていること数十分。
朝比奈さんはコボルトの攻撃を上手く受け流し、懐に潜り込むことこそできるものの、その剣でコボルトの身体を斬ることに躊躇いを感じてしまうのだろう。
一向にダメージを与えられずにいた。
俺や他の探索者はダンジョンというものが身近な人からの話やゲームや漫画でなんとなく想像でき、初めからモンスターを殺すことが当たり前だった。
だが、朝比奈さんの場合はその準備が足りず、初めてのハードルが人よりも高いのだろう。
初めてさえ乗り越えられば、そんなもの気にしなくなって、仕事として受け入れられるようになるのだろうけど……。
「どうしたもんかな……。……。んー、ちょっとむごいかもだけど……」
俺は少し悩んで朝比奈さんのもとへ向かう。
強引なやり方で気は進まないけど、【波】がいつくるのか良く分からないし、何事も早いに越したことはないよな。
「はぁ。一旦休憩。ま、焦ることはないわ」
「す、すいません……」
「別に謝らなくても……」
「――朝比奈さん、その剣ちょっと俺に貸してもらえませんか?」
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