冷酷組長の狂愛

さてぃー

文字の大きさ
16 / 69

16 (悠生side)

しおりを挟む
ーーーーーーー悠生sideーーーーーーーーーー

俺は神龍が経営する瑞稀の仕事先について引っかかっていたため瑞稀に聞いてみた

すると、聞き覚えのある名前が瑞稀の口から出てきた

、、、あおい?
すごく聞き覚えのある名前だな、、、、

それも、ここの近くのbar経営となると絞られてくる

となると、俺の知ってる葵か?
瑞稀の印象と俺の印象が全く違いすぎてピンとこないな、、

とにかく、俺の知ってる葵さんに色々聞いてみなけりゃ話が進まないな

はぁ、、、次から次に、、、

「悠生、どこに行くんだ?」
「あぁ。瑞稀の言う葵さんが気になってな」
「葵、、?お前もしかして、、、」
「あぁ。恐らくあってるだろうな。それを今から確認しに行く」
「まさかそんなとこで繋がるとわねー」
「俺も驚いている。あの人から瑞稀なんて名前一回も出たことないのにな」
「隠してたのかな?」
「多分な。まぁ、ここまで繋がったらあっちも覚悟してるだろ」
「あの人が、誰かに打算なしで優しくするなんて想像つかないんだけど」
「あぁ。なんたって、あの兄貴と肩を並べられる人だからな」

「俺たちが行ってどんな反応されるか、、」

そうなのだ。瑞稀の話を聞いていると全く別人だから気にも留めなかったが、葵さんは冷徹なのだ。
それも男女関係なく
barを経営しているのも情報を集めるためというのが大きいし気に入ったやつしか相手にしない
俺たちも例外ではなく、兄貴がいなかったから相手にもされていないだろう

はぁ、、、、

「おい、そろそろ着くぞ」
「あぁ。」

路地裏に入り葵さんが経営するbarを探す

「おい、あったぞ」

大和の声に視線を向けると静かに小さな建物が隠れるようにして建っている

「開けるぞ」

カランカラン

「いらっしゃ、、、、なんだ、お前らか」
「お久しぶりです。葵さん」
「あぁ、何のようだ?仕事か?」
「いえ、今日は確認に来ただけです」
「、、確認?」
「はい。こちらで瑞稀という高校生働いてますよね?」
「、、、、で?」
「やはりあってますか。では、神龍に入ったというのは?」
「聞いた。」
「どう思ってますか?」
「俺が言えることはない。瑞稀の自由にしたらいい」
「そうですか。
今、神龍は総長になれる人材がいません。そこで瑞稀に白羽の矢が立っています。」
「そりゃ、俺が仕込んだからな。強いのは当たり前だ」
「ですが、瑞稀は絶対にならないと言い張っています。」
「あいつは自由だからな。将来を縛られるのは我慢ならないだろうな」
「葵さんなら説得できませんか?俺たちは瑞稀しかいないと思っています」
「まぁ、俺が無理矢理押し通せば渋々だが諦めるだろうな。でも、俺は瑞稀が好きだし息子のように思ってる。だから、売るような真似はしない。」
「ですが、他の幹部では神龍はまわせません。
もし、引き受けていただけるなら瑞稀の今後の生活も保障しましょう。
葵さんも思っているはずです。瑞稀にもっと高校生らしいことしてほしいと。」
「それは確かに思っている。あいつが納得しないからここでアルバイトしているがな」
「それを神城組が保証します」
「それだと、あいつは将来確実に組に入らなければならないことになる。納得しないぞ」
「そこで葵さんです。瑞稀の説得に協力してください」

俺が頼むと葵さんは真剣な顔をして悩み始めた

「、、、、瑞稀と話をさせてくれ。」
「わかりました。では、またお邪魔させていただきます」
「あぁ。」

葵さんに挨拶して、店を後にする

「久しぶりの葵さんは緊張したわ」
「緊張はしないが、神経使うわ、、、」
「瑞稀はどうやってあんな人と働けてるんだ、、、」
「確かにな。でも、葵さんが完全拒否じゃなくて良かった」
「これで少しは可能性が出てきたな。」

俺と大和は少し進歩したことにホッとする

瑞稀には悪いが、何としてでもこちらに引き込む
瑞稀、覚悟しろよ?
しおりを挟む
感想 37

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

ふたなり治験棟 企画12月31公開

ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。 男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

処理中です...