冷酷組長の狂愛

さてぃー

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「!!!??」



瀧さんの言葉に驚きすぎて何も言えない


そんな俺に瀧さんは苦笑いを向ける


「俺はどうやったらお前が手に入るのか分からなかった。お前はお金とか権力とかどうでも良さそうだから余計にな、、、」

「で、でも、、俺のことモノって、、、、」

「それは、、、、」


瀧さんはどこか言いにくそうにボソッと、



「、、、、嫉妬した」


しっと、、?、、、ワッツ、shit?


「お前が葵のことを慕っているのは分かってた。だが、お前の口からは葵しか出てこない、、それに普段あんなに冷徹な葵がお前には甘々だった。それが余計にイラッとして、、、、、」


「で、でも、、、いつもヤった後、気づいたらいなくなって、、、、」


「、、、俺がいるとお前、怖いだろ?離したくはないが、怯えるお前を見るよりはマシだと思って、、」


どこかシュンっとしながら俺の質問に答える瀧さんを見て、何だか印象ががらりと変わった

な、なんだろう、、
頭の上に犬の耳がシュンッと垂れて見える

思わず頭を撫で回したくなる


俺って動物系に弱いのか、、、?

俺は瀧さんに聞きたかったことを聞いてみる



「あ、あの、、、、俺のこと好きって、、、」


「あぁ。」


すぐに返答が返ってくる


「、、なんで俺なんですか、、?」


「お前のことは報告書を通して知っていた。だが、実際にお前を見ると止められなかった。
一目惚れって本当にあるんだな、、」


「一目惚れ、、、、、」


「どうしてもお前を誰にも見せたくなくてあんなことをしてしまった、、」



俺は瀧さんの言うことをいまいち信じきれていなかった。

だってそうだろ?
俺なんか特に突出した能力があるわけでもないし、カッコいい、可愛いわけでもない


「おれ、、貴方のお役には立てないです、、、」


「俺は別にお前に何かをして欲しいわけではない。
ただ、俺のことを見てほしかっただけだ。」


俺はそこまで思われるような人間じゃないのに、、、


「、、、瀧さんが俺を好きというのは物珍しいからですよ、、、、」


そうだ。たまたま無愛想な俺に目がいって構いたくなってしまっただけだ。
一時の興味にすぎないだろう


なんだろう、、この胸のモヤっとした感じは、、


「お前が信じ切れないのも無理はない。
だが、瑞稀のことを本当に愛してるんだ、、」


切なそうに俺の目を見て愛を告げる瀧さんから俺も視線を逸らせない


「、、俺、愛とか、、、良く分かんなくて、、、」


「今はそれでいい。でも俺にもう少しだけチャンスをくれ。それでお前が離れたいと言うなら俺は瑞稀の前から消えよう、、、」


「え、、、、」


「もちろん、その後の支援も行う。
まぁ、俺としてはそうなってほしくはないがな、、」

切なそうに言葉を発する瀧さんにこちらまで苦しくなってくる


それに、急展開すぎて頭が追いつかない、、



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