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216.手の内
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「だめですって」
「なんでですか」
律子の胸の膨らみを捉えていたボクの手を、自身の手で掴んでどけた。
「わたしは、車椅子に乗ってるので泡をつけられても流すことができません。それに咲恵さんたちに、胸を触れてたってバレてしまうじゃないですか」
「咲恵も萌も、ボクのことだからそのくらいのことはやるだろうってわかってますよ。あの二人は、余韻を楽しめるように気を使って、ボクたちだけのシチュエーションを作ってくれたんだと思いますよ」
「ほんとうに、いい子たちですね」
笑みを浮かべた律子は、スポンジを握った手を再びボクの下半身に伸ばした。
「じゃあ、心遣いに感謝して洗わせてもらおうかな。でも、瑞樹さんはおとなしくしておいてくださいね」
「わかりましたよ。じゃあ、交換条件として律子さんの手で洗ってくださいよ」
「贅沢を言うのね。いいわ。私にとって今日という日は、特別な意味を持つ日になりましたからね」
浴槽の横にある洗い場に座っているボクの膝を開かせて、その間に車椅子を近づけた。唯一自由になる右手のスポンジを何回か握って、泡で綿飴のようになった手をボクの下腹部に押しつけた。ぱっと小さな泡の固まりが飛び散り、白い斑点がボクのカラダを飾った。律子の手は重力に従って、下へと移動してボクのペニスにせき止められた。前のめりになった律子の乳房は、円錐型に変形してボクの視界を刺激した。その光景を視界に捉えて、少し硬くなっているペニスを泡と共に手のひらに収めた。
「また、勃ちかけてるわ」
「裸の律子さんが、目の前にいますからね」
「今日は見飽きるほど、私の裸を見てたくせに」
「魅力的なカラダですから」
「お世辞を言わなくても、ちゃんと洗ってあげるわよ」
逆手に持ったペニスを、ぎこちない手付きで動かし始める。先端を泡で満たした後、ゆっくりとペニスの表皮を引っ張りながら、根元に向かって手を動かしてゆく。
「勃起した方が、洗いやすいわね。やわらかいままだと、片手だ洗うのは難しいから助かるわね」
「ちゃんと、協力してあげてるんですよ」
「うそおっしゃい」
律子は、もう完全勃起状態になっているボクのペニスを、ギュっと力強く握った。
「やさしくしてくださいよ」
「ごめんなさい。慣れてないものだから、力加減がわからなくて」
「まだまだ、使わなくてはいけないので、大事に取り扱ってくださいよ」
勃起の状態を確かめるように、もう一度握ってみて、律子はなにかに気がついたようにボクの顔を見上げた。
「いま、わたしの手の中にあるモノを、使いようのないようにしたら・・・」
「えっ」
「わたしが、瑞樹さんの最後の女ってことになるのかしらね」
律子が、冗談を言っているのはわかっている。しかし、律子の眼差しには狂気の光が見えたように思えた。
「こわいこと、言わないでくださいよ。縮こまりそうだったじゃないですか」
「そんな時、男性ってここがキュンとなるんでしょ」
そう言うと、手を伸ばしてボクの陰嚢をすくい上げて、中の玉を握った。
「これを潰してしまえば、他の女の穴に入れようとは思わなくなるのかしら」
「ほんとうに、勘弁してくださいよ」
「女って、一度抱かれてしまうと、その男を独り占めにしたいって思うものなのよね」
「そうなんですか」
「今晩、家に帰ってあの二人とやるんでしょ。それが、ちょっと納得がいかないのよね」
そう言うと、律子はボクを睨んだ。
「もう、そんな元気はありませんよ。布団に入ったら、すぐに夢の国ですよ」
少し呆れたように、律子は言う。
「こんなに硬くなっておいて、あなたの言葉のどこに信憑性があるというの」
「なんでですか」
律子の胸の膨らみを捉えていたボクの手を、自身の手で掴んでどけた。
「わたしは、車椅子に乗ってるので泡をつけられても流すことができません。それに咲恵さんたちに、胸を触れてたってバレてしまうじゃないですか」
「咲恵も萌も、ボクのことだからそのくらいのことはやるだろうってわかってますよ。あの二人は、余韻を楽しめるように気を使って、ボクたちだけのシチュエーションを作ってくれたんだと思いますよ」
「ほんとうに、いい子たちですね」
笑みを浮かべた律子は、スポンジを握った手を再びボクの下半身に伸ばした。
「じゃあ、心遣いに感謝して洗わせてもらおうかな。でも、瑞樹さんはおとなしくしておいてくださいね」
「わかりましたよ。じゃあ、交換条件として律子さんの手で洗ってくださいよ」
「贅沢を言うのね。いいわ。私にとって今日という日は、特別な意味を持つ日になりましたからね」
浴槽の横にある洗い場に座っているボクの膝を開かせて、その間に車椅子を近づけた。唯一自由になる右手のスポンジを何回か握って、泡で綿飴のようになった手をボクの下腹部に押しつけた。ぱっと小さな泡の固まりが飛び散り、白い斑点がボクのカラダを飾った。律子の手は重力に従って、下へと移動してボクのペニスにせき止められた。前のめりになった律子の乳房は、円錐型に変形してボクの視界を刺激した。その光景を視界に捉えて、少し硬くなっているペニスを泡と共に手のひらに収めた。
「また、勃ちかけてるわ」
「裸の律子さんが、目の前にいますからね」
「今日は見飽きるほど、私の裸を見てたくせに」
「魅力的なカラダですから」
「お世辞を言わなくても、ちゃんと洗ってあげるわよ」
逆手に持ったペニスを、ぎこちない手付きで動かし始める。先端を泡で満たした後、ゆっくりとペニスの表皮を引っ張りながら、根元に向かって手を動かしてゆく。
「勃起した方が、洗いやすいわね。やわらかいままだと、片手だ洗うのは難しいから助かるわね」
「ちゃんと、協力してあげてるんですよ」
「うそおっしゃい」
律子は、もう完全勃起状態になっているボクのペニスを、ギュっと力強く握った。
「やさしくしてくださいよ」
「ごめんなさい。慣れてないものだから、力加減がわからなくて」
「まだまだ、使わなくてはいけないので、大事に取り扱ってくださいよ」
勃起の状態を確かめるように、もう一度握ってみて、律子はなにかに気がついたようにボクの顔を見上げた。
「いま、わたしの手の中にあるモノを、使いようのないようにしたら・・・」
「えっ」
「わたしが、瑞樹さんの最後の女ってことになるのかしらね」
律子が、冗談を言っているのはわかっている。しかし、律子の眼差しには狂気の光が見えたように思えた。
「こわいこと、言わないでくださいよ。縮こまりそうだったじゃないですか」
「そんな時、男性ってここがキュンとなるんでしょ」
そう言うと、手を伸ばしてボクの陰嚢をすくい上げて、中の玉を握った。
「これを潰してしまえば、他の女の穴に入れようとは思わなくなるのかしら」
「ほんとうに、勘弁してくださいよ」
「女って、一度抱かれてしまうと、その男を独り占めにしたいって思うものなのよね」
「そうなんですか」
「今晩、家に帰ってあの二人とやるんでしょ。それが、ちょっと納得がいかないのよね」
そう言うと、律子はボクを睨んだ。
「もう、そんな元気はありませんよ。布団に入ったら、すぐに夢の国ですよ」
少し呆れたように、律子は言う。
「こんなに硬くなっておいて、あなたの言葉のどこに信憑性があるというの」
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