不自由と快楽の狭間で

Anthony-Blue

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115.初物

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「二人とも、遅かったね。何をしてたの」

 風呂場のドアの音がして、咲恵と萌がリビングに戻ってきた。咲恵は淡い水色のブラとショーツのセットアップ、萌は黒のブラとショーツの下着を着けていた。

「女の子にはね、男の子に言えないことが色々あるんだよ。ねえ、咲恵ちゃん」

「う、うん」

「そんな、時間かかることってなにしてたの」

「瑞樹には、特に言えないことだよ」

「ふーん。そうなんだ」

 ボクは、手にしていた缶ビールを飲み干した。

「あっ、そうだ。ひとつだけ、瑞樹が喜ぶことを教えてあげるよ。じゃーん」

 萌は、咲恵の後ろに回ってしゃがんだかと思うと、両手で咲恵のショーツを足下までづり降ろした。

「ひゃあっ」

「どう、瑞樹」

「なっ、なにするのよ。萌ちゃん」

 咲恵は、露わになった股間を両手で隠して、顔を紅潮させた。

「せっかく、きれいにしたんだから瑞樹にも見せてあげればいいのに」

 萌に促されて、咲恵は両手のひらで隠していた股間からゆっくりと手を外した。そこには、薄らとあった茂みが刈り取られて、ツルツルにされた下腹部が見えた。

「萌ちゃんがツルツルにしてたから、どうやるのって聞いてみたの」

「わたしが、きれいに剃ってあげるって言ったんだよ。きっと瑞樹も喜ぶからって」

 足下にずり降ろされたままのショーツを引っかけたまま、一歩前に出てボクに言った。

「どうかな・・・?」

 足を閉じているとはいえ、無毛状態になった恥丘の膨らみに、割れ目の始まりの部分が見えている。

「う、うん。いいんじゃないかな。きれいだよ」

 ボクは、どうやって褒めていいものかわからず、ドギマギして応えた。

「清潔感あるし、瑞樹も舐めやすいでしょ」

 なぜか、萌が自慢げに言った。

「萌ちゃん、また恥ずかしいこと言っちゃだめでしょ」

「へへっ、咲恵ちゃんもそう言いながら、まだ見せつけてるじゃん」

「あっ、」

 咲恵は、はっと気がついたように、足首に引っかかっていたショーツを慌てて引き上げた。

「それって、後でチクチクして痛いんじゃないの」

「咲恵ちゃんは、元々が毛深いほうじゃないから、それほどでもないんじゃないのかな」

「わたしも、初めて剃ったからわからないですけどね」

「瑞樹、よかったね。また、咲恵ちゃんの初めてをもらえて」

 リビングの灯りの下で、恥ずかしそうにモジモジしている咲恵の姿があった。

「わたしも、瑞樹に初めてのことを考えようかな。なにがいい?」

 そう、萌に聞かれたので、一瞬思いを巡らしたが大げさに首を横に振って言った。

「萌はいいから」

「なに、その差のある態度。腹立つわぁ。うーん、ちょい待ち、考えるから」

 ボクは、冷蔵庫の前に行き二人に言った。

「風呂場で大変だったみたいだから、喉が渇いてでしょ。ビールでも飲もうよ。あっ萌は水ね」

「はい、大変は大変でしたから、ビールはいただきますよ」

「わたしは、水以外でなんかお願い」

 二人に飲み物を出して、イスに腰を下ろした。三人とも、下着姿にも目が慣れたかのように、喉を潤すことに集中した。

「そうだ」

 わずかな時間の沈黙を破って、萌が声を上げた。

「明日、三人でホテルに行こうよ。これなら、三人とも初めてのことでしょ」
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