125 / 171
ネロのはなし
女神との姦淫12
しおりを挟む「うーん、もっと強く揉んでくれないかしら」
「はい……」
ネロは恐る恐る女王の胸に置いた手を動かす。素肌の下に何か細工でもあるのかと考えたが、どうやらそういった感触も感じられない。女王は気付いていないようだが、普通なら傷を負わせられそうなほどの力を女王の肌に加えると、途端に硬化してしまう。
ネロは慎重に、少しづつ力を加えながらもどこからが硬化の範囲なのか確認し始めていた。
ある意味、職業病であった。
「――この柔らかい胸肉が、鋭利な刃物を折ってしまうのは不思議でしょう?」
「――!」
そうして夢中になって触っているなか、唐突な女王の声にネロは我に返った。『ルネ』モードであったネロは一瞬、何のことかと考え、すぐに先日失敗した暗殺についてだと思い至る。
この世で刃物を通さない肌を持つ種族はそれなりにいるが、確かに女王のような柔軟な肌から地面かと疑うほどの硬化に至る肌を持つ種族は聞いたことも見たことも無い。不思議と言えば不思議であるが、神の一族であると理解したならば今更不思議がることもおかしな話だとネロは納得していた。
女王の言葉からもそれが当然であるといった自信がひしひしと伺える。
「思う存分好きに触っていいわよ」
でなければ、こうも容易く暗殺者であるネロに隙を許さないだろう。
それから暫くの時間、ネロは女王の胸を持ち上げたりくっつけたり、引っ張ったり圧し潰してみたり、ある程度の力加減が分かってからは様々な変形を許可は出てるとばかりに遠慮なく黙々と試みていた。
しかし、傷を付けられる手前までなら硬化しにくいということと、女王がたまに変な声を出すことに気付いただけで、特に意味は無かった。武器類は概ね通用しないということであり、猛毒すら効かなかった今、ネロには最初から為す術は無かったことを再確認しただけであったからである。
……そうして女王の肌の謎は結局謎のまま。迷宮入りとなった。
だが、ネロはそれが早々に分かってからもずっと変形させて半ば遊んでいた。なんとなく、女王の胸を触っていると安心したのだ。女王には傷を付けられない。ネロの攻撃は何も効かない。そう納得しただけでなぜか、どこかほっとするような、不思議な感覚に襲われていたのだ。
未知への恐怖は既に薄れ始めていた。
11
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
黒騎士団の娼婦
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる