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第3章
18.なるほどそういうことか
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「んー、でもさあ。それならますます助けてあげたら良かったんじゃないの?」
「さてどうかなぁ」
カノユキは思案するようにして、
「お前も聞いた通り。あいつは勇者に会いに行くと言っていた。もし、勇者が今回の件にかかわってくるのなら」
「あっ、そうか! かーくんの『未来予知』スキルが発動する‼」
「逆に俺が同行して勇者と合流すれば、未来予知のスキルは作動しない。情報が減る」
へー、かーくんって色々考えてるんだねー。
お前と一緒にするな。
カノユキは半眼になって女神を見る。
まあ、なんにしろ……。
「どう転ぶかは勇者次第だ」
サラザール王国の執務室。高そうな調度品と大きな机が並ぶ部屋だ。庶民が何百人と一生暮らせるような瓶が、がっちゃーんと良い音を立てて割れた。
「アリアはまだ見つからんのか!」
そんな怒声を響かせながら。
声を上げたのはサラザール7世。この国の最高権力者である。
「は、はい、王よ。申し訳ございません! ですが、なにぶぺ!」
顔の中心から真横に真っ二つになった。
残った顔の下半分からびちゃびちゃと血しぶきをあげる。
他の部下たちはその地獄絵におののくしかない。
「ふん、言い訳などいらぬわ」
冷たく言い放つサラザール王。
「なあ、お前よ」
ギロリ、と異様に大きな目に睨みつけられて、ここに集まった兵たちのなかでは一番立場が上の男はガチガチと震えた。
「なぜあの程度の小娘を見つけることができぬ? それでもこの国の兵《つわもの》か?」
先程、兵長の頭をきれいに半分にした剣の刃が、いつの間にか、その兵士の眼球の目前で静止させられていた。
「そ、そそそ、それが、も、ももももも、もう少しで捕まえられるところだったのですが、ひ、ひぃ!」
「ふむ、続けてみよ」
「と、突然姿を消したらしく、お、おそらく誰かに匿われているものかと!」
「ほう、匿われている、か」
王は剣の構えを解いて思案する。
兵士はあまりのことに気絶してしまった。
だが、王の目にはそんな些事は入らない。
「ならば簡単だ。蟻と同じだ。中に水銀を流し込めばよいなあ」
唇が顔の端から端まで、裂けるかのようにがぱりと割れた。それが王の会心の笑顔であった。
ぐ、が、が、が、が。と笑う。
我が娘、アリアよ。一体どこまで父を困らせれば気がすむのか。本当に困った娘じゃ。
ぐ、が、が、が、が、が。
「いよお、カノユキじゃねえか!」
「ああ、あんたらか」
カノユキは振り向いて、呼びかけてきた者の顔を見て嘆息する。
「ご挨拶だねえ、この色男が」
口調とは裏腹に、にかにかと笑うのは、灼熱の旅団のリーダー、バネッサ。
はぁ、とカノユキはまたもため息をついてから、
「で、何かようなのか?」
とやる気なさげに聞いた。
「かー! つれないねえ! あたしとあんたの仲じゃあないか!」
そう言ってバネッサはアイアンクローのようにカノユキの首に腕を回す。
身長はバネッサのほうが高い。というかごつい。スタイルはいいのだが、とにかく男らしい女バネッサである。豊かな胸がカノユキの顔をぽよんぽよんとあたった。
実は顔を赤くしながら、カノユキは淡々と、どんな仲だ、とつっこむ。
「まったく、そんなことを言うために、わざわざ話しかけてきたのか」
カノユキはなんとかアイアンクローから逃れて言った。警戒しながら。ちょっとずりずりと下がりながら。
「ふふん」
その言葉にバネッサは笑う。
「もちろんさね! あたしを熱くさせるあんたに話しかけるのがもちろん一番のド本命さね!」
ふん、とカノユキは鼻をならした。
「なら、本命ではない二番目があるということじゃないか。さっさとそっちを言ったらどうだ?」
やれやれ、色気がないねえ。バネッサは呆れたように言った。
「カノユキ。最近フラングレってー、男のことを見たり、聞いたりしちゃいないかい?」
どっ、と大きな風が吹いた。まるで時がとまるような。
「ん? それは一体どこのどいつだ?」
だが、別に意味はなかった。カノユキはまったく聞いたことのない名前だったので、頭のうえに特大のハテナマークを浮かべて、首さえかしげてみせた。
「いんや、知らないならいいさね」
そう言ってバネッサは踵を返そうとする。赤い髪をひるがえして。
その背中にカノユキは声をかける。興味本位なのか、単なる条件反射だったのか、自分でもわからない。
「その男がどうかしたのか?」
「おんやぁ♪」
とバネッサはにたりと笑う。
「何だい、何だい、興味津々なんじゃあないか」
ひじで小突く。
別にそういうわけではないんだがな……。
カノユキはそう呆れながらぼやく。
「もう知らん、帰る」
ああん、お待ちよ。冗談が通じない男だねえ。
こほん、と咳払いをしてから、
「その男が何日か前からか行方不明になっててねえ。その捜索依頼で動いてるってわけさ」
「行方不明?」
カノユキは何か気になる。それは理由があったわけではない。あえて言うなら直感。
「どこかへ遠出してるだけとかじゃないのか?」
「そいつは王宮の御用商人ってやつでね。そんな不義理なまねをするやつじゃあなかったみたいなのさ」
「何か犯罪をおかして逃げている可能性だってあるだろう」
「どうかね。これまでも別に怪しい過去があるわけでもなし。身辺は綺麗そのものさ。だから原因がわからなくてね。迷宮入りだなんだと、苦労してるってわけさね」
カノユキは、ふーん、とつぶやき、
「ま、俺には関係のない話だ」
「ああ、そうみたいだね。ま、何か気づいたことがあったら教えとくれ。情報如何によっちゃあ、報酬もだすよ。おっと、それともアンタみたいな若い男には、このあたいみたいな豊満な女がいいかねえ?」
「ばかが、さっさと行け」
カノユキは呆れ果てたという態度でいった。なお、内心は「きゃー」と赤面しまくっているのであった。
「クールなやつだね。さすがあたいの見込んだ男さ」
くるり、とバネッサが踵を返す。赤い髪がひるがえる。
カノユキはいかにもなんでもないように聞いた。
「そいつが扱っていた商品ってのはなんだ?」
「えーっと、なんだったかねえ……たしか……」
バネッサは少し思い出すようにしてから、
「確か、そう。鏡、だったはずさね」
そう答えたのだった。
「それがどうかしたかい?」
「いいや?」
そう言って首を振る。
だが、改めて口を開き、
「家出少女に会ったら保護してやるといい」
「はあ? それはどういう……」
もう一度問いかけようとバネッサが振り向いた時、すでにカノユキは雑踏に姿を消していた。
「さてどうかなぁ」
カノユキは思案するようにして、
「お前も聞いた通り。あいつは勇者に会いに行くと言っていた。もし、勇者が今回の件にかかわってくるのなら」
「あっ、そうか! かーくんの『未来予知』スキルが発動する‼」
「逆に俺が同行して勇者と合流すれば、未来予知のスキルは作動しない。情報が減る」
へー、かーくんって色々考えてるんだねー。
お前と一緒にするな。
カノユキは半眼になって女神を見る。
まあ、なんにしろ……。
「どう転ぶかは勇者次第だ」
サラザール王国の執務室。高そうな調度品と大きな机が並ぶ部屋だ。庶民が何百人と一生暮らせるような瓶が、がっちゃーんと良い音を立てて割れた。
「アリアはまだ見つからんのか!」
そんな怒声を響かせながら。
声を上げたのはサラザール7世。この国の最高権力者である。
「は、はい、王よ。申し訳ございません! ですが、なにぶぺ!」
顔の中心から真横に真っ二つになった。
残った顔の下半分からびちゃびちゃと血しぶきをあげる。
他の部下たちはその地獄絵におののくしかない。
「ふん、言い訳などいらぬわ」
冷たく言い放つサラザール王。
「なあ、お前よ」
ギロリ、と異様に大きな目に睨みつけられて、ここに集まった兵たちのなかでは一番立場が上の男はガチガチと震えた。
「なぜあの程度の小娘を見つけることができぬ? それでもこの国の兵《つわもの》か?」
先程、兵長の頭をきれいに半分にした剣の刃が、いつの間にか、その兵士の眼球の目前で静止させられていた。
「そ、そそそ、それが、も、ももももも、もう少しで捕まえられるところだったのですが、ひ、ひぃ!」
「ふむ、続けてみよ」
「と、突然姿を消したらしく、お、おそらく誰かに匿われているものかと!」
「ほう、匿われている、か」
王は剣の構えを解いて思案する。
兵士はあまりのことに気絶してしまった。
だが、王の目にはそんな些事は入らない。
「ならば簡単だ。蟻と同じだ。中に水銀を流し込めばよいなあ」
唇が顔の端から端まで、裂けるかのようにがぱりと割れた。それが王の会心の笑顔であった。
ぐ、が、が、が、が。と笑う。
我が娘、アリアよ。一体どこまで父を困らせれば気がすむのか。本当に困った娘じゃ。
ぐ、が、が、が、が、が。
「いよお、カノユキじゃねえか!」
「ああ、あんたらか」
カノユキは振り向いて、呼びかけてきた者の顔を見て嘆息する。
「ご挨拶だねえ、この色男が」
口調とは裏腹に、にかにかと笑うのは、灼熱の旅団のリーダー、バネッサ。
はぁ、とカノユキはまたもため息をついてから、
「で、何かようなのか?」
とやる気なさげに聞いた。
「かー! つれないねえ! あたしとあんたの仲じゃあないか!」
そう言ってバネッサはアイアンクローのようにカノユキの首に腕を回す。
身長はバネッサのほうが高い。というかごつい。スタイルはいいのだが、とにかく男らしい女バネッサである。豊かな胸がカノユキの顔をぽよんぽよんとあたった。
実は顔を赤くしながら、カノユキは淡々と、どんな仲だ、とつっこむ。
「まったく、そんなことを言うために、わざわざ話しかけてきたのか」
カノユキはなんとかアイアンクローから逃れて言った。警戒しながら。ちょっとずりずりと下がりながら。
「ふふん」
その言葉にバネッサは笑う。
「もちろんさね! あたしを熱くさせるあんたに話しかけるのがもちろん一番のド本命さね!」
ふん、とカノユキは鼻をならした。
「なら、本命ではない二番目があるということじゃないか。さっさとそっちを言ったらどうだ?」
やれやれ、色気がないねえ。バネッサは呆れたように言った。
「カノユキ。最近フラングレってー、男のことを見たり、聞いたりしちゃいないかい?」
どっ、と大きな風が吹いた。まるで時がとまるような。
「ん? それは一体どこのどいつだ?」
だが、別に意味はなかった。カノユキはまったく聞いたことのない名前だったので、頭のうえに特大のハテナマークを浮かべて、首さえかしげてみせた。
「いんや、知らないならいいさね」
そう言ってバネッサは踵を返そうとする。赤い髪をひるがえして。
その背中にカノユキは声をかける。興味本位なのか、単なる条件反射だったのか、自分でもわからない。
「その男がどうかしたのか?」
「おんやぁ♪」
とバネッサはにたりと笑う。
「何だい、何だい、興味津々なんじゃあないか」
ひじで小突く。
別にそういうわけではないんだがな……。
カノユキはそう呆れながらぼやく。
「もう知らん、帰る」
ああん、お待ちよ。冗談が通じない男だねえ。
こほん、と咳払いをしてから、
「その男が何日か前からか行方不明になっててねえ。その捜索依頼で動いてるってわけさ」
「行方不明?」
カノユキは何か気になる。それは理由があったわけではない。あえて言うなら直感。
「どこかへ遠出してるだけとかじゃないのか?」
「そいつは王宮の御用商人ってやつでね。そんな不義理なまねをするやつじゃあなかったみたいなのさ」
「何か犯罪をおかして逃げている可能性だってあるだろう」
「どうかね。これまでも別に怪しい過去があるわけでもなし。身辺は綺麗そのものさ。だから原因がわからなくてね。迷宮入りだなんだと、苦労してるってわけさね」
カノユキは、ふーん、とつぶやき、
「ま、俺には関係のない話だ」
「ああ、そうみたいだね。ま、何か気づいたことがあったら教えとくれ。情報如何によっちゃあ、報酬もだすよ。おっと、それともアンタみたいな若い男には、このあたいみたいな豊満な女がいいかねえ?」
「ばかが、さっさと行け」
カノユキは呆れ果てたという態度でいった。なお、内心は「きゃー」と赤面しまくっているのであった。
「クールなやつだね。さすがあたいの見込んだ男さ」
くるり、とバネッサが踵を返す。赤い髪がひるがえる。
カノユキはいかにもなんでもないように聞いた。
「そいつが扱っていた商品ってのはなんだ?」
「えーっと、なんだったかねえ……たしか……」
バネッサは少し思い出すようにしてから、
「確か、そう。鏡、だったはずさね」
そう答えたのだった。
「それがどうかしたかい?」
「いいや?」
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