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16.★妹リンディのたくらみ(前編)
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~★リンディ伯爵令嬢~
姉のシャノンを追い出してから、1か月ほどが経過した。
あのどんくさくて、栄養失調で醜い姉のことだから、とうにロベルタ公爵様に捨てられているはずだ。
しかし、1か月ほどが経ったのに、一向にそのうわさが流れてこないのだ。
あの姉が打ち捨てられて、早晩、道端で飢えた物乞いにでもなるだろうと踏んでいた私にとっては物足りない状況だった。
多分、余りにもすぐに捨てられてしまったので、噂すら立たなかったのでは?
私はそう考えると、いてもたってもいられなくなった。
あの姉の苦しむ様子を直《じか》に見物するか、もしくはどうなったか事の経緯を確かめずにはいられなかったのだ。
私は昔から、自分より醜いものが苦しむ様子を見るのが大好き。
どんくさいあの姉が唯一私の役にたてるとすれば、私や両親に居場所を奪われて、息をするのも遠慮がちにしている様子だけだ。
そんなわけで、私は両親にお願いをして従者をつけたうえで、公爵領までやってきた。
公爵領を見て驚いたのは、その街の発展ぶりだ。きっと沢山のお金を持っているだろう。
領民たちも景気が良さそうで、重税を課せば、公爵家はもっと贅沢ができるのに、とすぐに名案が思いついた。
そして、公爵家のお城へと訪問したのだが……。
「何て立派なお城なのかしら……」
それは昔一度だけ見た王城にすら引けを取らない素晴らしいもので、まさしく姉にふさわしくない場所だと確信することが出来た。むしろ私にこそがこの城の女主人となり贅沢三昧の限りを尽くすのに相応しいと言えるだろう。
「……やはり思った通りだわ。あの姉には分不相応。すぐに捨てられたのね」
私は意気揚々として、来訪を告げた。姉の嫁いだ先に妹が挨拶にしに来ることはおかしなことではない。特に、たまたま立ち寄ったとすればなおさらだ。
出てきたのは、ルーダという冴えない爺さんだった。おそらく使用人か何かだろう。
「リンディ伯爵令嬢よ。失礼だけど、姉のシャノンはまだいるかしら? ふふふ」
「いえ、いらっしゃいません」
「あはは、やっぱりね!」
思った通りだ。やはりもう捨てられたのね!
私は唇を歪めて思わず手をたたいて笑う。
「きっとそうだと思いましたわ。ふぅ、それにしても、不肖の姉が不躾なふるまいを多々してしまい、公爵家に粗相を働いてしまいましたこと、心からお詫び申し上げます。ああ、もう縁も切ってますから、姉でもなんでもありませんけれども」
「はぁ?」
私が姉の粗相を嘲笑すると、ルーダはこれみよがしに不快な表情を作る。
ちょっと、使用人ごときが伯爵令嬢に向かって、なんて無礼な。
しかし、
「失礼ですが、この家令ルーダを侮辱することはまだしも、我が公爵家の正式な女主人たるシャノン奥様を侮辱することは絶対に許しませんぞ!」
「ひっ!」
めったに怒られたことがない私は、思わずその迫力に悲鳴を上げる。
おつきの兵士たちも、ただの一介の老人の迫力に腰が引けているようだ。
さきほどまでのただの年寄りの印象からは一変し、まるで長年を戦場で過ごした古兵《ふるつわもの》のような気迫がルーダから発せられた。
しかも、こいつが家令ですって!?
公爵家の家令ともなれば、並みの貴族などよりもよほど権力があると言って良い。
それになにより、
「せ、正式な、お、奥様!? あのシャノンが!?」
そのことに更に驚愕する。
「さようです。何を驚いているのですかな? そちらの伯爵家から、莫大な結納金を納めるよう言われ、お支払いしたと思いますが? しかし、あれほどの器量のお方を、あの程度の結納金で手放すとは、ははは、伯爵家は気前が良いですなぁ」
皮肉を言われていることくらい分かる。でも、
「シャ、シャノンごときにこの城はもったいな……」
「いいえ。逆ですな。あの方にこの城は分不相応かもしれませぬ。いつも民を労わられるあの清廉な心には、こういった豪奢な城は心苦しく思われているやもしれません」
「それは単なる貧乏性で」
「やれやれ。伯爵家にはこの程度の跡継ぎしか残されていないとは不憫ですな」
「なっ!?」
あまりの侮辱の言葉に、私の体はぶるぶると震える。
しかし、ルーダは冷静な態度のまま、
「さ、もうお帰り下さい。今日はめでたい日でもありますのでな。あの坊ちゃまが自分からエスコートしようとは。長生きはするものじゃ」
ルーダはそう言うと、話はもう終わりとばかりに扉をしめようとする。
私は屈辱に唖然と立ち尽くして、その様子を見守るしかなかったのだった。
「嘘よ! 嘘よ! 嘘よ!」
信じられないわ!
よりにもよってあのくだらない、貧相な姉が、公爵様の心を射止められるはずがない。
少なくとも、私よりも全て劣っているあの女に、この豊かな領地と城が相応しいはずがないのだ。
「いや、でも落ち着いてリンディ」
私はすぐに頭を回転させる。
元々公爵家からの縁談は、実は私に来ていたものだった。
だが、次々に女を捨てるという悪い噂が絶えないロベルタ公爵に嫁ぐことを私が嫌がり、その役を姉に押し付けたのである。
ロベルタ公爵の悪い噂は今だに健在であり、社交界でもそれは事実として吹聴されている。
ならば、姉はきっとひどい目にあっているに違いない。
そう思うと、私の口元は次第にニヤ付き始めてきた。
どうやら、ルーダの口ぶりからすると、二人は出かけているらしい。
ならば、その帰り際をせめて見よう。
きっと、憔悴し、疲れ切り、絶望しきったシャノンお姉様の顔が拝めるはずだ。
「ふふ、ふふふふ」
私はそうほくそえんで、物陰から馬車の帰りをまった。
するとほどなく、豪華な馬車が城門に横付けにされる。
帰ってきたようだ。
「……え?」
私は目を疑った。
「誰?」
まず馬車から下りてきたのは、銀髪を美しく伸ばし、アイスブルーの瞳を蠱惑的に微笑ませる絶世の美青年だった。間違いない、噂に聞くロベルタ公爵だろう。
だが、私が驚いたのは、そのロベルタ公爵が優しく差し出した手を掴んで下りて来た、その女性だった。
「シャノン……お、姉、さ、ま?」
信じられなかった。
実家にいた時はろくなものも食べられず頬はこけ、やせぎすで、肌は薄汚かった。髪に艶はなく、ほつれた髪が見るも痛々しい女だったのだ。
それが今や、頬はふっくらとし、血色も良くなっていた。色白で、まだ痩せているとはいえ、どちらかと言えばほっそりとした女性らしい体つきとなり、抱きしめれば折れそうな腰は男の庇護欲を誘うだろう。
そして、毎日手入れされていると思われる髪の毛は、深夜の闇を溶かしこんだような、烏の濡れた羽色で、どこからどう見ても、公爵家の女主人としての風格を醸し出していた。
「いえ……。いいえ!」
私はキリキリと奥歯をかみしめながら言った。
いくら恰好がマシになったとはいえ、それで何だと言うのだろう。
元々は、私や両親にいじめられ、その日の食事にすら苦労していた地味でつまらない女なのだ。
そんな女に公爵夫人の地位が相応しいはずがない。
そう思った私は、物陰から石をひとつ拾上げると、ヒュッと姉にだけ見えるように彼女の足元へそれを投げたのだった。
そして、思惑通り、その石に気づいたお姉様はこちらに気づくと、顔を真っ青にして私を凝視したのだった。
私は口の形だけで、こちらに来るように伝える。
「あの、旦那様、すみません。少し散歩をしてきても宜しいでしょうか?」
「ん? ああ、もちろん構わないが、いきなりどうしたんだ?」
「いえ、少し歩きたくなったもので。お城の周りだけですので、危険はないと思います」
「分かった。今日は楽しかった」
「はい‥‥‥。私もです」
二人はそう会話をすると別れる。姉のシャノンだけがこちらへとやって来たのだった。
(続きます)
姉のシャノンを追い出してから、1か月ほどが経過した。
あのどんくさくて、栄養失調で醜い姉のことだから、とうにロベルタ公爵様に捨てられているはずだ。
しかし、1か月ほどが経ったのに、一向にそのうわさが流れてこないのだ。
あの姉が打ち捨てられて、早晩、道端で飢えた物乞いにでもなるだろうと踏んでいた私にとっては物足りない状況だった。
多分、余りにもすぐに捨てられてしまったので、噂すら立たなかったのでは?
私はそう考えると、いてもたってもいられなくなった。
あの姉の苦しむ様子を直《じか》に見物するか、もしくはどうなったか事の経緯を確かめずにはいられなかったのだ。
私は昔から、自分より醜いものが苦しむ様子を見るのが大好き。
どんくさいあの姉が唯一私の役にたてるとすれば、私や両親に居場所を奪われて、息をするのも遠慮がちにしている様子だけだ。
そんなわけで、私は両親にお願いをして従者をつけたうえで、公爵領までやってきた。
公爵領を見て驚いたのは、その街の発展ぶりだ。きっと沢山のお金を持っているだろう。
領民たちも景気が良さそうで、重税を課せば、公爵家はもっと贅沢ができるのに、とすぐに名案が思いついた。
そして、公爵家のお城へと訪問したのだが……。
「何て立派なお城なのかしら……」
それは昔一度だけ見た王城にすら引けを取らない素晴らしいもので、まさしく姉にふさわしくない場所だと確信することが出来た。むしろ私にこそがこの城の女主人となり贅沢三昧の限りを尽くすのに相応しいと言えるだろう。
「……やはり思った通りだわ。あの姉には分不相応。すぐに捨てられたのね」
私は意気揚々として、来訪を告げた。姉の嫁いだ先に妹が挨拶にしに来ることはおかしなことではない。特に、たまたま立ち寄ったとすればなおさらだ。
出てきたのは、ルーダという冴えない爺さんだった。おそらく使用人か何かだろう。
「リンディ伯爵令嬢よ。失礼だけど、姉のシャノンはまだいるかしら? ふふふ」
「いえ、いらっしゃいません」
「あはは、やっぱりね!」
思った通りだ。やはりもう捨てられたのね!
私は唇を歪めて思わず手をたたいて笑う。
「きっとそうだと思いましたわ。ふぅ、それにしても、不肖の姉が不躾なふるまいを多々してしまい、公爵家に粗相を働いてしまいましたこと、心からお詫び申し上げます。ああ、もう縁も切ってますから、姉でもなんでもありませんけれども」
「はぁ?」
私が姉の粗相を嘲笑すると、ルーダはこれみよがしに不快な表情を作る。
ちょっと、使用人ごときが伯爵令嬢に向かって、なんて無礼な。
しかし、
「失礼ですが、この家令ルーダを侮辱することはまだしも、我が公爵家の正式な女主人たるシャノン奥様を侮辱することは絶対に許しませんぞ!」
「ひっ!」
めったに怒られたことがない私は、思わずその迫力に悲鳴を上げる。
おつきの兵士たちも、ただの一介の老人の迫力に腰が引けているようだ。
さきほどまでのただの年寄りの印象からは一変し、まるで長年を戦場で過ごした古兵《ふるつわもの》のような気迫がルーダから発せられた。
しかも、こいつが家令ですって!?
公爵家の家令ともなれば、並みの貴族などよりもよほど権力があると言って良い。
それになにより、
「せ、正式な、お、奥様!? あのシャノンが!?」
そのことに更に驚愕する。
「さようです。何を驚いているのですかな? そちらの伯爵家から、莫大な結納金を納めるよう言われ、お支払いしたと思いますが? しかし、あれほどの器量のお方を、あの程度の結納金で手放すとは、ははは、伯爵家は気前が良いですなぁ」
皮肉を言われていることくらい分かる。でも、
「シャ、シャノンごときにこの城はもったいな……」
「いいえ。逆ですな。あの方にこの城は分不相応かもしれませぬ。いつも民を労わられるあの清廉な心には、こういった豪奢な城は心苦しく思われているやもしれません」
「それは単なる貧乏性で」
「やれやれ。伯爵家にはこの程度の跡継ぎしか残されていないとは不憫ですな」
「なっ!?」
あまりの侮辱の言葉に、私の体はぶるぶると震える。
しかし、ルーダは冷静な態度のまま、
「さ、もうお帰り下さい。今日はめでたい日でもありますのでな。あの坊ちゃまが自分からエスコートしようとは。長生きはするものじゃ」
ルーダはそう言うと、話はもう終わりとばかりに扉をしめようとする。
私は屈辱に唖然と立ち尽くして、その様子を見守るしかなかったのだった。
「嘘よ! 嘘よ! 嘘よ!」
信じられないわ!
よりにもよってあのくだらない、貧相な姉が、公爵様の心を射止められるはずがない。
少なくとも、私よりも全て劣っているあの女に、この豊かな領地と城が相応しいはずがないのだ。
「いや、でも落ち着いてリンディ」
私はすぐに頭を回転させる。
元々公爵家からの縁談は、実は私に来ていたものだった。
だが、次々に女を捨てるという悪い噂が絶えないロベルタ公爵に嫁ぐことを私が嫌がり、その役を姉に押し付けたのである。
ロベルタ公爵の悪い噂は今だに健在であり、社交界でもそれは事実として吹聴されている。
ならば、姉はきっとひどい目にあっているに違いない。
そう思うと、私の口元は次第にニヤ付き始めてきた。
どうやら、ルーダの口ぶりからすると、二人は出かけているらしい。
ならば、その帰り際をせめて見よう。
きっと、憔悴し、疲れ切り、絶望しきったシャノンお姉様の顔が拝めるはずだ。
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私はそうほくそえんで、物陰から馬車の帰りをまった。
するとほどなく、豪華な馬車が城門に横付けにされる。
帰ってきたようだ。
「……え?」
私は目を疑った。
「誰?」
まず馬車から下りてきたのは、銀髪を美しく伸ばし、アイスブルーの瞳を蠱惑的に微笑ませる絶世の美青年だった。間違いない、噂に聞くロベルタ公爵だろう。
だが、私が驚いたのは、そのロベルタ公爵が優しく差し出した手を掴んで下りて来た、その女性だった。
「シャノン……お、姉、さ、ま?」
信じられなかった。
実家にいた時はろくなものも食べられず頬はこけ、やせぎすで、肌は薄汚かった。髪に艶はなく、ほつれた髪が見るも痛々しい女だったのだ。
それが今や、頬はふっくらとし、血色も良くなっていた。色白で、まだ痩せているとはいえ、どちらかと言えばほっそりとした女性らしい体つきとなり、抱きしめれば折れそうな腰は男の庇護欲を誘うだろう。
そして、毎日手入れされていると思われる髪の毛は、深夜の闇を溶かしこんだような、烏の濡れた羽色で、どこからどう見ても、公爵家の女主人としての風格を醸し出していた。
「いえ……。いいえ!」
私はキリキリと奥歯をかみしめながら言った。
いくら恰好がマシになったとはいえ、それで何だと言うのだろう。
元々は、私や両親にいじめられ、その日の食事にすら苦労していた地味でつまらない女なのだ。
そんな女に公爵夫人の地位が相応しいはずがない。
そう思った私は、物陰から石をひとつ拾上げると、ヒュッと姉にだけ見えるように彼女の足元へそれを投げたのだった。
そして、思惑通り、その石に気づいたお姉様はこちらに気づくと、顔を真っ青にして私を凝視したのだった。
私は口の形だけで、こちらに来るように伝える。
「あの、旦那様、すみません。少し散歩をしてきても宜しいでしょうか?」
「ん? ああ、もちろん構わないが、いきなりどうしたんだ?」
「いえ、少し歩きたくなったもので。お城の周りだけですので、危険はないと思います」
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