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4 母さまのスキルで草増えた
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とりあえずクローバーが生えてる土地はそのままに、イネ科の雑草のほうは土を耕して、グラスというらしい雑草を適当にポイポイしたら根付いてくれた。
ミミズたちが張り切ってくれている。"この土うんまいうー"そう言ってる気がした。
昔もっと小さかった頃に聞いたことがある声だ。今も僕はまだ子どもだけれど。
「あらあら。頑張ってるわね。今度はどうしたの?」
夢中で土を掘っている息子たちのところへ、母さまが何をしてるのか覗きに来た。後ろから息を切らせて侍女兼メイド長のソフロニアが追いついてくる。
きっと双子のウィルフレッドとメリルは父さまが見てるんだな。二歳のリディアはとんでもなく大人しいし、四歳のトーマスも寝てばっかりだからきっとセバスチャンが見てくれてるんだろう。
「母さま! お身体の具合はもういいのですか?」
いっつもニコニコしている母さまは、僕の弟と妹を同時に産んでしばらくベッドから離れられなかったんだけど、やっと軽い散歩が出来るようになったんだ。
「見た感じだと雑草を植えて育てたいの?」
母さまの声を聞いて弟のレイファと妹のカーラも近寄ってくる。あ、カーラが抱きついた。
母さまのおなかにはずっと双子がいたから、抱きつけなかったんだ。
僕はもう十歳だし長男だから我慢できるけど、カーラはまだ六歳だし。
「兄さんが食卓で考え事をしていたので、きっと畜産系の動物を手に入れたいんだろうと思いまして。こうやって牧草を育ててるんです」
レイファの言葉にズッコケるかと思った。僕何も一言も言ってないよ!?
余りに的確に言い当てられて、目が点になるっていうのを初めて知った。
「あらあら。じゃあ育てないとね♪」
母さまが優しく笑った、その瞬間だった。
耕したそばから、まるで魔法のように若草色が広がって、土の上に柔らかな絨毯が敷かれていく。
風が通ればふわりと香りが立つほど、瑞々しくてびっくり。
あ、これ母さまの【育成スキル】だ!
やっぱり母さまはすごいや!
土を耕すのが全く追いつかない。十歳が何とか出来る面積には限りがある。
慌てて耕すのを再開すると、途中からレイファと、手伝ってくれてるより、遊んでるほうが多いカーラも耕すのを手伝ってくれた。
両親には自分のスキルのことを【動物スキル?】と伝えてある。きちんと鑑定したわけじゃないので、疑問形なのは仕方ない。
ミミズたちが張り切ってくれている。"この土うんまいうー"そう言ってる気がした。
昔もっと小さかった頃に聞いたことがある声だ。今も僕はまだ子どもだけれど。
「あらあら。頑張ってるわね。今度はどうしたの?」
夢中で土を掘っている息子たちのところへ、母さまが何をしてるのか覗きに来た。後ろから息を切らせて侍女兼メイド長のソフロニアが追いついてくる。
きっと双子のウィルフレッドとメリルは父さまが見てるんだな。二歳のリディアはとんでもなく大人しいし、四歳のトーマスも寝てばっかりだからきっとセバスチャンが見てくれてるんだろう。
「母さま! お身体の具合はもういいのですか?」
いっつもニコニコしている母さまは、僕の弟と妹を同時に産んでしばらくベッドから離れられなかったんだけど、やっと軽い散歩が出来るようになったんだ。
「見た感じだと雑草を植えて育てたいの?」
母さまの声を聞いて弟のレイファと妹のカーラも近寄ってくる。あ、カーラが抱きついた。
母さまのおなかにはずっと双子がいたから、抱きつけなかったんだ。
僕はもう十歳だし長男だから我慢できるけど、カーラはまだ六歳だし。
「兄さんが食卓で考え事をしていたので、きっと畜産系の動物を手に入れたいんだろうと思いまして。こうやって牧草を育ててるんです」
レイファの言葉にズッコケるかと思った。僕何も一言も言ってないよ!?
余りに的確に言い当てられて、目が点になるっていうのを初めて知った。
「あらあら。じゃあ育てないとね♪」
母さまが優しく笑った、その瞬間だった。
耕したそばから、まるで魔法のように若草色が広がって、土の上に柔らかな絨毯が敷かれていく。
風が通ればふわりと香りが立つほど、瑞々しくてびっくり。
あ、これ母さまの【育成スキル】だ!
やっぱり母さまはすごいや!
土を耕すのが全く追いつかない。十歳が何とか出来る面積には限りがある。
慌てて耕すのを再開すると、途中からレイファと、手伝ってくれてるより、遊んでるほうが多いカーラも耕すのを手伝ってくれた。
両親には自分のスキルのことを【動物スキル?】と伝えてある。きちんと鑑定したわけじゃないので、疑問形なのは仕方ない。
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