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一章・アイヅ王子との婚約破棄編
13話・アイヅ王子とニートさん
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バクーフ森の奥地で暮らす金髪イケメンのニートさんの畑は、小さいけど異世界ジパング大陸各地の野菜が栽培されてるので特殊な異世界畑なの。
だから、私は農業王国のアイヅ王子をニートのさんの畑に案内して自分の接点と、ニートさんの接点を作ってアイヅ王子を翻弄する作戦に出てる。
バクーフ王国の姫であるスズカとアイヅ王子は、子供の頃に遊んだ事もある幼馴染だから二人の関係性にヒビを入れてやらないとならない。
このニートさんの畑で、私は二人の間に割り込んでやるわよ。そのアイヅ王子とニートさんは、色々な異世界の作物が実る畑で話しているわ。
(出会い頭はアイヅ王子もニートさんに警戒心があったけど、野菜の話になってから凄く仲良しになってるわ。あれが、男の友情なのかもしれない。女にはないけどね)
と、軽い殺意を向けられてる私はスズカを見た。
「あらスズカ姫。私に見惚れてたらアイヅ王子を逃してしまうわよ?」
「それは大丈夫ですわ。幼馴染の仲は簡単に壊れません。なので私達も仲良くなりましょうか? あの二人のように」
スズカはSSS級の笑顔で思っても無い事をサラリと言う。一応、私も笑顔で答える。
(ヒロインモードのスズカは、ノーマルモードよりウザくて滅殺したいわ。バタードングリを徹底的に鼻の穴に突っ込んでね!)
女二人は顔はキラキラだけど、感情は最低まで落ちてる。ニートさんの異世界畑で二人のイケメンはまだ話が盛り上がってる。
ジェットトウモロコシ、クイーンミカン、時計仕掛けのブドウ、ピースアップル。色彩も様々なジパング大陸全土から集めたレアな野菜や果物が、相変わらず美しい畑だわ。
アイヅ王子はジャガイモを手にとって、水で洗ってから少し塩をかけて一口かじる。
「このジャガイモマッシュルームは素晴らしいね。ジャガイモの硬さの中にマッシュルームの柔らかさが共存してる……これは年寄りでも食べやすくていい野菜だ。しかも、生で食べられるのもジュテームだよ。これはどこの野菜なんだい?」
「これはチョウシュウ王国の山のダンジョンで手に入れたレアな野菜なんだ。種を手に入れればどこの土地でも育つからオススメの野菜だよ」
「海運王国のチョウシュウ王国でか。しかもダンジョンのレア物か。となると、中々入手困難と言えるな」
「種をあげるよ。僕もまた旅に出ればゲットするし。スズカ姫との婚約が上手くいくように、僕も努力しよう。ニートなりにね」
と、ニートさんはスズカを応援するような行動に出てる。アイヅ王子はニートさんと握手をして、微かにニコッとするスズカはアイヅ王子の側に行きしゃがんだ。
「このミニトマト、少し痛んでる? もしかして食べられてる?」
「トレビアーン! 良く気付いたねスズカ。おそらくカラスなどに食べられている形跡があるね。モンスターなら野菜畑ごと荒らすから、おそらくカラスだろう。ニートさん。種をもらう代わりに、僕の家系のオンリーマジックを見せてあげよう」
「それは有り難いですアイヅ王子。さて、どんなオンリーマジックなのでしょう?」
「再生魔法さ」
『!?』
と、私達はアイヅ王子のオンリーマジックに驚いた。こんな所でアイヅ王国王族の血統のみが使えるオンリーマジックが見られるなんてラッキーだわ。でも、これはニートさんを信頼しているのと、スズカと婚約するから見せるパフォーマンスとも思えた。
「生命の神秘よ、我が意思に答えたまえ。リ……ボーン!」
グリーンの輝きと共に、カラスに食われていない痛んだミニトマトが復活したの!
痛んでいたミニトマトが、最高の水、栄養、光を浴びて成長した姿になっている……「リボーン」は素晴らしいオンリーマジックだわ。
やはりアイヅ王子は草木の治癒。自然を大事にしている王子。性格は戦争は起こしたく無いタイプで穏やか。スズカはすぐにアイヅ王子にキラキラした瞳で誉め殺しにかかっている。
「凄いですアイヅ王子! 私はまだオンリーマジックが出来ないのに、もう出来るなんて……やはり婚約するのは幼馴染のアイヅ王子が一番です!」
「自然を愛していたら自然とオンリーマジックが目覚めたのさ。自分に正直になるのがオンリーマジックの目覚めに必要とも言われているからね。僕も自然破壊をする人間への怒りで目覚めた面もあるし」
「人間への怒り……ですか? 昔からそこまで怒らない王子も自然破壊は許せないのですね?」
「許せないね。モンスターは木々を破壊しないが、人間は知恵があるから木々を使ってモンスターの侵攻を防ぐ。そして、使われた木々は燃やされてその土地は当分の間草木も生えなくなる。それが僕は許せないのさ」
なるほどね。
自然破壊をする人間に対しての怒りでオンリーマジックに目覚めたのか。自分に正直になるのが条件なら、ヒロインモードという二面性のあるスズカはオンリーマジックへの目覚めは当分無理そうね。そして、アイヅ王子は自国の自然環境の充実を外交でもまかなおうとしていたわ。
「バクーフの肥料は安定して供給出来て質がいいのは認める。こちらの間引いた木々と取り引きだ。バクーフは東の森以外は国内には木が少ないからね。国の外にはあるけど、中央都市故に外敵からのブラインドになる木の伐採は簡単には出来ない」
色々とアイヅ王子も婚約だけでなく、外交まで考えているのね。するとニートさんに話を振る。
「ニートさん。せっかく再生させたミニトマトだけど、今すぐ食べてくれ」
「はて? 確かに食べ頃と思いますが何故?」
「リボーンは再生させると共に、生命の寿命を奪うデメリットもある。つまり、この痛みやすいミニトマトの寿命を考えると今すぐ食べるのが一番という事さ」
「なるほど。なら、それはスズカ姫にどうぞ」
「そ、そうかニートさん。ありがとう。君は是非僕のアイヅ王国でも新しい野菜の種を発見して欲しい人材だよ」
再生したミニトマトを収穫し、隣のスズカに渡そうとする。しかし、スズカはあーんと口を開けて待つ。ウザ!
「……困った姫だ。ほら……」
と、完全に照れているアイヅ王子はスズカの口の中にミニトマトを入れた。
「おいちーっ!」
と言ってスズカはアイヅ王子を抱き締めた!
確かに美味しいだろうけど、そこまで喜ぶ事でも無いでしょうに。演技が不愉快だけど、男はああいうのに弱いから仕方ないわ。
二人がラブラブしてると、ニートさんは私に言う。
「アヤカ。君もアイヅ王子狙いかな?」
「えぇ、色々事情があって。すでに九人の姫が他国に嫁いでいる以上、スズカ一人が嫁がなくても問題ありませんわ。別に邪魔したければどうぞ?」
「いや、邪魔はしないよ。二人共、この前とは雰囲気や言動がおかしいから何かあるな? と思っただけさ。国の中枢に関係してるなら色々あるだろう。僕には興味の無い話だよ」
すると、ニートさんは手が土だらけになっているアイヅ王子に水場を案内していた。
スズカはニートに感謝の言葉を伝えている。その間、アイヅ王子は水場で手を洗っていた。
(あのオンリーマジックはいいわね。アイヅ王子の身体を研究すればあの魔法が手に入るかも。私の男にするのも悪く無いわ。おそらく自分の再生は不可能で対象の寿命が縮んでも、あの成長促進は素晴らしい。あぁ……魔法使いとして疼くわ……)
そして、新しい欲望が芽生えた私は悪役令嬢としての言葉を吐かないといけない。恋愛が成功しそうな人間にはカオスをあげないとね。
「ねぇ、アイヅ王子。スズカ姫はニートさんと仲良くしてるわ。あれってナンパじゃない?」
「え? ……あ、あれは……どうかな?」
ニートさんをナンパしてる事を驚く王子は誤魔化しているが、どうにも反応が悪い。野菜を治療する王子はニートさんを嫌いになれないのも辛いからね。すると、ニートさんは私にこんな事を言ったの。
「君は助言が多いね。我が母親に似ているよ」
どうやら、アイヅ王子の母は助言が多いらしく私は似ていると言われた。会う事も無いし、よくわからないわ。
相変わらずスズカはニートさんと話していて、ヒロインモードのスズカなのかノーマルモードのスズカなのかもわからない。
アイヅ王子は行動も出来ず、その光景を眺めている。
ニートさんとは仲良くしたいけど、スズカの事もあるから仲良くするのも問題。けど、本当は仲良くしたい。
(ゾクゾクするわぁ……人間の感情がカオスっててゾクゾクして溢れちゃうわぁ。いい感じに掻き乱せたから、今夜の会食が楽しみだわ。今日のタロット占いはデスの逆位置。終わりにしたいのに出来ない関係。腐れ縁のようなもの。つまり、幼馴染であるスズカとアイヅ王子の関係……。それを壊すキッカケは作れたわ。オホホのホ!)
そうして、アイヅ王子の心に不安と混沌を与えた私は悪役令嬢として、今夜の会食でチェックメイトに近づけるよう頑張る決意をしたの。
だから、私は農業王国のアイヅ王子をニートのさんの畑に案内して自分の接点と、ニートさんの接点を作ってアイヅ王子を翻弄する作戦に出てる。
バクーフ王国の姫であるスズカとアイヅ王子は、子供の頃に遊んだ事もある幼馴染だから二人の関係性にヒビを入れてやらないとならない。
このニートさんの畑で、私は二人の間に割り込んでやるわよ。そのアイヅ王子とニートさんは、色々な異世界の作物が実る畑で話しているわ。
(出会い頭はアイヅ王子もニートさんに警戒心があったけど、野菜の話になってから凄く仲良しになってるわ。あれが、男の友情なのかもしれない。女にはないけどね)
と、軽い殺意を向けられてる私はスズカを見た。
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「それは大丈夫ですわ。幼馴染の仲は簡単に壊れません。なので私達も仲良くなりましょうか? あの二人のように」
スズカはSSS級の笑顔で思っても無い事をサラリと言う。一応、私も笑顔で答える。
(ヒロインモードのスズカは、ノーマルモードよりウザくて滅殺したいわ。バタードングリを徹底的に鼻の穴に突っ込んでね!)
女二人は顔はキラキラだけど、感情は最低まで落ちてる。ニートさんの異世界畑で二人のイケメンはまだ話が盛り上がってる。
ジェットトウモロコシ、クイーンミカン、時計仕掛けのブドウ、ピースアップル。色彩も様々なジパング大陸全土から集めたレアな野菜や果物が、相変わらず美しい畑だわ。
アイヅ王子はジャガイモを手にとって、水で洗ってから少し塩をかけて一口かじる。
「このジャガイモマッシュルームは素晴らしいね。ジャガイモの硬さの中にマッシュルームの柔らかさが共存してる……これは年寄りでも食べやすくていい野菜だ。しかも、生で食べられるのもジュテームだよ。これはどこの野菜なんだい?」
「これはチョウシュウ王国の山のダンジョンで手に入れたレアな野菜なんだ。種を手に入れればどこの土地でも育つからオススメの野菜だよ」
「海運王国のチョウシュウ王国でか。しかもダンジョンのレア物か。となると、中々入手困難と言えるな」
「種をあげるよ。僕もまた旅に出ればゲットするし。スズカ姫との婚約が上手くいくように、僕も努力しよう。ニートなりにね」
と、ニートさんはスズカを応援するような行動に出てる。アイヅ王子はニートさんと握手をして、微かにニコッとするスズカはアイヅ王子の側に行きしゃがんだ。
「このミニトマト、少し痛んでる? もしかして食べられてる?」
「トレビアーン! 良く気付いたねスズカ。おそらくカラスなどに食べられている形跡があるね。モンスターなら野菜畑ごと荒らすから、おそらくカラスだろう。ニートさん。種をもらう代わりに、僕の家系のオンリーマジックを見せてあげよう」
「それは有り難いですアイヅ王子。さて、どんなオンリーマジックなのでしょう?」
「再生魔法さ」
『!?』
と、私達はアイヅ王子のオンリーマジックに驚いた。こんな所でアイヅ王国王族の血統のみが使えるオンリーマジックが見られるなんてラッキーだわ。でも、これはニートさんを信頼しているのと、スズカと婚約するから見せるパフォーマンスとも思えた。
「生命の神秘よ、我が意思に答えたまえ。リ……ボーン!」
グリーンの輝きと共に、カラスに食われていない痛んだミニトマトが復活したの!
痛んでいたミニトマトが、最高の水、栄養、光を浴びて成長した姿になっている……「リボーン」は素晴らしいオンリーマジックだわ。
やはりアイヅ王子は草木の治癒。自然を大事にしている王子。性格は戦争は起こしたく無いタイプで穏やか。スズカはすぐにアイヅ王子にキラキラした瞳で誉め殺しにかかっている。
「凄いですアイヅ王子! 私はまだオンリーマジックが出来ないのに、もう出来るなんて……やはり婚約するのは幼馴染のアイヅ王子が一番です!」
「自然を愛していたら自然とオンリーマジックが目覚めたのさ。自分に正直になるのがオンリーマジックの目覚めに必要とも言われているからね。僕も自然破壊をする人間への怒りで目覚めた面もあるし」
「人間への怒り……ですか? 昔からそこまで怒らない王子も自然破壊は許せないのですね?」
「許せないね。モンスターは木々を破壊しないが、人間は知恵があるから木々を使ってモンスターの侵攻を防ぐ。そして、使われた木々は燃やされてその土地は当分の間草木も生えなくなる。それが僕は許せないのさ」
なるほどね。
自然破壊をする人間に対しての怒りでオンリーマジックに目覚めたのか。自分に正直になるのが条件なら、ヒロインモードという二面性のあるスズカはオンリーマジックへの目覚めは当分無理そうね。そして、アイヅ王子は自国の自然環境の充実を外交でもまかなおうとしていたわ。
「バクーフの肥料は安定して供給出来て質がいいのは認める。こちらの間引いた木々と取り引きだ。バクーフは東の森以外は国内には木が少ないからね。国の外にはあるけど、中央都市故に外敵からのブラインドになる木の伐採は簡単には出来ない」
色々とアイヅ王子も婚約だけでなく、外交まで考えているのね。するとニートさんに話を振る。
「ニートさん。せっかく再生させたミニトマトだけど、今すぐ食べてくれ」
「はて? 確かに食べ頃と思いますが何故?」
「リボーンは再生させると共に、生命の寿命を奪うデメリットもある。つまり、この痛みやすいミニトマトの寿命を考えると今すぐ食べるのが一番という事さ」
「なるほど。なら、それはスズカ姫にどうぞ」
「そ、そうかニートさん。ありがとう。君は是非僕のアイヅ王国でも新しい野菜の種を発見して欲しい人材だよ」
再生したミニトマトを収穫し、隣のスズカに渡そうとする。しかし、スズカはあーんと口を開けて待つ。ウザ!
「……困った姫だ。ほら……」
と、完全に照れているアイヅ王子はスズカの口の中にミニトマトを入れた。
「おいちーっ!」
と言ってスズカはアイヅ王子を抱き締めた!
確かに美味しいだろうけど、そこまで喜ぶ事でも無いでしょうに。演技が不愉快だけど、男はああいうのに弱いから仕方ないわ。
二人がラブラブしてると、ニートさんは私に言う。
「アヤカ。君もアイヅ王子狙いかな?」
「えぇ、色々事情があって。すでに九人の姫が他国に嫁いでいる以上、スズカ一人が嫁がなくても問題ありませんわ。別に邪魔したければどうぞ?」
「いや、邪魔はしないよ。二人共、この前とは雰囲気や言動がおかしいから何かあるな? と思っただけさ。国の中枢に関係してるなら色々あるだろう。僕には興味の無い話だよ」
すると、ニートさんは手が土だらけになっているアイヅ王子に水場を案内していた。
スズカはニートに感謝の言葉を伝えている。その間、アイヅ王子は水場で手を洗っていた。
(あのオンリーマジックはいいわね。アイヅ王子の身体を研究すればあの魔法が手に入るかも。私の男にするのも悪く無いわ。おそらく自分の再生は不可能で対象の寿命が縮んでも、あの成長促進は素晴らしい。あぁ……魔法使いとして疼くわ……)
そして、新しい欲望が芽生えた私は悪役令嬢としての言葉を吐かないといけない。恋愛が成功しそうな人間にはカオスをあげないとね。
「ねぇ、アイヅ王子。スズカ姫はニートさんと仲良くしてるわ。あれってナンパじゃない?」
「え? ……あ、あれは……どうかな?」
ニートさんをナンパしてる事を驚く王子は誤魔化しているが、どうにも反応が悪い。野菜を治療する王子はニートさんを嫌いになれないのも辛いからね。すると、ニートさんは私にこんな事を言ったの。
「君は助言が多いね。我が母親に似ているよ」
どうやら、アイヅ王子の母は助言が多いらしく私は似ていると言われた。会う事も無いし、よくわからないわ。
相変わらずスズカはニートさんと話していて、ヒロインモードのスズカなのかノーマルモードのスズカなのかもわからない。
アイヅ王子は行動も出来ず、その光景を眺めている。
ニートさんとは仲良くしたいけど、スズカの事もあるから仲良くするのも問題。けど、本当は仲良くしたい。
(ゾクゾクするわぁ……人間の感情がカオスっててゾクゾクして溢れちゃうわぁ。いい感じに掻き乱せたから、今夜の会食が楽しみだわ。今日のタロット占いはデスの逆位置。終わりにしたいのに出来ない関係。腐れ縁のようなもの。つまり、幼馴染であるスズカとアイヅ王子の関係……。それを壊すキッカケは作れたわ。オホホのホ!)
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