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本編
第十五章:続・声優演技指導、逆転編
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「んほぉ……っ♥ お、おほぉっ……♥ で、出ゆぅ……ッ♥」
リビングのソファで、私、藤宮カオリは台本を片手に奇声を上げていた。
傍から見れば完全に不審者だが、これでも真剣な仕事中だ。
だが、私の「熱演」を聞いていた同居人の恋人――かつて私が指導した後輩声優の小野寺ユカは、キッチンからコーヒーを持ってきながら、困ったように眉を下げた。
「……カオリさん。やっぱり、ちょっと違います」
「うっ……やっぱり?」
「はい。なんていうか、声が『綺麗』すぎるんです。今回の役は『射精中毒の淫乱ふたなり』じゃないですか。もっとこう、脳みそが溶けて、品性のかけらもない感じじゃないと……」
ユカの指摘は的確すぎて、ぐうの音も出ない。
私、藤宮カオリは業界でもベテランの域に達しているアダルト声優だ。清楚なヒロインから妖艶な悪女まで何でもこなしてきた自負がある。
しかし、今回オファーが来たのは、キャリア初の「ふたなり」役。しかも、小悪魔な後輩にイジられて、ひたすらチンポを扱かれてイキまくるという、ハードなシナリオだった。
女性としての絶頂演技(アヘ声)には自信がある。でも、「チンポが付いていて、射精する感覚」というのが、どうしても想像の域を出ない。「んほぉ♥」とか「やっべ♥」といった、いわゆる「オホ声」を出そうとしても、どこか演技臭くなってしまうのだ。
「はぁ……参ったわね。収録まで時間がないのに」
私がソファに突っ伏して悩んでいると、ユカがことりとマグカップをテーブルに置いた。
そして、私の背中を優しく撫でながら、耳元で悪戯っぽく囁いた。
「カオリさん。……前に、カオリさんが私にしてくれたこと、覚えてますか?」
「え? ああ、レン君役の時の……」
「そうです。あの時の『恩返し』、させてください」
ユカがニッコリと微笑むと、クローゼットの奥から紙袋を取り出してきた。
中から出てきたのは――黒い革製のベルトと、リアルな形状をしたシリコン製の張形(ペニバン)だった。
「ちょ、ユカちゃん!? いつの間にそんなものを……」
「ネットで買っちゃいました♥ カオリさんの役作りのお手伝いになると思って」
ユカの笑顔が、台本に出てくる「小悪魔な後輩」のそれと重なって見えた。
彼女はペニバンを私に差し出し、甘い声で命令した。
「ほら、カオリさん。……これを着けてください。私が、たっぷりと可愛がってあげますから♥」
***
腰に巻かれたベルトの締め付けと、下腹部から突き出した異物の重み。
自分の股間から男根が生えているというビジュアルは、鏡で見るとあまりにもシュールで、そして背徳的だった。
「ふふ、似合ってますよ、カオリさん。立派なモノ持ってるんですね♥」
「か、からかわないでよ……。恥ずかしいわ」
「恥ずかしがっちゃダメです。カオリさんは今、感度三千倍の『ふたなりお姉さん』なんですから」
ユカが私の前に跪き、シリコンの亀頭部分を指先でツンツンと突いた。
当然、私の肉体とは繋がっていないから、感覚はないはずだ。
けれど、視覚的な情報と、ユカのいやらしい手つきが、脳に錯覚を起こさせる。
「ここ、どうなってるんですか? もう汁が垂れてるんじゃないですか?」
「んっ……や、やめ……」
「ダメです。……ほら、ここも同時に攻めないと」
ユカのもう片方の手が、ペニバンの土台の下、私の本物のクリトリスに触れる。
そして、バイブのスイッチを入れた。
ブゥゥゥゥン……♥
ペニバンの根元に仕込まれた振動が、クリトリスと恥骨をダイレクトに揺らす。
「ひゃうっ!?♥ あ、それ、振動がっ……!」
「わあ、すごいピクピクしてる。……カオリさんの『おちんちん』、敏感なんですね♥」
ユカは私の偽物の男根を、まるで本物のように扱き上げ始めた。
シュゴッ、シュゴッ……♥
目の前で、自分の股間から生えた棒が、可愛い恋人の手によって激しく上下させられている。
その視覚的興奮と、股間に響く重低音の振動がリンクして、本当に「そこ」が扱かれているような感覚に陥っていく。
「ああっ、んあっ!♥ すごい、なんか、繋がってるみたいっ……!」
「繋がってるんですよ。ほら、見てください。カオリさんが感じると、ここもビクって跳ねてます」
ユカがわざとらしくペニバンを弾く。
その振動がクリトリスに伝わり、私は「んほぉっ!♥」と汚い声を上げてしまった。
「あ、今のいい声です! もっと、もっとバカになってください!」
「だ、だめっ、ユカちゃんっ、そんな激しくしたらっ……!」
「いいえ、激しくします。……だって、射精中毒なんでしょ? 出したくてたまらないんでしょ?」
ユカの舌が、ペニバンの先端を舐め回し、そして深く咥え込んだ。
ジュボッ、ジュルルッ……!♥
シリコンを吸い上げる音。でも、私の脳内では、自分の敏感な部分が温かい口内に吸われている映像に変換される。
同時に、彼女の指が私の秘部の奥を激しく掻き回す。
「あぎぃっ!♥ 中っ、中と外っ、同時にっ……! 脳みそ、おかしくなるぅっ!♥」
「だしてっ! カオリさんのドロドロの精液(ナカミ)、全部出し切ってくださいッ!♥」
ユカが激しく頭を前後させ、私の腰にしがみつく。
私は無意識に腰を突き出し、ペニバンを彼女の喉奥に押し込んでいた。
男役の衝動と、女としての快感。
その二つが混ざり合い、私の理性は粉々に砕け散った。
綺麗な声なんて出せない。プライドなんて保てない。
ただ、この股間の高ぶりを吐き出したいだけ。
「あっ、あっ、やっべ! くるっ、きちゃうっ! んほぉぉぉぉぉッ!!♥ でるぅっ! でりゅぅぅぅッ!!♥♥」
私は白目を剥き、舌をだらしなく突き出して絶叫した。
「オホッ♥ オホォッ!!♥」
自分でも信じられないほど下品な、しかしこの上なく快楽に満ちた咆哮。
脳内で白い液体がドピュドピュと噴き出すイメージと共に、私の肉体も激しい潮吹きを伴って絶頂を迎えた。
ビクンッ!! ビクンッ!!♥
ペニバンがガクガクと揺れ、ユカの顔にぶつかる。
私は完全に「ふたなり」として果てていた。
***
「……はぁ、はぁ……っ。あー……死ぬかと思った……」
事後。ソファの上でペニバンを着けたまま大の字になっている私。
顔は涙とよだれでぐちゃぐちゃだ。
ユカが私の胸に顔を埋め、満足げにクスクスと笑っている。
「カオリさん、最高でしたよ。……今の声、録音しておけばよかったですね♥」
「……うるさいわね。誰のせいでこんな……」
「誰のおかげ、ですよ? これで本番もバッチリですね」
ユカが私のペニバンを優しく撫でる。
悔しいけれど、彼女の言う通りだ。今の感覚は、確実に私の身体に刻み込まれた。
男根を持って快楽を貪るという全能感と、それを後輩に手玉に取られる屈辱感。
これこそが、今回の役作りの正解だったのだ。
「……ありがとう、ユカちゃん。……でも」
「でも?」
「このペニバン、まだ外さないで。……今度は私が、ユカちゃんを『開発』してあげる番だから♥」
私がニヤリと笑うと、ユカの顔が一瞬で真っ赤になった。
声優演技指導、逆転編。
でも、夜のセッションは、まだまだ攻守交代(リバーシブル)で続いていくのだ。
数日後の収録現場。
私の演じた「んほぉ♥」という魂の叫びは、音響監督とスタッフをドン引き……いや、感涙させるほどのクオリティで、一発OKを叩き出したのだった。
(第十五章 完)
リビングのソファで、私、藤宮カオリは台本を片手に奇声を上げていた。
傍から見れば完全に不審者だが、これでも真剣な仕事中だ。
だが、私の「熱演」を聞いていた同居人の恋人――かつて私が指導した後輩声優の小野寺ユカは、キッチンからコーヒーを持ってきながら、困ったように眉を下げた。
「……カオリさん。やっぱり、ちょっと違います」
「うっ……やっぱり?」
「はい。なんていうか、声が『綺麗』すぎるんです。今回の役は『射精中毒の淫乱ふたなり』じゃないですか。もっとこう、脳みそが溶けて、品性のかけらもない感じじゃないと……」
ユカの指摘は的確すぎて、ぐうの音も出ない。
私、藤宮カオリは業界でもベテランの域に達しているアダルト声優だ。清楚なヒロインから妖艶な悪女まで何でもこなしてきた自負がある。
しかし、今回オファーが来たのは、キャリア初の「ふたなり」役。しかも、小悪魔な後輩にイジられて、ひたすらチンポを扱かれてイキまくるという、ハードなシナリオだった。
女性としての絶頂演技(アヘ声)には自信がある。でも、「チンポが付いていて、射精する感覚」というのが、どうしても想像の域を出ない。「んほぉ♥」とか「やっべ♥」といった、いわゆる「オホ声」を出そうとしても、どこか演技臭くなってしまうのだ。
「はぁ……参ったわね。収録まで時間がないのに」
私がソファに突っ伏して悩んでいると、ユカがことりとマグカップをテーブルに置いた。
そして、私の背中を優しく撫でながら、耳元で悪戯っぽく囁いた。
「カオリさん。……前に、カオリさんが私にしてくれたこと、覚えてますか?」
「え? ああ、レン君役の時の……」
「そうです。あの時の『恩返し』、させてください」
ユカがニッコリと微笑むと、クローゼットの奥から紙袋を取り出してきた。
中から出てきたのは――黒い革製のベルトと、リアルな形状をしたシリコン製の張形(ペニバン)だった。
「ちょ、ユカちゃん!? いつの間にそんなものを……」
「ネットで買っちゃいました♥ カオリさんの役作りのお手伝いになると思って」
ユカの笑顔が、台本に出てくる「小悪魔な後輩」のそれと重なって見えた。
彼女はペニバンを私に差し出し、甘い声で命令した。
「ほら、カオリさん。……これを着けてください。私が、たっぷりと可愛がってあげますから♥」
***
腰に巻かれたベルトの締め付けと、下腹部から突き出した異物の重み。
自分の股間から男根が生えているというビジュアルは、鏡で見るとあまりにもシュールで、そして背徳的だった。
「ふふ、似合ってますよ、カオリさん。立派なモノ持ってるんですね♥」
「か、からかわないでよ……。恥ずかしいわ」
「恥ずかしがっちゃダメです。カオリさんは今、感度三千倍の『ふたなりお姉さん』なんですから」
ユカが私の前に跪き、シリコンの亀頭部分を指先でツンツンと突いた。
当然、私の肉体とは繋がっていないから、感覚はないはずだ。
けれど、視覚的な情報と、ユカのいやらしい手つきが、脳に錯覚を起こさせる。
「ここ、どうなってるんですか? もう汁が垂れてるんじゃないですか?」
「んっ……や、やめ……」
「ダメです。……ほら、ここも同時に攻めないと」
ユカのもう片方の手が、ペニバンの土台の下、私の本物のクリトリスに触れる。
そして、バイブのスイッチを入れた。
ブゥゥゥゥン……♥
ペニバンの根元に仕込まれた振動が、クリトリスと恥骨をダイレクトに揺らす。
「ひゃうっ!?♥ あ、それ、振動がっ……!」
「わあ、すごいピクピクしてる。……カオリさんの『おちんちん』、敏感なんですね♥」
ユカは私の偽物の男根を、まるで本物のように扱き上げ始めた。
シュゴッ、シュゴッ……♥
目の前で、自分の股間から生えた棒が、可愛い恋人の手によって激しく上下させられている。
その視覚的興奮と、股間に響く重低音の振動がリンクして、本当に「そこ」が扱かれているような感覚に陥っていく。
「ああっ、んあっ!♥ すごい、なんか、繋がってるみたいっ……!」
「繋がってるんですよ。ほら、見てください。カオリさんが感じると、ここもビクって跳ねてます」
ユカがわざとらしくペニバンを弾く。
その振動がクリトリスに伝わり、私は「んほぉっ!♥」と汚い声を上げてしまった。
「あ、今のいい声です! もっと、もっとバカになってください!」
「だ、だめっ、ユカちゃんっ、そんな激しくしたらっ……!」
「いいえ、激しくします。……だって、射精中毒なんでしょ? 出したくてたまらないんでしょ?」
ユカの舌が、ペニバンの先端を舐め回し、そして深く咥え込んだ。
ジュボッ、ジュルルッ……!♥
シリコンを吸い上げる音。でも、私の脳内では、自分の敏感な部分が温かい口内に吸われている映像に変換される。
同時に、彼女の指が私の秘部の奥を激しく掻き回す。
「あぎぃっ!♥ 中っ、中と外っ、同時にっ……! 脳みそ、おかしくなるぅっ!♥」
「だしてっ! カオリさんのドロドロの精液(ナカミ)、全部出し切ってくださいッ!♥」
ユカが激しく頭を前後させ、私の腰にしがみつく。
私は無意識に腰を突き出し、ペニバンを彼女の喉奥に押し込んでいた。
男役の衝動と、女としての快感。
その二つが混ざり合い、私の理性は粉々に砕け散った。
綺麗な声なんて出せない。プライドなんて保てない。
ただ、この股間の高ぶりを吐き出したいだけ。
「あっ、あっ、やっべ! くるっ、きちゃうっ! んほぉぉぉぉぉッ!!♥ でるぅっ! でりゅぅぅぅッ!!♥♥」
私は白目を剥き、舌をだらしなく突き出して絶叫した。
「オホッ♥ オホォッ!!♥」
自分でも信じられないほど下品な、しかしこの上なく快楽に満ちた咆哮。
脳内で白い液体がドピュドピュと噴き出すイメージと共に、私の肉体も激しい潮吹きを伴って絶頂を迎えた。
ビクンッ!! ビクンッ!!♥
ペニバンがガクガクと揺れ、ユカの顔にぶつかる。
私は完全に「ふたなり」として果てていた。
***
「……はぁ、はぁ……っ。あー……死ぬかと思った……」
事後。ソファの上でペニバンを着けたまま大の字になっている私。
顔は涙とよだれでぐちゃぐちゃだ。
ユカが私の胸に顔を埋め、満足げにクスクスと笑っている。
「カオリさん、最高でしたよ。……今の声、録音しておけばよかったですね♥」
「……うるさいわね。誰のせいでこんな……」
「誰のおかげ、ですよ? これで本番もバッチリですね」
ユカが私のペニバンを優しく撫でる。
悔しいけれど、彼女の言う通りだ。今の感覚は、確実に私の身体に刻み込まれた。
男根を持って快楽を貪るという全能感と、それを後輩に手玉に取られる屈辱感。
これこそが、今回の役作りの正解だったのだ。
「……ありがとう、ユカちゃん。……でも」
「でも?」
「このペニバン、まだ外さないで。……今度は私が、ユカちゃんを『開発』してあげる番だから♥」
私がニヤリと笑うと、ユカの顔が一瞬で真っ赤になった。
声優演技指導、逆転編。
でも、夜のセッションは、まだまだ攻守交代(リバーシブル)で続いていくのだ。
数日後の収録現場。
私の演じた「んほぉ♥」という魂の叫びは、音響監督とスタッフをドン引き……いや、感涙させるほどのクオリティで、一発OKを叩き出したのだった。
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