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## 08 いたずらプレーリードッグ退治
しおりを挟む「は?プレーリードッグ?」
俺とイザベラは同時に声を上げた。ルナは息を切らせながら説明を続ける。
「はい!でも普通のプレーリードッグじゃありません。体が大きくて、目が赤くて…明らかに魔物です!」
イザベラはため息をついた。「まったく、こんな時に…」
彼女は俺に向かってウインクすると、艶めかしく唇に指を当てた。
「残念だけど、また今度ね♡」
そう言って投げキッスをすると、イザベラは颯爽と部屋を出て行った。
「ご主人様も早く来てください!」
ルナも慌てて部屋を出て行く。
静寂が戻った部屋で、俺は前屈みになりながら気恥ずかしさをひた隠しつつ立ち上がった。股間はまだガチガチに膨らんでいる。
「くそっ…なんてタイミングだ…」
俺は慌てて服を着替え始めた。ズボンを履く時、硬くなった股間が邪魔で苦労する。
「はぁ…落ち着け、落ち着け…」
深呼吸をしながら、なんとか服を着終えた俺は、庭へと向かった。
庭に出ると、そこは既に戦場と化していた。直径1メートルほどの穴が至る所に空いており、そこからプレーリードッグのような生き物が顔を出している。しかし、ルナの言う通り、それらは明らかに普通の動物ではなかった。
体長は通常の倍以上あり、目は不気味な赤色に光っている。鋭い牙も、ただの齧歯類とは思えないほど発達している。
「くっ、こいつら…!」
イザベラが魔法を放ちながら、プレーリードッグたちを追い払おうとしている。しかし、奴らの動きが素早すぎて、なかなか当たらない。
「ご主人様!」ルナが俺に駆け寄ってきた。「どうしましょう…庭が台無しです…」
俺は冷静に状況を分析しようとした。「よし、まずは奴らの動きを止めないと…」
その時、俺の分析スキルが反応した。
「名前:いたずらプレーリードッグ
レベル:15
HP:300/300
攻撃力:50
防御力:30
特殊能力:高速移動、穴掘り
弱点:音に敏感」
「そうか!」俺は声を上げた。「奴ら、音に弱いんだ!」
イザベラが俺の方を向いた。「音?なるほど…」
彼女は呪文を唱え始めた。すると、空中に巨大な魔法陣が現れる。
「召電!」
轟音と共に、庭全体に稲光が走った。プレーリードッグたちは驚いて穴から飛び出し、右往左往し始める。
「今だ!」俺は叫んだ。「奴らを捕まえるんだ!」
ルナは素早く行動した。彼女は庭に置いてあった大きな籠を持ってきて、逃げ惑うプレーリードッグたちを次々と捕まえていく。
「やりました、ご主人様!」
俺もルナに加わり、プレーリードッグたちを捕獲していく。イザベラは空中から魔法で奴らの動きを制限し、俺たちの捕獲を手伝う。
30分ほど奮闘した結果、ようやく全てのプレーリードッグを捕まえることができた。
「はぁ…はぁ…」俺は息を切らしながら、籠の中で暴れるプレーリードッグたちを見た。「やれやれ、大変な朝だったな…」
イザベラが優雅に着地した。「まったくよ。せっかくの"楽しい時間"が台無しじゃない」
彼女は意味ありげな視線を俺に向ける。俺は思わず顔を赤らめた。
「あの…これからどうしましょう?」ルナが不安そうに尋ねた。
俺は籠の中のプレーリードッグたちを見つめた。「そうだな…近くの魔物管理所に連絡して、引き取ってもらおう」
イザベラは庭を見回した。「それにしても、この穴だらけの庭をどうにかしないとね」
確かに、庭は穴だらけで悲惨な状態だった。
「う~ん、修復には時間がかかりそうだな…」
「私、ガーデニングとかは好きですけど、ここまで大きなお庭の修復や管理まではとても……」
「私の魔法もこういうのには向いてないのよねえ。壊すのは得意だけど直すのは苦手なの」
イザベラがため息をつくと、俺も頭を抱えた。
「前に時間操作の魔法でルナの失敗料理を元に戻してたけどそういうのは出来ないのか?」
「うーん、草木を種まで戻すとかなら出来るけど、剪定されて整えた状態にするとかそういうのは……」
確かに、今の状況では庭の修復は難しそうだ。
「でも、このままじゃまずいですよね...」ルナが心配そうに言った。「また魔物が来たら...」
俺は深く考え込んだ。確かに、今回の事件で庭の防御が脆弱だということが明らかになった。今後も同じようなことが起こる可能性は十分にある。
「そうだな...庭の修復と同時に、警備体制も強化しないとな」
イザベラが首を傾げた。「警備?まさか私たちに当番制で見張りをさせる気じゃないでしょうね?」
「いや、そうじゃない」俺は首を振った。「専門の人材を雇うべきだと思う。庭師兼警備員みたいな」
ルナの目が輝いた。「それいいですね!でも...どうやって探せばいいんでしょうか?」
俺は少し考えてから言った。「そうだな...まずは街の掲示板に求人を出してみよう。それと、知り合いにも声をかけてみるか」
イザベラは少し不満そうな表情を浮かべた。「まあ、いいわ。でも、変な奴を雇わないでよ?」
「分かってる」俺は頷いた。「慎重に選ぶさ」
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