異世界に落ちた俺は

琥太朗

文字の大きさ
2 / 7
異世界に落ちる

エルハル領地のアドニス村

しおりを挟む
町に着いた俺は魔石を売る店がないか尋ねてみた。
ってか、俺は異世界の言葉が分かるみたいだが
文字は読めない。
道具屋に行くのが1番良いらしいので、場所聞き店に行く。中は道具だけでは無く、剣や槍、服や甲冑、食糧、にパブまである。ちょっとしたマーケットみたいだな。

俺は素直に異国から来て何もわからないから、この魔石で服と歩きやすそうな靴、食い物を買った。銀貨一枚と銅貨五枚。銅貨は100枚で銀貨1枚。
イノシシみたいな奴から出た魔石は銀貨6枚だそう、服や靴はそれぞれで銅貨五枚だ。食事は定食が銅貨一枚。食事を終え、服を着替えて、領主さんに会いに行く事にする。

多分そんなに簡単には会えるとは思わないけど、とりあえず行ってみる。
門にいる兵隊さんの様な人に事の経緯を簡単に話すと中に入れてくれた。
まずは執事の様な方が詳しい事情を聞いてくれた。
「それなら領主様に会わずとも、高等魔術師のウェルにご相談されてはいかがでしょう?ウェルは崇高な方ですし、博学でもあります。多分良い導きをして頂けると思います。」

待っているとその彼が来た。

「お待たせした、わたしがウェルです。」
「あれ?あそこであった方ですよね?」
「いや、貴方と会うのは初めてですが?」
「あれ?さっき森の方で貴方とお話しをしましたけど?」
「それは弟のマッシュかもしれんな」
「そうでしたか。とても良く似ているので貴方かと。」
「弟が何か言っていたかな?」
「ここに来れば、私の世界に帰る術が分かるかもと言われたのです。」
「失礼して貴方のステータスを見せていただきますな。」

ウェルはステータスを表示すると何か色々見ている。単に現れた表示だけでなく、本のページを捲るように表示が変わる様だ。

「ふむ、貴方は世間一般の民と変わらないレベルですな。 格闘レベルは2、魔法は1、錬金術は1。 ただし、アイテムボックスはめちゃくちゃ広い。」

アイテムボックスが広い?それなら商人としてやって行くのが良いかもしれないな。

「格闘と、魔術、錬金術はレベル1なら、上がる可能性は?」
「3くらいまでなら日々の暮らしの中では上がるだろうけど、それ以上は厳しそうじゃな。」
「・・・それと元の自分の世界には戻ることは・・・」

「可能性がある。」
「どの様にしたら出来ますか?」
「これは禁止魔法なんだがこちらの世界とを結ぶトンネルを作る魔法がある。かつては自由に往来をしていた時があったが、無闇にそちらの世界に入ったために、そちらの人の恐怖心を煽ってしまい・・・」
「もしかして・・・自分の世界にあった中世の魔女狩りですか?」
「そう、そういう事があったのじゃ。それでトンネルを封印して潰したんじゃ。」
「それで、どうすれば?」
「我が領主様と接見して、契約を結ぶ。」
「で、どの様な?」
「格闘レベルや、魔法レベルがそれぞれ高ければ勇者や冒険者の契約をして領地の魔物退治とか、盗賊征伐の任務に就いて貰う。しかし貴方の場合は・・・無い!」

「そ、そこを何とか~・・・」
「難しいのう・・・」
「それではどうでしょう。私だけ自分の世界と行き来出来るようにして、アイテムボックスを使って行商の権利を頂くというのは?」
「ふむ、なるほど面白いかもしれんな。早速領主様にお願いしてみるか、しばし待たれよ。」

待つこと30分。領主様との接見が許された。


「私が領主のアイラだ。そなたがナオトと言う者か?」
「そうでございます。初めまして、領主アイラ様。
私は異世界から落ちて来た者ゆえ、こちらの作法、儀礼が分かりません。無礼がありましたらお許しください。」

って、領主様は女性? 中々の美人じゃあないですか~、俺好みだなぁ~。

「何、構わん。で、そなたからの願いはウェルから聞いた。そなたの世界と行き来をして商いをしたいとか?」
「はい、仰せの通りにございます。」

領主様との話では自分の世界から持って来た物はこの領地のみで販売し、大量の販売は許さない。販売した物の1割は税金として納める事。他の商人とは結託しない事等を取り決め、契約を交わした。
まぁ、個人的にそこそこの商いであればやっていいよと云う事だ。す
領主様はウェルに俺の世界とを繋ぐトンネルを
作る様に指示を出してくれ、1両日中に完成すると言う。

それまでは、町の宿で過ごす事にしたが、字の読み書きが出来ない。ウェルが魔石で出来るようになるらしいその魔石をくれた。
なるほど、普通に読み書きが出来る。
計算は10進法だから俺達の世界と変わらない。

街中を歩くとパブ、刀鍛冶屋、甲冑防具屋、薬屋等さまざまな店がある。宿屋があったのでそこで泊まる。食事もその宿で取れるが、パブで情報収集を兼ねて腹ごしらえがいいだろう。
肉とビールらしき酒を注文して食べてみるが、味気がない。香辛料も乏しい。ビールもアルコールを麦茶で割って炭酸水を入れた感じで味やコクが無い。 ビールと調味料を仕入れてみよう!
やはり食べる物には食いつきが良いだろう。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

処理中です...