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地下室
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僕は階段を降りると、地下室に向かった。地下の扉を開けると、手探りでスイッチを押した。蛍光灯が点き、地下室を照らす。地下室の中央には台が置いてある。
僕は中央に向かって歩き出した。台の上には少女が寝ている。少女は美しい黒髪で腰まで髪が伸びており、白いシャツにジーンズという恰好だった。少女は目を覚ますと、怯えた目で僕を見た。暴れ出さないように両手足を鎖で縛って台に固定し、タオルで口を縛っていた。
「今日も可愛いね。君がここに来てから確か二日だったね」
僕はそう言うと、タオルを外してから、少女の頬を舐め回した。少女は悲鳴をあげたが、僕は無視して顔全体を舐めた。少女の顔は涎まみれになり、さらに可愛さが増した。涎のテカリ具合が少女の可愛さを引き出している。
少女の服をめくって涎を垂らすと、お腹全体に塗りつけた。お腹を嗅ぐと、涎特有の臭いが鼻をついた。時計を見ると、午後二時半を回っていた。
「三時のおやつには早いけど、食事にしようか」
僕は地下室の壁に固定している棚から瓶を取り出した。瓶の中には僕のタンが入っている。瓶を開けると、少女の口の中に手を入れた。無理矢理口を開けさせると、瓶を傾けてタンを垂らした。タンは舌の上に落ちて奥に入っていく。
「ちゃんと飲み込むんだよ」
少女が吐き出さないように口を押えた。少女は涙目で僕のタンを飲み込んだ。
「また後で来るからね」
僕はタオルで少女の口を縛ると、地下室を出て階段を上がった。そろそろ娘が学校から帰ってくる時間だった。
☆☆
「パパ、ただいま」
真紀は学校から帰ってくるなり、項垂れていた僕に抱きついてくる。
「ああ、おかえり」
僕は真紀の頭を撫でた。するとリビングのドアが開き、一人の少女が入ってきた。姪っ子の風香だった。風香は兄の娘で近所に住んでおり、よく家に遊びに来ていた。
「叔父さん、愛衣ちゃんは?」
「……まだ見つかっていないんだ。警察が捜索してくれているけど、手掛かりがないみたいでね」
「……そっか。愛衣ちゃん、どこで何してるんだろう?」
風香は泣きそうな表情で呟いた。それは僕も同じだった。愛衣は二日前に行方不明になった。最初は友達と遊んでいるのだろうと思ったが、夜になっても帰って来なかった。さすがにおかしいと思い、警察に捜索願を出したのだ。真紀も遅かったものの、六時前には帰ってきていた。愛衣が行方不明になってからは姉の身を心配し、真紀はすぐに帰るようになった。
警察が言うには何者かに誘拐されたのだろうということだったが、身代金の要求の電話がないこともあり、捜索は難航しているようだった。
愛衣の無事を願っていると、静まり返った場を壊すかのように、廊下を乱暴に歩く音が聞こえた。リビングに入ってきたのは双子の兄――高治だった。
「やっぱりここにいたんだね、風香」
高治兄さんは優しい表情を浮かべ、風香を見た。
「パパ、愛衣ちゃんのことが心配で。それに香澄お姉ちゃんのことも心配で」
風香は嗚咽を堪えるかのように高治兄さんに抱きついた。そう風香の姉――香澄も二日前から行方不明になっていた。高治兄さんも警察に捜索願を出していた。
「良哉、愛衣はまだ見つかってないのかい?」
「うん、香澄もまだ見つかってなさそうだね」
「そうなんだ」
高治兄さんは頷くと、風香の手を取って家に帰った。
まだ抱きついたままの真紀の頭を優しく撫でながら、僕は写真を手に取った。写真にはショートカットの真紀と美しい黒髪で腰まで髪を伸ばした愛衣が写っている。その隣にはポニーテールの風香と腰まで髪を伸ばした黒髪の香澄が写っていた。愛衣は無事なんだろうか? 無事であってほしい。
いつの間にか熟睡していた真紀をソファーに寝かせると、僕は部屋の奥に向かった。
☆☆
僕は階段を降りると、地下室に向かった。地下の扉を開けると、手探りでスイッチを押した。白熱灯が点き、地下室を照らした。地下室の中央には台が置いてある。
僕は台に向かって歩き出した。台の上には少女が寝ている。腰まで髪を伸ばした黒髪の少女は黒いシャツにジーンズという恰好だった。少女は目を覚まし、僕を見た。動けないように鎖で両手足を台に固定し、タオルで口を縛っている。
「いつ見ても君は可愛いね。養子に貰いたいくらいだよ」
僕はそう言うと、タオルを外してから、少女にキスをした。嫌がる少女の口の中に舌を入れる。いわゆるディープキスだ。自分の舌を彼女の舌に絡ませたり、歯を舐め回した。少女の口の中に唾液を残してから、口を離した。
「……ど、どうしてこんなことするの? 良哉叔父さん」
「どうしてだって? それは香澄が可愛いからだよ」
「そんな理由で私を誘拐するなんて酷いよ、良哉叔父さん」
少女――香澄は僕を睨みつけた。その表情さえも僕からすればとても可愛い。僕は香澄の頬に手を添えた。
「そうそう愛衣も二日前から行方不明になっているんだよね。警察によると何者かに誘拐されたみたいだけどね」
「え? 愛衣ちゃんが? まさか良哉叔父さんが誘拐したの? 自分の娘を?」
「そんなわけないじゃないか。誰が誘拐したかは知らないよ。何となく予想はつくけどね」
僕は愛衣を誘拐した犯人に心当たりがあった。ただ香澄を誘拐した手前、犯人を名指しするわけにはいかなかった。そんなことをすれば僕も名指しされて逮捕されるかもしれない。向こうもきっと気付いている。
「……良哉叔父さんは誰が犯人だと思っているの?」
「高治兄さんだよ。愛衣のことを可愛いと言っていたからね。きっと高治兄さんは僕と似たようなことをしていると思うよ。僕が香澄にしているようなことをね」
「パパがそんなことするはずない!」
香澄は殺意がこもった目で僕を睨みつけてきた。僕は笑うと、もう一度香澄にキスをした。
☆☆
僕は地下室で少女の頭を撫でていた。少女は涙を浮かべて僕のことを見ていた。
「……なんで」
「また後で来るからねって言ったじゃないか。聞いていなかったのかい、愛衣」
「……ちゃんと聞いてたよ、高治伯父さん。なんで私を誘拐したのかを聞きたいの」
「それは愛衣が可愛いからだよ。あまりにも可愛くて、つい誘拐しちゃったんだ」
僕は少女――愛衣の疑問に答えると、キスをした。良哉も同じことをしているだろうなと思いながら――。
僕は中央に向かって歩き出した。台の上には少女が寝ている。少女は美しい黒髪で腰まで髪が伸びており、白いシャツにジーンズという恰好だった。少女は目を覚ますと、怯えた目で僕を見た。暴れ出さないように両手足を鎖で縛って台に固定し、タオルで口を縛っていた。
「今日も可愛いね。君がここに来てから確か二日だったね」
僕はそう言うと、タオルを外してから、少女の頬を舐め回した。少女は悲鳴をあげたが、僕は無視して顔全体を舐めた。少女の顔は涎まみれになり、さらに可愛さが増した。涎のテカリ具合が少女の可愛さを引き出している。
少女の服をめくって涎を垂らすと、お腹全体に塗りつけた。お腹を嗅ぐと、涎特有の臭いが鼻をついた。時計を見ると、午後二時半を回っていた。
「三時のおやつには早いけど、食事にしようか」
僕は地下室の壁に固定している棚から瓶を取り出した。瓶の中には僕のタンが入っている。瓶を開けると、少女の口の中に手を入れた。無理矢理口を開けさせると、瓶を傾けてタンを垂らした。タンは舌の上に落ちて奥に入っていく。
「ちゃんと飲み込むんだよ」
少女が吐き出さないように口を押えた。少女は涙目で僕のタンを飲み込んだ。
「また後で来るからね」
僕はタオルで少女の口を縛ると、地下室を出て階段を上がった。そろそろ娘が学校から帰ってくる時間だった。
☆☆
「パパ、ただいま」
真紀は学校から帰ってくるなり、項垂れていた僕に抱きついてくる。
「ああ、おかえり」
僕は真紀の頭を撫でた。するとリビングのドアが開き、一人の少女が入ってきた。姪っ子の風香だった。風香は兄の娘で近所に住んでおり、よく家に遊びに来ていた。
「叔父さん、愛衣ちゃんは?」
「……まだ見つかっていないんだ。警察が捜索してくれているけど、手掛かりがないみたいでね」
「……そっか。愛衣ちゃん、どこで何してるんだろう?」
風香は泣きそうな表情で呟いた。それは僕も同じだった。愛衣は二日前に行方不明になった。最初は友達と遊んでいるのだろうと思ったが、夜になっても帰って来なかった。さすがにおかしいと思い、警察に捜索願を出したのだ。真紀も遅かったものの、六時前には帰ってきていた。愛衣が行方不明になってからは姉の身を心配し、真紀はすぐに帰るようになった。
警察が言うには何者かに誘拐されたのだろうということだったが、身代金の要求の電話がないこともあり、捜索は難航しているようだった。
愛衣の無事を願っていると、静まり返った場を壊すかのように、廊下を乱暴に歩く音が聞こえた。リビングに入ってきたのは双子の兄――高治だった。
「やっぱりここにいたんだね、風香」
高治兄さんは優しい表情を浮かべ、風香を見た。
「パパ、愛衣ちゃんのことが心配で。それに香澄お姉ちゃんのことも心配で」
風香は嗚咽を堪えるかのように高治兄さんに抱きついた。そう風香の姉――香澄も二日前から行方不明になっていた。高治兄さんも警察に捜索願を出していた。
「良哉、愛衣はまだ見つかってないのかい?」
「うん、香澄もまだ見つかってなさそうだね」
「そうなんだ」
高治兄さんは頷くと、風香の手を取って家に帰った。
まだ抱きついたままの真紀の頭を優しく撫でながら、僕は写真を手に取った。写真にはショートカットの真紀と美しい黒髪で腰まで髪を伸ばした愛衣が写っている。その隣にはポニーテールの風香と腰まで髪を伸ばした黒髪の香澄が写っていた。愛衣は無事なんだろうか? 無事であってほしい。
いつの間にか熟睡していた真紀をソファーに寝かせると、僕は部屋の奥に向かった。
☆☆
僕は階段を降りると、地下室に向かった。地下の扉を開けると、手探りでスイッチを押した。白熱灯が点き、地下室を照らした。地下室の中央には台が置いてある。
僕は台に向かって歩き出した。台の上には少女が寝ている。腰まで髪を伸ばした黒髪の少女は黒いシャツにジーンズという恰好だった。少女は目を覚まし、僕を見た。動けないように鎖で両手足を台に固定し、タオルで口を縛っている。
「いつ見ても君は可愛いね。養子に貰いたいくらいだよ」
僕はそう言うと、タオルを外してから、少女にキスをした。嫌がる少女の口の中に舌を入れる。いわゆるディープキスだ。自分の舌を彼女の舌に絡ませたり、歯を舐め回した。少女の口の中に唾液を残してから、口を離した。
「……ど、どうしてこんなことするの? 良哉叔父さん」
「どうしてだって? それは香澄が可愛いからだよ」
「そんな理由で私を誘拐するなんて酷いよ、良哉叔父さん」
少女――香澄は僕を睨みつけた。その表情さえも僕からすればとても可愛い。僕は香澄の頬に手を添えた。
「そうそう愛衣も二日前から行方不明になっているんだよね。警察によると何者かに誘拐されたみたいだけどね」
「え? 愛衣ちゃんが? まさか良哉叔父さんが誘拐したの? 自分の娘を?」
「そんなわけないじゃないか。誰が誘拐したかは知らないよ。何となく予想はつくけどね」
僕は愛衣を誘拐した犯人に心当たりがあった。ただ香澄を誘拐した手前、犯人を名指しするわけにはいかなかった。そんなことをすれば僕も名指しされて逮捕されるかもしれない。向こうもきっと気付いている。
「……良哉叔父さんは誰が犯人だと思っているの?」
「高治兄さんだよ。愛衣のことを可愛いと言っていたからね。きっと高治兄さんは僕と似たようなことをしていると思うよ。僕が香澄にしているようなことをね」
「パパがそんなことするはずない!」
香澄は殺意がこもった目で僕を睨みつけてきた。僕は笑うと、もう一度香澄にキスをした。
☆☆
僕は地下室で少女の頭を撫でていた。少女は涙を浮かべて僕のことを見ていた。
「……なんで」
「また後で来るからねって言ったじゃないか。聞いていなかったのかい、愛衣」
「……ちゃんと聞いてたよ、高治伯父さん。なんで私を誘拐したのかを聞きたいの」
「それは愛衣が可愛いからだよ。あまりにも可愛くて、つい誘拐しちゃったんだ」
僕は少女――愛衣の疑問に答えると、キスをした。良哉も同じことをしているだろうなと思いながら――。
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