25 / 144
第一章
ササラはチーズケーキを味わいたい
しおりを挟む
皆さんこんにちは?
私はササラと申します。
忘れている方も多いでしょうが、あの脳筋男の悪友です。
実は現在私は宮廷から出てある宿舎に向かっています。
「全く。デズロ様にも困ったものですね?自分が街に降りられないからと言って貴方を遣わせるとは。貴方とてこの国屈指の魔術使いですのに・・・・」
さっきから私の向かい側でブツブツ言っているのは私の部下のジョーイ。煩い奴だが、仕事は出来るから皆んな気にしないでやってね?
そうそう。だいぶ前に我が国で捕獲した珍獣、もといティファを、いたくお気に入りの最強魔術師様はティファの近況を聞き、直ぐにでも会いに行きたいと駄々を捏ね始めました。しかし前科があるので外には出られません。そこで何故か私がその方の代わりに彼女に会いに行く事になりました。え?全く意味が分からないですよね?ですよね?
「おーーーう!お疲れさん!頼まれてた物は出来てるぜ?それにしても・・・相変わらず大変そうだな。お前も」
「私は慣れているからな。いちいち驚かないよ」
私達の国には円滑に生活を機能させる為に、魔力を貯める大きなクリスタルが存在している。それに魔力を流すとそこから地底へ魔力は流されて各家庭の道具が使える様になる、氷冷庫などが良い例だ。それらはクリスタルから魔力が送られている。
そんな訳で魔力を注げる魔術師はこの国では宝でありとても大事に保護される。私もその一人なのですが、私達を遥かに超越した人物、それが私をここへ駆り出した人物デズロ・マスカーシャなのです。
「ティファ!ちょっといいか?」
「はい?あれ?その方がギャドさんの、ご友人ですか?」
「初めましてティファちゃん。私はササラ。コイツの悪友でこの国の宮廷魔術師です」
私の差し出した手をティファはジッと見つめてにっこりと笑いました。流石最強騎士。分かりましたか?
「初めましてティファです。ご希望の物は用意出来ていますよ?」
そう、あの我儘なおっさん坊っちゃまは、ここに来れないなら何か貰ってこいと私に無茶振りしやがりまして?しょうがないので事前にギャド経由でティファに頼んでおいたのです。断られなくて良かったですね?デズロ様?
「でも、宮廷でもご飯が出るのに。本当に私のお弁当で良かったんですか?」
「はい。貴方のご飯の味がどうしても忘れられないみたいですよ?ギャドからも貴方の噂はかねがね聞いております。お店を開きたいとか?」
「あ、いえ~まぁそうなんですけど。今は毎日充実しているのでとりあえず満足してます!」
ギャド。聞いていた話と違うよ?
この子、恐ろしく頭良いよ?
これは私がここに来た理由を勘付かれてますね?
「そうですか?それは良かった。女性一人で男だらけの宿舎に押し込まれ、さぞかしご不便をお掛けしているのかと?充実しているのでしたら何よりです」
「はい!気に掛けて頂いてありがとうございます!」
うーーーーーん。話を終わらせようとしてるね?
でも私、ミッションを終えるまでは帰れないんですよ?
「あ!そうです。ササラさんチーズケーキはお嫌いですか?」
ーーーーーーーーえ?
「大好物ですが?」
あ。思わず口が滑りました。
私、ケーキの中でチーズケーキが一番好きなんですよね。
でも中々理想のチーズケーキに出会えないのです。
「最近やっと理想通りのチーズケーキを焼くことが出来る様になりまして!冷やしてありますので食べていきませんか?」
出ましたね。噂の食テロですね?しかしそんな物で私は騙されませんよ?王命ですからね?
「ギャドさんも、あ!ハイトさん居たんですか?一緒にどうです?」
「喜んで!!」
え?君いつの間に?さっきまで居なかったよね?
何かを察知したのかな?特殊能力編み出しちゃったのかな?実に興味深いね?
「濃いめの紅茶でも大丈夫ですか?」
「ええ。頂きます」
そうして出されたチーズケーキはとても美しく断面がきめ細かくてとても家庭のオーブンで焼いたものとは思えないクオリティです。素直に凄いな。では、一口。
「ーーーーーッッッ」
「うわぁ~凄く滑らかな舌触りだね。口の中に入れると蕩ける。最高だぁーーーー」
ハイトくん!まさしくソレ!
なんでしょうこれ。チーズケーキってもっとズッシリ重たくて濃厚なイメージだったのに、とても軽くてトロリと溶けて・・・・こんなの初めてだな。想像を超える美味しさです。まさしく理想のチーズケーキ!!
「これも美味いな。でも、コレの試作品も俺結構好きだったなぁ?食べ応えあって」
なんだって?それは聞き捨てならないね?私はそちらにもとても興味がありますよ?もうないんですか?
「あ。持って帰る用に包んでありますから、それも持って行って下さいね?」
「それはわざわざ。ご丁寧に・・・」
「ササラさん」
ピリッと空気が変わりましたね。これは、やはり。
「帰ったら王様にお伝え頂けますか?私は他国の人間ですので期待をかけるだけ無駄です。どうぞ捨て置いて下さいと」
にっこり。お?良い笑顔ですね?私も負けてませんがね?
「・・・・では、そのまま陛下にお伝えしておきますね?ティファちゃん」
「はい!これからも宜しくお願い致します!」
ギリギリギリギリッ。
「なぁ。それ、どちらか離さないと千切れるぞ。袋」
「あ?すみません!つい気合が入りすぎましたぁ!」
ハッ!!いけませんね?無意識に手に力が!それが食テロ!!チーズケーキの甘い誘惑!
成る程ね?大体わかりましたよ?ティファちゃん。
貴方黒ですね?
「ティファちゃん。ティファちゃんはここに居たいのかな?」
「え?それはどういう?」
「例えば、国に帰りたいとか」
ハイハイ。ギャド?落ち着きなさい?取り敢えず黙ってお座りなさい。脳みそムキ男。
うん。大丈夫。答えは分かってるよ?
「全然?ここに居たいです。許されるなら」
よし!!チーズケーキ確保ぉ!!コホン。ではなく。
「じゃあその様に伝えておきます。貴方はこの国での住民権を取らなくてはいけませんからね?いつまでも捕虜のままでは何かと不便でしょう?」
「良いんですか?私敵国の騎士ですが?」
そうですね。貴方は確かに最強騎士なのでしょう。
しかし。
「貴方は隣の国から我々が無理矢理スカウトして連れて来た料理人です。貴方の肩書きはその様になるでしょう」
「ササラ?一体どういう・・・・」
貴方に会って分かりました。
貴方は自分の事をよくご存知ですね?
自分の強さも能力もそれがどれ程・・・・・。
「貴方を保護しろと命令した魔術師様は貴方が作る素晴らしい料理をご所望です。それ以外は、必要ありません。それでは、納得出来ませんか?」
「・・・・・いいえ。つまり、私は料理を作っても、良いんですよね?」
「はい、思う存分。貴方の望むままに。そして、どうかまた私にチーズケーキを作って下さい?その為なら私は幾らでも貴方にご協力致しましょう」
うーん!これから物凄く忙しくなりそうですね?
しかし、私は一度やると決めたことはやりますよ?
取り敢えずこのチーズケーキはあの阿呆どもには渡しませんがね?
これは、ギャドには釘を刺しておかないといけないかも知れませんね?
「ティファ。お代わりって、あるかな?」
あ。そんな目で見てもこれは渡しませんよ?ハイト?
これは私のオヤツですからね?
私はササラと申します。
忘れている方も多いでしょうが、あの脳筋男の悪友です。
実は現在私は宮廷から出てある宿舎に向かっています。
「全く。デズロ様にも困ったものですね?自分が街に降りられないからと言って貴方を遣わせるとは。貴方とてこの国屈指の魔術使いですのに・・・・」
さっきから私の向かい側でブツブツ言っているのは私の部下のジョーイ。煩い奴だが、仕事は出来るから皆んな気にしないでやってね?
そうそう。だいぶ前に我が国で捕獲した珍獣、もといティファを、いたくお気に入りの最強魔術師様はティファの近況を聞き、直ぐにでも会いに行きたいと駄々を捏ね始めました。しかし前科があるので外には出られません。そこで何故か私がその方の代わりに彼女に会いに行く事になりました。え?全く意味が分からないですよね?ですよね?
「おーーーう!お疲れさん!頼まれてた物は出来てるぜ?それにしても・・・相変わらず大変そうだな。お前も」
「私は慣れているからな。いちいち驚かないよ」
私達の国には円滑に生活を機能させる為に、魔力を貯める大きなクリスタルが存在している。それに魔力を流すとそこから地底へ魔力は流されて各家庭の道具が使える様になる、氷冷庫などが良い例だ。それらはクリスタルから魔力が送られている。
そんな訳で魔力を注げる魔術師はこの国では宝でありとても大事に保護される。私もその一人なのですが、私達を遥かに超越した人物、それが私をここへ駆り出した人物デズロ・マスカーシャなのです。
「ティファ!ちょっといいか?」
「はい?あれ?その方がギャドさんの、ご友人ですか?」
「初めましてティファちゃん。私はササラ。コイツの悪友でこの国の宮廷魔術師です」
私の差し出した手をティファはジッと見つめてにっこりと笑いました。流石最強騎士。分かりましたか?
「初めましてティファです。ご希望の物は用意出来ていますよ?」
そう、あの我儘なおっさん坊っちゃまは、ここに来れないなら何か貰ってこいと私に無茶振りしやがりまして?しょうがないので事前にギャド経由でティファに頼んでおいたのです。断られなくて良かったですね?デズロ様?
「でも、宮廷でもご飯が出るのに。本当に私のお弁当で良かったんですか?」
「はい。貴方のご飯の味がどうしても忘れられないみたいですよ?ギャドからも貴方の噂はかねがね聞いております。お店を開きたいとか?」
「あ、いえ~まぁそうなんですけど。今は毎日充実しているのでとりあえず満足してます!」
ギャド。聞いていた話と違うよ?
この子、恐ろしく頭良いよ?
これは私がここに来た理由を勘付かれてますね?
「そうですか?それは良かった。女性一人で男だらけの宿舎に押し込まれ、さぞかしご不便をお掛けしているのかと?充実しているのでしたら何よりです」
「はい!気に掛けて頂いてありがとうございます!」
うーーーーーん。話を終わらせようとしてるね?
でも私、ミッションを終えるまでは帰れないんですよ?
「あ!そうです。ササラさんチーズケーキはお嫌いですか?」
ーーーーーーーーえ?
「大好物ですが?」
あ。思わず口が滑りました。
私、ケーキの中でチーズケーキが一番好きなんですよね。
でも中々理想のチーズケーキに出会えないのです。
「最近やっと理想通りのチーズケーキを焼くことが出来る様になりまして!冷やしてありますので食べていきませんか?」
出ましたね。噂の食テロですね?しかしそんな物で私は騙されませんよ?王命ですからね?
「ギャドさんも、あ!ハイトさん居たんですか?一緒にどうです?」
「喜んで!!」
え?君いつの間に?さっきまで居なかったよね?
何かを察知したのかな?特殊能力編み出しちゃったのかな?実に興味深いね?
「濃いめの紅茶でも大丈夫ですか?」
「ええ。頂きます」
そうして出されたチーズケーキはとても美しく断面がきめ細かくてとても家庭のオーブンで焼いたものとは思えないクオリティです。素直に凄いな。では、一口。
「ーーーーーッッッ」
「うわぁ~凄く滑らかな舌触りだね。口の中に入れると蕩ける。最高だぁーーーー」
ハイトくん!まさしくソレ!
なんでしょうこれ。チーズケーキってもっとズッシリ重たくて濃厚なイメージだったのに、とても軽くてトロリと溶けて・・・・こんなの初めてだな。想像を超える美味しさです。まさしく理想のチーズケーキ!!
「これも美味いな。でも、コレの試作品も俺結構好きだったなぁ?食べ応えあって」
なんだって?それは聞き捨てならないね?私はそちらにもとても興味がありますよ?もうないんですか?
「あ。持って帰る用に包んでありますから、それも持って行って下さいね?」
「それはわざわざ。ご丁寧に・・・」
「ササラさん」
ピリッと空気が変わりましたね。これは、やはり。
「帰ったら王様にお伝え頂けますか?私は他国の人間ですので期待をかけるだけ無駄です。どうぞ捨て置いて下さいと」
にっこり。お?良い笑顔ですね?私も負けてませんがね?
「・・・・では、そのまま陛下にお伝えしておきますね?ティファちゃん」
「はい!これからも宜しくお願い致します!」
ギリギリギリギリッ。
「なぁ。それ、どちらか離さないと千切れるぞ。袋」
「あ?すみません!つい気合が入りすぎましたぁ!」
ハッ!!いけませんね?無意識に手に力が!それが食テロ!!チーズケーキの甘い誘惑!
成る程ね?大体わかりましたよ?ティファちゃん。
貴方黒ですね?
「ティファちゃん。ティファちゃんはここに居たいのかな?」
「え?それはどういう?」
「例えば、国に帰りたいとか」
ハイハイ。ギャド?落ち着きなさい?取り敢えず黙ってお座りなさい。脳みそムキ男。
うん。大丈夫。答えは分かってるよ?
「全然?ここに居たいです。許されるなら」
よし!!チーズケーキ確保ぉ!!コホン。ではなく。
「じゃあその様に伝えておきます。貴方はこの国での住民権を取らなくてはいけませんからね?いつまでも捕虜のままでは何かと不便でしょう?」
「良いんですか?私敵国の騎士ですが?」
そうですね。貴方は確かに最強騎士なのでしょう。
しかし。
「貴方は隣の国から我々が無理矢理スカウトして連れて来た料理人です。貴方の肩書きはその様になるでしょう」
「ササラ?一体どういう・・・・」
貴方に会って分かりました。
貴方は自分の事をよくご存知ですね?
自分の強さも能力もそれがどれ程・・・・・。
「貴方を保護しろと命令した魔術師様は貴方が作る素晴らしい料理をご所望です。それ以外は、必要ありません。それでは、納得出来ませんか?」
「・・・・・いいえ。つまり、私は料理を作っても、良いんですよね?」
「はい、思う存分。貴方の望むままに。そして、どうかまた私にチーズケーキを作って下さい?その為なら私は幾らでも貴方にご協力致しましょう」
うーん!これから物凄く忙しくなりそうですね?
しかし、私は一度やると決めたことはやりますよ?
取り敢えずこのチーズケーキはあの阿呆どもには渡しませんがね?
これは、ギャドには釘を刺しておかないといけないかも知れませんね?
「ティファ。お代わりって、あるかな?」
あ。そんな目で見てもこれは渡しませんよ?ハイト?
これは私のオヤツですからね?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。
猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。
復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。
やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、
勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。
過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。
魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、
四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。
輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。
けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、
やがて――“本当の自分”を見つけていく――。
そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。
※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる