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第一章
ティファは若干混乱している
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シャカシャカシャカシャカ。
「・・・・・・・・・」
シャカシャカシャカシャカ。
「・・・・・・・・・」
ハッ!!いけないです!少しばかりトリップしていました!皆さんこんにちは!!
先日見事に逃亡に失敗したティファです!
敗因はアレですね。
私、完全に相手の能力見誤ってました。
いけませんね。見える事だけが真実ではないと分かっているつもりだったんですよ?ただ、舐めまくってた事は認めざるを得ません。しょんぼり。
あの後二人で宿舎に帰って来たんですけど。皆んな何も聞いて来ませんでした。
いつも通り、平常通り。
私がここから逃げ出した事は無かった事になってました。
「・・・・うぬぅ」
シャカシャカシャカシャカ。
「ねぇ?それいつまで混ぜてるの?」
「うひゃ!」
び、び、びっくりしました!!ハイトさんいつの間に?
あ。私またトリップしてました?いっけね!
「そんなに驚かなくても?さっきから居たんだけど」
「すみません。ぼーっとしてました。ハイトさんお仕事は?」
「喜んでティファ。晴れて正式にティファの監視につくことになりました!ハイトです、よろしく!」
シャカシャカシャカシャカ。
「うん?気持ちは分かるけど無視はやめよう?」
「ハイトさんの役職って暇なんですか?」
「そうだね?毎日吐きそうになるくらい山積みになっている仕事を昼休憩までに手が脱臼しそうな程の勢いで片付けて、殺したくなるほど下らないおっさん共の異議申し立てを聞きつつ二度と立ち上がれないほどの正論返しで其奴らの鼻っ柱をへし折るという無駄な作業を片付けて、尚且つ空いた時間で部下をしば・・・教育してるぐらいには働いてるよ?」
わぁ?
今、確実に部下をしばいてましたよね?しばいてましたよね?大事だから二回言いましたよ?
「その仕事の合間に帰って来てるんですか?大変じゃ・・・・いえ、ナンデモナイデス」
なんですかね?地雷を踏みそうでしたよね私?
何とか踏み止まりましたよ?褒めて下さい!エヘン!
でも、確かにそんな生活では楽しみが食事くらいしかないの、頷けますね?そういう事にしといてあげて下さいね?
「今日は何を作るの?」
「実は、大量にお米が手に入ったのでパエリアでも作ろうかと。幸い魚介類も購入出来たんです。後はパスタの原料になるセモリナ粉も手に入ったのでそれでパスタの入ったスープを作ります。後は豚の塩漬けを焼いて・・・・・」
ん?ハイトさん何ですか?なんで笑ってるんですか?
「どうしました?私何かおかしい事・・・・」
「いや、やっぱりティファは料理の事を考えてる時が一番楽しそうだよね?良かった。元気そうで」
・・・・・・・元気じゃないです。
皆さん。お分かりでしょうか?私あの日からずっとずーっと考えていたんですけど、ハイトさんて実は一番厄介な人物なのでは?と気付いてしまいました!え?遅いです?
「さて、じゃあ僕夜までブラブラしてるよ。ご飯前には戻って来るね?」
コレですよ。
この人のこういう所に騙されたんです。
しかも気配を感じ取れないんですよ。いい意味で!!
すっごい見張られてるーーー!ってオーラ出さないから見張られてるって忘れちゃうんです。フィクスさんは直ぐに分かりましたもん。
「はぁ」
コレは逃げられませんね。
どうしましょうか?実は私まだ隠している事があるんですよね?でもきっとそれもこの前ササラさんにバレたと思いますし、逃げるならあのタイミングしかなかったんですよねぇ。困った。
「いっそハイトさんと結婚しちゃおうかな・・・・」
ガン!ガランガランガラン・・・・・。
ん?何の音でしょう?
「ティ、ティファ?今、貴方なんて?」
「あれ?アイラさんいらっしゃい!どうしたんですか?」
あれ?何でそんな死にそうな魚みたいに口をパクパクさせているのですか?過呼吸ですか?
「貴方が新しいものをお作りになるとおっしゃったから・・・じゃなく!!貴方今、誰とけっこ・・・・」
「ウィース!ティファ居るかぁ?ん?なんだアイラ嬢また居んのか?」
「あれ?ギャドさんどうしました?宮廷でお仕事では?」
「ちょっとギャド様!今私はとても大事な話を・・・」
え?アイラさん?そうなんですか?私てっきり新作のパエリアを持ち帰る為にそんな大きなお皿を持参したのだとばかり思っていたのですが、他に大事な用事が?
「悪りぃ。俺も大事な用事なんだよ。ティファ宛に手紙が届いた」
「私宛に、ですか?」
あ。ギャドさん。とても嫌な予感がします。出来ればその手紙、燃やして頂けませんかね?
「ああ。相手は隣の国の王子だ。お前が生きている事が彼方の耳に入ったらしい」
「ーーーーーーーーーーっ」
「ティファ?どうなさったの?」
終わった。
色々な意味で・・・・・。
いや、まだワンチャンありますかね?
「相手はお前を国に返せと言ってきてる。お前、その王子に求婚されてるんだって?」
グアァァァァァァ!!!!!!
「あれ?ギャド?早いね?」
「ハイト、お前サボってたな?」
駄目です!私、今チョット途轍もない悪寒と吐き気と激しい頭痛で頭が混乱してます。ただ一つ言える事は早急にこの窮地を脱さねばならない!という事であります!!
「ん?ティファ?何?」
「ハイトさん」
はい。とりあえず逃げ出さないように捕獲しますね?
元はと言えばハイトさんが悪いんですよ?私は事態が大きくなる前になんとかしようとしたのに。ハイトさんが食の狂人だから・・・・・。
「私と、今すぐ結婚して下さい!!」
「「「はい!?」」」
絶対絶対ぜーーーったい!!あんな男と結婚するなんて嫌です!!責任、とってくださいね?ハイトさん!
「・・・・・・・・・」
シャカシャカシャカシャカ。
「・・・・・・・・・」
ハッ!!いけないです!少しばかりトリップしていました!皆さんこんにちは!!
先日見事に逃亡に失敗したティファです!
敗因はアレですね。
私、完全に相手の能力見誤ってました。
いけませんね。見える事だけが真実ではないと分かっているつもりだったんですよ?ただ、舐めまくってた事は認めざるを得ません。しょんぼり。
あの後二人で宿舎に帰って来たんですけど。皆んな何も聞いて来ませんでした。
いつも通り、平常通り。
私がここから逃げ出した事は無かった事になってました。
「・・・・うぬぅ」
シャカシャカシャカシャカ。
「ねぇ?それいつまで混ぜてるの?」
「うひゃ!」
び、び、びっくりしました!!ハイトさんいつの間に?
あ。私またトリップしてました?いっけね!
「そんなに驚かなくても?さっきから居たんだけど」
「すみません。ぼーっとしてました。ハイトさんお仕事は?」
「喜んでティファ。晴れて正式にティファの監視につくことになりました!ハイトです、よろしく!」
シャカシャカシャカシャカ。
「うん?気持ちは分かるけど無視はやめよう?」
「ハイトさんの役職って暇なんですか?」
「そうだね?毎日吐きそうになるくらい山積みになっている仕事を昼休憩までに手が脱臼しそうな程の勢いで片付けて、殺したくなるほど下らないおっさん共の異議申し立てを聞きつつ二度と立ち上がれないほどの正論返しで其奴らの鼻っ柱をへし折るという無駄な作業を片付けて、尚且つ空いた時間で部下をしば・・・教育してるぐらいには働いてるよ?」
わぁ?
今、確実に部下をしばいてましたよね?しばいてましたよね?大事だから二回言いましたよ?
「その仕事の合間に帰って来てるんですか?大変じゃ・・・・いえ、ナンデモナイデス」
なんですかね?地雷を踏みそうでしたよね私?
何とか踏み止まりましたよ?褒めて下さい!エヘン!
でも、確かにそんな生活では楽しみが食事くらいしかないの、頷けますね?そういう事にしといてあげて下さいね?
「今日は何を作るの?」
「実は、大量にお米が手に入ったのでパエリアでも作ろうかと。幸い魚介類も購入出来たんです。後はパスタの原料になるセモリナ粉も手に入ったのでそれでパスタの入ったスープを作ります。後は豚の塩漬けを焼いて・・・・・」
ん?ハイトさん何ですか?なんで笑ってるんですか?
「どうしました?私何かおかしい事・・・・」
「いや、やっぱりティファは料理の事を考えてる時が一番楽しそうだよね?良かった。元気そうで」
・・・・・・・元気じゃないです。
皆さん。お分かりでしょうか?私あの日からずっとずーっと考えていたんですけど、ハイトさんて実は一番厄介な人物なのでは?と気付いてしまいました!え?遅いです?
「さて、じゃあ僕夜までブラブラしてるよ。ご飯前には戻って来るね?」
コレですよ。
この人のこういう所に騙されたんです。
しかも気配を感じ取れないんですよ。いい意味で!!
すっごい見張られてるーーー!ってオーラ出さないから見張られてるって忘れちゃうんです。フィクスさんは直ぐに分かりましたもん。
「はぁ」
コレは逃げられませんね。
どうしましょうか?実は私まだ隠している事があるんですよね?でもきっとそれもこの前ササラさんにバレたと思いますし、逃げるならあのタイミングしかなかったんですよねぇ。困った。
「いっそハイトさんと結婚しちゃおうかな・・・・」
ガン!ガランガランガラン・・・・・。
ん?何の音でしょう?
「ティ、ティファ?今、貴方なんて?」
「あれ?アイラさんいらっしゃい!どうしたんですか?」
あれ?何でそんな死にそうな魚みたいに口をパクパクさせているのですか?過呼吸ですか?
「貴方が新しいものをお作りになるとおっしゃったから・・・じゃなく!!貴方今、誰とけっこ・・・・」
「ウィース!ティファ居るかぁ?ん?なんだアイラ嬢また居んのか?」
「あれ?ギャドさんどうしました?宮廷でお仕事では?」
「ちょっとギャド様!今私はとても大事な話を・・・」
え?アイラさん?そうなんですか?私てっきり新作のパエリアを持ち帰る為にそんな大きなお皿を持参したのだとばかり思っていたのですが、他に大事な用事が?
「悪りぃ。俺も大事な用事なんだよ。ティファ宛に手紙が届いた」
「私宛に、ですか?」
あ。ギャドさん。とても嫌な予感がします。出来ればその手紙、燃やして頂けませんかね?
「ああ。相手は隣の国の王子だ。お前が生きている事が彼方の耳に入ったらしい」
「ーーーーーーーーーーっ」
「ティファ?どうなさったの?」
終わった。
色々な意味で・・・・・。
いや、まだワンチャンありますかね?
「相手はお前を国に返せと言ってきてる。お前、その王子に求婚されてるんだって?」
グアァァァァァァ!!!!!!
「あれ?ギャド?早いね?」
「ハイト、お前サボってたな?」
駄目です!私、今チョット途轍もない悪寒と吐き気と激しい頭痛で頭が混乱してます。ただ一つ言える事は早急にこの窮地を脱さねばならない!という事であります!!
「ん?ティファ?何?」
「ハイトさん」
はい。とりあえず逃げ出さないように捕獲しますね?
元はと言えばハイトさんが悪いんですよ?私は事態が大きくなる前になんとかしようとしたのに。ハイトさんが食の狂人だから・・・・・。
「私と、今すぐ結婚して下さい!!」
「「「はい!?」」」
絶対絶対ぜーーーったい!!あんな男と結婚するなんて嫌です!!責任、とってくださいね?ハイトさん!
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