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第一章
ティファは料理が作りたい
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「随分寒くなってきましたねぇ」
私がこの国に来てから初めての冬を迎えようとしています!こんにちは!ティファです!
「そうだね?ティファもう少し冬服増やした方がいいよ?寒いでしょ?その格好じゃ」
そうですね?確かにそろそろ厚着しないと外は歩けませんね。ではアイラさんに声をかけベロニカを捕獲して出かけるとしますか!ベロニカの意思?彼女は一緒に買い物に行くのです!キリッ
「コレ、貸してあげる」
え?ハイトさんの上着をですか?いえいえそんな!恐れ多いです。そ、それになんだかとても恥ずかしいです!え?あの、ちょっと?あまり近づかないでくれません?ウキャーー!!
「何か異義でも?」
「・・・・アリガトウゴザイマス?」
何なんですかね?
なんか最近ハイトさんの距離がとても近いような?
うーーーん?気のせいでしょうか?
「それにしてもまた沢山買ったね?また逃げ出すつもり?逃亡犯ティファさん」
「あはは!逃げませんよぉ~理由がないですからね!皆さんが許してくれる限り働かせて貰います!」
ハイトさんって結構意地悪な所がありますよねー?
意外です。私のハイトさんのイメージは常に気怠そうにしていて食べる事にだけ情熱を燃やす食事大好き人間でした。いや、そうなんでしょうけど・・・・。
「別に自分の料理店を持っても良いと思うけど、良かったの?」
そうですね。そんな事考えていた事もありました!
「いいんです。だって、あそこにいれば毎日皆さんやハイトさんに美味しいご飯が提供出来ます!それが生き甲斐になりつつあるので!」
「・・・・そっか。皆、ねぇ?」
ん?どうしたんでしょう?
ハイトさん何故か黙ってしまいましたよ?お腹、すきました?あ、そういえばポケットにクッキーが!
「ちょっと休憩しませんか?私ポケットにクッキーが・・・」
「え?大丈夫だよ?もう少しで宿舎に着くし」
「あ、そうですか?じゃあ・・・」
あれぇ?絶対腹減りハイトさんだと思ったんですけどねぇ?勘違いでしたか?すみません、いくらハイトさんでも年中お腹を空かせている訳、ないですよね?失礼しました!ションボリ。
「・・・・じゃあ一枚だけ頂戴。両手塞がってるから食べさせてくれる?」
「はい!じゃあ一枚!」
やったー!このクッキー実は新作で中に乾燥させたベリーを入れてあるんですよ?どうでしょう?ハイト先生!是非感想を・・・・・・・・ん?
「ティファ?どうしたの?」
え?ちょ、ちょっと待って下さい?
あのーーコレ私の手から直接ハイトさんのお口に入れなくてはならないのでは?いわゆる「あーん」では?え?私がソレやるんですか?
「ティファ。僕手が疲れちゃう早く頂戴?」
「アゥッ!は、はいーーー」
いや、気のせいです!コレは決してそんなんじゃないです!腹減りハイトさん救済処置!コレは人命救助的なアレです!ハイ、どうぞ!!
「・・・・・うーん。美味しいティファ。新作?」
「はいー!流石ハイトさんです!気付かれました?」
ホ、ホーーー!なんでしょう?動悸と息切れが凄いです。
私、まだ若い筈なのに・・・どこか患っているのでしょうか?ドキドキ。そ、それにさっきからハイトさんの服の香りが、ハッ!私の匂いが移ってしまうかも!!ひぇ!
「あ、あの!やっぱりこの上着・・・・」
「宿舎に帰るまで脱いじゃ駄目だよ?ティファ」
んーーーー?アレーーー?やっぱりなんかおかしいぞ?おかしいですよね?勘違いじゃないですよね?私の考え過ぎでしょうか?ただ一つ言えるのは何故かハイトさんに逆らえない!と、いう事です。最近一番の謎です!
「おーう!お疲れさん!荷物一つ持ってやろうか?」
「あ、ギャドさんお帰りなさい!今日はもう終わりですか?」
「おう!散々働いたからな?最近平和だから休みを勝ち取って来た」
そうですね。皆さん私の所為で休日出勤ご苦労様でした。
心から労わせて頂きます。
「お疲れー!ん?なんでティファ、ハイトの上着着てるの?寒かった?」
ん?何故?何故でしょう?説明に困りますね?
「脱がさないでよ?この子体冷えてても平気な顔してるんだから。自覚症状なし」
「あーーーそうだねぇ?そろそろ新しい服が必要だな」
「前から思ってたのですが。何故皆さん私の服にそんなに関心が?」
「「「誰の所為だと?」」」
え?息ぴったりですね?流石、騎士団です!
「ところで今日はまた、量が多いな?何日分だ?」
「今日はデズロさんがササラさんとこちらに来るので。ですから夜はパーティーです!!」
「「「は?」」」
そうなんです!デズロさんやっと休暇が取れたらしいので
思い切ってお二人を招いてみました!アレ?皆さん微妙な反応ですね?もしかしてご迷惑でしたか?
「成る程ね。それで・・・お菓子も作るんでしょ?」
「はい!!既にいくつか焼いてありますが!まだまだ作りますよ!」
アレ?なんで今度は皆さん笑うのでしょうか?
何かおかしな事言いましたか?
「じゃあ今日は俺達も準備手伝うかぁ」
「どうせ午後は暇だしな?ハイトも働けよー?」
「え?僕は最初から働いてますけど?人聞きの悪い」
なんでしょうね?
ここはやっぱり私の生まれた国とは大分違います。
私、生まれて一度もここに来たことがなかったのに、とてもしっくりきたのです。ここでの生活。不思議ですよね?
この国は皆ほのぼのしていて、とても温かい。
そして、皆お互いを大切に思っています。
私もここに来て大切なもの、出来ました!
「あー!早く帰って料理が作りたいです!!」
私ティファ!18歳!
元敵国の最強騎士で今はサウジスカル帝国サンチコアの宿舎で料理を作ってます!!なんで最強騎士が料理を作るのかですか?
「ティファ!ほら早く!僕お腹空いた!」
「はい!」
理由なんて簡単です!
私は、この先ずーっとずーっと
誰かの為に、料理が作りたい!!
私がこの国に来てから初めての冬を迎えようとしています!こんにちは!ティファです!
「そうだね?ティファもう少し冬服増やした方がいいよ?寒いでしょ?その格好じゃ」
そうですね?確かにそろそろ厚着しないと外は歩けませんね。ではアイラさんに声をかけベロニカを捕獲して出かけるとしますか!ベロニカの意思?彼女は一緒に買い物に行くのです!キリッ
「コレ、貸してあげる」
え?ハイトさんの上着をですか?いえいえそんな!恐れ多いです。そ、それになんだかとても恥ずかしいです!え?あの、ちょっと?あまり近づかないでくれません?ウキャーー!!
「何か異義でも?」
「・・・・アリガトウゴザイマス?」
何なんですかね?
なんか最近ハイトさんの距離がとても近いような?
うーーーん?気のせいでしょうか?
「それにしてもまた沢山買ったね?また逃げ出すつもり?逃亡犯ティファさん」
「あはは!逃げませんよぉ~理由がないですからね!皆さんが許してくれる限り働かせて貰います!」
ハイトさんって結構意地悪な所がありますよねー?
意外です。私のハイトさんのイメージは常に気怠そうにしていて食べる事にだけ情熱を燃やす食事大好き人間でした。いや、そうなんでしょうけど・・・・。
「別に自分の料理店を持っても良いと思うけど、良かったの?」
そうですね。そんな事考えていた事もありました!
「いいんです。だって、あそこにいれば毎日皆さんやハイトさんに美味しいご飯が提供出来ます!それが生き甲斐になりつつあるので!」
「・・・・そっか。皆、ねぇ?」
ん?どうしたんでしょう?
ハイトさん何故か黙ってしまいましたよ?お腹、すきました?あ、そういえばポケットにクッキーが!
「ちょっと休憩しませんか?私ポケットにクッキーが・・・」
「え?大丈夫だよ?もう少しで宿舎に着くし」
「あ、そうですか?じゃあ・・・」
あれぇ?絶対腹減りハイトさんだと思ったんですけどねぇ?勘違いでしたか?すみません、いくらハイトさんでも年中お腹を空かせている訳、ないですよね?失礼しました!ションボリ。
「・・・・じゃあ一枚だけ頂戴。両手塞がってるから食べさせてくれる?」
「はい!じゃあ一枚!」
やったー!このクッキー実は新作で中に乾燥させたベリーを入れてあるんですよ?どうでしょう?ハイト先生!是非感想を・・・・・・・・ん?
「ティファ?どうしたの?」
え?ちょ、ちょっと待って下さい?
あのーーコレ私の手から直接ハイトさんのお口に入れなくてはならないのでは?いわゆる「あーん」では?え?私がソレやるんですか?
「ティファ。僕手が疲れちゃう早く頂戴?」
「アゥッ!は、はいーーー」
いや、気のせいです!コレは決してそんなんじゃないです!腹減りハイトさん救済処置!コレは人命救助的なアレです!ハイ、どうぞ!!
「・・・・・うーん。美味しいティファ。新作?」
「はいー!流石ハイトさんです!気付かれました?」
ホ、ホーーー!なんでしょう?動悸と息切れが凄いです。
私、まだ若い筈なのに・・・どこか患っているのでしょうか?ドキドキ。そ、それにさっきからハイトさんの服の香りが、ハッ!私の匂いが移ってしまうかも!!ひぇ!
「あ、あの!やっぱりこの上着・・・・」
「宿舎に帰るまで脱いじゃ駄目だよ?ティファ」
んーーーー?アレーーー?やっぱりなんかおかしいぞ?おかしいですよね?勘違いじゃないですよね?私の考え過ぎでしょうか?ただ一つ言えるのは何故かハイトさんに逆らえない!と、いう事です。最近一番の謎です!
「おーう!お疲れさん!荷物一つ持ってやろうか?」
「あ、ギャドさんお帰りなさい!今日はもう終わりですか?」
「おう!散々働いたからな?最近平和だから休みを勝ち取って来た」
そうですね。皆さん私の所為で休日出勤ご苦労様でした。
心から労わせて頂きます。
「お疲れー!ん?なんでティファ、ハイトの上着着てるの?寒かった?」
ん?何故?何故でしょう?説明に困りますね?
「脱がさないでよ?この子体冷えてても平気な顔してるんだから。自覚症状なし」
「あーーーそうだねぇ?そろそろ新しい服が必要だな」
「前から思ってたのですが。何故皆さん私の服にそんなに関心が?」
「「「誰の所為だと?」」」
え?息ぴったりですね?流石、騎士団です!
「ところで今日はまた、量が多いな?何日分だ?」
「今日はデズロさんがササラさんとこちらに来るので。ですから夜はパーティーです!!」
「「「は?」」」
そうなんです!デズロさんやっと休暇が取れたらしいので
思い切ってお二人を招いてみました!アレ?皆さん微妙な反応ですね?もしかしてご迷惑でしたか?
「成る程ね。それで・・・お菓子も作るんでしょ?」
「はい!!既にいくつか焼いてありますが!まだまだ作りますよ!」
アレ?なんで今度は皆さん笑うのでしょうか?
何かおかしな事言いましたか?
「じゃあ今日は俺達も準備手伝うかぁ」
「どうせ午後は暇だしな?ハイトも働けよー?」
「え?僕は最初から働いてますけど?人聞きの悪い」
なんでしょうね?
ここはやっぱり私の生まれた国とは大分違います。
私、生まれて一度もここに来たことがなかったのに、とてもしっくりきたのです。ここでの生活。不思議ですよね?
この国は皆ほのぼのしていて、とても温かい。
そして、皆お互いを大切に思っています。
私もここに来て大切なもの、出来ました!
「あー!早く帰って料理が作りたいです!!」
私ティファ!18歳!
元敵国の最強騎士で今はサウジスカル帝国サンチコアの宿舎で料理を作ってます!!なんで最強騎士が料理を作るのかですか?
「ティファ!ほら早く!僕お腹空いた!」
「はい!」
理由なんて簡単です!
私は、この先ずーっとずーっと
誰かの為に、料理が作りたい!!
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※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
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