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第三章
ハイトは狼狽える
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あのね?
僕はティファの事だから、また斜め上の方向に僕の言ったこと解釈して、まともに受け取らないんだろうなって思ってたんです。だって今までだってそうだったですし?
だから、ちょっと。これはどうしたらいいか迷う所ですよね?
「・・・・・ハイトさん。私の事、嫌いにならないです?」
ぐはぁ!!か、可愛い!
え?これは何?なんの罠?僕どこかで変なキノコでも食べて幻覚でも見てるのかな。あーあーしまった!僕なんで安易に抱っこさせてなんて言ったんだろ!THE生殺し!
なんとか安心させるような返答を口に出来た自分を褒め讃えたい!だけどそろそろ限界です!ティファさん!降りましょうか?
「ティファ。そろそろご飯の支度する?」
「・・・・まだ、もう少し時間があります。大丈夫です」
いや!僕が大丈夫じゃないんだけど?ティファさん?
ちょっと前まで警戒しまくりで僕が近くに寄ろうとすると万全の体制で見えない防壁を作っていた人とは思えないですね?うぐぐ!ここはティファを小さい子供だと思う事にしよう。幼児!この子幼児だから!!
「ハイトさんの手って結構大きいですよね?私の手も大きいですが」
「そう?確かにティファ指が長いよね。だから器用なのかな?」
「器用ではないですよ?料理はいっぱい練習して習得しましたから」
あ・・・・駄目だこれ。やっぱ無理。
大体さ。好きな女の子が自分の腕の中にいて、こんな近い距離で可愛く微笑んでるのに、我慢出来る奴とかいるの?いないよね?うわぁほっぺすべすべだ。
「ハイトさん?」
スパーーーーーーーン!!
「ハイト、ここ厨房。皆んなの憩いの場で何、いかがわしい事しようとしてるんだよ」
「あ。フィクスさん」
「ティファ・・・・"あ。フィクスさん"じゃないぞ?簡単に男の膝になんて乗るんじゃありません!」
「は!すみません」
あ、危なかった。今のは本当に危なかった!
ありがとうフィクス。そして余計な事言うなよ。
是非また抱っこさせて下さい。
「皆んな、中に入れなくて困ってたぞ?イチャつくなら見えない所でやれ」
「い、イチャついてません!!ね?ハイトさん?」
「そうだよ。僕とティファ普段通りだったでしょ?」
「もう一発ハリセン食らいたいか?ハイトさん?」
うん。遠慮しとく。
ティファも泣き止んだみたいだし概ね満足。ご飯食べよ。
最近暑くなってきたからトマト料理が増えて来たね?
鶏肉のトマト煮込みだ。美味しそう。
「あ、食べる前にお好みでチーズをかけて下さいね?粉チーズあります!」
粉チーズかけて下さい!!
はい、お願いします!はい!はい!
「ハイトさんって・・・・」
「ん?何?」
「いえ。本当に食べるのが好きなんですね?」
「そうだね?ティファのご飯を食べるのが好きだね?」
今日は具入りパンだね?
あーーー美味しいぃ。幸せぇ。
「・・・・お、美味しいですか?」
「美味しいティファ。最高」
「・・・・・・・ありがとう、ございます」
ん?なんだろ?なんか変な空気になってない?
フィクス?何?その信じられないものを見る目。
あれ?視線があちらこちらから・・・・・・。
「ティファ。そうやってハイトを甘やかすから・・・・ティファにも責任、あると思うぞ?」
「ブフゥーーーーー!!」
「あー嫌だ嫌だ。俺も彼女欲しい・・・」
ティファ?なんでそんな熟れたトマトみたいになってるの?僕おかしい事言った?いつも通りだよね?
「良かったわねハイト。ちょっとは希望が見えて来たみたいで」
ベロニカまで何を言ってるの?
ティファもさっきから僕の方を見たまま目を離さないけど一体どうしたんだろうね?もっと感想が欲しかった?
「え?もしかして、お代わりあるの?」
「「「どんだけ食うんだよ!!」」」
さっきガッツリ精神削られたから補充してるんだよ!!
そして実は、かなり狼狽えてます。
「ご馳走さまでした。じゃ僕、仕事戻るね?」
これ以上ティファを見てたら物凄く期待してしまいそうなので、エネルギー補充して、さっさと仕事に戻ります。
きっと仕事から帰る頃には頭も少し冷えているはずですからね?
「ハイトさん!」
追いかけて来てますね?止まる以外の選択肢、僕には残されていません。全神経を集中させて自制しましょうね?
「うん?どうしたの?」
「あの、あの・・・・・返事なんですが」
・・・返事?え?!返事くれるんですか?ティファさん?
「ちゃんと考えてます私。だから、もう少し待ってもらえますか?」
「・・・・・もちろん。待ってる」
あの。皆さんに意見を伺ってもいいですか?
この子、実はもう。僕の事好きなんじゃないですかね?
自惚れるな?あ、はい。すみませんでした。
勘違いですね?それでいいですよ。今は、まだ。
「じゃあ、行ってきます!」
「はい!行ってらっしゃい。ハイトさん」
うわぁ・・・・。眩しっ!なにその笑顔。
僕汚れた心が浄化されそうです。危険です。
あともう少しで建物の影に入りますから頑張れ僕!
ダハーー!!
「ぐぁああああああ。可愛いーー!!僕限界ぃ」
これ、気付かれなかった時より実は我慢が必要になるのでは?・・・天国と地獄とはまさに、この事だね?
僕はティファの事だから、また斜め上の方向に僕の言ったこと解釈して、まともに受け取らないんだろうなって思ってたんです。だって今までだってそうだったですし?
だから、ちょっと。これはどうしたらいいか迷う所ですよね?
「・・・・・ハイトさん。私の事、嫌いにならないです?」
ぐはぁ!!か、可愛い!
え?これは何?なんの罠?僕どこかで変なキノコでも食べて幻覚でも見てるのかな。あーあーしまった!僕なんで安易に抱っこさせてなんて言ったんだろ!THE生殺し!
なんとか安心させるような返答を口に出来た自分を褒め讃えたい!だけどそろそろ限界です!ティファさん!降りましょうか?
「ティファ。そろそろご飯の支度する?」
「・・・・まだ、もう少し時間があります。大丈夫です」
いや!僕が大丈夫じゃないんだけど?ティファさん?
ちょっと前まで警戒しまくりで僕が近くに寄ろうとすると万全の体制で見えない防壁を作っていた人とは思えないですね?うぐぐ!ここはティファを小さい子供だと思う事にしよう。幼児!この子幼児だから!!
「ハイトさんの手って結構大きいですよね?私の手も大きいですが」
「そう?確かにティファ指が長いよね。だから器用なのかな?」
「器用ではないですよ?料理はいっぱい練習して習得しましたから」
あ・・・・駄目だこれ。やっぱ無理。
大体さ。好きな女の子が自分の腕の中にいて、こんな近い距離で可愛く微笑んでるのに、我慢出来る奴とかいるの?いないよね?うわぁほっぺすべすべだ。
「ハイトさん?」
スパーーーーーーーン!!
「ハイト、ここ厨房。皆んなの憩いの場で何、いかがわしい事しようとしてるんだよ」
「あ。フィクスさん」
「ティファ・・・・"あ。フィクスさん"じゃないぞ?簡単に男の膝になんて乗るんじゃありません!」
「は!すみません」
あ、危なかった。今のは本当に危なかった!
ありがとうフィクス。そして余計な事言うなよ。
是非また抱っこさせて下さい。
「皆んな、中に入れなくて困ってたぞ?イチャつくなら見えない所でやれ」
「い、イチャついてません!!ね?ハイトさん?」
「そうだよ。僕とティファ普段通りだったでしょ?」
「もう一発ハリセン食らいたいか?ハイトさん?」
うん。遠慮しとく。
ティファも泣き止んだみたいだし概ね満足。ご飯食べよ。
最近暑くなってきたからトマト料理が増えて来たね?
鶏肉のトマト煮込みだ。美味しそう。
「あ、食べる前にお好みでチーズをかけて下さいね?粉チーズあります!」
粉チーズかけて下さい!!
はい、お願いします!はい!はい!
「ハイトさんって・・・・」
「ん?何?」
「いえ。本当に食べるのが好きなんですね?」
「そうだね?ティファのご飯を食べるのが好きだね?」
今日は具入りパンだね?
あーーー美味しいぃ。幸せぇ。
「・・・・お、美味しいですか?」
「美味しいティファ。最高」
「・・・・・・・ありがとう、ございます」
ん?なんだろ?なんか変な空気になってない?
フィクス?何?その信じられないものを見る目。
あれ?視線があちらこちらから・・・・・・。
「ティファ。そうやってハイトを甘やかすから・・・・ティファにも責任、あると思うぞ?」
「ブフゥーーーーー!!」
「あー嫌だ嫌だ。俺も彼女欲しい・・・」
ティファ?なんでそんな熟れたトマトみたいになってるの?僕おかしい事言った?いつも通りだよね?
「良かったわねハイト。ちょっとは希望が見えて来たみたいで」
ベロニカまで何を言ってるの?
ティファもさっきから僕の方を見たまま目を離さないけど一体どうしたんだろうね?もっと感想が欲しかった?
「え?もしかして、お代わりあるの?」
「「「どんだけ食うんだよ!!」」」
さっきガッツリ精神削られたから補充してるんだよ!!
そして実は、かなり狼狽えてます。
「ご馳走さまでした。じゃ僕、仕事戻るね?」
これ以上ティファを見てたら物凄く期待してしまいそうなので、エネルギー補充して、さっさと仕事に戻ります。
きっと仕事から帰る頃には頭も少し冷えているはずですからね?
「ハイトさん!」
追いかけて来てますね?止まる以外の選択肢、僕には残されていません。全神経を集中させて自制しましょうね?
「うん?どうしたの?」
「あの、あの・・・・・返事なんですが」
・・・返事?え?!返事くれるんですか?ティファさん?
「ちゃんと考えてます私。だから、もう少し待ってもらえますか?」
「・・・・・もちろん。待ってる」
あの。皆さんに意見を伺ってもいいですか?
この子、実はもう。僕の事好きなんじゃないですかね?
自惚れるな?あ、はい。すみませんでした。
勘違いですね?それでいいですよ。今は、まだ。
「じゃあ、行ってきます!」
「はい!行ってらっしゃい。ハイトさん」
うわぁ・・・・。眩しっ!なにその笑顔。
僕汚れた心が浄化されそうです。危険です。
あともう少しで建物の影に入りますから頑張れ僕!
ダハーー!!
「ぐぁああああああ。可愛いーー!!僕限界ぃ」
これ、気付かれなかった時より実は我慢が必要になるのでは?・・・天国と地獄とはまさに、この事だね?
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