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第三章
マッジンは何か引っかかっている
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「いやぁ!相変わらず元気そうで安心したぁ。マリオーネ!!相変わらずONした時の対応が清々しいくらいに容赦ないよね?」
あ、あー。デズロ様?めっちゃ笑ってますけど、今この場で笑ってるの、貴方だけですよ?良く笑っていられますね?顔ボコボコですけど?
「何故、私まで・・・・」
「ティファの前でいきなり兄弟喧嘩おっぱじめるからよ。全くしょうもない」
いやいや。お二人の兄弟喧嘩より真実を知ってブチ切れた貴方の容赦のない殴る蹴るの暴行の方が、問題あったと思うな?いつ、その手に握られた鈍器を振り下ろすかと周りでハラハラしていた俺達の精神的負担を考えて頂きたかった。ティファ青い顔で右往左往しながら「大変デスゥ~大変デスゥ~」て鶏のごとくウロウロしてたから。全く使い物にならなかったね?
「あーー、ゴホン。すまない二人とも。こちらも、その少し誤解もあってだな?」
「もう起きてしまった事はしょうがないですわね。帰ったら薬草畑の様子も見に行かないと」
「それならメリルが使える物は宮廷に移してたよ?これでもかと金にモノを言わせてた。あの宮廷様変わりしてて面白かったなぁ。皆んなメリルに日常的に土下座してるんだもん。あそこの住人達はドMに目覚めたのかな?ナシェスを筆頭に」
なんだそれ。そんな城の住人のいるところで働きたくないな。ある種の罰ゲームじゃん?カスバール怖え。
「デズロさん、動かないで下さい。手当しないと・・・」
「ああ?ティファ、わざわざコイツに手当してやる事はないぞ。おい、コッチ向け」
「え?断る」
「お前に拒否権など存在しない。何故なら馬鹿だからだ」
ちょっとやめてよ。
隣でマリオーネ様が棒らしきものを反対の手に軽く受け止めながらジッと二人を見てるから。その姿、女王様の如く。
「・・・・デズロ?まさかそんな顔でティファの父親を名乗ろうなんて思ってるの?そんな不細工な顔で?え?本当に?」
「あ、嘘でした。僕イケメンに戻ります」
ダァレがイケメンだ!!
どうしたらそんなに自己評価が高い勘違い人間になれるのか伺いたいものですね?ハイトも黙ってないでなんとか・・・、あ。コイツはコイツで今、大変だったね?
どう説明するのかな?ティファとの事。
「ベロニカの事だけど、リディに状況を説明したら、治療の為に、こちらからカスバールに来るなら構わないって。だから直ぐに一緒にカスバールに行こう!ベロニカ」
「・・・・はい。あの、でも。本当にここまでしていただいて、いいんですか?」
確かに大事だね。
ベロニカはただの平民だからね。それが他国に渡って宮廷で治療してもらうなんて、まぁ普通ならあり得ないよね。
「いいよ?何言ってんの?ベロニカ、ここに逃げて来るティファを命懸けで助けてくれたでしょ?僕一部始終見てたから」
「・・・・・え?」
「ティファがいつ逃げてくるかは、知ってたからね?アレはいいタイミングだったよ?ベロニカ咄嗟にクッションになりそうな木の位置も確認してたから、僕が何もしなくてもティファが死ぬ事はなかったと思うけど、ティファが怪我をするのは嫌だったからね?僕の魔法でティファをキャッチしたんだよ?」
「え!!そうだったんです?通りで。全く痛くなかったので不思議だったんですよね?」
「デズロ様、そんな大事な事もっと早くに教えて下さいよ」
あ、フィクス帰ってきたの?息荒いね?なんか、あった?
真っ直ぐベロニカに近づいて行くけど・・・・。
「俺もカスバールについて行く」
「はぁ?」
「・・・・許可、取れたの?フィクス」
「ああ。時間かかったけどな。なんとか間に合った」
え?どういう事だ?正面にいるキルトも俺と同じく訳が分からなそうだし、メルローは・・・うん。いつも通りだね。
「フィクス?何言ってるの?貴族で騎士の貴方について来てもらうなんて・・・デズロ様達だけで充分・・・・」
あれぇ?もしかしてフィクス。そのままベロニカ帰って来ないと踏んでるな?ベロニカのあの表情から、強ち予想は間違いじゃないんだな?
「・・・・・ベロニカ」
「な、何よティファまで変な顔して!!だ、大丈夫よ!帰って来るわよ。だからフィクスはついて来ないで!」
「え?でも、もう手続き終わっちゃったからな?あちらの国にも知らせちゃったし。抵抗は無駄だぞ?」
メルローのニヤニヤがさっきから止まらないんですけど?
あれ?フィクスってあんな必死キャラでしたっけ?
やっぱり、フィクスってそうなの?
「んー?話は纏まったかな?じゃあそろそろ行こうか?」
「え?デズロ様達、戻って来たばかりなのに?」
「急がないと戦争が始まりそうだからね?セルシス、ヤル気満々だもんねぇ?」
流石ですね。もう、その話、耳に入っているなんて。
恐るべき情報網。これはティファの婚約騒動も知ってるのでは?
「ハイト。母君はお元気?」
「変わりなく。大樹ですか?」
「うん。もう暫く僕ここを離れるけど、注意してね?何か変化があったら直ぐ知らせて?」
「かしこまりました」
ん?大樹って、この国にシンボル的は木の事だよね?
なんでハイトにそんな事?母君?
「ハイトさん?」
「うん?しばらく寂しくなるね?」
「はい。でも、ベロニカの体が第一ですから」
何だろう。俺の思い過ごしなのか?
なんか、大事な事を見落としているような、そんな気がするんだけど・・・・・。
は!!てか、エルハド様とデズロ様またあちらに行く必要あるの?メリルが宮廷にいるなら、別に二人要らなくない?あ、さてはあの二人、まだ遊び足りないだけだな!!
あんたらも仕事しろよ!!!コッチは毎日死にそうなんだけど!!
あ、あー。デズロ様?めっちゃ笑ってますけど、今この場で笑ってるの、貴方だけですよ?良く笑っていられますね?顔ボコボコですけど?
「何故、私まで・・・・」
「ティファの前でいきなり兄弟喧嘩おっぱじめるからよ。全くしょうもない」
いやいや。お二人の兄弟喧嘩より真実を知ってブチ切れた貴方の容赦のない殴る蹴るの暴行の方が、問題あったと思うな?いつ、その手に握られた鈍器を振り下ろすかと周りでハラハラしていた俺達の精神的負担を考えて頂きたかった。ティファ青い顔で右往左往しながら「大変デスゥ~大変デスゥ~」て鶏のごとくウロウロしてたから。全く使い物にならなかったね?
「あーー、ゴホン。すまない二人とも。こちらも、その少し誤解もあってだな?」
「もう起きてしまった事はしょうがないですわね。帰ったら薬草畑の様子も見に行かないと」
「それならメリルが使える物は宮廷に移してたよ?これでもかと金にモノを言わせてた。あの宮廷様変わりしてて面白かったなぁ。皆んなメリルに日常的に土下座してるんだもん。あそこの住人達はドMに目覚めたのかな?ナシェスを筆頭に」
なんだそれ。そんな城の住人のいるところで働きたくないな。ある種の罰ゲームじゃん?カスバール怖え。
「デズロさん、動かないで下さい。手当しないと・・・」
「ああ?ティファ、わざわざコイツに手当してやる事はないぞ。おい、コッチ向け」
「え?断る」
「お前に拒否権など存在しない。何故なら馬鹿だからだ」
ちょっとやめてよ。
隣でマリオーネ様が棒らしきものを反対の手に軽く受け止めながらジッと二人を見てるから。その姿、女王様の如く。
「・・・・デズロ?まさかそんな顔でティファの父親を名乗ろうなんて思ってるの?そんな不細工な顔で?え?本当に?」
「あ、嘘でした。僕イケメンに戻ります」
ダァレがイケメンだ!!
どうしたらそんなに自己評価が高い勘違い人間になれるのか伺いたいものですね?ハイトも黙ってないでなんとか・・・、あ。コイツはコイツで今、大変だったね?
どう説明するのかな?ティファとの事。
「ベロニカの事だけど、リディに状況を説明したら、治療の為に、こちらからカスバールに来るなら構わないって。だから直ぐに一緒にカスバールに行こう!ベロニカ」
「・・・・はい。あの、でも。本当にここまでしていただいて、いいんですか?」
確かに大事だね。
ベロニカはただの平民だからね。それが他国に渡って宮廷で治療してもらうなんて、まぁ普通ならあり得ないよね。
「いいよ?何言ってんの?ベロニカ、ここに逃げて来るティファを命懸けで助けてくれたでしょ?僕一部始終見てたから」
「・・・・・え?」
「ティファがいつ逃げてくるかは、知ってたからね?アレはいいタイミングだったよ?ベロニカ咄嗟にクッションになりそうな木の位置も確認してたから、僕が何もしなくてもティファが死ぬ事はなかったと思うけど、ティファが怪我をするのは嫌だったからね?僕の魔法でティファをキャッチしたんだよ?」
「え!!そうだったんです?通りで。全く痛くなかったので不思議だったんですよね?」
「デズロ様、そんな大事な事もっと早くに教えて下さいよ」
あ、フィクス帰ってきたの?息荒いね?なんか、あった?
真っ直ぐベロニカに近づいて行くけど・・・・。
「俺もカスバールについて行く」
「はぁ?」
「・・・・許可、取れたの?フィクス」
「ああ。時間かかったけどな。なんとか間に合った」
え?どういう事だ?正面にいるキルトも俺と同じく訳が分からなそうだし、メルローは・・・うん。いつも通りだね。
「フィクス?何言ってるの?貴族で騎士の貴方について来てもらうなんて・・・デズロ様達だけで充分・・・・」
あれぇ?もしかしてフィクス。そのままベロニカ帰って来ないと踏んでるな?ベロニカのあの表情から、強ち予想は間違いじゃないんだな?
「・・・・・ベロニカ」
「な、何よティファまで変な顔して!!だ、大丈夫よ!帰って来るわよ。だからフィクスはついて来ないで!」
「え?でも、もう手続き終わっちゃったからな?あちらの国にも知らせちゃったし。抵抗は無駄だぞ?」
メルローのニヤニヤがさっきから止まらないんですけど?
あれ?フィクスってあんな必死キャラでしたっけ?
やっぱり、フィクスってそうなの?
「んー?話は纏まったかな?じゃあそろそろ行こうか?」
「え?デズロ様達、戻って来たばかりなのに?」
「急がないと戦争が始まりそうだからね?セルシス、ヤル気満々だもんねぇ?」
流石ですね。もう、その話、耳に入っているなんて。
恐るべき情報網。これはティファの婚約騒動も知ってるのでは?
「ハイト。母君はお元気?」
「変わりなく。大樹ですか?」
「うん。もう暫く僕ここを離れるけど、注意してね?何か変化があったら直ぐ知らせて?」
「かしこまりました」
ん?大樹って、この国にシンボル的は木の事だよね?
なんでハイトにそんな事?母君?
「ハイトさん?」
「うん?しばらく寂しくなるね?」
「はい。でも、ベロニカの体が第一ですから」
何だろう。俺の思い過ごしなのか?
なんか、大事な事を見落としているような、そんな気がするんだけど・・・・・。
は!!てか、エルハド様とデズロ様またあちらに行く必要あるの?メリルが宮廷にいるなら、別に二人要らなくない?あ、さてはあの二人、まだ遊び足りないだけだな!!
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